私は姫海棠はたて、念写で新聞を作ってる新聞記者。
そう、私は新聞記者であって念写で盗撮写真取ったりするのは仕事じゃないはずなんですけど・・・
「はたてさん! 射名丸さんを念写してください!!」
「はいはい、仕方ないわね」
最近椛が文の写真を撮ってもらうためだいたい週一で現れる。
断るとキャンキャンうるさいので二つ返事で承諾する私。
あぁ、めんどくさい
「あの、文の奴が変な事してないか確認するために念写してもらうんであってやましいことは何もないんですからね! あと、この事は誰にも言わないでくださいね!!」
しかも自ら使い道暴露してるし、ってかあんた千里眼どうした千里眼。
◆数時間後◇
「はたて! 椛を念写して!!」
「はいはい、やればいいんでしょ」
最近文も椛の写真を念写してもらうために不定期に現れる。
断ると新聞に何書かれるか分からないので二つ返事で承諾する私。
あれ? なんかデジャヴ
「はたて、椛の奴がサボったりしてないか確認するために念写してもらうんであってやましいことは何もないんですから勘違いとかしないでくださいね! あと、この事は他言無用だからね!!」
・・・もはや何も言うまい。
◇数日後◆
「はたてさん! 今日もお願いします!!」
「はたて! いつものお願い!!」
「「あ゙」」
「この犬っころ! 何でこんな所に居る訳?」
「射名丸さんこそはたてさんに何の用事ですか」
文と椛が私の家で鉢合わせしてケンカを始めた。
よりによってめんどくさいのがダブルで来た・・・って最初は思ったけど少しいつもの仕返しにちょうどいい悪戯を思いついた。
喧嘩している二人に所望の品をそのまま渡してあげよう。
「はい、二人共」
「「はい?」」
文と椛の声がかぶった
こいつら結構似た者同士だな
「椛の頼んだ文の写真と文の頼んだ椛の写真よ」
「「秘密にしてって言ったじゃないですか! うわぁぁぁぁぁん!!!」」
私が梱包されていない写真を手渡すと声を綺麗に被らせながら二人は去って行った。
これに懲りてしばらくは来ないだろうな・・・というか来ないといいな・・
◇3日後◆
しかし、予想に反して奴らは懲りていなかった。
「はたてさん! 射名丸さんをねんsy「はたて! 椛を念写し・・・」・・・」
「貴女達、少しは学習してくださいよ」
その日、姫海棠宅から近所迷惑な二人の仲の良い喧嘩の音が絶えなかったとか。
めでたしめd「ゼンッゼンめでたくなぁぁぁぁい!!!」
変な事?
何だかんだでこの二人は本当に仲が良いw
ていうかここまでバラされているのになんでちゅっちゅという結末にならんのだww
>姫海棠宅の家
~宅という時点で~の家、という意味なのでこの場合は姫海棠宅だけでおk
文は射命丸ですよー