Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

博麗霊夢は布団から出たくない

2010/03/05 04:17:27
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鼻が冷たい。
目が覚めて朝一番の素直な感想。
「さむっ」
おもわず声に出してしまう。
寒い。
布団から出たくない。
出たらきっと、雪かきをしなきゃならない。
昨日物凄く降ってたもの。
この寒い中大量の雪を片付ける。
あぁ、やだやだ。
布団から出たくない、出れない、だって寒いもの。
そうか、出なければいい、名案ね。

きゅぅぅぅ

おなかが鳴った。
おなかすいた。
朝だもの、しかたない。
朝ごはん・・・は布団から出ないと無理か。
うぅ、いやだ。
ずっとこうしていたいけど、そしたら死んじゃうわね。
でも、出たらきっと凍死しちゃうわね。
困ったわね、布団の中でじっくり考えないと。
むぎゅっと抱き枕を抱きなおして瞑想する。
「餓死と凍死って、どっちが楽かしら・・・?」
なんとなく呟いてみた。
そういえば抱き枕なんて持っていたかしら?
「凍死じゃないかしら?」
まさか抱き枕から返事が返ってくるとは思わなかった。

「なんでよ?」
「朝ごはん食べてないだけでしょ~?餓死するまでかなり時間かかるんじゃない~?」
「なるほどね」
「それに~凍死なら私も手伝えるし~。寒気操れるもの~」
「なるほどなるほど。ていっ」
「ひゃ~にゃにひょ~」
「凍死させられる前に正当防衛」
抱き枕のほっぺたをむに~とひっぱる。おぉ、のびるのびる。
「にゅ~。もう、まだやってないじゃない~やらないけど~」
「うっさい。まず、なんであんた勝手に布団に入ってるのよ?」
抱き枕の口から指を放してやった。
抜いた指にヨダレが付いてたのでそいつの服で拭ってやる。
「恋人の布団に入るのに許可なんているのかしら?」
「てい」
むにっとな。
「ひゃ~、ひゃからいひゃいっへ~」
「あんたからからかわれるのは何か癪に障る」
むにむに。
面白い顔。
「うぅ、ひどいわ~。霊夢が凍えてるといけないから暖めにきたのに~。」
「何よそれ?」
「なんていうの~?抱き枕役?」
「抱き枕は暖房器具じゃないわ」
「じゃあ~、お布団役?」
「あんたが布団・・・圧死するわね」
「ひどい~そこまで重くないわよ~。」
むぅ、と困った顔をするレティ、じゃなかった抱き枕。
「ていうかやたら寒いんだけど。あんたなんかしたでしょ?」
「てへっ☆ちょっとお部屋の温度を下げてみました」
「てい」
ぴしっ!
「ひゃん!でこぴんはやめて~」
「あんたが余計なことするからじゃないの」
「だって~夜中に布団に潜り込んだら霊夢がすぐ抱きついてきたのよ?」
そんなことしてたのか私。
「嬉しかったわ~。でもちょっと暖かくなったら離れちゃうんだもの・・・」
ずっと抱きついてるのも疲れるものね。
「だから~試しに寒くしてみたのよ。そしたら霊夢ったら・・・ぎゅって力いっぱいだきしめてくれ・・・ひゃ~」
むに~むに~、妖怪退治~。
今は抱き枕退治か。
「もう・・・そんなに照れなくてもいいのに・・・ひゃ~やめへ~」
うっさいうっさい照れてない。

「それより朝よ~?起きないの~?」
ああ、そうだった。
問題は何も解決してなかった。
「むぅ・・・出たくない」
「雪かきしないの~?神社つぶれるわよ~?」
大丈夫、うちの神社は強い子出来る子頑張る子。
だけどもう地震は勘弁ね。
「あんたやってよ。雪大好きでしょ?」
「いやよ~」
「なんでよ?」
「布団からでたくないもの~」
「あら?冬の妖怪も寒いのはダメなの?」
「冬のお布団に勝てるものなんていないわ」
「そうなの?」
「そうよ。神も人も妖怪も、お布団の前では無力なの・・・」
なるほどね。
布団は一人用だから、レティと密着した状態になる。
「じゃあお布団が異変を起こしたら誰も解決できないわね」
こいつ、意外とあったかいのね。
おぉぬくいぬくい。
「そうね、幻想郷はお布団の前にひれ伏すでしょう~」
だけど本当に起きたら困るわね。
楽しそうに言いやがって。

そんな感じでうだうだしてると、やっぱり雪かきをしなきゃいけない気分になってきた。
おなかも鳴りっぱなしだ、ご飯も食べたい。
「レティ?」
「なぁに霊夢?」
「雪かきしてきて?」
「何人もお布団には・・・」
「あんたがその1人目になりなさい。歴史に残るわよ」
「や~押さないで~」
「じゃあご飯作って~」
「私、抱き枕だから~」
「じゃあ食べないのね?抱き枕だものね」
「や~ん、ひどいわ~」
むく~っとほっぺたを膨らせてる。
子供みたい、こいつの困った顔はホントに可愛いな。
「も~・・・ご飯作ってあげるから~もうちょっとだけ、一緒に・・・ね?」
「む・・・」
耳元で囁かれる甘い声。
くすぐったくて気持ちいい。
「霊夢と一緒にいられるの、冬だけだから・・・今だけ・・・もうちょっと・・・ね?」
冬だけだから。
ずるい。
その言葉はずるい。
すごく寂しくなる。
・・・ずるい。
「む~」
「きゃ!霊夢~!?どうしたの?」
力いっぱい、だけど出来るだけ優しく抱きしめる。
「あんたのせいよ・・・」
そう、こんなに切ないのはこいつのせい・・・
だけどそれだけは言わない、言ってやらない。
「あんたのせいで・・・鼻が冷たいのよ」
レティの胸に顔を押し付ける。
あったかい、冬の妖怪のクセに変な奴。
「ちょっと~れいむ~」
すこし照れくさそうなレティの声。
「お~やわらけ~ぬくいぬくい」
私とは違って大きな胸・・・こいつは胸までずるいのか。
「ちょっと~セクハラよ~」
困ったようなレティの声。
もっと困るといいわ。
「抱き枕なんでしょ?大人しく抱かれてなさい」
「・・・うん」
「もうちょっとだけ・・・」
もうちょっと・・・冬の間だけ・・・

冬のお布団には誰も勝てない。
加えて、どうやら私は抱き枕にも敵わないらしい。
「ん~(もぞもぞ」
「れいむ~起きるの~?ご飯?雪かき?」
「トイレ、ついでだからもう起きるわ」
「あ・・・・・・・・・トイレなら布団から出れるのね」

寒くてもトイレだとおきれちゃいますよね?
どうも、くろまくみこ推進委員会の下っ端です。
初投稿です。
星ナズ書いてたはずが、いくんげに逃げて、ルナ大になりかけて、くろまくみこになりました。
レティさんは冬の妖怪だけど抱きついたら柔らかくて暖かいと思ったんだ・・・
では(心が折れなかったら)またよろしくおねがいします

追記
>>2 >>6
指摘ありがとうございます
ろくに確かめないで書いてることがモロばれである
月見奏
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価名前が無い程度の能力削除
あなたは良い仕事をした…
GJ!!!
2.無評価奇声を発する程度の能力削除
>幻想卿
幻想郷?

やばい!この冬妖怪凄い可愛い!!!
3.無評価名前が無い程度の能力削除
GJ
4.無評価名前が無い程度の能力削除
ベネ
5.無評価名前が無い程度の能力削除
GJ!
6.無評価名前が無い程度の能力削除
これはヤバい
因みに冷気よりは寒気のはず。
7.無評価ずわいがに削除
なんと、こんな組み合わせもあるのかっ。意外と違和感が無くてビックリした。
8.無評価名前が無い程度の能力削除
>冬の間だけ
ずるいよおおおぉぉぉぉぉ
9.無評価ぺ・四潤削除
いい雰囲気だ!
レティさん本人はふわふわであったかだと思う。同意する!!
書き途中の星ナズとルナ大とかも期待!!
10.無評価名前が無い程度の能力削除
レティかわいいよ、レティ