【レミリアの実践日本語講座・1】
レ「……せい!」
レ「糠がー!目に糠がー!」
咲「お嬢様、それは『糠に釘』というより『糠にトンカチ』ですよ」
【パチュリーの強制実践日本語講座・1】
レ「パチェ」
パ「なにかしら」
レ「この紅茶変な味がするのだけど」
パ「まぁ、下剤入れたもの」
レ「……え?」
パ「下剤」
レ「……そんなものが吸血鬼に効くと思ってか!片腹はうっ!」
パ「片腹痛いわね」
レ「トイレ!早くトイレに!」
パ「あっちよ」
レ「ハリーハリーハリー……」
パ「これが『鬼の目にも涙』よ」
小「『片腹痛い』じゃないんですか!?」
【美鈴の日常的日本語講座・1】
美「ぐぅぐぅ……殺気!」
ヒュン!
美「これが『果報は寝て待て』ですよ」
レ「美鈴、あなた果報避けてるわよ……」
美「あ」
咲「おはよう美鈴。門のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」
美「咲夜さんそれは吸血鬼に言う言葉ァーー!!」
【咲夜の瀟洒な日本語講座・1】
咲「まずは事前に用意した河童を簀巻きにしてあの川に」
レ「やめて!」
【フランの発狂日本語講座・1】
ドカーーーン!!
フ「『出る杭は吹き飛ぶ』」
レ「悲惨な一生ね」
【レミリアの実践日本語講座・2】
レ「ねぇ咲夜」
咲「はい」
レ「これは何?」
咲「石です」
レ「私のベッドは?」
咲「石です」
レ「何故に?」
咲「『石の上にも三年』ですよ」
レ「……」
レ「冷たっ!この石凄く冷たいわ!死ぬ!凍え死んでしまう!咲夜ー!咲夜ー!」
【パチュリーの強制実践日本語講座・2】
美「パチュリー様ー。穴掘れましたよー」
パ「ご苦労様。中々深いわね」
美「それで、この穴何に使うんですか?」
パ「『穴があったら入りたい』と言う事で、さぁ美鈴、入りなさい」
美「……へ?それって恥ずかしいことがあったときとかに使う言葉ですよね?私は特にそういうことは……」
パ「一週間前。咲夜の部屋。クローゼット」
美「よ、喜んで入らせていただきます!」
パ「『墓穴を掘る』」
小「否定はしません」
【美鈴の日常的日本語講座・2】
美「ぐぅ……。ハッ!チ、チルノ!?」
チ「あー、起きちゃった」
美「何してるのよ、一体」
チ「慧音から教わった事実践してみてたのさ」
美「教わった事?」
チ「『寝耳にミミズ』」
美「それ間違ってひゃあ!奥!奥で暴れて!イタタタタタ!!」
咲「おはよう美鈴。門の隅でガタガタ」
美「咲夜さんそれ二回目ーー!!」
【咲夜の瀟洒な日本語講座・2】
「まずは事前に用意したこの釣瓶落としの妖怪をあの秋の夕暮れに向かって」
「やめて!」
【フランの発狂日本語講座・2】
レ「フ、フラン?」
フ「「「「なぁに?お姉様」」」」
レ「な、何で私は囲まれてるのかしら?」
フ「「「「『四面楚歌』を実践してるのよ」」」」
レ「ちょっと待って!それ私ピンチじゃない!?」
フ「「「「咲夜ー、後は何をすればいいのー?」」」」
咲「そうですね、歌を歌いながらグルグル回れば良いと思います」
フ「「「「了解!」」」」
レ「こ、『孤立無援』!?」
パ「咲夜」
咲「はい」
パ「あれ、どこの原住民の風習?」
咲「いつの間にか生贄の儀式みたいになってしまいましたね」
レ「いいから助けなさいっ!」
【レミリアの実践日本語講座・3】
パ「○○の母、というわけで『紅魔館の母』咲夜、よろしく」
咲「畏まりました」
レ「な!?主の私を差し置いて、母とは何だ!」
パ「え?何を言ってるのかしらレミィ?」
咲「お嬢様、主というものはずっしりと構えているのが大切なのです。ですから、お嬢様には『紅魔館の父』が相応しいかと」
レ「そ、そういうものなの?」
咲「ええ。お嬢様にピッタリですよ」
レ「ま、まぁ、ならいいけど」
パ「……『紅魔館のヒモ』ね」
レ「何か言った?」
パ「いや、なにも」
【番外編・輝夜の堕落式日本語講座】
1月1日
永琳「ひ、姫様が掃除をしてらっしゃる……天変地異!天変地異が来るわようどんげ!」
輝夜「失礼ねぇ。私もやるときはやるのよ」
永「姫様、立派になられて……」
鈴仙「今年は色々楽になりそうですね!」
1月2日
永「あの、ひ、姫様……?」
輝「説明しよう!『一年の刑は元旦にあり』とは一年で積もり積もった罪を、元旦に清算することなのだ!つまりは、その後は何をしても良かろうなのだ!」
鈴・てゐ『な、なんだってー!』
永「姫様……」
輝「永琳、そんなに眉間に皺を寄せると老けるわよ?」
永「……『一年の刑は元旦にあり』。いい言葉ですね」
輝「でしょ!昨日思いついたの!」
永「さぁ、姫様。掃除の続きをしましょう?」
輝「え?」
永「何を驚いてらっしゃるのですか。今は1月1日の36時ですよ?」
輝「え、永琳……?」
永「さぁ早く!元旦はあと8724時間しか無いんですよ!?」
輝「ちょっと待って永琳、冗談だから!冗談だからあああぁぁぁ……」
て「『因果応報』ウサね」
鈴「『自業自得』ね」
【咲夜の瀟洒な日本語講座・3】
咲「『かわいい子には旅をさせろ』と言う事でお嬢様、いってらっしゃいませ」
レ「……え?」
咲「大陸横断レースに参加したり、ノスフェラトゥとして神父とか軍隊と闘ったり、電光機関を破壊するために現人神と闘ったりして来てください」
レ「うん、まぁそれはいいんだけど、日傘は?」
咲「最初は無から始まるのですよ」
レ「いや、溶けるから!開始一秒で灰へと帰しちゃうから!」
【レミリアの実践日本語講座・4】
レ「そこの子猫さん?」
橙「ん?何か用ー?」
レ「はい、コレあげるわ」
橙「お、これはお金!?ホントに貰っていいの!?」
レ「どうぞご勝手に」
橙「藍様ー!道行く吸血鬼からお金貰いましたー!」
藍「何!?まがいモノか何かじゃ……。まぁいい、このお金で団子でも食べていくか」
橙「はい!」
レ「『猫に小判』失敗ね」
美「……お嬢様、私の財布を知りませんか……?」
レ「実験費用になったわ」
美「さすがの私でも怒りますよ!?」
咲「『仏の顔も三度まで』」
パ「『金は命より重い』」
小「パチュリー様、それはどうかと思います……」
【おまけ・パチュリーとレミリアの日本語講座】
パ「レミィ、宴会とかで貴方がうーうー言うのを強要されるのは深い深い訳があるのよ」
レ「訳、というと?」
パ「まず『ウー』とは中国語で『5』。これを連呼するのだから『555……』となるわけ」
レ「ふむふむ」
パ「これをカタカナ表記にすると『ゴゴゴ……』。これは漫画で良く使用される、威圧感を表す効果音よ」
レ「ふむふむ!」
パ「つまりは、皆は貴方のカリスマを肌で感じたいのよ!ただ直接的な表現だとあまりの神々しさに失神してしまうから遠回しの言い方を作り出したのよ!」
レ「なるほど!」
パ「分かってくれたかしら?」
レ「分かった!良く分かったわ!貴方、私を馬鹿にしてるでしょう!?」
アカツキwww歯を食いしばれィ!
文字通りってやつですね。