Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

小さい人には可愛いのが良いらしい

2010/04/02 01:46:03
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それはたまたま聞いた話だった。






君は知っているかね、こんな話を


とある鬼たちがとある場所で馴染みの友人同士で酒を飲み交わしていた。
その鬼たちは長らく会っていなかったせいもあり、話は尽きず盛り上がっていた。
ところがだ片割れの小鬼がなんとなしにこんな軽口を言ったのだ。

「やー、にしても勇儀の胸は相変わらず惚れ惚れするほどの大きさだねぇ―」

すると今までの和やかな宴会の空気は一変し、一際重いものとなった。

「あ゛っ? 今なんつった」
「いやだから、そのデカイ胸は見応えあるねって」
「すっ萃香が、萃香がそんなひどいこと言う奴だなんて知らなかったよ!」
「あん?」
「どうせ私は胸がでかいよ! 無駄にでかい脂肪二つもぶら下げてるよ! 畜生っ、萃香の馬鹿ー!!」

大柄な鬼はは立ち上がるやいなや、凄い勢いで駆けて行った。時折、後ろにこぼれて行く光は涙であろうか。

「あっ、ゆ、勇儀ー!! どこ行くのさー!? 勇儀ィー!!」

しかし、呼び声むなしく
後には飲み散らかした酒瓶とただただ立ち尽くす萃香独りが残されるばかりだった。

「………そんなつもりじゃぁなかったんだけどなぁ。ごめん、気にしてたなんて知らなかったんだよ」

ってなわけで、おっぱいの大きな子には、稀に自分の胸の大きさを劣等感を抱いていることがあり、
不用意におっぱいをほめるとコンプレックスを刺激され、泣いたり怒ったりと大変なことになる。
故におっぱいをほめるときは例え巨乳の子でも貧乳の子でも美乳の子でも微乳の子でも注意を払ってやりなさい。










とそんな話をみょんな機会に聞いたので、
もしや我が主もそのような想いを抱くこともあるのであろうかと疑惑を持った。

もしも、もしもである。
主がそのような思いを持っていたのならば、私は密かにパルっていたそのムッチリバディを今後どのような目で見れば良いのだ。
嫉妬すればいいのか、憐憫の情を抱けばいいのか、いっそ劣情を催せばいいのか。
更に主のおっぱいを褒めなければならない時、どんな言葉で褒めればいいのだ。
そのような疑問をモヤモヤと胸の内に結構長い間抱え続けてたが、思いきって事情を話し主に疑問をぶつけてみた。
こればかしは切ってもわからないことだったので。
(余談だが後にこの話を聞いた霊夢に白楼剣で切腹すればよかったんじゃないと言われ、目からうろこが落ちる思いがした。やはり剣の力は偉大だ)

そんな未熟者の私に対して主は言った。

「おっぱいの大きさには可もなく不可もなく、あるべき儘の姿がここに在る、在るべき私と共に、それだけでいいのよ」

また褒め言葉に関してはこう返した。

「おっぱいはあまり人前で褒めるものではないわ。でもそうね、そんな機会があれば気持ちの良いおっぱいですねと言ってあげなさい」

やはり主に聞いてよかった。
普段はホヤンホヤンと掴みどころのない底知れない主でいらん苦労も底知れない方ではあるが、やはり主は主。
それなりにはカリスマとかいう何チャラ的な物をお持ちにはなっているようだ。
にしても気持ちの良いおっぱいとはなんと清々しい言葉であろうか。なんとなく青い空と白い雲などが似合いそうである。
青い空! 白い雲! 気持ちの良いおっぱい!
思わず意味も用もなく口走ってしまいそうになる。
そんな風に悩みの晴れる快感と清涼感に身を浸していると、主が遠い眼をして呟いていた。

「大きい胸に劣等感………ああ、だから」
「何か心当たりでも?」

少なくとも自分ではないだろう。その心当たり。何やら昔を思い出しているようだが…紫様の事だろうか…?

「ええ、妖夢もいなかったぐらい昔にね、
 私が鍛練中の妖忌にほれぼれとするような巨乳だと言ったことがあったのよ。だけど妖忌はすごい嫌そうな顔をしたの。
 妖忌も自分の胸に劣等感を持っていたのかしら? 殿方も意外と繊細なのね」
「お言葉ですが確実に違うと思います、あとそこは鍛え抜かれた身体を褒めても胸を褒める場面ではないかと」

妖夢は当時の師匠の人知れぬ苦労を慮った。
青い空! 白い雲山! 気持ちの良いおっぱい!

一文字付けるだけで何か爽やか消える暑苦しさですね(はじめましての挨拶)!
エイプリルフール過ぎちゃったのに小ネタなチラ裏を投稿しちゃったのはつい魔が差した。
反省も公開もしているが学習機能に難があるのでまたやらかしたらごめんなさい。
手首時計
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
>後書き
一文字増えるだけでカオスを想像してしまったw

青い空!白い雲!気持ちの良いおっぱい!!
2.名前が無い程度の能力削除
作品も後書きもバカすぎて最高だ!!
3.ぺ・四潤削除
いや、もう、バカ大好きです。
4.名前が無い程度の能力削除
勇儀ねえさんかわいすぎるよ!!!
5.名前が無い程度の能力削除
作者は本当にバカだなあ(褒め言葉)