魅「やぁ」
レ「誰よアンタ」
魅「知っている人は知っている、魅魔様だよ」
フ「お姉様、ゲスト??」
レ「さ、さぁ??」
魅「あんまりにも本編に出てこないからこっちに出ることにしたよ」
レ「お願いだから帰って頂戴、私達だってここしか居場所がないんだから」
魅「まあそう言わないでおくれ」
フ「えーと、今回もグダグダ上等、というかそれ狙いの話です。
それでもいいよって人は読んでください」
「…………また、また間に合わなんだか」
窓から見える朝日を見て絶望する。
今日は原稿の締め切り日。
しかし、こうなってはもはや後の祭り。
諦めて今日一日は怠惰に過ごす事にしよう。
「さて、仮眠でも取るかの」
昨日一日寝ずに漫画を書いていたが、老体ではそろそろ限界。
半霊に運ばした布団を受け取り、即座に畳みに寝転ぶ。
ふろーりんぐとかでは味わえないこの快適さ。
「ふう」
「ぬわぁぁーーーーーーーに寝てるんですかぁぁぁぁぁぁ」
「ぬおっ」
扉を蹴破り、白い尻尾を振りながら押し入ってきたのは犬走椛ちゃん。
儂の担当の子で、真面目で融通が利かん。
「先生、今日が何日か解ってます??出来てるんですか??寝てる位なんだから出来てるんですよね??」
「お、落ち着いてくれ椛ちゃん」
「落ち着いてますよ、ええ、落ち着いてます」
そ、そうか。
では何故落ち着いているのに扉を蹴っ飛ばして入って来たんじゃ??
何故刀を抜いているんじゃ??
もしかして、儂、絶体絶命??
「先生、出来ているである筈の原稿は何所ですか??」
「あー、えー、うむ、出来ておらぬ」
「ていっ」
「ぬおっ」
い、行き成り切りかかるとは何事っ。
儂は刀を持っておらぬののだぞ。
「先生、一度彼岸か白玉楼でも行ってきてください」
「白玉楼ならあるぞ」
「では彼岸で」
「ふんぬっ」
勢い良く振られた刀を真剣白羽取り。
あ、危なかった。
あと0,5秒遅かったら死んでおった。
「先生はもう六回も落としてるんですよ??担当の私の身にもなってください」
「わ、儂このままじゃと永遠に落としそうなんじゃが」
「いっそ主人公に「俺は登り始めたばかりだからな、この果てし無い○○坂をよ」とでも喋らせてください」
「打ち切り!?」
「当たり前でしょっ、一体どれだけサボれば気が済むんですか(ホントは下手に人気が有って切れないけど……)」
「む、むぐう」
「で、何所まで出来てるんですか」
「に、にぺーじ」
「………………」
「Oh,nice boat」
こうなれば逃走あるのみっ。
若い頃から青春を捨ててまで体を鍛えていて良かったっ。
「あっ、待ってくださいっ」
「だが断るっ」
待ったが最後じゃないか。
白玉楼に有る儂の仏壇を有効活用させはせぬわっ。
………幽々子様、何故勝手に儂を殺したのですか。
「椛ちゃんから逃げる為にひとまずは目の届かない所に行くしか無いの」
千里を見通すと言う千里眼。
逃亡者からすれば厄介極まりないわ。
一方の白玉楼
チーン
「幽々子様、毎日欠かさずに………」
「……………」
「幽々子様、朝食の用意が出来ました」
「わかったわ妖夢、それじゃあね妖忌」
『虹川亭』
「妖忌さんや、一体何時まで水一杯で粘るんだい??」
「う、うむ、いやしかし腹は空いておらぬし……」
「まあ今は店も空いてるし、日頃からお世話にもなってるからいいけどねぇ」
「す、すまぬ麗羅婆さん」
かれこれ三時間。
そろそろ諦めて帰ってくれているといいのじゃが。
「いよーす、麗羅婆さんカツ丼大盛りね」
「はいよ、金はあるんだろうねー」
「おうよ、さっき一仕事終えたところさ」
「直に出来るから待ってなー」
「ん、妖忌さんじゃないか」
「元の字か」
「さっき椛ちゃんが探してたぜ」
「……………」
あ、諦めておらんかったか。
「ど、どこで見かけた??」
「八百屋風見の近くだったかな??」
「今なら行けるか………」
「あれ、何所行くんだ??」
「いや、野暮用を思い出してな」
八百屋風見まで見に行ったとなると此処も限界か。
いや、三時間持っただけでも良しとしよう。
「見つけましたよ??」
「なんとっ」
屋根の上に潜むとはお主は忍者かっ。
っとこうしてはおれぬ、逃げねばっ。
「後十ページ、なんとしてでも書いてもらいますっ」
「そ、そんな事をしたら死んでしまうっ」
「半分死んでるんだから別に構わないでしょう」
「構いまくるわっ」
まだじゃ、まだ死ねんのじゃ。
せめて妖夢が何所かに嫁入りするまではっ。
男親の夢『何所の馬の骨とも知れんヤツに娘はやれん』を実行するまではっ。
…………その時までには儂、老衰で死んでそうじゃなー。
「っといかんいかん、油断したらばっさりと切られてしまう」
走りながらこんな事を考えるとは儂も結構余裕があるの。
このペースなら逃げ切れるかもしれぬ。
「天狗を、舐めるなぁぁぁぁぁぁぁ」
「半霊防壁っ」
すまぬ半霊、お主の事は忘れぬぞ。
たとえ刀で切られようとも…………。
「ぐぶはっ」
し、しまった。
半霊をすり抜けて刀が………。
は、激しく無念。
「大丈夫です、峰打ちですから」
「ろ、老人は大切に」
「立派に生きた人は敬います」
「わ、儂、十分立派に生きた様な……」
「私に迷惑をかけなくなってから立派に生きたと言ってください」
う、うぐぐ。
逃げたいがダメージが大きすぎて動けぬ。
ふっ、幽々子様の刀として生きた魂魄妖忌も老いたものよ。
「何悟ったような顔してるんですか、さぁきりきり書いてください」
「いや、書こうにも体が、ね」
「今回は間に合わせてもらいますからねー」
若い子特有の話を聞かんか。
老人の言い訳を聞いてもバチは当らんとおもうんじゃがのー。
「…………結局今回もダメでしたか」
「二頁だけでよければ持って行ってもかまわんぞ」
「これで一体どうしろって言うんですか、広告ですか、アナタの漫画は」
「いや、でも儂椛ちゃんの所為でペンを持てぬし」
「む、むぅ」
よし、これで当面は書かなくてもよさそうじゃな。
正直な話まだお金なら有るから後数回は落としても大丈夫。
「今、限りなくダメな事考えてませんでしたか??」
「いや、全く」
「おーい、妖忌さんよー、ぶっ倒れたって聞いたからこーりんも連れて見舞い……に」
「やあ、老体なんだから無理をするもんじゃない……よ??」
「お知り合いですか??」
「………やば」
「ほー、女を連れ込んでるとはねぇ」
「いやぁ妖忌さんも隅に置けないなぁ」
「どうされますよこーりんさん」
「決まってるじゃないですか」
「ですよねぇ」
「「……裏切り者に死をっ」」
「ご、誤解じゃっ」
「女連れ込んでる時点で誤解じゃないわっ」
「もう棺桶に片足どころか半分突っ込んでるんだから全身入っても問題は無いだろ??」
こ、こいつら、身動き取れぬ老人に容赦がまるでないわ。
あ、なんか今幽々子様が手招きをしていたような………。
今行きますぞー。
「幽々子様??」
「はっ」
「どうしたんです??」
「いえね、なんとなく今妖忌の気配を感じたような」
「師匠の??」
「気のせい、かしらね」
「どうでもいいですけど幽々子様、シリアスな表情で私のおやつを食べないでください」
レ「誰よアンタ」
魅「知っている人は知っている、魅魔様だよ」
フ「お姉様、ゲスト??」
レ「さ、さぁ??」
魅「あんまりにも本編に出てこないからこっちに出ることにしたよ」
レ「お願いだから帰って頂戴、私達だってここしか居場所がないんだから」
魅「まあそう言わないでおくれ」
フ「えーと、今回もグダグダ上等、というかそれ狙いの話です。
それでもいいよって人は読んでください」
「…………また、また間に合わなんだか」
窓から見える朝日を見て絶望する。
今日は原稿の締め切り日。
しかし、こうなってはもはや後の祭り。
諦めて今日一日は怠惰に過ごす事にしよう。
「さて、仮眠でも取るかの」
昨日一日寝ずに漫画を書いていたが、老体ではそろそろ限界。
半霊に運ばした布団を受け取り、即座に畳みに寝転ぶ。
ふろーりんぐとかでは味わえないこの快適さ。
「ふう」
「ぬわぁぁーーーーーーーに寝てるんですかぁぁぁぁぁぁ」
「ぬおっ」
扉を蹴破り、白い尻尾を振りながら押し入ってきたのは犬走椛ちゃん。
儂の担当の子で、真面目で融通が利かん。
「先生、今日が何日か解ってます??出来てるんですか??寝てる位なんだから出来てるんですよね??」
「お、落ち着いてくれ椛ちゃん」
「落ち着いてますよ、ええ、落ち着いてます」
そ、そうか。
では何故落ち着いているのに扉を蹴っ飛ばして入って来たんじゃ??
何故刀を抜いているんじゃ??
もしかして、儂、絶体絶命??
「先生、出来ているである筈の原稿は何所ですか??」
「あー、えー、うむ、出来ておらぬ」
「ていっ」
「ぬおっ」
い、行き成り切りかかるとは何事っ。
儂は刀を持っておらぬののだぞ。
「先生、一度彼岸か白玉楼でも行ってきてください」
「白玉楼ならあるぞ」
「では彼岸で」
「ふんぬっ」
勢い良く振られた刀を真剣白羽取り。
あ、危なかった。
あと0,5秒遅かったら死んでおった。
「先生はもう六回も落としてるんですよ??担当の私の身にもなってください」
「わ、儂このままじゃと永遠に落としそうなんじゃが」
「いっそ主人公に「俺は登り始めたばかりだからな、この果てし無い○○坂をよ」とでも喋らせてください」
「打ち切り!?」
「当たり前でしょっ、一体どれだけサボれば気が済むんですか(ホントは下手に人気が有って切れないけど……)」
「む、むぐう」
「で、何所まで出来てるんですか」
「に、にぺーじ」
「………………」
「Oh,nice boat」
こうなれば逃走あるのみっ。
若い頃から青春を捨ててまで体を鍛えていて良かったっ。
「あっ、待ってくださいっ」
「だが断るっ」
待ったが最後じゃないか。
白玉楼に有る儂の仏壇を有効活用させはせぬわっ。
………幽々子様、何故勝手に儂を殺したのですか。
「椛ちゃんから逃げる為にひとまずは目の届かない所に行くしか無いの」
千里を見通すと言う千里眼。
逃亡者からすれば厄介極まりないわ。
一方の白玉楼
チーン
「幽々子様、毎日欠かさずに………」
「……………」
「幽々子様、朝食の用意が出来ました」
「わかったわ妖夢、それじゃあね妖忌」
『虹川亭』
「妖忌さんや、一体何時まで水一杯で粘るんだい??」
「う、うむ、いやしかし腹は空いておらぬし……」
「まあ今は店も空いてるし、日頃からお世話にもなってるからいいけどねぇ」
「す、すまぬ麗羅婆さん」
かれこれ三時間。
そろそろ諦めて帰ってくれているといいのじゃが。
「いよーす、麗羅婆さんカツ丼大盛りね」
「はいよ、金はあるんだろうねー」
「おうよ、さっき一仕事終えたところさ」
「直に出来るから待ってなー」
「ん、妖忌さんじゃないか」
「元の字か」
「さっき椛ちゃんが探してたぜ」
「……………」
あ、諦めておらんかったか。
「ど、どこで見かけた??」
「八百屋風見の近くだったかな??」
「今なら行けるか………」
「あれ、何所行くんだ??」
「いや、野暮用を思い出してな」
八百屋風見まで見に行ったとなると此処も限界か。
いや、三時間持っただけでも良しとしよう。
「見つけましたよ??」
「なんとっ」
屋根の上に潜むとはお主は忍者かっ。
っとこうしてはおれぬ、逃げねばっ。
「後十ページ、なんとしてでも書いてもらいますっ」
「そ、そんな事をしたら死んでしまうっ」
「半分死んでるんだから別に構わないでしょう」
「構いまくるわっ」
まだじゃ、まだ死ねんのじゃ。
せめて妖夢が何所かに嫁入りするまではっ。
男親の夢『何所の馬の骨とも知れんヤツに娘はやれん』を実行するまではっ。
…………その時までには儂、老衰で死んでそうじゃなー。
「っといかんいかん、油断したらばっさりと切られてしまう」
走りながらこんな事を考えるとは儂も結構余裕があるの。
このペースなら逃げ切れるかもしれぬ。
「天狗を、舐めるなぁぁぁぁぁぁぁ」
「半霊防壁っ」
すまぬ半霊、お主の事は忘れぬぞ。
たとえ刀で切られようとも…………。
「ぐぶはっ」
し、しまった。
半霊をすり抜けて刀が………。
は、激しく無念。
「大丈夫です、峰打ちですから」
「ろ、老人は大切に」
「立派に生きた人は敬います」
「わ、儂、十分立派に生きた様な……」
「私に迷惑をかけなくなってから立派に生きたと言ってください」
う、うぐぐ。
逃げたいがダメージが大きすぎて動けぬ。
ふっ、幽々子様の刀として生きた魂魄妖忌も老いたものよ。
「何悟ったような顔してるんですか、さぁきりきり書いてください」
「いや、書こうにも体が、ね」
「今回は間に合わせてもらいますからねー」
若い子特有の話を聞かんか。
老人の言い訳を聞いてもバチは当らんとおもうんじゃがのー。
「…………結局今回もダメでしたか」
「二頁だけでよければ持って行ってもかまわんぞ」
「これで一体どうしろって言うんですか、広告ですか、アナタの漫画は」
「いや、でも儂椛ちゃんの所為でペンを持てぬし」
「む、むぅ」
よし、これで当面は書かなくてもよさそうじゃな。
正直な話まだお金なら有るから後数回は落としても大丈夫。
「今、限りなくダメな事考えてませんでしたか??」
「いや、全く」
「おーい、妖忌さんよー、ぶっ倒れたって聞いたからこーりんも連れて見舞い……に」
「やあ、老体なんだから無理をするもんじゃない……よ??」
「お知り合いですか??」
「………やば」
「ほー、女を連れ込んでるとはねぇ」
「いやぁ妖忌さんも隅に置けないなぁ」
「どうされますよこーりんさん」
「決まってるじゃないですか」
「ですよねぇ」
「「……裏切り者に死をっ」」
「ご、誤解じゃっ」
「女連れ込んでる時点で誤解じゃないわっ」
「もう棺桶に片足どころか半分突っ込んでるんだから全身入っても問題は無いだろ??」
こ、こいつら、身動き取れぬ老人に容赦がまるでないわ。
あ、なんか今幽々子様が手招きをしていたような………。
今行きますぞー。
「幽々子様??」
「はっ」
「どうしたんです??」
「いえね、なんとなく今妖忌の気配を感じたような」
「師匠の??」
「気のせい、かしらね」
「どうでもいいですけど幽々子様、シリアスな表情で私のおやつを食べないでください」
魅魔様が来るというのなら、今日から来るまで徹夜。
どうぞ『何所の馬の骨とも知れんヤツに娘はやれん』と言って
成仏を(未来永劫斬
魅魔様?大嫌いですが何か(今日だけ
紅魔館と、こーりん&妖忌、マチョリーも楽しみにしています。
私の書くペースだとまた十日後とかになりますよwww
幽「妖夢、私は食べることは大事だと思うわ」
妖「限度が過ぎると毒ですよ」
幽「ふふ、馬鹿ね妖夢。幽霊に毒が効くものですか」
妖「それ、ホウ酸団子です」
幽「げほっ、げほっ、え、永琳呼んで頂戴」
妖(………やりすぎましたかね、嘘なんですけど)
2>
エイプリルなフールですね、わかります。
妖「で、その戯言も嘘かな??」
3>
よし、次は紅魔館で行こう。
あれ、なんでこーりんが出てるんだ??
あら、なんで妖忌出演??
ま、いっか。
↑大抵がこのパターンなんですよ。
…………逃げずに冒頭でたたき切られてりゃ元さんと霖ちゃんが襲う事も無かったろうに…………。
あ、でもその場合は椛っちゃんが「中に何も亡いですよ」って病んでるフラグか、むぅ、救い様が無い。
あとこんなぐだぐだSS大っ嫌いなんだからね!(嘘)
義務とかそんなん全部捨て去った結果がこれだよ。
6>
二人目ですね、わかってます。
逃げずに冒頭でたたき切られたら話しにならないじゃないですか。
ホントに奇声を発してますねwww