Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

「パッド長」

2009/04/01 23:24:59
最終更新
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 不愉快を感じる方がいらっしゃるネタであることは存じております。
 先に謝罪を行わせて頂き、その上でそれでも構わぬという寛容な方のみ、お進み頂ければと願います。
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「…ってあなた最近呼ばれてるそうじゃない、咲夜」
「仕方ありません。使っているのは事実ですし」
「そんな素直に認めるの!?」
 話題をふったレミリアが驚くほどに、咲夜は落ち着いた声だった。
「仕方ありません。ないものはないですから。むしろ最近になるまで言われなかったことの方に驚いています」
「い、いや胸ぐらいなくても私は咲夜のこと好きよ!?」
「であれば挙式しましょうすぐしましょう今しましょうなにも問題ありませんから!」
 話題をふったレミリアが驚くほどに、咲夜はハイテンションになった。
「なんでそういう話に!?いや問題あるでしょう女同士よ私たち!?」
「だからつまり私は男性体型修正のためにパッド入れてるって言ってるじゃないですかお嬢様そのお言葉!さあ早くこの嘘偽りのない私の胸の中へ!」
 ウェストのくびれと脚はモノホンですから!某メイドガイ長さんにだって負けてません!
「なんでよそれどういうことあなた男だったとでも言うの!?」
「そうですがなにか?」
「マジで!?」
 話題をふったレミリアが驚くほどに、咲夜は爆弾発言をした。

「…お嬢様お忘れでしたか?私がハンターとしてお嬢様を討ちに参上し、敗北し、そしてお嬢様にかしずくことを喜びとした日のことを」
「も、もちろん覚えているけど…あなたその時も普通にスカート履いてたし、普通に女装だったじゃない!?」
「物語のメイン近く張るような超ヴァンパイアハンターって取りあえず超美形が基本だったりするじゃないですか?男でも。男ならなおさら。っていうか潜入とかするの色々楽ですし。体力あれば女の姿の方が。ちなみに美鈴は見破っていながらそんな私の下着が気になって敗北したのです。わざとチラリズム最強」
「やな最強ね!?て言うか気付いてたの美鈴は!?」
 レミリアが視線を移動させる。美鈴は俯いていた。テーブルの上の拳を固く握りしめ、肩を震わせ。まるでこの世界を嘆くかのように、その声は悲痛だった。
「あの時…あの一手が届いていれば…スカートの中が…!誰だって気になるじゃないですか男の娘が履いてる下着が嫌いな門番なんていません…!って気付いてなかったんですかお嬢様!?てっきりそういう罰ゲーム的ななにかとか女装の呪いとかかと思ってたんですが!」
「マジで!?パチュリー貴方は!?」
 台詞の前半無視して後半だけに反応しつつ、レミリアは親友の魔女を見る。
「私は小悪魔から。小悪魔アイは服の上からでもバッチリスキャン」
「うわなんて桃色能力!?」
「だからこっち見てる小悪魔の息が荒い時があっても許してあげてね?現在進行形でも」
「うわやだよ許さないよそんなの!きちんと躾けておいてよ飼い主として!」
「飼い犬の性別を偽ったまま側に侍らせている飼い主に言われたくないわね。私も美鈴と同じ。わざとさせてるのだとばかり」
「ぐっ…私、小悪魔より劣ってたの…?」
「悪魔内での種族の違いとそういった経験量の違いでしょう。気にすることないわよ」
 レミリアはロリータで。小悪魔はグラマーで。武器はなんだって使いますよーという小悪魔、そんな君の笑顔は眩し過ぎて。僕はそっと目をそらす。
「でも!悪魔であるはずの私に感じとれなかったってどういうこと!?咲夜あなたそんなこと微塵も感じさせなかったじゃない!」
「パーフェクトメイドですから」
 性別以外。
「本人に直接聞いたこともあるけど、咲夜からは「お嬢様に命ぜられましたので」という答えだったわね」
 パチュリーからの視線での問いかけに、咲夜は頷きを返返す。レミリアはたじろぐ。
「え、私なんて命じたっけ…仕えろ、とは言ったわよね…」
「はい。お嬢様はあの時、私を倒してから本名聞く前に十六夜咲夜の名を下さいました。今さら本名申し上げても仕方ない状況でしたし。ですが流石に「丁度メイドが欲しかったのよ。期待してるわ」と言われた時はそっかーずっと女装かーと思いましたが」
咲夜「できる女は空気読みます」
衣玖「そーなのかー」






 ちょっと続き。
咲夜「そうあの時私は生まれ変わったのです。女として!それまでの人生を捨て、十六夜咲夜というメイドに!」
レミ「いや言いなさいよその時に!?」
咲夜「別に女装嫌いではありませんでしたし」
 忘れちゃいけない。十六夜咲夜は天然だ。
レミ「…もしかして私が普通に召し使いが欲しかったとか言ったら貴方…」
咲夜「はい、執事姿でお仕えしたかと」



「それはそれでアリね…」
KeiNa
[email protected]
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
アリだー!
2.名前が無い程度の能力削除
幻想郷は全てを受け入れるww
3.名前が無い程度の能力削除
嘘だッ!!!
4.oblivion削除
あ……いいかも……
5.名前が無い程度の能力削除
>できる女は空気読みます
あんたは男だ!ww
6.謳魚削除
>>衣玖「そーなのかー」
凄いですな咲夜さん、衣玖さんすらも置いて行くとは…………!
7.KeiN削除
>>1
アリですよね。美形はなに着ても許されるわ!永琳の軍服とか勇儀姐さんのTHEガッツとか!なんてこと!

>>2
それはそれは残酷なことですわ。だから待ってベアード様待ってお願い!私はノーマルだから!

>>3

嘘じゃないさ うぶじゃないさ
夏の女はあやかし


>>4
個人的には、藍様、美鈴、咲夜、永琳といった美形どころは、
男役も女役もバッチリな宝塚系というイメージが。お姉様ー。

>>5
あんなに奇麗な脚なのに…メイドガイ長さんは男だという…
信じない!私は信じないわ!どうなってるの世界!

>>6
衣玖さんすらひざまずかせる。それができる女の条件よ!
って天子ちゃんが言ってた。
ルーミア「そーなのか?」