門番になった時の昔語り作者: 脇役

なぜ美鈴が門番をしているのか？
　・・・ある意味謎である
　だから・・
「お嬢様・・・何故美鈴が門番をしているのですか？」
　聞いてみた
「？門番だからじゃない」
「いえ・・・門番になった理由です」
　思えば
　この十六夜咲夜　初めてこの紅魔館にやってきたときから
　紅美鈴は門番をしている
　初めから・・・いままで
　まあようするに
「いらないんじゃないですか？」
　必要ないんじゃないかと思い始めています
　いや
　決して美鈴が要らないってわけじゃないんですよ
　むしろいないと困る
　私の思い人（妖怪？）だしね
　きゃっ☆言っちゃった
「・・確かに今の美鈴は侵入者に入られているけど・・・
　咲夜・・・美鈴がなんでこの紅魔館の門番として
　ここにいるのかそれには昔の幻想郷を知ってもらう
　ことになるわ」
　お嬢様が重々しく語り始める

　昔の幻想郷はね・・・今よりさらに混沌としていたの
　もう治外法権・・・何でもありね
　今ではもうほとんどいないけど
　昔は強大なモンスターも普通に
　動いていたわ・・・
　この紅魔館などの大きなところもね
　すごく大きなモンスターに襲われて
　ある程度とはいえ破壊されたわ

「・・・お嬢様なら普通にあいて出来そうなんですが？」
「夜ならいいけど昼には出れないのよ」

　そしてあるときこの紅魔館の直線上に
　大きなモンスターが歩いてきたの
　その大きなモンスター
　徘徊習性があるから毎回毎回
　この紅魔館の近くを歩いていくんだけれど
　そのときは真正面だったわ
　さすがに焦ったわ
　だって頼みの綱である
　パチュリーが動けないときだったから

「喘息ですか？」
「いや、小悪魔を魔界から召還したら時間が悪かったらしくて
　下着姿の小悪魔呼んじゃって・・・大量の血が・・・まあいいわ」

　紅魔館の門がそのモンスターに攻撃されて
　もうだめかなー？って思ったときに
　そのモンスター倒れちゃったのよ
　

「お嬢様、殴り殺しましたね」
「まあひどい、やるなら心臓を一撃よ・・・無理だったけど」

　助かったと思っていると
　一人の女性が「もう大丈夫ですよ」
　といって私の前に現れたのよ

「それが美鈴だったというわけですね」
「そう、その頃の美鈴には他の仲間といえる者も
　かなり居たんだけどね・・・みんなわたしに優しく
　してくれたわ・・・いなくなっちゃたけど」
「・・・お嬢様・・・」
　妙にしんみりとした空気が流れ出す
「でも、他のモンスターなどやっぱりこの紅魔館
　を攻撃してくるのよ・・・困るなーって思って
　いたらね、美鈴が『大丈夫です！私が守ってあげますから』
　っていって頭を撫でてくれたのよね」
「・・・（その頃からたらしだったのか）」
「咲夜にそのときの一枚残った写真見せてあげるわ」
「いいんですか？」
「みんなには内緒よ？貴重品なんだから」
　実は美鈴、紅魔館の中において
　裏アイドルみたいなものである
　かつてはその生写真を得るために
　血で血を洗う抗争が紅魔館の中で
　起こった
　結局、お嬢様が禁止令を出したため
　紅魔館の業務の速度が５０％切ったこと
　もあったらしい

　お嬢様の部屋の熊大きな熊のぬいぐるみの中に
　その写真はあった
「はい、咲夜・・・鼻血出さないように」
「？それはどうゆう・・・」
　

　少女流血中

　まあ・・・キリン装備ってかなり露出度が高いわけなのだが・・・
「いい？咲夜、美鈴はモンスターハンターだったのよ」
「・・・・（はあはあ）」
「何でもその大きなモンスター、老山龍て名前だったらしいわよ」
「・・・・（はあはあはあ）」
「？咲夜・・・！誰か！咲夜を医務室に！」
　後にメイド長はこうかたる
「見えそうで見えない・・・それが余計にすばらしい
　この写真はこの紅魔館の至宝の一つにはいるわ」

　おしまい

追記
　この前魔理沙が来たときに美鈴に大きなハンマーを
　渡したら魔理沙が思い切りシバキ倒されました
「なんで、あたると思ったら緊急回避するんだ！
　マスタースパークがあたらないじゃないか！」
　って怒っていたけど私は知らない
「しまった、剥ぎ取るの忘れていた」
　といったのは、魔理沙撃退成功した門番長のせりふです

（小悪魔日記より）

門番になった時の昔語り

分類タグ