「ダウジング反応あり・・・!」
同志ナズーリンはランク0.5の宝の反応を頼りに冥界にまで足を踏み入れていた。
「ここね。この地下にはきっとお宝が!」
「はい、そこまでよ」
ビクッ
「お、おまえは」
「斬りたいネヂュミがいるから」
ピチューン
「ゆゆこ様・・・いつのまに私の楼観剣を・・・しかし、あの下には一体何が・・・?」
「今日はお庭を盛り上げる為にヒマワリの種を購入してみました」
「あらあら、ヒワマリ?」
「はい。例のところから格安で仕入れました」
「まあまあ。ちゃんと育てないと殺されるわよー」
「は、はい」
ざっくざく
(よし、これでこの場所を掘る口実が・・・)
「よぉーむ?」
ビクッ
「は、はい?」
「ここは縁から見えないわ。もっと他にいい場所があるわよね?」
「は、はいっーーー」
(監視の目ぱねえ!)
号外ーっ、号外ーっ
「なになに・・・ミスティアが行方不明!?」
午後のニュースより、近隣住人の証言によると・・・
以下、プライバシーの為、音声を変えております。
「アタイが最後にみすちーを見たのはー・・・えーっと、たしか・・・そ、それより、アタイさいきょう!? このまえなんてガ」
「そーなのかー、そーなのなのかー、そーなのかー」
「みすちーは・・・僕のことを女の子扱いしてくれてた・・・いつも食べられそうになってたけど、それでも・・・それでもよかったんです」
「これって・・・まさか・・・」
妖夢がある確信を抱いたとは言えど、この小さな異変はこれよりのち、かの巫女をしてさえ解決には至らなかったという・・・。
そして同時に、幻想郷にミスティアの歌声が響き渡ることは二度となかったともいう・・・。
分類に、きちんと注意を書き込むべきかと。
話のテンポそのものはいいので、今後に期待です。この話にしても個人的に、受け入れられないだけで、人によってはありかもですし。
これくらいで黒すぎるとかはこれっぽっちも思わない、ただ面白くもない。