深夜も1時を過ぎた命蓮寺。
いつもなら既に住人達は眠りに付いている時間だが、今日は違った。
まだ居間には光が灯り、誰一人として眠りに付くことなく、むしろ何かに盛り上がっていた。
「ぬえっへっへ! どうだムラサ、私の力を思い知ったか!!」
「くっ……な、なにを! 僅差だったじゃないの」
「ふふん、負け犬の遠吠えは心地いいですな~。ぬぇっぬぇっぬぇっ!!」
「チクショォォォォオ! 次回は、次こそは私が勝ちますからね。覚えてなさい」
水蜜がそれはもう悔しそうに歯を食いしばり、畳の上で四つん這いで嘆いている。
対して、ぬえは勝ち誇ったように水蜜を見下ろしている。その表情には満面の笑み。
一つの勝負に決着が着いた瞬間だった。
「そんなに落ち込まないで下さい、村紗。貴方もぬえも良く頑張ったじゃないですか。二人並んでいるのは素敵なことです」
星がそんな二人を労うように声を掛ける。
しかし、水蜜もぬえも星の言葉に顔をしかめた。
「やめてください。 勝者からの言葉は敗者にとって辛すぎる……」
「ぬぇぇぇん! ごめんなさい、ごめんなさい、調子に乗ってごめんなさい」
「え!? い、いいえ。そんなつもりではありません!! 顔を上げてください」
慌てる星の前で土下座をする二人。
別の勝負に決着が着いた瞬間だった。
「やれやれ、夜も遅いというのにあっちは元気だね」
「あれでじゃれ合っているんですよ。心配しないで」
それくらい見ていれば分かるさ。と返しながらナズーリンがお酌をしている。
あら、どうも。と杯を受ける白蓮。この二人で酒を飲むのは珍しいことだった。
「それにしても聖は流石だね。やはり命蓮寺のトップだ。お見事!」
「いえいえ、これも布教活動に専念してくれた皆のおかげです。それにナズちゃんも頑張ったでしょう」
「はははっ、この結果には正直私も驚いているよ。まさか私なんかが…ねえ」
「私なんか、なんて言わないで。沢山の人に慕われているのは事実。誇りに思いなさい」
「……うん、そうだね。素直に喜ぶとしようか」
どうぞ。とお酌を返す白蓮。
ありがとう。と杯を受けるナズーリン。その顔は酔いのせいか、紅く染まっていた。
「白黒魔法使いが言ってたけど、この人気投票というものは毎年、幻想郷で行っている風物詩だとさ」
「これに参加しないと幻想郷民じゃないぜ! でしたっけ? これで私達も認めて貰えたってことでしょうか」
「嬉しいね。これからあのうるさくて騒がしい連中と一緒の扱いにされるんだから」
ナズーリンの皮肉交じりのセリフに白蓮が微笑みながら相槌をうつ。
きっと明日にでも幻想郷の住人を集めて大宴会が開かれることだろう。
それが今から楽しみで仕方ない命蓮寺組であった。
「ところで一輪の姿が見当たらないが……」
「雲山と二人っきりになりたいからって外に出て行きましたけど。そっとしておいてくれ。だそうです」
いつもなら既に住人達は眠りに付いている時間だが、今日は違った。
まだ居間には光が灯り、誰一人として眠りに付くことなく、むしろ何かに盛り上がっていた。
「ぬえっへっへ! どうだムラサ、私の力を思い知ったか!!」
「くっ……な、なにを! 僅差だったじゃないの」
「ふふん、負け犬の遠吠えは心地いいですな~。ぬぇっぬぇっぬぇっ!!」
「チクショォォォォオ! 次回は、次こそは私が勝ちますからね。覚えてなさい」
水蜜がそれはもう悔しそうに歯を食いしばり、畳の上で四つん這いで嘆いている。
対して、ぬえは勝ち誇ったように水蜜を見下ろしている。その表情には満面の笑み。
一つの勝負に決着が着いた瞬間だった。
「そんなに落ち込まないで下さい、村紗。貴方もぬえも良く頑張ったじゃないですか。二人並んでいるのは素敵なことです」
星がそんな二人を労うように声を掛ける。
しかし、水蜜もぬえも星の言葉に顔をしかめた。
「やめてください。 勝者からの言葉は敗者にとって辛すぎる……」
「ぬぇぇぇん! ごめんなさい、ごめんなさい、調子に乗ってごめんなさい」
「え!? い、いいえ。そんなつもりではありません!! 顔を上げてください」
慌てる星の前で土下座をする二人。
別の勝負に決着が着いた瞬間だった。
「やれやれ、夜も遅いというのにあっちは元気だね」
「あれでじゃれ合っているんですよ。心配しないで」
それくらい見ていれば分かるさ。と返しながらナズーリンがお酌をしている。
あら、どうも。と杯を受ける白蓮。この二人で酒を飲むのは珍しいことだった。
「それにしても聖は流石だね。やはり命蓮寺のトップだ。お見事!」
「いえいえ、これも布教活動に専念してくれた皆のおかげです。それにナズちゃんも頑張ったでしょう」
「はははっ、この結果には正直私も驚いているよ。まさか私なんかが…ねえ」
「私なんか、なんて言わないで。沢山の人に慕われているのは事実。誇りに思いなさい」
「……うん、そうだね。素直に喜ぶとしようか」
どうぞ。とお酌を返す白蓮。
ありがとう。と杯を受けるナズーリン。その顔は酔いのせいか、紅く染まっていた。
「白黒魔法使いが言ってたけど、この人気投票というものは毎年、幻想郷で行っている風物詩だとさ」
「これに参加しないと幻想郷民じゃないぜ! でしたっけ? これで私達も認めて貰えたってことでしょうか」
「嬉しいね。これからあのうるさくて騒がしい連中と一緒の扱いにされるんだから」
ナズーリンの皮肉交じりのセリフに白蓮が微笑みながら相槌をうつ。
きっと明日にでも幻想郷の住人を集めて大宴会が開かれることだろう。
それが今から楽しみで仕方ない命蓮寺組であった。
「ところで一輪の姿が見当たらないが……」
「雲山と二人っきりになりたいからって外に出て行きましたけど。そっとしておいてくれ。だそうです」
雲山は漢。
あと……失礼ながら一輪さんが雲山よりも上だったことも驚k(雲界クラーケン殴り
寺組は誰が欠けても成り立たないんだ。本当だったら順位なんか決められないんだ。
一輪さんもよく頑張ったと思うよ。やっぱり脱がなきゃ駄目なのか……(頭巾を)
白蓮、次回TOP10あるぜ!
個人的には幽香ちゃんランクアップがツボった。
ナムサンはTOP10に入ると信じてたのにっ
それはともかく、感情の摩天楼には本気で驚いたな。
チクショウ!あと二週間投票期間があとだったらこんなことには!
まさか星蓮船メンバーから3人に抜かされるとは……
白蓮さまと子傘ちゃん、両方に入れた私としては、うれしい限りww