夜、迷いの竹林
「あーっはははあっはははっはhhっは!!!!」
「ふふふ、ふふふhhっふふふあははは!!!!」
異常な量と威力の弾幕を展開する二人。
光弾を一発喰らえば弾け飛び、炎弾を一発喰らえば燃え爆ぜる。
「今日も凄いわね…」
永琳が離れた場所でポツリと呟く。
もう二人が争った回数なんて覚えていない。もう数える気にもならない。
「―――!!―――――!!!」
「――?―――――!?」
少し距離があるため二人が何を言い合っているかは聞こえない。むしろもう聞きたくないために此処に居るのだが。
「なあ、永琳…何であの二人は争いを止めないんだ?」
「それが運命だからかもね…」
永琳の隣で慧音も親友が相手を殺す処を見て今にも止めに行きたそうとしているがグッと堪えている。
あれは二人の問題だ、私が介入していいことではない。
しかし―――
「なあ永琳、何故貴方は争いを止めようとしないんだ?」
「止める必要はないもの」
「何故だ…もう妹紅が憎しみに縛られ争い殺し続ける姿なんか見たくない…」
「―――はい?」
「―――む?」
「え?貴方…え?」
「え?…え?」
どうやら食い違いが発生した模様。
「…憎しみ?」
「ち、違うのか?」
「………」
永琳が慧音に無言である物を取り出す。
「会話の一部を録音した者よ」
そう言って再生ボタンを押した。
『妹紅の方が可愛いわ!!!』
『何を言う!!輝夜の方が可愛いにきまってるだろ!!』
目眩がした。
『そんな事は無い!その銀髪だってとても綺麗だしボーイッシュでかっこいいじゃない!!!』
『そっちこそ流れるようで吸いこまれそうな程綺麗な黒髪で目も綺麗だし顔立ちもいいし私より何倍も綺麗じゃないか!!!』
『妹紅だってその燃えるような緋色の瞳は綺麗よ!!』
『嘘つけ!!!』
『ほんとよ!!!』
『『とりゃあああああああああああ!!!』』
「………永琳、これから暇か?」
「ええ、勿論」
「良い居酒屋を知ってるんだが」
「あら、それじゃあ行こうかしら」
そう言って二人は移動を開始した。
竹林を出るときに聞こえた言葉。
「輝夜の可愛さは反則だ!!!」
「何よ!!妹紅のかっこよさは異常よ!!惚れちゃうじゃない!!!!」
「じゃあ、なんだ!?私に惚れてみるか!!?」
「いいじゃない!乗ったわ!!その代わり絶対離れないわよ!!?」
「よーし!!その言葉に二言は無いな!!?輝夜!!!!」
「妹紅!!!!」
「「大好きだ!!!!!」」
こうして竹林は爆発した。
さっさと結婚しろ。馬鹿ども。
後書きがトムとジェリーの替え歌にwww
ここで吹き出しちゃったのは内緒w
名無し 様
彼女達の愛です。
下上右左 様
ちょw
3 様
死ねない…。宇宙の中心でもこーと叫ぶ。
再開発 様
ええ、いつも通りです。
5 様
さすが何故か竹林を爆発させた二人ですねwww
唯 様
YES!!
すいみんぐ 様
妹紅「だろ?なのに輝夜は…(ry」
8 様
もこたん戸籍にINしたお。
けやっきー 様
妹紅「にゃう」
輝夜「…………」ボタボタボタボタ
10 様
報告ありがとうございます。