ちぇんはまるくなるをつかった!
ブッシャアアアアアア!
らんに9999のダメージ!
「らんしゃま!?」
「さすがだ、橙……。わずか一ヶ月で丸くなるを習得するとは」
「それよりもらんしゃまが赤くなってることが心配です!」
「あぁ……橙。今、私の名を呼ぶな……。可愛すぎて死ね」
「らんしゃまー!?」
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……ガクリ。
「らんしゃまぁああああああああああああああああああ!!」
「全く。自分の式が技を覚えたくらいで出血死寸前になるものがありますか」
「ずびばぜん。ゆ゛がりざま」
藍は両の鼻に特大ティッシュを詰め込んでいた。すでに半分が赤黒くなり、輸血パックも切れそうである。
「大丈夫ですか? らんしゃむぅ!」
「橙。これ以上藍の血を減らすのは止めて頂戴」
「む、むぅ~!」
橙がコクコクと頷いたのを見計らって紫は口を塞いでいた手を離す。
しかし、橙の一連の動作だけで藍のティッシュは三分の四程染まっていた。ちなみに藍は至って青ざめた笑顔である。
「……橙。向こうの部屋に行ってなさい」
「はい。ゆかりしゃま」
紫はだらしなく笑う式を見て、ため息を吐かざるを得なかった。
藍の出血が止まったのを確認して、紫は藍を庭へと呼び出した。
「何でしょう、紫様」
「藍。あなたに新しい技を教えます」
「本当ですか!?」
「えぇ。今のあなたなら大丈夫でしょう。まぁ……少し不安は残りますが」
「う……」
「でも、藍ならきっと使いこなせる。大丈夫」
紫は藍に力強く微笑んだ。
「――! は、はい!」
「よし。それじゃ、実践も交えて説明するわよ。これは弾幕を――」
「ゆかりしゃまー」
紫が説明し、今まさに弾幕を展開しようとしている最中に、橙が赤黒く染まった紫色の服を持ってきた。
「ゆかりしゃまー。これって、昔のゆかりしゃまの服じゃ……」
「!? え、ちょ! そ、それは違うのよ! 昔藍が丸くなるを覚えた時に着てた服じゃなくて! えっとえっとえーっとぉ…………む、むきゃー!」
紫は橙が持ってきた赤黒く染まった自分の服に混乱し、思わず体を丸くして、回転しながらそこら中を飛び跳ねながら弾幕を展開した。
『おー……』
飛び跳ねているせいで複雑になった弾幕と、飛び跳ねている物体自身にも当たり判定があるその技は、式神特有の技として多くの少女を苦しめたのであった。
ブッシャアアアアアア!
らんに9999のダメージ!
「らんしゃま!?」
「さすがだ、橙……。わずか一ヶ月で丸くなるを習得するとは」
「それよりもらんしゃまが赤くなってることが心配です!」
「あぁ……橙。今、私の名を呼ぶな……。可愛すぎて死ね」
「らんしゃまー!?」
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……ガクリ。
「らんしゃまぁああああああああああああああああああ!!」
「全く。自分の式が技を覚えたくらいで出血死寸前になるものがありますか」
「ずびばぜん。ゆ゛がりざま」
藍は両の鼻に特大ティッシュを詰め込んでいた。すでに半分が赤黒くなり、輸血パックも切れそうである。
「大丈夫ですか? らんしゃむぅ!」
「橙。これ以上藍の血を減らすのは止めて頂戴」
「む、むぅ~!」
橙がコクコクと頷いたのを見計らって紫は口を塞いでいた手を離す。
しかし、橙の一連の動作だけで藍のティッシュは三分の四程染まっていた。ちなみに藍は至って青ざめた笑顔である。
「……橙。向こうの部屋に行ってなさい」
「はい。ゆかりしゃま」
紫はだらしなく笑う式を見て、ため息を吐かざるを得なかった。
藍の出血が止まったのを確認して、紫は藍を庭へと呼び出した。
「何でしょう、紫様」
「藍。あなたに新しい技を教えます」
「本当ですか!?」
「えぇ。今のあなたなら大丈夫でしょう。まぁ……少し不安は残りますが」
「う……」
「でも、藍ならきっと使いこなせる。大丈夫」
紫は藍に力強く微笑んだ。
「――! は、はい!」
「よし。それじゃ、実践も交えて説明するわよ。これは弾幕を――」
「ゆかりしゃまー」
紫が説明し、今まさに弾幕を展開しようとしている最中に、橙が赤黒く染まった紫色の服を持ってきた。
「ゆかりしゃまー。これって、昔のゆかりしゃまの服じゃ……」
「!? え、ちょ! そ、それは違うのよ! 昔藍が丸くなるを覚えた時に着てた服じゃなくて! えっとえっとえーっとぉ…………む、むきゃー!」
紫は橙が持ってきた赤黒く染まった自分の服に混乱し、思わず体を丸くして、回転しながらそこら中を飛び跳ねながら弾幕を展開した。
『おー……』
飛び跳ねているせいで複雑になった弾幕と、飛び跳ねている物体自身にも当たり判定があるその技は、式神特有の技として多くの少女を苦しめたのであった。
こうしてアレが出来たのかwww
ゆかりしゃま可愛いです
妖蝶?何を言っているんだ