Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ビンゴゲーム

2013/03/22 00:22:39
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 どうしてこうなった…。
私‐博麗霊夢‐は宴会の騒ぎを思い出しながら一人思い悩んでいた。どうにか弁明しなければ…と…。
きっかけは些細なことだったのだ。

今から3時間ほど前・・・



「ビンゴゲームしようぜー!!」
魔理沙の一言から私の悪夢の始まりだった・・・まあそんなこと気づくはずもなかったんだけどね。
それにお酒が入ってたこともあって持ち前の勘があまり働いていなかったのも事実。
「いいねー」
「賞品あるー?」
「ちょうど退屈してたしいいわね」
などなどみんなの宴会のテンションもあいまってビンゴゲームは始まろうとしていた。
「じゃあ優勝者はこの宴会が終わるまでに誰かに一度だけ命令できるということでどうだ?あーでもどこかの貧困貧乳腋巫女みたいなのもいるからお金がかかることは無しな」
「誰が貧困貧乳腋巫女よ!!」
「いて!何するんだよ!!だって事実じゃないか」
「あんたよりはあるわ」
「お金か?あとで賽銭箱でも確認に行くか」
「胸のほうよ!!」
「ほう?今は私のほうがあると思うぜ」
なぜか一瞬の内に魔理沙の胸が大きくなっていた。
「ッな!?」
「ざまあみやがれ!」
一瞬で大きくなる…PADを一瞬でつける…時を止める…
「ねえ魔理沙」
「ん?どうした霊夢?私より胸が小さいのが不満か?」
「不満よ。でさ、急に胸が大きくなったのって咲夜の仕業かしら?」
「!?」
「あら?あたり見たいね」
「そ…そんなことないぜよ?」
「急に口調が変わったわね」
「紅魔館のメイド長。PAD疑惑あり!?記事になりそうですね…メモメモ」
「なにかいったかしら?」
隣で咲夜が文をつれてどこかへ行った気がするが気のせいだろう。
「まあこんなどうでもいいことはおいといてやるのならさっさとビンゴゲームしない?」
「おう、そうだったな。さっきのどうでもいいトークの間にビンゴカードは渡ったみたいだしな」

「真ん中のところだけあけとけよー。番号は1~50。まあそれ以上あっても責任はとらんがな」
ちなみに参加者は霊夢、魔理沙、レミリア、咲夜、妖夢、幽々子、紫、アリス、文、萃香、早苗、にとりである。
少し気になったので魔理沙に聞いてみた
「ビンゴするのはいいけど番号はどうやって決めるの?まさかあんたが思った数字とは言わないわよね?」
「そんなこと心配しなくても大丈夫だって。おーいにとりー」
「これかい?」
「そうそうそれ。んで霊夢。これがランダムボールリバース装置だ。ちなみにリバースは吐くという意味の…」
「それ以上言わないで頂戴。意味はわかったから」
食事の場でなんてことを言うんだこいつは。
「よし始めるぞ。まず最初はっと…」
スパーン!!
「おっと。障子が破れた」
「あんたあとで覚えておきなさいよ」
「まあとりあえず6だ」
「無視すんな!!」
とはいえビンゴのところに番号があったので多めに見てあげた。
喜ぶ人もいれば残念そうな人もいる。ここまで人間表に出るのか…いや大半は人間じゃないか。
「次行くぞー次は…」
スパーン!!
「おっと天井が…ッチ、壊れなかったか」
「なんかいった?」
「ん?次は9かって言ったんだ。ということで番号は9だー」
「むきゅー」
「「!?」」
「パチュリー様は今日はいらっしゃらないはず…」
「パチェは今日は新しい魔法が完成しそうだから実験室にこもるって言ってたわ」
「そうなら空耳ってことでいっか。さあどんどんいくぜー。次は…」
スパーン!!ブシュ
「針が刺さっただと!?」
「次はあんたよ?」
「すいませんでした。まあ45番だ。」
「リーチ!」
「紫早すぎ!!」と霊夢
「もう少しゆっくりしていったほうが記事にできそうな事件が起きて面白そうなんですがね…。」と文
「シャンハーイ」と上海
「紫様は運がすごいですね…。」と妖夢
「そうね。あの人野心があるとすごく強力だからね。」と幽々子
「「このままじゃ神社半壊計画が…」」と魔理沙とにとり

「さあ次行くぜ。さすがに次で終わりはないだろうしな。もう霊夢に怒られるのもこりごりだから手で出すぜ」
「最初からそうしなさいよ」
「まあいくぜ…32か」
しばしの沈黙…
「誰も特にないな。つぎいくぜ…25だ」
「私リーチよ」
「お、アリス早いな」
「そりゃ上海と私の分あるしね」
「それ反則じゃない!?」
「大丈夫よ。上海でビンゴしたら上海の願いかなえるから」
「シャンハーイ」
「まあいいけど…」
「二人リーチか…そろそろまずいな…じゃあ次行くぜ…38」
「あたしリーチ入ったわ」
「霊夢は強運だからな…ほかはいないかー?」
周りを見渡すと一人そわそわしてるのがいた。
「これで…これで私の霊夢とモゴモゴ」
やばい。これ巫女の勘。
「紫ビンゴなのか?」
「そうよ」
「やけに静かだな」
「そうね。これからのことを考えると体力を温存しとかないと」
なんか悪寒がする。
「ちょっとはやいけどまあいいか…とりあえず紫おめでとさん。でお願いは何だ?」
「そうね。烏天狗ーちょっと来てくれない?」
「なんでしょうか?」
「モゴモゴ」
「その話のりました!」
私の本能が言っている。今すぐ逃げろと…
「ちょっと酔いさましたいから外に行ってくるわ」
「霊夢。それは許さないわ」
「なんでよ紫」
「私の願いは一つ、霊夢写真ショーよ!!」
いやな予感的中!!
「へ?」
とりあえず間抜けな声でごまかしてみる。
「そのままの意味よ、みんなちょっとあれな衣装たくさん用意してくれないかしら?」
「え?いや、それはちょっと」
「おいおい霊夢、ビンゴゲームの罰ゲームはしっかり受けてもらうぜ?」
「ッく…」
「わかったわよ…で、なにきればいいの?」
「まずはこれから」
渡されたものはウェディングドレス
「このくらいなら別にかまわないわ」
10分後…
「これでいいかしら?」
「霊夢可愛すぎだわ…今すぐキスしたいわ。」
「紫気持ち悪いからやめてね」
「ひどい…傷ついたわ…」
と倒れこむ紫。
少し駆け寄った瞬間。
「ごめんモゴモゴ」
「作戦成功」
唇を奪われた。
そしてここぞとばかりにこの瞬間を逃さなかった烏天狗。
そしてにやついてる残りのメンバー。
私は悟った…はめられたと。
神社+ウエディングドレス+キス=?
霊夢は考えた。
霊夢は考えることをやめた。
そしてみんなここぞとばかりに宴会の片づけを始める。…いつもしないくせに。
気が付いたら、片付けが終わっていてみんな「ありがとう」と言って帰っていった。
ありがとうの真意をききたいね。

そして今に至る。
さてどうしたものか…朝になればあの写真を一面に文々。新聞が出回るだろう。
人の噂も75日。人じゃないのばっかだけど。よし寝よう。
みんなそのうち忘れてくれるさ。

朝起きると縁側にいつの間にか新聞があった。
予想通りの一面で、妖怪の大賢者‐八雲紫‐と博麗神社の巫女‐博麗霊夢‐熱愛発覚!?だった
ふてくされて自分の部屋で寝てた霊夢だったが外が何やら騒がしいので行ってみると里の人間がいた。
爽やかな笑顔で迎えようとすると「おめでとうございます」と一言言って逃げられた。
人里にも情報はちゃんと伝わったらしい。
ふとお賽銭箱をみるとたくさんのお金があった。
涙が止まらなかった。
後ろに隙間が出来たのでそこに夢想封印をぶち込んでやった。

むしゃくしゃしてやった。今は反省している。
初めましてktmkと言います。
今回が初投稿でしたがおもしろかったでしょうか?おもしろくなかったですか。すいません。
正直SS書くのは初めてなので不安でいっぱいです。
これからももしかしたら書いていくかもしれないのでその時はよろしくお願いします。では

ktmk
ktmk
コメント



1.こーろぎ削除
初めてのssでこの出来とは…、面白かったです!しいて気になったのはビンゴゲームの内容があまり最後まで生かせてなかった感じがあるところです。
2.名前が無い程度の能力削除
うーむ、つまらんw
せっかくビンゴゲームを題材にしたんだから、それならではの面白味が欲しかった
まあまた書いてね
3.爆撃!削除
良くも悪くも初々しさが滲み出ているssで美味しかったです。
ビンゴボール発射機が好きです。
4.奇声を発する程度の能力削除
ビンゴゲームが最後まで生かされてないように感じました