PCの画面の前のみんなこーんにちわっ☆
ここで巡り合えたのも何かの縁ねっ!
あなたと私を巡り合わせてくれた幸運に乾杯・・・なんてきゃーっ!恥ずかしいなっ☆
え?私が誰だって?そうだっ!自己紹介を最初にしなきゃ
私の名前は十六夜咲夜、いざよい さくや っていうのよっ!
いい名前でしょ☆私も気に入ってるんだもん♪!!
え?メイドさんみたいな服装して職業何やってるの?って?
ふふふふふ☆別にメイド喫茶とかでバイトしてるわけじゃなーいぞっ☆
私にとってはこれが制服なんだからっ!
実はね、私は本職でメイドさんをやってるのっ☆どう?驚いた?
完全で瀟洒なメイド「十六夜 咲夜」
咲夜ちゃんって呼んでくれると嬉しいなっ☆
ええっ?瀟洒が読めないって?これはねぇ・・・「しょうしゃ」って読むのよ♪
これで一つ賢くなったねっ!咲夜も嬉しいなっ☆
え?その歳でメイドってキツくないか?だって?
えへへ☆そんなこといっちゃう子には
「プライベートスクウェア!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶちかましちゃーうぞっ!
私の愛とナイフに串刺しにされちゃうんだからっ☆
そんなこと考えちゃ、メッ!なんだからね☆
ん?メイドさんなら誰かに仕えたりしてるの?
ふふ♪もっちろん、私も仕えてるわよっ、ある方にね☆
え?誰に仕えているか知りたいの?いいわよっ☆特別に教えてあ・げ・る♪
「あら?咲夜今日は一段と楽しそうね」
この人っ!!この方っ!!このお嬢様っ!!!!!
レミリア・スカーレットっていうお名前のこの館、紅魔郷の主なのっ☆
ああっ!咲夜はこの方に一生仕えれることが幸せですぅ!
何から何まで私が世話してあげられる快感っ!もう最高っ☆
そうっ!私はこのお嬢様の犬なの!奴隷なのっ!いや、性奴隷っ・・・きゃっ!咲夜ったらいけないこといっちゃった☆
「咲夜聞いてる?」
あっ!!すみませぇんお嬢様ぁ!!
お嬢様のお綺麗な顔につい見とれて・・・本当に可愛いなぁ・・・お嬢様
顔、手、足、目、唇、鼻、肩、もうほんっとどれもが最高っ!!あーんもう頭がおかしくなっちゃうっ!!
お嬢様のこと考えるだけでもう私の体の血液が沸騰しそうですっ☆
「まぁ・・・いいわ、紅茶でもいれて頂戴」
はぁい!!お嬢様のご命令とあればっ!!たとえ火の中水の中!!
地球の果てだっていきますわっ!!だって私メイドですものっ!一生お嬢様についていきますっ!!
あ、言い忘れてたわ、咲夜ちょっと失敗しちゃった、てへ☆
あのねっ、お嬢様は実はあーんな可愛いんだけど実は吸血鬼なんだよっ☆
だから怒らせたりするとこわいんだからっ☆血とか色々吸われちゃうかもっ♪
で、でもっ・・・私お嬢様になら血を吸われても…むしろ吸われたいっ!!
あのお嬢様の細い手で抱きしめられてっ!!小さいけど尖った歯が私の首筋に…
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!私ったら!私ったら!!そんなこと考えちゃらめぇ
もーっ咲夜ったらいけない妄想しちゃった、てへ☆
お嬢様のために紅茶をいれなきゃねっ!今日はど・の・紅・茶・に・し・よ・う・か・なっと☆
よしっ!今日はこの紅茶にしよっ☆そしてこの紅茶に・・・
「咲夜ちゃんオリジナルブレンド紅茶用 媚薬 を混ぜてっ☆」
これで今日こそはお嬢様も私にイチコロよっ!今日のは格別に濃いんだからっ☆
でもいっつも失敗しちゃってるのよねぇ・・・お嬢様は吸血鬼だしこういう薬には強いからなんだろうけど・・・
せっかく作った私の愛の結晶がお嬢様に届かないなんて・・・咲夜悲しい・・・グスンっ・・・
でも私はめげないわっ!!こんなことでめげてちゃお嬢様へ愛は届かないっ!
そう、私は十六夜咲夜っ!完全で瀟洒なメイドなんだもんっ☆クヨクヨしてるわけにはいかないわっ!!
それに今こそ私の愛をお嬢様に届ける時じゃないっ!今日のは格別よっ格別!
さぁ!紅茶が出来上がりましたっ!お嬢様、私の愛をどうか受け取ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
「紅茶です、お嬢様」
「あら、ありがとう」
ありがとうなんてぇぇぇぇ!!ありがとうなんてぇぇぇぇ!!
私の思考停止しちゃいますぅぅぅぅ!!もう咲夜は心も肉体もドロドロですぅぅぅぅ!!
あんっ!!そんな目で見ないで、お嬢様ぁぁぁぁぁ!!!素敵れすぅぅぅぅ!!
あ、私の愛の結晶に・・・・愛の紅茶に・・・お嬢様が口付けるぅぅぅ
私の愛がお嬢様に飲み込まれるぅぅぅ!!もうらめぇぇぇ・・・幸せすぎてトロけちゃうぅぅぅ
「咲夜、貴女また紅茶に媚薬をいれたわね」
「はい、すいません」
しょ・・・しょんなぁぁぁぁぁぁ!!!私の愛、かっくべっつに濃い愛がぁぁぁぁ
こんなにすぐ見透かされちゃうなんてぇぇぇぇ!あ、もしかして濃すぎたから逆に解りやすく・・・
あぁぁ!!私ったらなんてドジなのっ!ダメ・・・これじゃあお嬢様への愛は届かない・・・
私のかっくべっつ☆に濃い愛は・・・儚く・・・砕け散ってしまうの・・・・?
はっ!!・・・・・・い・・・いや違うわっ!!これはきっと
「バカね咲夜・・・こんなことしなくても貴女の愛は全て受け入れるわ」
き、きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そ、そうっ!!これよぉぉぉ!!このフラグよぉぉ!!
お嬢様は私の愛を見透かした上で、きっと受け入れてくださるのだわっ!!
ああ・・・お嬢様・・・あなたはなんて罪深きお方・・・・
咲夜・・・あなた様の魅力に引き込まれちゃいますぅぅぅぅ!!
「あ、あの咲夜?聞いてる?」
「え?え・・・あ、なんでしょうか」
くるのっ?くるのっ?くるのかしらぁ?
愛が、お嬢様が私の全てを受け入れてくれる日がっ!
遂にくるのねっ!!咲夜この日をどれだけ待ち望んだことか・・・
全てはこの日のために・・・・あぁ・・・お嬢様・・・
この世界のどんな困難もあなたと一緒なら、全て乗り越えていける気がしますぅぅぅ
私の愛をお嬢様が、受け入れてくれる・・・・咲夜・・・・咲夜・・・・・・
咲夜、幸せですぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!
「咲夜、と、とりあえず鼻血は止めるべきじゃないかしら?」
「は?」
説明しようッ!!
完全で瀟洒なメイドである十六夜咲夜には完璧すぎるが故に
その「興奮」が最高潮に達した時に「鼻血」を噴出してしまう、という弱点があるのだッ!
前後の文が全く繋がってないとか、普通に考えてありえないとか
そういうことを言ってるようじゃ物事の本質を見抜くことはできないぞッ
完全で瀟洒なメイド咲夜さんに幸あれ!!そしてみょんと慧音は俺の嫁ッ!!
「はぁ・・・・」
自分の個室のベッドにうつ伏せになりながら大きな溜息を吐く私・・・・
失敗しちゃった・・・・お嬢様もちょっと引いてたわぁ・・・・本当にどうしようっ・・・
私・・・私はただ・・・お嬢様と愛し合いたかっただけなのに…お嬢様・・・・
でも・・・いつまでもクヨクヨしてちゃいけないわよねっ!!
そうよ、私には未来が、明日があるんだものっ☆
お日様さんとお月様さんがいる限り!私には明日が、薔薇色の明日があるんだからっ!!
さぁ、元気を出すのよ咲夜っ!!そして立ち上がるのよっ!
そして、次こそはお嬢様へ、愛を届けるのよっ!!
「そうよっ!!クヨクヨしてるなんて私らしくないわっ!!」
立ち上がったら進むのみっ!!次に私がお嬢様へ愛を届けることができるチャンスは・・・
そ、そうよっ!!夕食があるわっ!!このチャンスを使わないでどうするのっ?
こうなれば媚薬なんかに頼ってはいられないっ!
私のお嬢様への愛とっ!そして料理の腕をフルに使った最高のディナーで
次こそお嬢様へ私の愛を届け、そして受け取ってもらうのっ!!
やるわよ咲夜、薔薇色の未来に向かって!!進むのよっ!!
「あ、お嬢様、お夕飯のお買い物に行ってきますわ」
「あ、あらそう・・・気をつけてね」
気をつけてねっ!!なんてぇぇぇ!!お嬢様が私の身を案じてくれてるっ!!
無事に戻ってくることを望んでるっ!!ああ、なんてお優しい方・・・私の全てよこの方はっ!!
あぁ・・・お嬢様・・・あなた様の優しさに咲夜感涙ですぅ・・・
咲夜、今夜のお夕飯は腕によりをかけてっ!!お嬢様を感涙させてあげれるような
お料理作りますからっ!!そして私の愛を受け取って貰うのよっ!!
お嬢様!私はぁ私はぁ・・・必ず戻ってきまぁす!!そう、あなたのためにっ必ず帰宅しまぁす!!
「♪~♪~♪~」
「あっ!咲夜さん!お買い物ですか?今日はいつになく楽しそうですねっ」
で、出やがった・・・この館、紅魔郷の役立たず門番・・・えーと名前なんだっけ
いけなぁい・・・咲夜、門番さんの名前忘れちゃったぁ・・・てへ☆
んーまぁなんか中華っぽいし中国でいいや、中国
ってかこいつ見るといーっつもっ!!コンプレックスのこと思い出すのよね・・・
せっかくお嬢様のお陰でいい気分だったのに・・・ほんと最悪だわぁ・・・
「あ、今日は不謹慎な輩はいなかったですよ!私も安心してお庭の手入れができました!」
「あ、あらそう」
無垢な笑顔で仕事の報告をいれてくる中国・・・
つーかなんだこいつ?なんでお嬢様のお庭をこいつがやってんの?
お嬢様の庭ってことはイコール、私の担当だってことわかってないの?バカなの?
・・・ていうかさっ!さっきから胸揺れてるのよっ!胸
ふざけんなよ!何卑猥なもの揺らしてんだよ、あ?揺らしてんの?揺らしてんのかこいつ?
視線がそこにいっちまうんだよ!なんだそのでかいサッカーボールは
あ?蹴って穴あけて萎ませたろか?ナイフで刳り貫いて晒し胸にしてもいいんだぞコラ
「ど、どうしたんですか?顔色が清ましませんけど・・・」
あーーっ、もうっ!その胸だよ、その不謹慎なブツを近づけるんじゃねぇよ!
っていうかよっ!私だってよ、あと数年かすれば・・・あと数年すればそれぐらいになるんだよっ!
そうだっ!てめぇの砦の巨乳だってなぁ、あと数年でこの瀟洒なメイドに奪われるんだよ
てめぇから巨乳とったら何ものこんねぇだろ、中華人民共和国さんよぉ・・・
「あ、あのぉ・・・大丈夫でs・・・あっ!!」
ブチブチッ!!
「あぁ・・・き、キツかったのかなぁ・・・あ、すいませんお見苦しい物見せてしまって・・・・」
何コレ?何私に対するあてつけ?ていうか何?お前ふざけてんの?
ていうか紐切れるってどんだけだよ?何物理法則無視してんの?
もしかして気を使って切った?インチキ?じゃあなにさ、私に対する挑戦か?
あ、巨乳だからっていい気になんじゃねぇぞ?私だってなぁ・・・私だってなぁ・・・
「あ、あのぉ・・・咲夜さん?」
「・・・・・」
「あ、あのぉ・・・・・・・」
「うるせええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
「きゃああああああ!!」
「プライベートスクウェア!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――時は止まる
時は止まった・・・この凍結した時の中で動けるのは私のみ・・・
・・・・なんだこいつ?あ、何?巨乳で足の露出度高いとこんな人気でんの?
ていうか何主人と先輩刺して最萌え優勝とかしてんの?空気嫁よ・・・
いや、もういいわ・・・時を止めたの・・・その中でやることは一つのみよっ!
はぁい☆咲夜ちゃんの拷問タイムでちゅよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
私のナイフがこの門番の、中国の血を求めて疼いてやがるっ
いいわ、可愛いナイフ共、あの存在自体が猥褻物の血を思いっきり吸わせてあげるわよっ
あらぁ・・・門番さんもナイフを投げて、刺して欲しそうな顔してるじゃなぁい
欲しい?これ欲しい?私の愛が欲しい?
それなら好きなだけあげちゃうわよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
「死ねっ!」
指と指の間に挟んだナイフを中国に向かって投げるっ!
「死ねっ!」
また投げるっ!
「死ねっ!」
もっと投げるっ!
「死ねっ!」
まだ投げるっ!
「消し飛べっ!!」
ついでに中国の周りを弾幕で多い尽くす
はっはっはっいいピエロだな門番さんよぉ・・・・
もっとも・・・時が止まってる貴女には見えてもいないだろうけどねぇ・・・
そして時が動き出した瞬間、あなたはナイフと弾幕に抱きしめられてオサラバってわけ☆
いいじゃなぁい?私の愛のナイフに抱きしめらるっていうことを・・・
「光栄に思いなさい!!!時は動き出すっ!!」
「えっ?ちょ、これ、な・・・GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」
私ったらまたやっちゃった、てへ☆
さっきまで門番さんだった何かを踏みつけながら私は紅魔郷の外にでるのっ!
ああ、お日様さんはいつも私を照らしていてくれるのねっ!
お庭のお花さんっ!行ってくるわっ!!お嬢様へ愛を届けるためにっ!!
「「「咲夜ちゃんいってらっしゃーい」」」
うんっ♪、お花さんもちゃんと私を見送ってくれているっ!
私は皆から愛されているんだわっ!あとは・・・あとは私の一番大切な人にっ!
私の全てを、愛を届け、そして受け入れてもらうだけっ!
その為なら私はなんだってやるわっ!お嬢様が望むなら肉体だって・・・・きゃっ☆咲夜いけないこといっちゃったっ☆
なんか「さ、さくやしゃー・・・・ゔっ・・・・」とかそんな声が聞こえた気もするけど気にしないっ☆
「レミリアう~~♪お夕飯、お夕飯」
今、お夕飯を求めて全力疾走している☆WA☆TA☆SHI☆
お嬢様にっ!私の愛を、愛の結晶を届けるためにっ!
最高のディナーを振舞うためにっ!お夕飯の食材を探しているのよっ☆
さぁて・・・今日はどんな、どんなお夕飯にし・よ・う・か・なっ☆
お嬢様はお野菜が嫌いだったわねぇ・・・で、でもっ!野菜も食べないと
☆だ☆め☆な☆ん☆だ☆か☆らっ!☆
んんーっ・・・でもぉ・・・私の愛を届けるための料理・・・中々決まらないのよねぇ・・・
ディープでっ!それでいてソウルでっ!ヒートでっ!!
そんなお料理・・・ないかしらっ・・・・・・あっ!!!
「ビ、ビーフシチューなんてどうかしらっ!!」
ビーフシチュー!!いいわぁ・・・これなら野菜も美味しく食べれるしぃ
お嬢様のお好きなお肉も入ってるしぃ・・・それになによりも私の得意料理だもんっ!
え?なんでビーフシチューが得意なんだって?ふふ☆それはねぇ・・・
ビーフシチューはぁ・・・
ビー フッ☆として シ ☆チュー☆する料理なんだもんっ☆
私の愛、そうよっ!これなら私の愛もお嬢様に届けることができるわっ
そしてぇ・・・そしてぇ・・・愛を・・・愛を受け取ってもらうのっ☆
あまぁく・・・あまぁく炒めて、トロトロぉ・・・にした玉葱にぃ・・・
あまぁく、あまぁく味付けした人参にぃ・・・
そ、そしてっ!私の愛が混ざり合った、最高のシチューよっ!!
「これで、お嬢様も私にメロメロよぉぉぉ!!」
そうと決まればっ!食材をっ!いいえっ!お金を払ってる時間が勿体無いわっ
「プライベートスクウェア!!!!」
時は止まったぁ・・・好きな食材を取っていきましょぉぉぉ☆
あぁ・・・この玉葱ならお嬢様もメロメロにぃ・・・・この人参なら・・・このお肉なら・・・このピーマンならっ!!
お嬢様のためにっ!!私は愛を届けるためならっ!
なんだってやるわよっ!!
――時は動き出す
「わぁっ!!店の野菜がなくなってるぅぅ!!」
「私の店のお肉もよぉぉぉ!!」
「泥棒だぁぁあ!!さては白黒っ!お前だなっ!?」
「え?わ、私は違うぜっ!断じて違うっ!」
「白黒が犯人だっ!捕まえろぉぉぉ」
「うわぁぁぁぁぁやめろぉぉぉぉっ!!」
後ろがすこーし、うるさいけどっ!咲夜そんなこと気にしないっ☆
だ、だって後ろのみんなの叫び声だってっ!
お嬢様に愛を届けるために頑張る今の咲夜にはっ!ファンファーレに聞こえるわっ☆
みんな、私を、咲夜を応援してくれてるのねっ!
咲夜大感激っ!!
「私の店のパッドも盗まれてるぅぅぅ!」
「あ、そりゃ紅魔郷のメイド長だぜっ!私じゃあないっ」
お前は死刑☆
「ぎゃあああああっ!ナイフがぁぁぁぁ!!」
みんなの私のためのファンファーレを聞きながら
私は館へスキップしながら帰るの☆
あぁ・・・もうすぐで、もうすぐで・・・お嬢様にあえるのねっ!
咲夜、咲夜はお嬢様のためにっ!今帰宅しましたぁぁぁぁ!!
「♪~♪~♪~」
ちょっと前までは門番さんだった何かを踏みつけ、私は館に戻るのっ☆
もーっ・・・門番さんちゃんとお仕事しないと、メッ☆だよっ♪
あぁ・・・私は帰ってきたのねぇ・・・この匂いっ・・・この風景っ、そしてこの感覚っ!
お嬢様が私の帰りを心待ちにしているのがわかるっ!わかるのよっ!
「お嬢様、ただいま戻りました」
「あら、おかえり・・・そういえばもうこんな時間ね、夕食にしましょ」
「はい、かしこまりました」
ぁぁぁぁぁんっっ!!お嬢様ぁぁぁ私におかえりなんてぇぇぇぇ
貴女様の犬にっ!奴隷にっ!おかえりって言葉をかけてくださるなんてぇぇぇ
なんてお優しいのかしらっお嬢様はっ!
お嬢様の優しさと美しさは大宇宙の奇跡よっ!!
それではぁぁぁ咲夜っ!お嬢様の言いつけ通りっ!お夕飯の準備を致しますぅぅぅ
お嬢様の命令をっ!やることができる幸せっ!
あぁ・・・咲夜・・・体がドロドロに溶けちゃいそうですぅぅぅぅぅ☆
「わぁぁぁぁっ!!咲夜がっ!咲夜が溶けてるわぁぁぁぁっ!?」
「は?」
説明しようッ!!
完全で瀟洒なメイドである十六夜咲夜には完璧すぎるが故に
その「興奮」が限界を超えた時に「肉体」をドロドロに溶かしてしまう、という弱点があるのだッ!
前後の文が全く繋がってないとか、ていうか2回目じゃんこれ、とか
そういうことを言ってるようじゃ黄金長方形を見つけることはできないぞッ
メタルで瀟洒なメイド咲夜さんに幸あれ!!そしてえーき様と文は俺の嫁ッ!!
「うーっ・・・またやっちゃったわぁ・・・」
ビーフシチューを作りながら少し黄昏る私・・・あぁ・・・やってしまったわぁ・・・・
お嬢様もちょっ・・・いや、かなり引いてたぁ・・・もう嫌われちゃったとか?
ていうかメイド長解任とかっ?それだけはっ!それだけはいやぁぁぁぁぁぁぁ!!
大体なんであそこで溶けるのよっ!意味が不明だわっ!
誰よっ!私をこんなふざけた体質にしたのはっ!らんまもびっくりよっ!
でも・・・ビーフシチューを作りながら・・・私は思うのっ・・・
「クヨクヨしてちゃ・・・いけないって・・・ね☆」
そうよっ!今、私の目の前にはっ!お嬢様への愛のドロドロがあるじゃないっ!
この愛のドロドロをお嬢様に届けっ!そして愛を受け取ってもらうのよっ!
私はこの夢、希望のために一生を捧げるんだからっ!!
さぁっ!元気をだして咲夜、そして夢に向かうために、こういうのよっ!
「☆咲夜ちゃんっ☆ドリーーーームッ!!!☆」
体の芯までお嬢様への愛で満たされていくのが私には解る・・・
心地よい感覚・・・私の肉体ももうトロトロに出来上がって・・・
も、もうビーフシチューの具材、といっても見分けがつかないほどにっ・・・
っ、ってあれっ?ほんとうに周りがビーフシチューだわっ?
て、ていうか肉体が肉体が熱いっ!ちょ、燃えるっお嬢様に萌えるわよっ!?
「何コレって・・・えぇぇぇぇぇぇぇ!!」
説明しようッ!!
完全で瀟洒なメイドである十六夜咲夜には完璧すぎるが故に
その「興奮」が時をも超えた時に「愛」と一体化してしまう、という弱点があるのだッ!
前後の文が全く繋がってないとか、ていうかgdgdだろこれ、とか
そういうことを言ってるようじゃ過去を乗り越え、未来を手にすることはできないぞッ
愛に塗れた瀟洒なメイド咲夜さんにグッドラックッ!!そしてゆかりんと魔理沙は俺の嫁ッ!!
ちょ・・・ちょ何これぇぇ!私も見たことないわっ!何これぇ?
え?新能力?時を止める以外に新しい能力覚醒?私のスタンドどうなってるのぉぉぉ!?
破壊力:完成 スピード:完成 持続力:完成 精密動作:完成 成長性:完成 射程距離:∞
私がっ!ビーフシチュー・・・いや違うっ!お嬢様への愛と同化したのっ!?
そ、そんなっ・・・私が愛そのものになるなんてっ・・・で、でも
「あれ?メイド長が見当たりませんが・・・これはお嬢様にお出しするものですよね?」
メイド長ここっ!この中っ!このビーフっ・・・いや、愛のドロドロの中なのよっ!
助けてっ!熱いのっ、熱いのよすっごくっ!火を止めておいたのが唯一の救いだったわっ
「このままだと冷めちゃうし・・・お嬢様にお出ししても・・・いいですよねぇ・・・」
えっ!?も、もしかしてこのままだと私がお嬢様に食べられちゃうのっ?
そ、そりゃあ・・・食べられたいとは思ってたけど・・・で、でもそれは性的なっ・・・きゃっ!またいけないことを・・・
なんて言ってる暇ねぇ!!じ、実際食べられるなんて・・・そ、そんなぁ・・・
あ、あっ!運ばないで、私を綺麗にお皿に盛り付けないでぇぇぇぇ!!
そ、そういえば・・・冥界の半霊は・・・主に肉体の半分(半霊の方)を食われたのよねっ・・・
わ・・・私もそうなるのぉぉぉ!!??
「あら、今日はビーフシチュー?でも珍しいわね・・・咲夜が運びにこないなんて」
「メイド長の姿が見当たらないんですよね・・・どこにいったのかなぁ・・・」
「まぁいいわ・・・咲夜が私に内緒で勝手に館を抜け出すなんてことはないし・・・」
「そうですよねぇ・・・じゃあ私は館の中を探してみます」
メイド長ここぉぉぉっ!!ここなのよぉぉぉぉぉぉ!!
ちょ、ちょっといかないでっ!私はここなのよっ!本当の、本当の私を見てよぉぉぉぉっ!
「美味しそうね・・・それにしても咲夜は本当にどこいったのかしら・・・」
お・・・お嬢様・・・心から私の心配をっ・・・ううっ・・・咲夜感激ですぅ・・・・
あぁ・・・お嬢様の麗しき唇がぁぁぁ・・・私に・・・私の愛とっ!私自身が混ざり合ったっ!
愛のドロヘドロにっ!近づいてぇぇぇぇ!!あぁぁらめぇぇぇぇぇ・・・
も・・・もしかして・・・これが愛の最終形態っ!?私とお嬢様は文字通り一つになるのっ!?
そうよっ!!これこそ・・・これこそ私が望んでた・・・心と肉体も一つになるということなのねっ!
それに私・・・お嬢様にならっ!お嬢様にならっ!食べられてもいいっ!
さぁ・・・お嬢様っ!私の愛を食べてくださいっ!そして私と・・・私と一つになりましょうっっ!!!
「モグモグ・・・モグモグ・・・パクモグ・・・」
あぁぁぁぁぁん!!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!
お嬢様が私を・・・私を・・・私の愛のドロヘドロを食べてくださっているっ!!
完全で瀟洒なメイドの十六夜咲夜っ・・・咲夜・・・・・
咲夜幸せですぅぅぅぅぅぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううっ!!!!!!!!!!!!!
「あー流石にこれは少しgdgdかしら・・・でもいい出来じゃなぁい?ねぇフラン」
「わ、私はこれを原作に・・・絵を描くのかしらぁ?」
「いいじゃない、この傑作に絵を描けることを光栄に思いなさいな」
ガチャン!パリンッ!!
「ん?こぁかしら?ちょっとぉ?何やってるのぉ?」
「パ・・・パチュリーぃぃぃ・・・う・・・後ろぉぉぉぉぉ」
「へ?」
閉鎖された密室の空間、微かに香る黴の臭いと埃っぽい室内・・・
知識が飛び交うその図書館の中には、二人の少女がこの世の終わりともいえる表情を・・・
一方は華奢な体に綺麗な羽と尻尾を生やした悪魔の妹、フランドールスカーレット
そしてもう一方は、紫の服に身を包み、髪の毛もこれまた紫な、一週間少女パチュリー・ノーレッジ
彼女らは後ろに立ちはだかる、その姿を見た瞬間、何を悟ったのだろうか
死か?絶望か?それとも・・・・いや・・・彼女たちの心境を語るより、
彼女たちが何を見たかを説明するのが先になるだろう・・・
彼女たちは振り向いた・・・そしてその視界に、嫌でも入ったものは
メイド服に身を包んだ、完全で瀟洒なメイド長だったのである・・・
それが彼女たちの、いや、正確にいえば一週間少女パチュリーの最後に見た景色だったのだろう
フランドールは助かった、まぁそのメイドが仕える主の妹だから当然といえば当然だ
しかし・・・一週間少女は助からなかった・・・動く大図書館とも言われた、魔法使いのその少女
天命を全うする前に、鬼神と悪魔と魔王と犬とメイドとパッドをたして2で割ったような鬼に・・・
・・・・いや、この先は語る必要もないだろう・・・どうなったかは想像がつくはずだ・・・
しかし物語を終局させるには締めとする何かが必要だ・・・
だから私は・・・元パチュリー様の従者として、図書館の管理補佐をしていたものとして・・・
パチュリー様が最後に聞いた言葉を、あなたたちに伝えようと思う・・・
そう・・・その言葉はとても完全で瀟洒な呪文・・・
「プライベートスクウェア!!!!!!!!!!!!!!!!」
( ゚д゚)
(゚д゚)
もしかしてこれが鯉ですね、わかります
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、 ┃ ━━━━━━━━
ァ /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 ) ┃ ┃┃┃
' Y ー==j 〈,,二,゙ ! ) 。 ┛
ゝ. {、 - ,. ヾ "^ } } ゚ 。
) ,. ‘-,,' ≦ 三
ゞ, ∧ヾ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧ 三 ==-
/ |ヽ \-ァ, ≧=- 。
! \ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
| >≦`Vヾ ヾ ≧
〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
いいえ、それは鮒です
ここまで壊れた咲夜さんはあまり見ないと思う
つまり何が言いたいかというと…
GJ!!
これっていいのか?
ただ美鈴への態度は不快でした。咲美が俺のジャスティスなもので
そんなこといってたら大方のssの展開はすでに同人誌で出てるんじゃない?
お前これ言いたかっただけちゃうんかとwwwwwwww