魔理沙が好き。
いつからだったろうか?この気持ちが明確になったのは。
わからない。気づいたら虜になっていた。
本当に、あの魔法使いは随分と厄介な魔法をつかってくれたものだ。
「恋の魔法」なんて言う厄介な、それなのに不思議と受け入れてしまうような魔法。
告白、したらどんな反応が返ってくるだろうか?
怖い。それが原因で嫌われたり、距離が開くことが・・・・・・怖い。
魔理沙はきっとそんなことで嫌いになったりはしないだろうと思う。
けど、今のままでも十分すぎるくらいな距離なのだ。
敢えてそれを崩すなんて、馬鹿みたいだ。
それでも、やっぱりいつかは――
アリスが好きだ。
いつからだったか、「もしかしたらそうかもしれない」なんて思い始めたのは。
わからない。気づいたら意識していた。
本当に、あの人形遣いは随分と厄介なものを残してくれた。
「七色の魔法」だかなんだか知らないが、私を染めてくれやがって。
あいつは、どう思っているだろう?
多分。嫌われてはいないはずだ。
お茶にだって誘ってくれているのだから。
だけど、今のままは嫌だ。
どんな結果になろうと、私は待っているなんて性に合わないからな。
今度だ、今度は私がお茶に誘ってやろう。そして――
「好きだ」って言ってやろう。
アイツはどんな顔をするだろう?
どうしよう、楽しみになってきた。
アリだと思いますよ?
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