Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

速さ=距離÷時間

2008/08/25 19:39:25
最終更新
サイズ
2.32KB
ページ数
1
※一部オリ設定が含まれます。





「夏休みの友?」

「この外の書物なんだが、用途は『夏休みに毎日学習させる』らしい。
 “友”だというのに“させる”とは、何ともおこがましいことだね」

「ちょっと見せてくれ。……なんだ、要するに寺子屋の宿題か」

「そのようだね。しかし、幻想となるほど“友”に忘れられたんだろうか。
 この時期、初めの数頁だけ書き込まれたものが、時折無縁塚に落ちているんだ」

「嫌われたのかもしれないぜ。どっちにしろ、友達甲斐のない奴らだな」

「子供向けだが、外の書物であることには違いない。一度読んでみると良いよ。
 思わぬ発見があるかもしれない」







「速さは距離割る時間……。そうか、この方法なら!」

「何か思いついたのかい? この店には被害を出さないでおくれよ」

「幻想郷、いや、全世界最速を体験してくるぜ!」

「いきなり大声で叫ばないでくれ。君は既に、音の速さほどには飛べるじゃないか。
 この幻想郷内ならそれ以上速く飛べても、あまり意味はないんじゃないか?」

「魔法使いは常に向上心を持つものだぜ。早速、紅魔館と三途の川へ寄らないとな」

「何をする気な……行ってしまったか。あまり周りに迷惑をかけなければいいが。
 ……おや、忘れ物でもしたのかい? やけに嬉しそうな顔をしているが」







「お嬢様が許可したから別に良いけれど、貴方もよくこんなこと思いつくわね」

「あたいは無断だからサボりになっちまうね。まあ面白そうだから協力は惜しまないが」

「付き合ってくれて感謝してるぜ。二人の能力がそろわないとできないからな」

「私は貴方の時間の流れを速めればいいのよね。ワインの熟成と同じ方法で行うわ。
 出来る限りということだけど、とりあえず初めは千倍くらいからで良いかしら。」

「あたいはそれに併せてお前さんの飛んだ距離を、とにかく伸ばしゃいいんさね。
 そんじゃあたいも、千倍くらいから始めさせてもらうかね」

「ここからあそこの木の隣まで最高速で飛ぶから、その間にお願いするぜ」







「ピカッと光って消えちまったね。魂が見えないから、死んでは無いと思うが……」

「能力を使ったのは瞬間的だったから、そこまで遠くには行ってないと思うのだけれど……」

「こりゃ探しにいかないと不味いかね……っと、いつの間に後ろへ回ったんだい?」

「無事だったのね。表情を見る限り、目的は達成できたのかしら?」







「一瞬光に包まれたような気がしたが、何も変わったことは無かったぜ!
 あまりに速くて全世界最速は知覚できなかったか……、少し残念だぜ。
 二人の姿が見えないが、私はいったいどこまで飛んだんだ?」

「幻……、い…、全……最速……験し…くるぜ!」

「あれは……私の声か?」
音速=約340m毎秒
約340m毎秒×1000×1000=約34万km毎秒
光速=約30万km毎秒

能力を使えばきっと限界を超えられる……かも
玄海月
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ワープ1達成おめでとう魔理沙。
魔理沙が実験をしようと決めたとき、過程の前に結果が来てしまったんですね。
2.名前が無い程度の能力削除
輝夜を超えたか
3.時空や空間を翔る程度の能力削除
黄金聖闘士かwwwwwww
4.名前が無い程度の能力削除
光速を超えた物体の時間は逆行します。
5.名前が無い程度の能力削除
なるほど。だからメイド長は何時までも少女なのですね。
蒸発しない彼女に惚れたwww
6.名前が無い程度の能力削除
タイムワープかwww音速の壁にでもぶつかるんじゃないかとハラハラしてたがw
7.名前が無い程度の能力削除
宇宙の法則に従えば何物も光の速さを超えることはできない。それ自身の法則に従うような物質を除いては - ダグラス・アダムズ

宇宙の法則まで無視するとはさすが幻想郷だ
8.名前が無い程度の能力削除
時間逆行までは読めなかった。GJ。
9.名前が無い程度の能力削除
『速さ=距離÷時間』って相対論に於いては光速より非常に小さい速さでしか成り立たない近似式に過ぎなくて、実際には速さを大きくしようとするとレt……もとい、質量がドンドン増えて、光速に達するためには無限大の質量にならないと行けないんですよね。確か。霧雨・ブラックホール・魔理沙。

でも幻想郷なら能力でなんとかなりそうな気がするから不思議だwww
10.ガナー削除
魔理沙の様に、箒に跨った状態で音速飛行をすると、速さによっては比較的速い段階で、衝撃波のエネルギーを喰らい首が飛ぶ。らしい。