※一部オリ設定が含まれます。
「夏休みの友?」
「この外の書物なんだが、用途は『夏休みに毎日学習させる』らしい。
“友”だというのに“させる”とは、何ともおこがましいことだね」
「ちょっと見せてくれ。……なんだ、要するに寺子屋の宿題か」
「そのようだね。しかし、幻想となるほど“友”に忘れられたんだろうか。
この時期、初めの数頁だけ書き込まれたものが、時折無縁塚に落ちているんだ」
「嫌われたのかもしれないぜ。どっちにしろ、友達甲斐のない奴らだな」
「子供向けだが、外の書物であることには違いない。一度読んでみると良いよ。
思わぬ発見があるかもしれない」
「速さは距離割る時間……。そうか、この方法なら!」
「何か思いついたのかい? この店には被害を出さないでおくれよ」
「幻想郷、いや、全世界最速を体験してくるぜ!」
「いきなり大声で叫ばないでくれ。君は既に、音の速さほどには飛べるじゃないか。
この幻想郷内ならそれ以上速く飛べても、あまり意味はないんじゃないか?」
「魔法使いは常に向上心を持つものだぜ。早速、紅魔館と三途の川へ寄らないとな」
「何をする気な……行ってしまったか。あまり周りに迷惑をかけなければいいが。
……おや、忘れ物でもしたのかい? やけに嬉しそうな顔をしているが」
「お嬢様が許可したから別に良いけれど、貴方もよくこんなこと思いつくわね」
「あたいは無断だからサボりになっちまうね。まあ面白そうだから協力は惜しまないが」
「付き合ってくれて感謝してるぜ。二人の能力がそろわないとできないからな」
「私は貴方の時間の流れを速めればいいのよね。ワインの熟成と同じ方法で行うわ。
出来る限りということだけど、とりあえず初めは千倍くらいからで良いかしら。」
「あたいはそれに併せてお前さんの飛んだ距離を、とにかく伸ばしゃいいんさね。
そんじゃあたいも、千倍くらいから始めさせてもらうかね」
「ここからあそこの木の隣まで最高速で飛ぶから、その間にお願いするぜ」
「ピカッと光って消えちまったね。魂が見えないから、死んでは無いと思うが……」
「能力を使ったのは瞬間的だったから、そこまで遠くには行ってないと思うのだけれど……」
「こりゃ探しにいかないと不味いかね……っと、いつの間に後ろへ回ったんだい?」
「無事だったのね。表情を見る限り、目的は達成できたのかしら?」
「一瞬光に包まれたような気がしたが、何も変わったことは無かったぜ!
あまりに速くて全世界最速は知覚できなかったか……、少し残念だぜ。
二人の姿が見えないが、私はいったいどこまで飛んだんだ?」
「幻……、い…、全……最速……験し…くるぜ!」
「あれは……私の声か?」
「夏休みの友?」
「この外の書物なんだが、用途は『夏休みに毎日学習させる』らしい。
“友”だというのに“させる”とは、何ともおこがましいことだね」
「ちょっと見せてくれ。……なんだ、要するに寺子屋の宿題か」
「そのようだね。しかし、幻想となるほど“友”に忘れられたんだろうか。
この時期、初めの数頁だけ書き込まれたものが、時折無縁塚に落ちているんだ」
「嫌われたのかもしれないぜ。どっちにしろ、友達甲斐のない奴らだな」
「子供向けだが、外の書物であることには違いない。一度読んでみると良いよ。
思わぬ発見があるかもしれない」
「速さは距離割る時間……。そうか、この方法なら!」
「何か思いついたのかい? この店には被害を出さないでおくれよ」
「幻想郷、いや、全世界最速を体験してくるぜ!」
「いきなり大声で叫ばないでくれ。君は既に、音の速さほどには飛べるじゃないか。
この幻想郷内ならそれ以上速く飛べても、あまり意味はないんじゃないか?」
「魔法使いは常に向上心を持つものだぜ。早速、紅魔館と三途の川へ寄らないとな」
「何をする気な……行ってしまったか。あまり周りに迷惑をかけなければいいが。
……おや、忘れ物でもしたのかい? やけに嬉しそうな顔をしているが」
「お嬢様が許可したから別に良いけれど、貴方もよくこんなこと思いつくわね」
「あたいは無断だからサボりになっちまうね。まあ面白そうだから協力は惜しまないが」
「付き合ってくれて感謝してるぜ。二人の能力がそろわないとできないからな」
「私は貴方の時間の流れを速めればいいのよね。ワインの熟成と同じ方法で行うわ。
出来る限りということだけど、とりあえず初めは千倍くらいからで良いかしら。」
「あたいはそれに併せてお前さんの飛んだ距離を、とにかく伸ばしゃいいんさね。
そんじゃあたいも、千倍くらいから始めさせてもらうかね」
「ここからあそこの木の隣まで最高速で飛ぶから、その間にお願いするぜ」
「ピカッと光って消えちまったね。魂が見えないから、死んでは無いと思うが……」
「能力を使ったのは瞬間的だったから、そこまで遠くには行ってないと思うのだけれど……」
「こりゃ探しにいかないと不味いかね……っと、いつの間に後ろへ回ったんだい?」
「無事だったのね。表情を見る限り、目的は達成できたのかしら?」
「一瞬光に包まれたような気がしたが、何も変わったことは無かったぜ!
あまりに速くて全世界最速は知覚できなかったか……、少し残念だぜ。
二人の姿が見えないが、私はいったいどこまで飛んだんだ?」
「幻……、い…、全……最速……験し…くるぜ!」
「あれは……私の声か?」
魔理沙が実験をしようと決めたとき、過程の前に結果が来てしまったんですね。
蒸発しない彼女に惚れたwww
宇宙の法則まで無視するとはさすが幻想郷だ
でも幻想郷なら能力でなんとかなりそうな気がするから不思議だwww