Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

霊夢と賽銭箱

2009/04/26 21:12:39
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この作品を読むときはお金を用意してお読みください。
多少キャラの性格が違うかもしれませんがそれでもOKという人は続きをどうぞ。

















 
 ~博麗神社~
 博麗神社には賽銭箱がある。しかしいつも中身は空。
 博麗神社の巫女、霊夢はお金が無く困っていた。

 掃除を終わらせ、縁側でお茶を飲んでいると

「霊夢。お邪魔するぜ」

 親友、霧雨魔理沙がやってきた。
 
「何か用?素敵な賽銭箱はあっちよ。あなたは入れないでしょうけども」

「いきなり酷いじゃないか」

「あら。あなたは一度でもお賽銭入れたときある?」

「……そうだな。うーん」

 急に考え込んでしまった。
 しかし、そんな魔理沙の様子を気にせず霊夢はお茶を飲む。

「今日は…お賽銭を入れてやるぜ」

「へ?」

 思わず間抜けな声が出てしまった。
 あの魔理沙がお賽銭を入れるといったのだ。
 お茶を飲み干し、魔理沙のほうを向く。

「本当に?」

 一割も期待せず聞いてみる。

「ああ。本当だぜ」

「いつも霊夢と楽しく過ごしたいからな。
 そのために今日はお賽銭を入れてやるぜ。
 優しい魔理沙様に感謝しな」

 口では偉そうなことを言っているが顔が赤い。
 魔理沙は帽子で顔を隠す。

「ありがとう。感謝するわ。お茶飲む?」

「………」

 返事が無いがお茶を淹れてやり、魔理沙に渡す。
 無言のままお茶を飲み、魔理沙は賽銭箱のほうへ行く。

 チャリーン

 本当に入れた。霊夢は嬉しくて泣きそうになるがなんとか堪える。

「魔理s「じゃあな、霊夢」

 霊夢がもう一度お礼を言おうとすると魔理沙が飛んでいく。
 霊夢は賽銭箱の中を見る。
 中には百円玉。小さな金額だが、霊夢は喜んだ。



+++

 昼。
 霊夢は昨日のこともあり、機嫌が良かった。
 日課の掃除を終わらせ、またお茶を飲む。

 すると隙間が開き

「こんにちは。霊夢」

 大妖怪、八雲紫が挨拶をした。
 普通の人間なら驚くが霊夢は全く驚かない。
 しかし

「こんにちは。紫」

 紫が驚いて固まってしまった。
 あの霊夢が挨拶を返してくれた。しかも笑顔で。
 嬉しいがものすごく不安になる。何かあったのかと。
 不安に押しつぶされる前になんとか口を開く。

「あら。珍しいわね。何かあったの?」

 皮肉交じりにそういった。
 今度はいつもの霊夢に戻ってくれるだろうと思って。
 しかし戻るどころかさらに驚くことになる。

「昨日ね。魔理沙がお賽銭を入れていってくれたのよ」

「……もう一回言ってくれる?」

 驚きのあまり幻聴を疑った。寧ろそうであってくれと。
 しかし、その期待は見事に裏切られる。

「魔理沙が、お賽銭を、入れてくれたの」

「それ…本当?

「疑うなら賽銭箱の中身見てきたら?まだ取ってないから」

 天狗に勝るかもしれないほどの速さで賽銭箱の中身を見る。
 確かにあった。百円玉が。
 これで紫は納得した。なるほど、だから霊夢は機嫌がいいのか。
 なら、もっと霊夢の機嫌を良くしよう。
 ついでに、今より仲良くなろう。

「なら霊夢。私も入れてあげる」

「えっ!本当?!」

 いつもは信じない霊夢は昨日の所為か簡単に信じた。
 紫もこれで安心してお賽銭を入れられる。
 そう思って2枚のお札を入れた。

「ありがとう!紫!そうだ、お茶でも飲んでって」

「そう。じゃありがたく貰うわ」

 こうして2人はさらに仲良くなった。
 お賽銭箱には紙幣が2枚。2000円が入っていた。


 +++

 夜。
 食事を済ませて風呂に入り、寝ようかと思って布団を敷き始めたところ

「こんばんは。霊夢」

 吸血鬼、レミリア・スカーレットがやって来た。
 またもや紫と同じくレミリアも固まった。
 今日の霊夢はなんか変!笑顔で挨拶した。どうしよう……
 そう思っていたところに霊夢が話しかけた。

「レミリア。お茶でも飲んでいく?」

 霊夢は今なんと言った?お茶でも飲んでいく?
 ケチだった霊夢が自分からお茶を飲むかと言ってきた。

「あ、ありがとう。頂くわ」

「そう」

 そういって霊夢はお茶を淹れに行った。
 レミリアは霊夢の笑顔を見れたので嬉しかった。
 だがその分、どうしてこんなにも機嫌が良いのか知りたくなった。

「はい。お茶」

 そう考えているうちに霊夢が戻ってきた。
 そして疑問を投げかけてみた。

「霊夢。あなた、今日はずいぶん機嫌がよさそうね。
 何か良いことでもあったのかしら?」

「そうなのよ。よく気付いたわね。聞いてくれる?」

 霊夢は自慢話をするようにレミリアに話し始めた。
 というかあんな様子じゃ何も無かったと思うほうがおかしいんのではないか。
 鈍感ということで有名な古道具屋の店主でも気付くはずだ。

「昨日ね、魔理沙がお賽銭入れて行ってくれたの!
 それにね、昼に紫も来て同じくお賽銭入れて行ってくれたの!」

 ずいぶん嬉しそうな声だ。
 お賽銭でそんなにも喜んでくれるのなら私も入れてやろう。
 そうすればまた霊夢の笑顔が見れるようになる。

「そうね。私もお賽銭入れていくわ」

「本当に!?ありがとうね。でも咲夜に怒られない?」

「大丈夫よ。咲夜は私の従者。主のやることに文句は言わない」

 とっても嬉しそうな笑顔が見れた。
 この笑顔の為なら安いものだ。
 よし…いくらにしようか…

「霊夢」

「何?」

「紫はいくら入れたの?」

「賽銭箱の中を見れば分かるわよ」

 賽銭箱の中を見る。2100円か。
 ならその3倍のお金を出してやろう。

 賽銭箱の中に6300円を入れた。

「レミリア。今日は泊まってく?」

 いくら嬉しいからってそれは無いんじゃ…
 でも、咲夜に迷惑は賭けれないから・・・

「嬉しいけれど、咲夜に黙って出てきたから。
 心配させないように今日はもう帰るわ」

「そう。じゃお休み」

「お休み。霊夢」

 そういってレミリアは紅魔館に帰っていった。

 しかし、霊夢はお賽銭をそのまま入れっぱなしにした。
 明日、とんでもないことが起こるとも知らずに……


 +++

 翌日。
 霊夢は掃除をしていると石段を登ってくる人物を見つけた。
 向日葵妖怪、風見幽香だ。
 しかし、霊夢は気にも留めずにお賽銭の使い道を考えながら掃除を続けた。

「おはよう。霊夢」

「ええ。おはよう、幽香」

 笑顔で挨拶されたのだが、幽香は逆に気に障ったようだ。
 幽香の顔が少し引きつる。
 笑顔で挨拶されたのだが、馬鹿にされてると勘違いしたようだ。

「あら。私が来てもよく笑顔で挨拶できるわね。
 私を倒せたし、別に大丈夫ってことかしら?…人間風情が」

 誰が聞いても挑発と思える幽香の言葉。
 しかし、それでも霊夢は笑顔で言う。

「あら、あなたは今は何もしないだろうから大丈夫と思ったのよ。
 休んでいく?」

 幽香は短気なのか額に青筋が出た。性格がSだからなのかもしれない。
 他の人物(妖怪)なら「お言葉に甘えて」とでも言い、休んでいくだろう。
 そして、幽香はこう言った。

「そうね。なら何かしようかしら。何か盗んでいきましょうか?」

 さすがに上機嫌だった霊夢も警戒しスペルカードを取り出した。
 弾幕なら勝てる。しかし、幽香は弾幕は使わなかった。

「ぐっ!」

 幽香は霊夢を殴ったのだ。
 いくら霊夢でも人間。妖怪の力で殴られてはひとたまりも無い。
 幸い、力が加減されてたのか死にはしなかった。が、気絶した。

 幽香はそのまま進み賽銭箱の中をのぞいた。

「ふーん…賽銭、入ったんだ」

 幽香は傘を閉じ、振り上げて賽銭箱めがけて振り下ろす。

 バキッ!

 賽銭箱は壊れて幽香は賽銭をとった。
 霊夢がおきないうちに神社から離れていく。



 +++

 しばらくして霊夢が起きた。腹が痛い。殴られたようだ。
 辺りを見回す。神社のほうを向き、視線が一点に集中した。

「賽銭箱が…壊れてる?」

 霊夢は賽銭箱に駆け寄り、中を見る。

「お賽銭まで…」

 霊夢は悲しんだ。みんなが私の為に入れてくれたものが無くなった。

「うっ…ひっぐ…うわぁぁん」

 霊夢は泣き出した。怒りより悲しみのほうが多かったのだ。



 +++

 風見幽香は後悔していた。どうしてあんなことをしたんだろう…と。
 笑顔で挨拶してくれた人間を殴ってしまった。
 謝りたいが、どうしても出来ない。
 少なくともお賽銭は返そう。
 でもどうやって返すべきか…
 悩んでいたら、魔法使い霧雨魔理沙に会った。

「よう。幽香どうしたんだ?」

 こいつは霊夢と仲がいいはず。ちょっと相談してみよう。
 出来ればこいつに返してもらっても良いが人間に頼みたくなかった。

「あなた、知り合いで霊夢と仲がいい妖怪知らないかしら?」

「そうだな…紫は?」

 あいつに頼みなんて出来ない。あいつは顔も見たくない。

「…他にいないのかしら?」

「そうだな…香霖はどうだ?」

「こうりん?」

 香霖とは誰なんだろう。

「香霖とか言うのはどういうやつ?」

「ただ魔法の森で香霖堂をやってる。半人半妖だ。
 あいつは優しいからな。霊夢と仲が良いみたいだし。
 あってどうするんだ?」

 この際言ってしまおう。

「ちょっと頼みごとをね」

「そうか、あいつは客の頼みは何だって聞くと思うぜ」

「ありがとう。それじゃ行ってくるわ」

「おう。じゃあな」



 +++

 香霖堂。
 今日も客はなく、店主が本を読んでいたところ店のドアが開く。

「いらっしゃい。おや…君は…」

「風見幽香ですわ」

「幽香さんか。それで今日は何をお求めですか?」

「ちょっとね…あなたに頼みごとがあるのよ」

 霖之助は首を傾げた。幻想郷演技では危険度が高かったはずだ。
 そんな彼女が僕に頼みごと?
 嫌な予感がする。

「何でしょう?」

「ちょっと霊夢にね…これを返してきて欲しいのよ。
 あと賽銭箱も直してあげてくれない?」

 懐から奪ってきた賽銭を取り出す。
 こいつは一応妖怪だろう。おまけに客の頼みなら聞いてくれるらしい。

「いいでしょう。引き受けます。その頼み」

 客といっても何も買っていない。
 なのにこいつは始めて会うやつの頼みを聞いてくれた。
 笑顔で。
 霊夢と香霖とやらは似たもの同士のよう。
 安心して任せましょうか。

「それじゃ、頼んだわ。なるべく早く行ってあげてね」

 香霖は無言でうなずいた。

 +++

 昼。
 博麗神社。
 霊夢は泣き止んでいた。
 
「幽香のやつ…どうしてやろうかしら」

 それどころか復讐まで考え始めていた。
 そこに一人の人物が現れる。

「やあ霊夢」

「霖之助さん?」

 霊夢は驚いたが、一つの不安が出てきた。

「もしかして、ツケを取り立てに来たの?」

 霊夢は霖之助の店でいろいろとツケで頼みごとをしてきた。
 もしかしたら、店が潰れそうで来たのかもしれない。

「ごめんなさい。今お金は…」

「はい。霊夢」

「え?」

 霊夢は霖之助から賽銭を受け取った。
 8400円。幽香に取られた分だ。

「風見幽香という人が香霖堂に来てね、これを霊夢にと頼んできたんだ。
 あと壊した賽銭箱も直してくれとね。おかげで本が読めなくなったよ」

 信じられなかった。あの幽香が。
 奪ったものを返すなど。壊したものを直してくれなど。
 そんなことを言うのは。

「それじゃ僕は賽銭箱を直しておくよ」

「うん。それじゃお茶の用意するわね」

 霖之助の分のお茶を淹れる。霖之助の作業は早くすぐに直った。

「はい。お茶」

「どうも」

「そうだ霊夢。いつツケを返してくれるのかな?」

「う…それは…」

「なんてね。折角入ったお賽銭をすぐには取らないさ。
 生活が安定してきたら、そのときに返してくれ」

「うん…ありがとう」

 そうして霖之助は帰っていった。















 +++

「さあ。つぎはあなたの番よ。お茶を用意してあげるからお賽銭入れてね」
 
  
 
始めまして、木星です。
初めての作品でつまらないかと思います。
話の続きも考えていますがネタが思いつきません;;
お賽銭を入れるのは個人の自由でww
ちなみにコメントするときはJupitreです。

好評・不評待ってます。
木星
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
つ百円
誤りたいが→謝りたいが
2.木星削除
1様
誤字報告ありがとうございます。修正しました。
3.ニャーン削除
つ五十円
博麗神社が繁盛するのも一つの異変だなあ
と、しみじみ思いつつ。乙ですよー
4.名前が無い程度の能力削除
やっぱ営業はスマイルが大事なんだな!
強く生きてくれ霊夢。

つ葉っぱ
5.名前が無い程度の能力削除
幽香がかわいいなぁ……。
そして香霖が素晴らしい。レミリアのところで霊夢を強欲だと思ってしまった自分が恥ずかしいです……

つ千円
6.名前が無い程度の能力削除
単純に霊夢が可愛いと思った。

つ500円
7.名前が無い程度の能力削除
100円→2000円→6300円→0円→8400円→X円

問.この数列に次に来るべき金額Xは何か求めなさい
8.名前が無い程度の能力削除
つ千円  素晴らしい!
9.名前が無い程度の能力削除
おいお前ら、こんな金で霊夢の笑顔を買う、みたいなことはやめようぜ
男ならその身一つで霊夢に極上の笑顔を咲かせてやろうじゃないか!


つ聖徳太子が印刷された紙
10.名前が無い程度の能力削除
ならわたしは焼けた倉庫からなぜか燃えなかったらしく発見されたこの子供銀行券を
11.名前が無い程度の能力削除
つ[5000]賽銭だ、もってけ。
12.木星削除
コメントの返信をさせていただきます。

3様
確かにそうですよねw
でもこの異変は霊夢は絶対に解決しないかと…

4様
葉っぱですかwwいやこれは貴重な葉っぱに違いない!w

5様
霖之助はイメージ通り出来たのですが…幽香がイメージと違う方向にw
でも、結果オーライということでw

6様
たまに人でなしの霊夢が見られますが、霊夢はこのくらいでもいいと思いこうしました。

7様
すみません…現時点では不可能かとm(_ _)m

8様
素晴らしい!その一言がとても嬉しいです。ありがとうございます。

9様
あなたのような人がいて欲しいと思ってました。
価値は…一万五百円位ですかねw あなたに霊夢の笑顔の写真を…
おや、誰か来たようです。

10様
それは意外と貴重かも知れませんw
霊夢はどういう反応をするのでしょうか…

11様
五千円ですか^^;
そんなあなたに博麗神社の招待状をお届けします。
読んでいる頃には私は居ないでしょう…w

読んでくれた皆様に感謝の心と霊夢の淹れたお茶をお届けします。
  |旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦|
        ノ
13.名前が無い程度の能力削除
テンポがいいなあ
14.名前が無い程度の能力削除
営業スマイルでもいいから俺にも笑顔を!!

つ40000円(日本銀行圏)
15.木星削除
13様
ありがとうございます。話の内容は大体決まってましたが文にすると手が止まってしまって悩みました。もう一度、ありがとうございます。

14様
9様と同じく霊夢の笑顔の写真を命からがら取ってまいりました。
四万円なら霊夢も喜んで差し出すでしょうかどね…(・ω・;)

それでは二名の方にお茶を配りますw
   |旦 旦|
     ノ
16.名前が無い程度の能力削除
返却と修理の依頼はしたけど、謝罪に関してはノータッチかい!
17.名前が無い程度の能力削除
つ10000ドル(ジンバブエ)
18.名前が無い程度の能力削除
少し優しくなっている。
これは良い幽香だ。

つニ千円札と100円札
19.木星削除
16様
幽香の性格では照れるなどでしないだろうと思い、あえてしませんでしたが…
あったほうがよかったですかね;

17様
博麗神社では外貨は受け付けているのでしょうか…w
とりあえず日本円に換えて………約100万円?
あなたに霊夢からの招待状が来ましたよ。

18様
幽香の性格は自分でも驚きの方向に行ってしまいましたw
二千円札と百円札とは…これまた貴重なものをお持ちでww

三名の方にお茶を配りますw
    |旦旦旦|
      ノ
20.名前が無い程度の能力削除
俺は賽銭を入れるぞJ○J○~!!
つ【5000円天】

>17さんのジンバブエドルというひどい詐欺っぷりにちょっとフイタw
…1円どころか厘だって満たないじゃないかwww
21.gin、サード、あるいは吟、三代目削除
やっぱり、笑顔ってのは気持ち良い。
これ見てほっと胸が温まり、止めてた作品をもう一度やる気になった。
ありがとうございます。

それにしてもまさかの賽銭ネタ。
……んじゃまあ、ちょっくらカップラーメン入れてくらあ。

誤字報告をふたつ
>でも、咲夜に迷惑は賭けれないから・・・
 →迷惑は掛けれないから
>幻想郷演技では危険度が高かったはずだ。
 →幻想郷縁起
22.時空や空間を翔る程度の能力削除
私も
つミ[二千円札]
お土産、[芋羊羹]
23.名前が無い程度の能力削除
なんだろう。こう、すとんと胸の中に落ちていったように自然に読めました。
彼女たちからしてみると非日常な出来事なのに、キャラがぶれないでまとまっているっていうのかな。
初めてとは思えないくらい完成されてると思います。

ただ
>あら。あなたは一度でもお賽銭入れたときある?

~~した事。を~~したとき。というのは間違った日本語です。
24.名前が無い程度の能力削除
ボクも・・・

つ[10万円]
お土産[石油採掘権]