※この作品には○ラゴン・○ールのアックマン成分が多分に含まれています。ご注意ください。
やあ!僕、アックマン!え?キャラが違うって?いいんだよ、これで!オレさまは改心したんだよ!
…と、いう訳で、どういう訳だか、オレは幻想郷に居る。
ここにはあの尻尾の生えたガキもいないから平和そのものだぜ。
オレのアクマイト光線を活かしたこの占いも、軌道に乗り始めている。
朝の空気が美味いのは何処でも変わらない。今日も今日とてテントで商売だ。
【アックマンの善悪占い】
最近巷で噂の善悪占い。
それはアックマンのアクマイト光線を浴びて、悪の心が有るか否かを判断する占いである。
もちろん、少しでも悪の心が有る者が浴びれば、『それっ!!ドカンッ!!』である。
まさに命懸けであるのだが、ここ幻想郷では面白そうだからという理由で、侠気あふれる少女達が多数訪れている。
ちなみに、破裂した人妖がその後どうなったのか、知る者は誰も居ない……。
【ケース1:禁呪の詠唱チームの場合】
外で言い争っている声がする。客が…二人来たようだ。
「ちょっと、魔理沙。あんた悪の心でいっぱいだから、破裂するんじゃないの?」
「おいおい、アリス、私は普通だぜ?悪の心なんて有る訳が無いじゃないか」
「意味が解らないわ」
「悪の心が有るのは、悪い魔法使いだけだぜ。普通の私に悪の心は無い」
どうやら自身満々のようだ。自分で悪くないという奴ほど、悪の心に満ちているのだが…。
「ちょっと、待ちなさ「よう、邪魔するぜ」…理沙」
「いらっしゃいませ、二名様ですね」
営業スマイルと共に、これまた営業用の言葉を使う。
「おお、店主。相変わらず悪魔だな」
白黒が訳の分からないことを言う、…初対面のはずだが。
「いちいち気にしてると、身が持たないぜ」
どうやら相手は心を読む能力があるようだ。
「あんた、何を言っているのよ。
すみませんね、アックマンさん。どうぞ、殺っちゃってください」
「酷いぜ」
「解りました、いきますよ。そうそう、入り口付近に並んで。あー、もっとくっついてください」
オレがそう言うと、片方の少女の全身が見事に赤くなった。
「そんな、くっつけだなんて、チョメチョメ」
なにやら人形を持っている方から百合の花が咲きそうな気配がする。
…むぅ、ヤヴァイ。何やら正視に耐えん光景だ。
オレは本能に訴える物に抗うことが出来なかった。
「くらえ!アクマイト光線!!」
ズゴゴゴゴ!ボンッ。
「ふははははっ!ふくらめ、ふくらめ!悪の心よ!!」
「爆発だぁ!それっ!ド『ドガンッ!!』」
「……え?もう?」
早すぎるだろ。一体どれだけ黒い欲望を溜め込んでたんだ?
「アリスー!?しっかりしろ!傷は浅いぞ!」
「ふ、ふふ。二人の百合の園が見えるわ」
「え!?なんだって!?お前の家の物は全て私にくれるって!?そうか、ありがとうな、アリス」
「ふ、ふふふふふ。魔理沙にありがとうって言われちゃっ…た…わ…」
「アーリースー!!!」
どうして白黒は爆発しないのであろうか?あんなに気持ちの良い悪人は見たことが無いぞ。
白黒の顔を見てみる。曇り一つ無い澄み切った眼をしている。
…そうか、そういうことか。なんという人間だ…、心の底から自分を信じ切ってやがる!
真に侠だ。
「ちくしょう!なんて、清々しいんだ!!」
久しぶりにオレは心底感動した。
やあ!僕、アックマン!え?キャラが違うって?いいんだよ、これで!オレさまは改心したんだよ!
…と、いう訳で、どういう訳だか、オレは幻想郷に居る。
ここにはあの尻尾の生えたガキもいないから平和そのものだぜ。
オレのアクマイト光線を活かしたこの占いも、軌道に乗り始めている。
朝の空気が美味いのは何処でも変わらない。今日も今日とてテントで商売だ。
【アックマンの善悪占い】
最近巷で噂の善悪占い。
それはアックマンのアクマイト光線を浴びて、悪の心が有るか否かを判断する占いである。
もちろん、少しでも悪の心が有る者が浴びれば、『それっ!!ドカンッ!!』である。
まさに命懸けであるのだが、ここ幻想郷では面白そうだからという理由で、侠気あふれる少女達が多数訪れている。
ちなみに、破裂した人妖がその後どうなったのか、知る者は誰も居ない……。
【ケース1:禁呪の詠唱チームの場合】
外で言い争っている声がする。客が…二人来たようだ。
「ちょっと、魔理沙。あんた悪の心でいっぱいだから、破裂するんじゃないの?」
「おいおい、アリス、私は普通だぜ?悪の心なんて有る訳が無いじゃないか」
「意味が解らないわ」
「悪の心が有るのは、悪い魔法使いだけだぜ。普通の私に悪の心は無い」
どうやら自身満々のようだ。自分で悪くないという奴ほど、悪の心に満ちているのだが…。
「ちょっと、待ちなさ「よう、邪魔するぜ」…理沙」
「いらっしゃいませ、二名様ですね」
営業スマイルと共に、これまた営業用の言葉を使う。
「おお、店主。相変わらず悪魔だな」
白黒が訳の分からないことを言う、…初対面のはずだが。
「いちいち気にしてると、身が持たないぜ」
どうやら相手は心を読む能力があるようだ。
「あんた、何を言っているのよ。
すみませんね、アックマンさん。どうぞ、殺っちゃってください」
「酷いぜ」
「解りました、いきますよ。そうそう、入り口付近に並んで。あー、もっとくっついてください」
オレがそう言うと、片方の少女の全身が見事に赤くなった。
「そんな、くっつけだなんて、チョメチョメ」
なにやら人形を持っている方から百合の花が咲きそうな気配がする。
…むぅ、ヤヴァイ。何やら正視に耐えん光景だ。
オレは本能に訴える物に抗うことが出来なかった。
「くらえ!アクマイト光線!!」
ズゴゴゴゴ!ボンッ。
「ふははははっ!ふくらめ、ふくらめ!悪の心よ!!」
「爆発だぁ!それっ!ド『ドガンッ!!』」
「……え?もう?」
早すぎるだろ。一体どれだけ黒い欲望を溜め込んでたんだ?
「アリスー!?しっかりしろ!傷は浅いぞ!」
「ふ、ふふ。二人の百合の園が見えるわ」
「え!?なんだって!?お前の家の物は全て私にくれるって!?そうか、ありがとうな、アリス」
「ふ、ふふふふふ。魔理沙にありがとうって言われちゃっ…た…わ…」
「アーリースー!!!」
どうして白黒は爆発しないのであろうか?あんなに気持ちの良い悪人は見たことが無いぞ。
白黒の顔を見てみる。曇り一つ無い澄み切った眼をしている。
…そうか、そういうことか。なんという人間だ…、心の底から自分を信じ切ってやがる!
真に侠だ。
「ちくしょう!なんて、清々しいんだ!!」
久しぶりにオレは心底感動した。