Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方三国志 ~禁忌のフラン伝~

2006/05/09 07:49:36
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ここは、もうひとつの幻想郷というべき世界。
人妖のバランスが崩れ、幻想郷一帯は闇に覆われてしまった。
exルーミアの乱は終結し、幻想郷に光が戻ってきたのだが、
今度は、氷に覆われた世界になってしまったのである。

事件の黒幕は、氷の妖怪:レティ・ホワイトロックである。
神主を監禁して力を吸い取り、幻想郷一円を厳寒の世界にしたのであった。
他の人妖が連合してレティの暴走を止めようと立ち上がり、
レティのいる神主の庵を取り囲んでいるところである。

神主の霊力をたっぷりと吸い込んで肥大化したレティのもとに
ふらりとやってきて現れたのは、悪魔の妹:フランドール・スカーレット。
紅魔館にいたはずなのだが、監視の目をくぐって抜け出している途中であった。
レ「くろまく~」
フ「あなたが黒幕ね」
レ「私が黒幕だとばれて、総すかんを食らっているわ。」
フ「まとめて破壊できるチャンス?」
レ「そうね、破壊のかぎりをつくしてくれないかしら、悪魔の妹様。
  ふふふ、私が本物の黒幕になる絶好の機会なのよ。
  幻想郷ごと凍らせて見せるわ!」
フ「氷が溶けてもいい?」
レ「お好きなように」

一方、人妖連合は幽々子を盟主としてかつぎあげ、作戦を練っているところであった。
幽々子を筆頭に、レミリア(咲夜、パチェ、中国)、輝夜(永琳)、神綺、橙、
チルノ、リグル、そして霊夢、魅魔、魔理沙といった面々である。
幽「レミィ、あなたの妹が黒幕とつるんでいるそうね。」
レ「ちょっと監督不行き届きだったわ。」
咲「妹様は、単に強い相手を戦うのだけ欲しているのかと。」
幽「とにかく、相手が勝負を挑んでくる以上、迎え撃たないといけないわけね。
  妖夢、フランの相手は任せたわよ。」
レ「あんたのところの庭師は来てないわ。」
幽「妖夢にはお使い頼んだまま、伝えるの忘れてしまった・・・のかな?」
レ「この様子だと、あまり本気ではなさそうね。」
ここで名乗り出たのが普通の魔法使い:霧雨魔理沙。
だが、高圧的な態度のチルノにさえぎられる。
魔「私が妹様の相手してやってもいいぜ。」
チ「ふん、黒白が発言する権利なんてないのよ!符がゼロの分際でね。」
魔「おうおう、いつからそんなに偉くなったんだ、⑨」
チ「アタイの符は幻想郷ナンバーワンよ。一番偉くて最強ね。」
パ(ここでいう符は下界でいうところの官位というものに相当するらしいわ。
  現時点での符数は、チルノ、幽々子様の順で、あとは横一線ね。
  ちなみに魔理沙や霊夢の符はゼロよ。)
レ「バカのいうことに構う必要はないわ。
  存分にフランの相手をしてらっしゃい、魔理沙。そして霊夢、魅魔。」
魔「私ひとりだけでも十分だぜ。」

敵を物色しているフランのところに魔理沙が飛んでくる。
魔「おう、妹様じゃないか。弾幕勝負しようぜ。」
フ「望むところよ。魔理沙に避けきれるかしら。」
魔「いつになく気合入っているな。戦いがいがあるぜ。」
魔理沙とフランは全力で大火力のスペカを撃ちまくる。
魔「妹様もなかなかしぶといな。ボムが切れてしまったぜ。」
フ「この勝負、私の勝ちね。」
魔「いや、まだ霊夢と魅魔様がいる。お~い、霊夢、交代だ。」
霊「あんたのせいで、寒くて困ってるんだからね。責任とってもらうわよ!」
フ「寒くなったのはレティのせいよ。」
霊「おとなしく封印されてしまいなさい。」
フ「まだまだ弾幕ごっこ終わらせるわけにはいかないのよ!」
魔理沙・霊夢・魅魔が交代でフランに挑みつづける。
さすがにフランも疲れの色が隠せず、引き上げることに。
フ「今回のコイン1個分はここまでね。今度は3対1でも勝てるようにするわ。」
魔「頑張れよ、妹様。いつでも待ってるぜ。」

戦いの余波で、神主の庵は跡形も無く破壊されてしまった。
神主は既にレティに連れ去られた後であった。
チ「これで一件落着ね。アタイってば大活躍!」
レ「(バカは無視) まだ事件の解決は終わっていないわ。
  幻想郷を覆う寒気は和らいだけど、まだ神主様が行方不明よ。すぐに探すのよ!」
幽「急いてはことを仕損ずるわ、レミィ。
  時をかけてゆっくりと収拾をはかるべきね。」
レ「いいえ、今すぐにでも行動するべきよ。
  神主様も行方知れず。フランもまだ暴れている。
  こんな状況放置できないわ。」
幽「他のみんなはどうなのかしら。」
輝「あんまり外に出たくないし。」
神「歩いて帰りますので・・・。」
リ「ひえぇ、寒くて死にそう・・・。」
レ「私たちだけでも行くわ!咲夜、パチェ、門番、出撃よ!」
幽「若くて、いや幼くて血気に走るのかしらねぇ。」

単独行動となった紅魔館組を待ち受けていたのは、フランと無数の氷精たちであった。
咲「この数では太刀打ちできませんわ、お嬢様。一度撤退を。」
レ「この場でフランの落とし前を付けるわ。」
フ「今のお姉様は隙だらけよ。」
咲「ごめん、お嬢様。この場は・・・。」
レ「さ、咲夜・・・・!?」
フ「逃がさないよ。試合前から棄権するの?」
咲「平常心を欠いているレミリア様相手では、不公平だと思いません、妹様?
  勝負なら、あとで正々堂々と挑んでくださいませ。
  あとは頼んだわよ、中国。」
中「門番長・紅美鈴ここにあり!例え妹様でもここを通しませんわ。」
フ「門番って強いの?」
中「いや、打たれ強いだけで・・・。」
フ「じゃあ、私のスペカ何発耐えられる?」
中「ええっ!?そんなことされたら死にますから。」
中国は全身ぼろぼろになりながらも気合でフランの進出を防ぐ。
フ「お姉様を追いかけるのは無理そうね。今日の弾幕ごっこはこれでおしまい。」
中「し、死ぬかと思った・・・。」

神主を連れ去ったレティであったが、力をほとんど失ってしまった。
レ「幻想郷の冬が終わってしまったわ。
  一年中冬にしようかと思ったけどやっぱり無理ね。」
フ「黒幕は、もっと強くなければだめってこと?」
レ「そうね、私はまた眠りにつくことにするわ。」
フ「だったら寝る前に破壊してあげるわよ。」
レ「・・・ありとあらゆるものを破壊する程度の能力ですか。」
眠りにつく相手に対して弾幕を放つ。
それがフラン流の不器用な挨拶なのかもしれない。

あてもなく彷徨うフランは、チルノ率いる氷妖軍団のそばを通りがかる。
チ「そこの悪魔の妹、アタイの部下になれば出世間違いなしよ!」
大「な、なんてこと言うんですか、チルノちゃん。」
自信たっぷりの表情で語るチルノと大慌ての大妖精。
その二人をよそに、興味なさげなそぶりでフランが答える。
フ「私と弾幕勝負で勝てたらね。」
チ「ふふふ、アタイは無敵なのよ。幻想郷最強なんだからね。」
大「フランドール様、チルノちゃんの言うことは本気にしないでください。」
フ「わかっているわ。あなたたちが弾幕を撃つに値しない相手だってことをね。」
チ「悪魔の妹も恐れをなす。やっぱアタイってば最強ね。」
大(黒焦げは免れました・・・。)

次のフランの行き先は白玉楼であった。
幽「あなたがフランちゃんね。ちょうどいいわ。
  妖夢と一緒に買出し行ってきてくれないかしら。今日は鳥鍋ね。」
妖「小骨の多い夜雀でよろしいのでしょうか、幽々子さま。」
幽「闇夜の妖怪の乱以来、野良妖怪たちが騒がしくてね。」
妖夢とフランは妖怪獣道へ出かけることになる。
妖「はぁ・・・、最近の幽々子さまは人使いが荒いです。
  橙の弾幕練習の相手に続いて、こんどは夜雀狩り。」
フ「妖夢もメイドさん?」
妖「服は違うけど、従者という役割は一緒ね。」
フ「橙って強いの?」
妖「所詮、式の式。私の剣で斬れるほどの相手ね。
  でも、主人の八雲藍は私でも太刀打ちできない相手・・・。」
フ「藍っていうのと戦ってみたいな。」

<幕間>
文「はじめまして、戦場のレポーターこと射命丸文です。
  今回の記事『狐の式神、颯爽と現る』を解説いたしましょう。
  妖夢と橙の練習試合で、橙は『白猫義従』という新スペカを使ってきたのですが、
  弱点を見破られ反撃されてしまいました。橙のピンチに颯爽と現れたのは
  狐の式神・八雲藍。藍の実力を侮りがたしとみた妖夢は退きました。
  幻想郷の噂では、さらにまだ見ぬ主人がいるとのこと。真相はいかに?」
<幕間>

フランたちが妖怪獣道に着いた頃、あたり一面が暗くなる。
ミ「もういーくつ寝るとーおそうしーきー♪」
フ「誰が歌ってるの?」
妖「夜雀の怪・ミスティアですよ。」
ミ「みょんみょん妖夢っ、みょんみょん妖夢~♪」
妖「これは夜雀の鳴き声。最も不吉な音です。」
フ「真っ暗で見えないわね。こういうときは、禁忌『レーヴァテイン』!」
フランの剣から発する炎があたり一面を照らす。
ミ「わわわ、暗闇が簡単に破られるなんて?音の調子が悪いから逃げる~。」
妖「おとなしく幽々子さまの胃袋に収まりなさい!」
ミスティアと妖夢の追いかけっこが続くが、その間にフランは去っていた。

<幕間>
文「今回の記事は『恐怖!紅魔館にゴキブリ異常発生!』です。
  ゴキブリの大量出現に激怒したレミリアは、紅魔館のほとんど全員を
  引き連れて、リグルを攻撃しています。
  紅魔館の主を怒らせてしまった蟲の行く末は・・・?」
<幕間>

紅魔館から程近い場所で、閻魔の格好をした少女がたたずんでいた。
映「いくら小町がさぼってるからって、私まで閻魔解任されるなんて・・・。
  私がいなければ誰が幻想郷の秩序を保つのよ。
  悪魔も妖怪も妖精もでしゃばってばかり。
  裁きを加えずにはすみませんわ。説教案は山ほどできているのに。」
そんな映姫の肩をたたく通りすがりのフランであった。
フ「紅魔館に戻ってみたけど、誰もいないの。
  みんなどこに行ったか知ってる?」
映(紅魔館に誰もいない・・・悪魔に裁きを加えるチャンスね。
  毒をもって毒を制す。幻想郷の秩序を保つためなら心を鬼にしてでも。)
フ「ねぇ、私の言ったこと聞いてる?」
映「私は、元閻魔こと四季映姫・ヤマザナドゥ。
  紅魔館の主となること。これが今の貴方が積める善行よ。」
フ「お姉様の椅子に座ればいいのね。
  何回頼んでも絶対に座らせてくれなかったけど。
  行くわよ、山田。お姉様の部屋はこっちよ。」
無人同然の紅魔館は、フランと映姫に占領されてしまう。
ただひとつ、パチェ守る図書室を除いては。

紅魔館にゴキブリ出現の腹いせに、ほぼ全軍をもってリグルに制裁を
加えようとしたレミリアであった。
紅魔館の主とあろうものが、なぜにこんな無茶な行動を取ったかと言えば・・・
れ「さくや~、むしをみなごろしにしなさい!」
咲「(れみりゃ化したとはいえ、主の命令に忠実なのがメイドの勤め。)
  わかりました、れみりゃ様。蟲など一掃して見せます。」
リ「ひぇぇ、殺虫剤なんて反則よ!」
逃げ惑うリグルの前に現れたのは、霊夢たち御一行。
魔「ほう、お嬢様のお仕事は弱いものいじめか?」
れ「あっ、くろしろだ~!こいつもごきぶりだから、たおしてしまいなさい。」
魔「ゴキはあっちだぜ。」
リ「蛍だってば!」
霊「とにかく、迷惑だから帰ってくれる?お嬢様。」
そのとき、パチェの使い魔がフランの反乱を知らせる。
レ「帰ることにするわ。勝負はお預けよ、霊夢。」
咲(・・・れみりゃ様のほうがかわいかったのに。)
レミリアたちは紅魔館に引き返したのであった。
一方、リグルは寒さと疲労で倒れ、霊夢たちがちゃっかりその符をいただいていた。

レミリアの部屋ではしゃぐフラン。
そばに控えるのは、メイド服を着せられた映姫であった。
映「なぜ私がこのような格好を?」
フ「私もメイド欲しかったの~。山田ならぴったりでしょ。」
映「・・・瀟洒なメイド目指して頑張る次第です。」
フ「まだパチェとの勝負が終わってないよ。」
映「図書室ですか。まさか蔵書を焼くつもりでは!?」
フ「本なんか焼いてもつまんない~。動きもしないし。」
図書室ではパチェが貴重な書籍を守る一心で、五行術の結界を張っていた。
パ「妹様といえど、本には一切触れさせません・・・。」
フ「あはは、結界ごと壊れてしまえ!禁忌『レーヴァt・・・!?」
炎の剣を振り上げたとき、レミリアたちが戻ってきた。
レ「フラン、私がいない隙に勝手放題してくれたわね。」
咲「おとなしく降参するなら今のうちです、妹様。」
フ「紅魔館は私のものよ、お姉様。」
レ「返す気はないってことね。力づくでも奪い返すわよ。」
咲「そちらのメイドは?新任のメイドだったかしら?」
映「私は元閻魔。罪を裁く者でした。」
レ「過去形ってわけね。」
映「悪魔でありながら運命を操るとは天をも恐れぬ行為。
  それが貴方の罪なのです。」
フ「お姉様の判決を出すわ。地下牢で禁固495年よ!」
レ「牢に戻るのはあなたよ、フラン。」
パ「あとはお任せしました、お嬢様・・・。(ぐふっ・・・)」

フランは執拗にレミリアを追い詰め、レミリアの服や髪がところどころ焦げてしまう。
レミリアにとどめを刺そうとするのだが・・・。
フ「これで証明完了よ。QED『495年のh・・・!?」
レ「天はまだ我を見捨てていない・・・。幻想郷の運命は我が手中にあり!」
フ「・・・お姉様!?なんて攻撃なの!?・・・直撃ね。
  今回は私のほうが先にゲームオーバー。」
映「またさすらいの旅ということですか。」
レ「ふふふ、逃がさないわよ、フラン!」
咲「今の体力で追撃は無理ですわ、お嬢様。」
レ(フランは逃してしまった。・・・でも、運命が私のほうに向いてきている。
  正直なところ、フランに勝てたのは天佑だったかしらね。)
フランと映姫は霊夢たちのところに居候することになる。
霊「事情はわかったわ。まだまだ赤字で苦しいけどね。」
フ「ありがと~、霊夢。」
魔「これで弾幕勝負が飽きるまでできるな、妹様。」
フ「今度こそ決着つけるわよ、まりさ~!」

その頃、行方不明になった神主の所在が明らかになり、紅魔館に保護されることに。
レ「あなたが神主ね。世界を創る能力がある・・・だから神と呼ばれているのね。」
神「確かにそうですが。でも、今は酒さえあれば。」
レ「酒ならいくらでも出すわ。そんなの安いものよ。
  東方の主役に踊り出ることに比べればね・・・ふふふ。」
神「東方シリーズは、一応のところ巫女SLGなんですが。」
レ「酒よりも人間の血のほうがいいかしらね。」
神(聞いてない・・・;;)
咲「神主様と私と同じく人間ですから、普通の食料のほうがよいかと。」
そんなとき、霊夢たちのところにフランが居着いたとの知らせが紅魔館にも伝わる。
レ「博麗の巫女とフランが組むとは厄介な事態ね。」
パ「古の東方に伝わる計略・・・『二虎競食の計』。図書館で見つけました。
  霊夢に妹様を攻めるよう命令を出すのです。」
レ「あまり魅力的な策じゃないわね。」
パ「では『駆虎呑狼の計』を。神主様の名で、霊夢に⑨を討伐するよう命じます。
  その隙に妹様が変心するのを待つのです。」
レ「採用よ。パチェの言う通り、命令書を書いておきなさい。」
神(酒のためなら従いますか。)

神主の命令書に従い、チルノをこらしめに行く霊夢と魅魔。魔理沙は留守番である。
魅「いいか、魔理沙。絶対にフランとの弾幕勝負は厳禁だ。
  あの悪魔は大人しくさせておくに限る。」
魔「わかってるぜ、魅魔様。」
霊「本当に大丈夫かしらねぇ。」
案の定、フランが弾幕ごっこに誘ってくる。
魔「今日はやんごとなき事情で勝負は中止だ。」
フ「まりさのいじわる~!」
魔「しょうがないな。ちょっとだけだぜ。」
結局、魔理沙とフランは派手に弾幕勝負を演じ、せっかく再建した博麗神社ごと
壊し尽くしてしまうのであった。
霊「あ~っ、また賽銭箱壊れた~。」
魔「わりぃ、ついかっとなってやってしまったぜ。」
魅「出来の悪い弟子にはお仕置きよ!ちょっと来なさい、魔理沙。」
再び一文なしになった霊夢たちは、仕方なしに紅魔館を頼る。

神主本人は紅魔館にいるのだが、神主の印は輝夜からチルノに渡っていた。
神主の印を高々とかかげて、チルノは自信たっぷりに神主を僭称する。
チ「この印が目に入らぬか!神主の印よ!
  だからアタイは今から神主よ!幻想郷で一番偉いんだからね!」
大「チ、チルノちゃん!?そんなことしたら、みんなを敵に回すわよ!」
チ「アタイったら無敵ね!妖精たち、アタイを神だと思って拝むのよ!」
大妖精の心配をよそにチルノは暴走してしまう。巨大なチルノ像を作ったりと・・・。
さすがに神主の僭称は、他の幻想郷住人の反感を買ってしまい、
レミリア・霊夢・フラン・輝夜の連合軍に攻められてしまう。
レ「そろそろ年貢の納め時ね、おバカ。」
チ「無敵のアタイに勝てるかしらね。」
魔「遠慮なくいくぜ。恋符『マスタースパーク』!」
フ「バカなんか消えてしまえ~!」
チルノは黒焦げになって撃墜される。
落下地点で大妖精が拾い上げ、二人はどこぞへと去ってしまう。

チルノの件が片付いた後、レミリアは紅魔館のメイド軍団を駆使して、
フラン&映姫を追い詰めてゆく。どんどん弱気になってゆくフランであった。
なお、フランの反撃で咲夜は片目を負傷し、眼帯メイドとなっていた。
フ「咲夜もパチェも、みんなお姉様の味方。
  私の味方は誰もいない・・・。」
映「弱気になってはいけませんわ、フラン様。」
フ「暗い地下牢でひとりぼっちでいるのが似合っているのかしら。」
映(いつもは私が裁きを下す側ですが、今度は裁きを受ける側になりそうね。)
というわけで、フランたちはレミリアの裁定を待つことになる。
レ「今後、大人しく私に従うなら罪を不問にしてあげてもいいわよ、フラン。」
咲「これで元のさやに収まりそうですね。」
フ「・・・・・・ぐすん。」
霊「ちょっと待った!物騒な悪魔はちゃんと封印しておきなさいよ。」
レ「・・・そうね。フランにはしばらく地下牢で頭を冷やしてもらおうかしら。」
フ「コンティニューできなくなっちゃった。」
レ「で、こっちの元閻魔のほうね。」
映「己の力が足りず裁きを下せなかったまでのこと。潔く残機没収で退場を。」
レ「いや、あなたはまだ働き足りないわ。ちょうどメイド服着ているし、
  私の手足として働いてもらうわよ。拒否権はなしね。」
映「・・・・・・。運命には逆らえませんか。」

紅魔館を引っ掻き回したフランは暗闇の中でうめきさまよい続ける。
地上では、紅魔館と白玉楼の決戦が始まっていたのだが、語るのは別の機会に。


配役
フランドール:呂布  四季映姫:陳宮/張遼
レミリア:曹操    咲夜:夏侯惇
パチュリー:荀イク  中国:曹洪
霊夢:劉備   魅魔:関羽   魔理沙:張飛
幽々子:袁紹     妖夢:顔良/文醜
チルノ:袁術     大妖精:紀霊他
レティ:董卓     exルーミア:張角
輝夜:孫堅/孫策    永琳:程普
橙:公孫サン     藍:趙雲
神綺:馬騰   ミスティア:張燕  リグル:陶謙
文:(陳寿)
初投稿になります。
門板のSSスレでの書きかけを完結させておきました。
フランドール(=呂布)まわりの足跡を追いかけるという流れです。
東方と三国志の両方の属性がないと読めないものになってしまいましたが。
時間があったら、七色の錦アリス伝でも書いてみたいものです。
#配役の妙が少しでも伝われば幸いです。

(慌てて創想話のほうに投稿してしまったのですが、場の雰囲気と書き手の
 経験の浅さじゃらプチ創想話向けと判断し、移し変えました。
 ご了承ください。)
偽史を綴るほどの能力
コメント



1.名前が以下略削除
まさに東方と三国志の属性があるのでこういうネタは好きですw

ただ誤字がありましたのでご報告
>せっかく再建した博霊神社ごと
→博麗神社
2.偽史を綴るほどの能力削除
>>名前が以下略 様
誤字のご指摘ありがとうございます。訂正しておきました。
東方ファンとしてはかなり恥ずかしい誤字ですね・・・。