「ねえ、魔理沙」
「ん?」
「ね、もう一回、しよ?」
「んー、もうくたくただぜ、私は。さっきので終わりにしないか?」
「こんどこそ負けないよ! えーと……、『恋の迷路』!」
「『ロイヤルゼリー』。……やれやれ。これが最後な」
「『りんご』。うん!」
「よし、ならば『ゴマ塩』だ」
「『おっぱい』」
「こら! 違う言葉にしろ」
「ロリコンよりマシじゃないのさ」
「理由になってない!」
「よーし、じゃあ、『怒りんぼ』! あ、魔理沙のことじゃないよ?」
「『暴走破壊娘』。あ、フランのことな?」
「やめる! 魔理沙の意地悪ー!」
「ははは、フランは短気だなぁ。お前はこんな悪い子になるなよ?」
「良い子だもん、私は、良い子」
「いーや悪い子だ。……泣くなよ。すまん、言い過ぎた」
「こんどまた、弾幕、ごっこしてくれるなら、許す」
「だいぶ先になると思うが、それでもいいか?」