「…肉分が足りないの。
完全に空腹ってわけじゃないのよ。神社の周りには野草も生えてるし。
でもね、圧倒的に肉分が足りないのよ。
なんて言うか…生きてはいるけれど心の大事な部分が壊れていく感じかしら。
体力のある内に熊でも狸でも狩っておけばよかったんだけどね?
今じゃ返り討ちに遭いそうだもん。
ところで藍、お風呂に入っていかない?」
「なぜそこで煮立った鍋を指差す!?紫さま、何か言ってやってください!」
「狐鍋ってあんまり聞かないわねぇ。」
「紫さま!?」
物騒な話である。
仮にも神域であるこの神社で、自分が食われる話が出るとは藍も思わなかっただろう。
紫と藍が博麗神社にやって来たとき、うつ伏せに倒れていた巫女が発した第一声が
「肉分が…」
であった。
「冗談よ。藍って見た目は人間っぽいじゃない。
カニバリズムってちょっと引くしね。
今は。
ところで本当にお風呂に入っていかない?」
「困るわ、霊夢。藍は大事な家族なのよ?」
「紫さま…」
だが、藍の感動は次の瞬間には脆くも崩れ去った。
「それより兎鍋の方がいいんじゃないかしら。」
「そうね…。確かに兎の方が食肉としては一般的よね。
手ごろな狩場もあることだし。
真っ白…ふわふわ…じゅるり。」
トリップ寸前である。
「善は急げって言うわよ?スキマで送ってあげましょうか?」
「紫…あんたいい奴ね…。この恩は決して忘れないわ。」
「いいのよ、霊夢。他でもない、あなたのためだもの。」
手を取り合って見つめあう二人。
だが一方の頭にあるのは肉への渇望。
もう一方の頭にあるのは混乱への期待だけだった。
「何なんだ?この禍々しい空気は…。」
来るべき惨劇を予感するかのように藍のしっぽは打ち震えていた。
その後、永遠亭ではわずかずつではあるが食費が減っていき、
悪いイナバは赤白鬼にさらわれるという噂がまことしやかに流れたそうな。
完全に空腹ってわけじゃないのよ。神社の周りには野草も生えてるし。
でもね、圧倒的に肉分が足りないのよ。
なんて言うか…生きてはいるけれど心の大事な部分が壊れていく感じかしら。
体力のある内に熊でも狸でも狩っておけばよかったんだけどね?
今じゃ返り討ちに遭いそうだもん。
ところで藍、お風呂に入っていかない?」
「なぜそこで煮立った鍋を指差す!?紫さま、何か言ってやってください!」
「狐鍋ってあんまり聞かないわねぇ。」
「紫さま!?」
物騒な話である。
仮にも神域であるこの神社で、自分が食われる話が出るとは藍も思わなかっただろう。
紫と藍が博麗神社にやって来たとき、うつ伏せに倒れていた巫女が発した第一声が
「肉分が…」
であった。
「冗談よ。藍って見た目は人間っぽいじゃない。
カニバリズムってちょっと引くしね。
今は。
ところで本当にお風呂に入っていかない?」
「困るわ、霊夢。藍は大事な家族なのよ?」
「紫さま…」
だが、藍の感動は次の瞬間には脆くも崩れ去った。
「それより兎鍋の方がいいんじゃないかしら。」
「そうね…。確かに兎の方が食肉としては一般的よね。
手ごろな狩場もあることだし。
真っ白…ふわふわ…じゅるり。」
トリップ寸前である。
「善は急げって言うわよ?スキマで送ってあげましょうか?」
「紫…あんたいい奴ね…。この恩は決して忘れないわ。」
「いいのよ、霊夢。他でもない、あなたのためだもの。」
手を取り合って見つめあう二人。
だが一方の頭にあるのは肉への渇望。
もう一方の頭にあるのは混乱への期待だけだった。
「何なんだ?この禍々しい空気は…。」
来るべき惨劇を予感するかのように藍のしっぽは打ち震えていた。
その後、永遠亭ではわずかずつではあるが食費が減っていき、
悪いイナバは赤白鬼にさらわれるという噂がまことしやかに流れたそうな。
何処が如何と言うか、こう、痒い所に手が届きそうで届かない感じ?
...それっていいのか?自分?
美味しそう。
もちろん性的な(ry
永遠亭面子ならウドンゲが出るトコ出てて一番旨そu(殺
熊や狸でも返り討ちに遭いそうなのに、永遠亭のイナバっちに勝てるかなー
それだけ体力があるなら普通に熊や狸を狩ってるんじゃない
「体力のある内に熊でも狸でも狩っておけばよかったんだけどね?
今じゃ返り討ちに遭いそうだもん」
の部分は無くすべきですね。