「小町!またサボリですか!」
昼食後に気持ちよく昼寝をしていたら、四季様が私の目の前に立っていた。いつもは仕事終わりに説教されるだけなのだが、こんな昼間からとは珍しい。・・・説教されないように仕事する気はないのかって?性分なんだよ、そう言いなさんな。
「四季様じゃないですか。こんな時間にどうしたんです?」
「私は有休です。それより小町!いつもこんな風に昼寝してるんじゃないでしょうね!」
「あはは、そんなわけないじゃないですか~。今日はたまたま疲れてたんですよ~。」
「・・・まぁそういうことにしておきましょう。」
ふぅ、どうやら信じてくれたようだ。いつもこの時間はこうやって昼寝をしているとは口が裂けても言えまい。この人の説教は、始まると2時間は正座で聞かなければならないので聞くだけでも体力を相当使ってしまう。うっかり居眠りでもしようものなら、手に持っている棒で脳天を叩かれて起こされてしまう上に説教の時間が増えてしまうので、絶対に寝てはいけないのである。
「それより四季様。今日は皆にお説教の旅をするんじゃないんですか?」
「私の努力をなんだと思ってるんですか、みなが死後地獄に落ちないように気を使ってるというのに!もう今日の幻想郷の分は終わりました。残りは・・・小町の分です!」
「えええええぇぇぇぇぇ!?」
四季様が私に直々に説教!?なんてことだ、これでは昼寝の続きが出来ないではないか!
「小町がどんな風に働いているか、今日の仕事が終わるまで見ていてあげます。話は、仕事が終わってからにしましょう。」
目が本気だ。これはちゃんと真面目に仕事をしないと朝まで開放されない気がする。
「いいでしょう!小野塚小町の働きぶり、ちゃんと見ていてくださいよ!」
・・・大見栄を切ってしまった。死ぬ気で頑張ろう。
ーーーーーーーーーーーー仕事後ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふわぁ・・・あぁ疲れた・・・。」
そう言って私は大きなあくびをした。こんなにも仕事を真面目にやったのはいつが最後だっただろうか。
「ふふ、疲れましたか?でも、働いて疲れるというのは、気分がいいでしょう?」
「そうですね~、今日は気持ちよく寝れそうです。」
「これを機に、真面目に働いてみませんか、小町?」
「・・・考えておきます。」
まぁ、たまには一日体を動かして働くのも悪くないね。たまには、ってのが大事。毎日動かしてると肩がこってしょうがないからね。
「ところで、小町。今日が何日か知っていますか?」
「ええっと・・・2月14日、でしたっけ?」
「正解です。・・・今日は頑張りましたね、小町」
そう言って四季様はラッピングされた小箱を私に差し出してきた。リボンがカラフルでかわいらしい。
「えっ?・・・あっ!これって、もしかして・・・バレ」
「口に出して言わないでください!私だって恥ずかしいんですから!」
あたいがしゃべりかけると、四季様が顔を赤くしてうつむきながら小箱をさらに押しつけてきた。・・・受け取らない訳にはいかないじゃないか、四季様のチョコレートなんて!
「でも、あたいは全然覚えてなかったんで、何も用意してないですよ?いいんですか?」
「えぇ、構いません。小町が仕事を頑張ってくれれば。」
「えぇ!?そんな、渡すだけ渡して条件を後から出すなんて卑怯です!」
「ふふ、冗談ですよ。でも、ホワイトデーは期待してますからね。」
あぁ、良かった。あたいはこれからもマイペースに生きることができそうだ。
・・・まぁ、せっかく四季様からチョコレートをもらったんだ。たまには仕事熱心に生きてみるのもいいかな。しばらくの間、だけどね。
昼食後に気持ちよく昼寝をしていたら、四季様が私の目の前に立っていた。いつもは仕事終わりに説教されるだけなのだが、こんな昼間からとは珍しい。・・・説教されないように仕事する気はないのかって?性分なんだよ、そう言いなさんな。
「四季様じゃないですか。こんな時間にどうしたんです?」
「私は有休です。それより小町!いつもこんな風に昼寝してるんじゃないでしょうね!」
「あはは、そんなわけないじゃないですか~。今日はたまたま疲れてたんですよ~。」
「・・・まぁそういうことにしておきましょう。」
ふぅ、どうやら信じてくれたようだ。いつもこの時間はこうやって昼寝をしているとは口が裂けても言えまい。この人の説教は、始まると2時間は正座で聞かなければならないので聞くだけでも体力を相当使ってしまう。うっかり居眠りでもしようものなら、手に持っている棒で脳天を叩かれて起こされてしまう上に説教の時間が増えてしまうので、絶対に寝てはいけないのである。
「それより四季様。今日は皆にお説教の旅をするんじゃないんですか?」
「私の努力をなんだと思ってるんですか、みなが死後地獄に落ちないように気を使ってるというのに!もう今日の幻想郷の分は終わりました。残りは・・・小町の分です!」
「えええええぇぇぇぇぇ!?」
四季様が私に直々に説教!?なんてことだ、これでは昼寝の続きが出来ないではないか!
「小町がどんな風に働いているか、今日の仕事が終わるまで見ていてあげます。話は、仕事が終わってからにしましょう。」
目が本気だ。これはちゃんと真面目に仕事をしないと朝まで開放されない気がする。
「いいでしょう!小野塚小町の働きぶり、ちゃんと見ていてくださいよ!」
・・・大見栄を切ってしまった。死ぬ気で頑張ろう。
ーーーーーーーーーーーー仕事後ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふわぁ・・・あぁ疲れた・・・。」
そう言って私は大きなあくびをした。こんなにも仕事を真面目にやったのはいつが最後だっただろうか。
「ふふ、疲れましたか?でも、働いて疲れるというのは、気分がいいでしょう?」
「そうですね~、今日は気持ちよく寝れそうです。」
「これを機に、真面目に働いてみませんか、小町?」
「・・・考えておきます。」
まぁ、たまには一日体を動かして働くのも悪くないね。たまには、ってのが大事。毎日動かしてると肩がこってしょうがないからね。
「ところで、小町。今日が何日か知っていますか?」
「ええっと・・・2月14日、でしたっけ?」
「正解です。・・・今日は頑張りましたね、小町」
そう言って四季様はラッピングされた小箱を私に差し出してきた。リボンがカラフルでかわいらしい。
「えっ?・・・あっ!これって、もしかして・・・バレ」
「口に出して言わないでください!私だって恥ずかしいんですから!」
あたいがしゃべりかけると、四季様が顔を赤くしてうつむきながら小箱をさらに押しつけてきた。・・・受け取らない訳にはいかないじゃないか、四季様のチョコレートなんて!
「でも、あたいは全然覚えてなかったんで、何も用意してないですよ?いいんですか?」
「えぇ、構いません。小町が仕事を頑張ってくれれば。」
「えぇ!?そんな、渡すだけ渡して条件を後から出すなんて卑怯です!」
「ふふ、冗談ですよ。でも、ホワイトデーは期待してますからね。」
あぁ、良かった。あたいはこれからもマイペースに生きることができそうだ。
・・・まぁ、せっかく四季様からチョコレートをもらったんだ。たまには仕事熱心に生きてみるのもいいかな。しばらくの間、だけどね。
小町がホワイトデーにどんなお返しを用意するのかも気になる所ですね。
ただ、創想話の規約に
・創想話が初出の作品である事(創想話から自サイト等への転載は可)
というのがありまして…。
「1回目の転載である」「2割~3割加筆する」「後書き欄に本人の転載である事を明記する」という条件を満たせば転載OKとのことですので、一度見直されてみてはいかがでしょうか。
コメントありがとうございます。
そんな規約があったとは気づきませんでした。注意してない証拠ですね、うかつでした。
修正ですか・・・ちょっと今は時間が取れそうにないので、次回から気をつけるようにします。
今回のは、加筆出来ればしたいですが、ちょっとどうなるか分かりませんね・・・。