ふゆがきてレティがとまりにきて
たのしくあそんでかえっていきました。
レティはもとのじぶんのへやでねました。
だいちゃんとコーヒーをのみました。
まるでおきゃくさまのようでした。
レティはおてつだいをしながら
つぎからつぎにはなしつづけました。
レティがはいったあとのおふろばは
みずびたしにもなってないし
パウダーもこぼれてないんです。
もう「だってだって」なんていわないし
レティはゆめみたいにすてきでした。
レティをおくりにいったかえり
わたしはだいちゃんにいいました。
「わたしもあそびにきていい?
いまにレティみたいになって
パウダーをこぼさないようになるんだから。
おふろばをみずびたしになんかしなくなるのよ。
じゅうたんにパンくずをおとさないし
だいちゃんのスペルカードもかってにつかわない。
つぎからつぎにかえるをこおらしたり
それをかざってあそんだりもしないのよ。
ふとんにマーカーつけちゃったり
デザートをつまみぐいしないし
うえきばちをけとばさないわ。
きょうみたいにあめがふるひは
くつをちゃんとマットでふいて
かさとレインコートからしずくがぽたぽたたれないようにきおつけるの。
だからまっててね。
きっといろんなことができるひとになって
だいちゃんにあいにくるわ。」
するとだいちゃんはいいました。
「まってるわ。
会いたくなったらいつでもきてね。
今は植木ばちを倒したり
くつを拭くのを忘れたりするし
パウダーをこぼしたりするし
できないことがたくさんあるけれど
ちゃんとできるようになるのね。
何てうれしいんでしょ。
あなたがいるってことだけで
私は幸せなのに!」
「わぁーい!」
絵本良いですよ絵本。