誰もが温泉を求め。
地下を進む。
ひとつなぎのざいほう(混浴)を求め!
熱い戦いが今日もまた始まる!
時は今!
『大地下依存時代!』
そうさっ!
いくらあたい一人を戒めても。
もう、世界の流れは止まらない。
止められないのさ!
はははっ
あたいの怨霊?
ほしけりゃくれてやるよ! 探せ!
地霊殿のすべてを――
地上のどこかに、置き忘れてきた!
「……」
「……お燐?」
「にゃ、にゃぃ?」
「……酔った勢いで怨霊を全部地上に放り出した言い訳は、もう、いいですか? いいですよね?」
「あ、いや、あの! さ、さとり様? 今のはちょっとした悪ふざけっていうか、あの恐怖による錯乱というかっ! いや、確かに酔ってましたけどね! 調子に乗ってましたけどね! いきなりこう、ぐるぐる巻きで逆さ釣りとか……」
「さぁて、お燐。怨霊を出さないと地上の妖怪と約束した私の顔に、よくもドロを塗ってくれたね。煮え湯を飲ませてくれたんだ、ちゃぁんとお礼してあげるよ」
「あ、あの。あたいの、あたいの頭のちょうど真下に、なんかグツグツ大きな鍋が煮えてたりするのは、今のと掛けた冗談とか? あ、あはは、さすが勇儀おねーさん、洒落てるねぇ。できればぁ、できればぁ、洒落で終わらせてくれないかなぁ、なんて!」
「…………」
「…………」
「て、てへ☆」
「鍋か、久しぶりだねぇ」
「そうですね、お冷を準備しましょう」
「あ、あああああ、ご、ごめんなさいっ! あたいが、あたいが悪かったから! 今日中に、全部回収するからぁっ!」
とりあえず異変になる前に。
人に怨霊がちょっぴり取り付く前に。
回収する旅が今、始まろうとしていたっ!
進め、お燐。
戦え、お燐。
残り怨霊数 3,589匹
現在時刻 23:00
日付変更まで、後1時間っ!
お前なら出来る!
お空と一緒なら出来る!
さて、次回のにゃん☆ぴーすは。
お燐、諦める。
お空、飽きる。
地上、核の炎に包まれる。
の三本です。
>ひとつなぎのざいほう(混浴)
この宝は探してみたいw
お燐、諦める。
お空、飽きる。
地上、核の炎に包まれる。の三本です。
残り怨霊数 3,589匹 もしかして三個パック……?
大丈夫だよ、リン! 世紀末には七つの傷の男が来て助けてくれるさ。