※先にpart1を見ておくとより楽しめるかもしれません。
「無理にでも帰ってもらうわ」
輝夜を中心に広がっていく円状の波紋。視界の端から反射してくる弾。
「これは―――」
神宝「蓬莱の玉の枝」
それは降り注がれる虹―――
「フン」
まったく動くことなくその場に佇むレミリア。
「一層目は偶数弾のようなものね。グレイズを増やす絶好の機会だわ」
※偶数弾とは自分を狙わずその隣を通過する弾。動くと当たる。
「次は当たるわよ?」
反射してきた弾が左右からやってきた。勿論、自機を狙って
「無駄よ」
迷わず直進する吸血鬼。後ろには超高密度の弾が背中を削っている。
しかし、前方からもまた虹の層がやってくる。
逃げ場は―――ない。
「ちょうどいい機会だから教えてあげるわ。我が下僕の能力はまさにッ!世界を支配する能力だということをッ!!」
「幻符『ザ・ワールド』ッ!止まれいッ!!時よッ!!!」
ドォーーーzーーン
世界の色が失われ、モノクロとなった領域が広がった。
「って…お嬢様も認識できないんですよね」
不敵な笑みを浮かべながら固まっているお嬢様。流石にこの状態では咲夜に委ねるしかないようだ。
一方、相手となる輝夜はの方は――
間違い無い。こちらの動きを認識している。流石は時間操作における最上級能力者だけある。
しかしわずかの間しか動くことはできないようだ。
とりあえずお嬢様を安全な位置へ移動させておく。この状態なら当たり判定に激突しようが問題無い。
そして余った時間はひたすらナイフを打ち込むことにする。
「あなたがどんな方法を取ろうと関係の無い弾幕を思いついたわ!!」
輝夜を中心に回りながらナイフを投げつけていく。
「見えていることが逆に恐怖よね。今のうちにボムでも放ったらどうかしら?後がきついわよ?」
しかし輝夜には挑発の意図が見えていた。
ナイフの切っ先を見てみる。どれも輝夜の周囲を狙うように投げられている。
(できる限り戦力を削ぐ事を考えたのだろうけど…甘いわね)
「そして時は動き出す…」
そして無数のナイフが動き始めた。
「無駄弾ご苦労だったわね!」
さらなる弾幕を展開しようとしたとき、自分を貫く光の線に気がついた。
「まず……ッ!!」
次の瞬間、紅く光る槍に貫かれていた。
「無理にでも帰ってもらうわ」
輝夜を中心に広がっていく円状の波紋。視界の端から反射してくる弾。
「これは―――」
神宝「蓬莱の玉の枝」
それは降り注がれる虹―――
「フン」
まったく動くことなくその場に佇むレミリア。
「一層目は偶数弾のようなものね。グレイズを増やす絶好の機会だわ」
※偶数弾とは自分を狙わずその隣を通過する弾。動くと当たる。
「次は当たるわよ?」
反射してきた弾が左右からやってきた。勿論、自機を狙って
「無駄よ」
迷わず直進する吸血鬼。後ろには超高密度の弾が背中を削っている。
しかし、前方からもまた虹の層がやってくる。
逃げ場は―――ない。
「ちょうどいい機会だから教えてあげるわ。我が下僕の能力はまさにッ!世界を支配する能力だということをッ!!」
「幻符『ザ・ワールド』ッ!止まれいッ!!時よッ!!!」
ドォーーーzーーン
世界の色が失われ、モノクロとなった領域が広がった。
「って…お嬢様も認識できないんですよね」
不敵な笑みを浮かべながら固まっているお嬢様。流石にこの状態では咲夜に委ねるしかないようだ。
一方、相手となる輝夜はの方は――
間違い無い。こちらの動きを認識している。流石は時間操作における最上級能力者だけある。
しかしわずかの間しか動くことはできないようだ。
とりあえずお嬢様を安全な位置へ移動させておく。この状態なら当たり判定に激突しようが問題無い。
そして余った時間はひたすらナイフを打ち込むことにする。
「あなたがどんな方法を取ろうと関係の無い弾幕を思いついたわ!!」
輝夜を中心に回りながらナイフを投げつけていく。
「見えていることが逆に恐怖よね。今のうちにボムでも放ったらどうかしら?後がきついわよ?」
しかし輝夜には挑発の意図が見えていた。
ナイフの切っ先を見てみる。どれも輝夜の周囲を狙うように投げられている。
(できる限り戦力を削ぐ事を考えたのだろうけど…甘いわね)
「そして時は動き出す…」
そして無数のナイフが動き始めた。
「無駄弾ご苦労だったわね!」
さらなる弾幕を展開しようとしたとき、自分を貫く光の線に気がついた。
「まず……ッ!!」
次の瞬間、紅く光る槍に貫かれていた。