Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

最高にhotオアcoldでcrazyな奴ら

2010/07/06 19:19:08
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まだ夏に入ったばかりというのに異常な暑さに襲われた幻想郷
幻想郷に点々と存在する池や湖の水はほとんど蒸発してしまう程の暑さであった。
そしてあまりの暑さに倒れる者も続出・・永遠亭はここ最近はほぼ満員である。
そして暑さによる被害はこれに留まらず、迷いの竹林が暑さにより自然発火したのであった・・
しかし「水を操る程度の能力」である河城にとり、その他数名によって10分で鎮火させられた。
そしてその後にどうやら自然発火では無い事が分かったのであった・・
原因は藤原妹紅が蓬莱山輝夜を熱によって殺そうとしたところ、あまりの暑さによって藤原妹紅自身が
体内発火した、という事であった。妹紅自身は今も発熱状態にありとても危険である。
見かけたら半径10mには近づいてはならない・・近づけば肺が熱でやられるからである・・
そしてさらに問題なのが博麗神社の巫女である博麗霊夢が行方不明・・という事である。
昔からの親友であるK・Mによると、
「あれは霊夢がいなくなる日の前だったんだが、霊夢が「大金を出して買った肉が暑さで駄目になっちゃったわ・・あはは・・もう食べる物が無いわ・・」って言ってたんだ。・・・・くそっ!私がもっと早く気付けばこんな事にはならなかったのに・・!」だそうである。
現在も引き続き博麗霊夢の行方を捜査中であるがあまり進展はしていない・・
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*文々。新聞は今回の幻想郷を襲った異常な暑さのために休載します。ご了承ください。
                          文々。新聞責任者担当 射命丸文 
                                雑用   犬走椛
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魔理沙の家にて・・

「うわぁ・・これはひどいなぁ・・・・・暑いぜ・・」
「文々。新聞・・魔理沙って購読してたの?・・・・暑いわね・・」
「いや、してない・・・さっきその辺で倒れてた鼠が手に握ってたから取ってきた・・暑いぜ・・」
「ちょっと・・・助けてやりなさいよ・・・しかもそれって泥棒じゃない・・・暑いわね・・」
「助ける気力も無かったんだ・・・・それにしてもアリス・・・」
「何よ・・・・・?・・・暑い・・」
「お前が二人に見えてきた・・・・それと体中が痺れるぜ・・・」
「今すぐ永遠亭に行きましょう・・・」
「いや・・・もういいぜ・・・動く力も残っ・・」
  バタン
「魔理沙・・・ねぇ・・大丈夫?・・・ね・・ぇ・・・」
  バタン
「ア・・・リ・・・・・・ス・・・・」
「な・・・・・に・・・?・・」
「お・・ま・・え・・の・・・胸が・・・・あ・・た・って・る・・んだ・・け・・ど・・」
「そ・・・う・・・」
「そ・・れ・・・・と・・・・重・・い・・・ぜ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「い・・っ・・たか・・・あ・・り・・す・・」
「わ・・・た・・・し・・も・・あ・・とへ・・つ・・づ・・くぜ・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」




紅魔館にて・・

「咲夜・・あとどれぐらいの飲み物があるかしら?」
「はい、冷たいお茶が少々とグレープジュースが少々です・・・」
「少々ってどれぐらいなのよ?」
「・・・・大変言いにくいんですが・・実はもうありません。」
「・・・・水は?」
「水道からは熱湯しか出ません・・」
「団扇でいいわ・・」
「団扇で扇いでも熱風しかきませんよ?・・」
「・・チルノとかいう氷の妖精を連れてきてちょうだい。」
「かなり前に溶けています。」
「パチェの魔法で涼しくする系のやつが確かあったわよね?」
「パチュリー様は現在永遠亭で入院中です・・・それと大図書館はあまりの暑さで封鎖しました。」
「・・・・湖に行きましょう!」
「お嬢様って日光を克服できてましたっけ?」
「・・・地下室よ!そうだわ!あそこならおそらく涼しい筈よ!」
「フラン様が永遠亭に運ばれた時ってお嬢様確かいましたよね?」
「・・・・・・・服を脱げば暑さも少しは減るわよね?」
「はい、多少は・・しかし服を脱ぐ前にカメラをとってきますんで少しお時間を」
「もうやだ・・・」



永遠亭にて

「お師匠様~また熱射病の方が来ました~」
「えっと・・これで何人目だっけ?」
「えっと・・確か・・200人目です・・」
「・・分かったわ・・あとそれと、うどんげ、あなたも暫く休みなさい。」
「・・お師匠を置いて自分が休むなんて事はできません・・!」
「そう・・なら最後まで付き合ってちょうだい!!」
「はい!!」




八雲家にて

「・・・紫様・・本当になさるつもりなのですか?」
「もうこれしか打つ手は無いわ・・・」
「しかし・・」
「一刻を争う事なのよ、のらりくらりとしている訳にはいかないわ!」




地霊殿にて

「さとり様ー生きてますかー?」
「生きてるわよ・・」
「ほっ、なら良かったです。」
「お燐・・お空とこいしは?」
「えっと・・お空は何か山の神様に連れてかれました。それとこいし様は行方不明です・・」
「山の神様が?・・いったい・・なぜ?」



守矢神社地下にて・・

「いやーーーー涼しいねーーーー!」
「だねーーーーーーーーーーーー」
「もう本当にっ最高です!!!」
「うにゅ・・喜んでもらえて嬉しいよ・・」
「いやーまさかお空の力を使って大型エアコンを運転させるだなんて・・本当に凄いです!神奈子様!」
「ま、最初に思いついたのは諏訪子なんだがね。」
「いやーーー冷房の10℃のフルパワーは最高だねーー」
「う・・にゅ・・何だか・・苦しいよ・・」


再び八雲家にて・・

「それでは始めるわよ・・」
「行ってらっしゃいませ・・紫様・・」
今回紫が考えた案はこうである。
まず外の世界はちょうど冬なので最初は雪をたくさん集めてスキマを使って幻想郷に送り込む・・という作戦であったのだが、どうも今の幻想郷内の温度では外の世界の雪を一t運んできても30秒程で溶けてしまうのであった。(藍が計算した)つまりは雪では今の幻想郷内の温度を完全に涼しくさせる事は不可能なのである・・。しかし紫はそこでこう思いついた。
「外の世界の南極という場所の氷河を持ってくれば良いんじゃないのかしら?」と
そこで藍が氷河の今の幻想郷内の温度で溶ける時間を計算したところ、2000m級の氷河なら
50時間持つと・・いう事になった。
つまり2000m級かそれよりも大きな氷河が2つ程あれば幻想郷内も涼しくなる・・という計算になった。
しかし・・・ここでも問題が発生する・・それは先程に藍がこう言ったためであった。
「2000m級の氷河を置く場所はこの幻想郷内にあるのですか?」と
確かにそうである・・
そして・・・紫は大いに悩んだ・・
しかし・・答えはあまりにも意外であった。

橙「氷河って確か山みたいな形が多いですよね?なら山に置けばいいんじゃないでしょうか?」
紫・藍「それだ!!!!!」




妖怪の山の頂上付近・・つまり守矢神社付近にて・・

守矢神社地下・・・

「お、お空?大丈夫かい!?」
「あ!なんか温度パラメータが急に・・・って!暑!」
「神奈子様!諏訪子様!脱出しましょう!」
「・・・・・・」
「ん?どうしたの?神奈子?早く脱出しようよ!?」
「駄目だ・・・」
「え?」
「お空の力でしか扉は開かないんだ・・」
「お、お空!?目を覚まして!」
「・・・・」
「た、大変です!温度が上昇してきました!!暑い!!」
「くっそー!開け!開け!!」
「やめな!諏訪子!もし勝手に開けるとここ一帯が核爆発するよ!」
「っ!大体なんでそんな変な機能付けたのさ!?」
「神様の遊び心ってやつだ!」
「そんなおっかない遊びは無い!」
「止めてください!お二人共!」
「・・・すまない・・」
「今はお空が目覚める事を信じて神に願いましょう・・」
「「私たちも神なんだけどね!」」




「よし・・いいわ!藍!今よ!」
「はい!リフトオフ!」



ドッシーーーーーーーーーーーーーン!!!


「うわ!!!何ですか?!!!」
「!!!今の衝撃で扉が開いたよ!」
「!!!」

しかし・・・待っていたのは絶望であった・・・

「さ、さぶーーーーーい・・・」
「な、な、なんで氷河が・・・・それに神社が・・・」
「あはははははこりゃ夢さ!!!dreamだ!!!」
「神奈子様が熱でおかしくなった!!!」
「ケーロケロケロケロ!!!!」
「諏訪子様ーー!!!」





それから20時間後・・
幻想郷内はとても涼しくなっていた・・
妖怪の山には思った様な被害は出ずに逆に「ありがとう」の声が絶えなかったという。
しかしだ・・なぜこんな短時間で涼しくなったのかというと、あの後、紫が「念のために」という事で
南極の氷河を少し多めにもってきたのであったためであった。
しかぁし!またまたまた問題が発生した・・
それはこれだ・・

藍が計算した氷河の溶けるスピードはよりかなり遅かったために
幻想郷内の温度が低下しつづけ半氷河期になってしまったのであった・・


「ら~~ん?・・ちょっといいかしら~?」
「す、すいません!」


ちなみに霊夢はどこかの山の洞穴に住んでいたとさ。

霊夢「案外洞穴の中も涼しいものよ?」



終わり


今回の暑さによる被害者

霧雨魔理沙・・命に別状は無し。
アリス・マーガロイド・・命に別状は無し
レミリア・スカーレット・・直射日光が半分当たったために危うく半死になるところであった。
フランドール・スカーレット・・命に別状は無し
パチュリー・ノーレッジ・・命に別状は無し
紅美鈴・・命に別状は無し
チルノ・・行方不明
魂魄妖夢・・半霊が火傷
東風谷早苗、洩矢諏訪子、八坂神奈子・・軽い凍傷
射命丸文、犬走椛、河城にとり、上白沢慧音、風見幽香、聖白蓮 その他・・熱射病、命に別状は無し
藤原妹紅・・体内発火   CCO様!
蓬莱山輝夜・・全身火傷、しかし不老不死

その他 計 負傷者237人 死亡者0名

「カルテ終了っと」
「お師匠様ーーー!」
「うどんげーーー!!」
「やっとこの暑さも終わりましたね!」
「そうね!それじゃ早速輝夜にも知らせなくちゃ・・」
「・・・・・」
「あれ?どうしました?お師匠様?」
「ま、窓が凍っている?」
「あ、何か寒いですね・・」
ななしき
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
体内発火wwwどんだけ暑いんだよw
2.奇声を発する程度の能力削除
咲夜さんはどんな時でも瀟洒だなww
一難去ってまた一難www
3.名前が無い程度の能力削除
いつでもメイドの本分を忘れない咲夜さんさすがです。
ところで萃EDによるとアリスは夏の暑さをほとんど感じない身体だそうですよ。