◆
吐き気を訴える人々。原因は紅魔館当主の泣き声。
◆
・古参の妖怪メイドの話
ええ、それはもう、酷い有様でした。
正直、紅魔館の主もここまで墜ちたかと。先代も先代で酷かったんですが、当主ほどではありませんでしたねぇ。
・休息をとっていた妖精メイドの話
酷かったですよ。時々、食べ物に関してお嬢様が涙ぐんでた時はあって、そんなときは「あ、ちょっと可愛いな」とか思ってたのですけれど、ええ。本気で泣き叫ぶときは酷いです。鼓膜が割れるって、ああいうことを言うんですね、きっと。ジャ○アンもびっくりですよ。耳が引きちぎれそうになりました。
・ちょんまげを付けた雇われコックの話
厨房とお嬢様方がお食事を召される食事室はそんな離れてとらんし、泣き声はちゃんと聞こえたよ。音の大きさに、思わず耳を塞いだけどな。
一応、お嬢様に美味しいと仰っていただけるお食事をモットーにつくってんねんけど・・・・・・。まだまだ、ワシらも力不足やな。
ああ、そやそや。厨房にはメイド長もよう訪れはるな。特に紅茶やらデザートとかいったもんは、ワシらよりも咲夜さんの方がよう作りはるね。さすが、イギリス生まれといったところや。ここだけの話、実は今日のハンバーグも、彼女の考案だったりするんやけどな。
・現場で警備をしていた、警備妖精の話
とても可愛かったですとも。泣き声で鼓膜が破れそうだなんて、そんなちゃちいことに耐えられなかったらろくにお嬢様ファンクラブ代表なんてやってませんよ。
おっと失礼、鼻血が。
……どうも、失礼しました。
それにしても、ああやって泣き叫ぶお嬢様ってスゴくペドいですよねー。可愛すぎる・・・・・・食べちゃいたい。
いつもはカリスマ漂わせてて、それもそれでスゴくイイんですが、偶にああやってカリスマをブレイクさせるのも・・・・・・ああぁっ!
・門前で昼寝をしていた、紅髪の門番の話
ちょっと睡魔に襲われてて眠っていたのですけど、お嬢様の泣き声で思わず目が覚めましたよ。それで館をみてみると、館全体が揺れているような感じがしてました。それに、地響きも起こってましたし。
私はその場に居なかったので、いったい何が起こってたかは後になって聞いたんですが・・・・・・。お嬢様、ピーマン嫌いだったのですね。初めて知りました。いやぁ、お嬢様ファンクラブ創始者としては、本当にうれしい情報です。あのカリスマ性を持ちながら……うむ。
ギャップが良いのです。ギャップ萌え。これでまたファンクラブも盛り上がると思います。
尚、事件の当事者であるレミリア・スカーレット氏と、その従者である十六夜咲夜氏にも取材をしようとしたが、取材を拒絶されたため出来なかった。
また、レミリア・スカーレット氏の妹である、フランドール・スカーレットへの取材は、取材者の安全を考慮してとりやめた。
◆
・事件の経緯
如月の八日未明、紅魔館の一室にて、大きな騒音(正体はレミリア・スカーレット氏の泣き声)が発生した。原因はピーマンが食事に出たこと。
騒音は人里に到達し、多くの人々がめまいを起こすなどの症状を訴えた。被害者は五百人にも上った。
検査・治療をするための医者の数が足りず、人里長老会の要請により、永遠亭在住の医師、八意永琳氏や、医術に詳しい博麗の巫女、博麗霊夢氏、寺子屋の教師である上白沢慧音氏などが出張した。
事件が収束した後、人里の重鎮である稗田家並びに人里長老会は紅魔館に抗議を送っているが、紅魔館は八日の犬の上刻現在も謝罪声明を出していない。
これに対し、人里では
「これまで散々紅魔館発祥の騒動は起こってきたが、それに対して紅魔館は何も対応しなかった。幾ら何でも傲慢だ」
「人里側にも問題はある。もっと強い態度で出ないから、杜撰な対応をされるのでは」
「まあレミリアちゃんは可愛いから良いや」
などの声が上がっている。
◆
吐き気を訴える人々。原因は紅魔館当主の泣き声。
◆
・古参の妖怪メイドの話
ええ、それはもう、酷い有様でした。
正直、紅魔館の主もここまで墜ちたかと。先代も先代で酷かったんですが、当主ほどではありませんでしたねぇ。
・休息をとっていた妖精メイドの話
酷かったですよ。時々、食べ物に関してお嬢様が涙ぐんでた時はあって、そんなときは「あ、ちょっと可愛いな」とか思ってたのですけれど、ええ。本気で泣き叫ぶときは酷いです。鼓膜が割れるって、ああいうことを言うんですね、きっと。ジャ○アンもびっくりですよ。耳が引きちぎれそうになりました。
・ちょんまげを付けた雇われコックの話
厨房とお嬢様方がお食事を召される食事室はそんな離れてとらんし、泣き声はちゃんと聞こえたよ。音の大きさに、思わず耳を塞いだけどな。
一応、お嬢様に美味しいと仰っていただけるお食事をモットーにつくってんねんけど・・・・・・。まだまだ、ワシらも力不足やな。
ああ、そやそや。厨房にはメイド長もよう訪れはるな。特に紅茶やらデザートとかいったもんは、ワシらよりも咲夜さんの方がよう作りはるね。さすが、イギリス生まれといったところや。ここだけの話、実は今日のハンバーグも、彼女の考案だったりするんやけどな。
・現場で警備をしていた、警備妖精の話
とても可愛かったですとも。泣き声で鼓膜が破れそうだなんて、そんなちゃちいことに耐えられなかったらろくにお嬢様ファンクラブ代表なんてやってませんよ。
おっと失礼、鼻血が。
……どうも、失礼しました。
それにしても、ああやって泣き叫ぶお嬢様ってスゴくペドいですよねー。可愛すぎる・・・・・・食べちゃいたい。
いつもはカリスマ漂わせてて、それもそれでスゴくイイんですが、偶にああやってカリスマをブレイクさせるのも・・・・・・ああぁっ!
・門前で昼寝をしていた、紅髪の門番の話
ちょっと睡魔に襲われてて眠っていたのですけど、お嬢様の泣き声で思わず目が覚めましたよ。それで館をみてみると、館全体が揺れているような感じがしてました。それに、地響きも起こってましたし。
私はその場に居なかったので、いったい何が起こってたかは後になって聞いたんですが・・・・・・。お嬢様、ピーマン嫌いだったのですね。初めて知りました。いやぁ、お嬢様ファンクラブ創始者としては、本当にうれしい情報です。あのカリスマ性を持ちながら……うむ。
ギャップが良いのです。ギャップ萌え。これでまたファンクラブも盛り上がると思います。
尚、事件の当事者であるレミリア・スカーレット氏と、その従者である十六夜咲夜氏にも取材をしようとしたが、取材を拒絶されたため出来なかった。
また、レミリア・スカーレット氏の妹である、フランドール・スカーレットへの取材は、取材者の安全を考慮してとりやめた。
◆
・事件の経緯
如月の八日未明、紅魔館の一室にて、大きな騒音(正体はレミリア・スカーレット氏の泣き声)が発生した。原因はピーマンが食事に出たこと。
騒音は人里に到達し、多くの人々がめまいを起こすなどの症状を訴えた。被害者は五百人にも上った。
検査・治療をするための医者の数が足りず、人里長老会の要請により、永遠亭在住の医師、八意永琳氏や、医術に詳しい博麗の巫女、博麗霊夢氏、寺子屋の教師である上白沢慧音氏などが出張した。
事件が収束した後、人里の重鎮である稗田家並びに人里長老会は紅魔館に抗議を送っているが、紅魔館は八日の犬の上刻現在も謝罪声明を出していない。
これに対し、人里では
「これまで散々紅魔館発祥の騒動は起こってきたが、それに対して紅魔館は何も対応しなかった。幾ら何でも傲慢だ」
「人里側にも問題はある。もっと強い態度で出ないから、杜撰な対応をされるのでは」
「まあレミリアちゃんは可愛いから良いや」
などの声が上がっている。
◆
いや、まあ可愛いですけどね。
>まあレミリアちゃんは可愛いから良いや
つまり、お嬢様を人里に連れて行って、涙目上目遣いで「ごめんなさい」させれば
人間側も納得するし、警備担当の士気もあがるし、
お嬢様も人里で恥ずかしい思いしたくないからピーマン食べるかもしれないし、
全て丸く収まるじゃないか。
>犬の上刻
→『戌』の上刻
さらっと書いてあるこの素っ気無さがツボに入ったwww