Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

打ち出の小槌とオノマトペ

2014/05/12 00:29:48
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◆博麗神社
「大きくなあれ!」
 ぐぐぐっ!
「おおっ!」
「さ、あまーいお菓子の家にようこそ! お腹いっぱい食べましょう!」
「うんっ!」


◆博麗神社(二)
「大きくなあれ!」
 チャリン
 コロコロ……
「大きくなあれ!」
 チャリン
 コロコロ……
「なによこれ、不良品じゃないの?」
「色々間違って……いえ、そう、不良品です。だから早く返して下さい」


◆霧雨魔法店
「大きくなあれ!」
 ポコッ!
「……大きくなあれ! 大きくなあれ!」
 ポコッ!
 ポコッ!
 ぷくー
「……ぐすっ、痛いよぅ」
 さすさす
「あ、たんこぶ……ちょっと大きくなれたって事、かな。えへへっ」


◆霧の湖
「でっかくなあれ!」
 パリーン
 パラパラパラ
「あ……」
「お墓、作ってあげようね」
「うん……」

「さ、もう一回挑戦よ!」
「あぁ、もうっ!」


◆紅魔館
「小悪魔、ちょっとこっちにいらっしゃい」
「はーい、なんですか?」
「小さくなあれ!」
 ぽすっ
「えっと……どうされました?」
「小さく……」
 しゅん
「……ちょっと失礼しますね」
 とさっ
 ぎゅー
「あーあ、今日はなんだか疲れちゃいました。小悪魔さんは充電モードに移行します」
「……まったく。子供みたいね、小悪魔は」


◆白玉楼
(大きくなあれ! 大きくなあれ!)
 ふにっ
 ふにっ
「妖夢……何してるの?」
「マッサージです」
「いらないわ」
「幽々子様、私には夢があります」
 キリッ!
 ふにっ
 ふにっ
「一度だけでいい、埋もれてみたいのです!」
 ふにっ
(どこで育て方間違えたのかしら……)


◆マヨヒガ
「今日は紫様達が様子を見に来るから、ちゃんと綺麗にしておかないとね」
 どすん、ばたん
 さっさっ
 きゅっきゅっ
「ふう。……なんか、この柱邪魔だなぁ。よし、小さくなあれっ!」
 バキッ
 メキメキッ
 ギギギギギ……

「ねぇ、藍。マヨヒガは大丈夫かしら」
「大丈夫ですよ、匠がしっかり管理してますから。さて、そろそろ行きましょうか」


◆永遠亭
「小さくなあれ!」
 ぴょんっ
 ボカッ!
「痛っ、ちょっと何するのよ!」
「あれー?」
 ぶんっ
 ブンッ
 ブォンッ!
「もう少しっ!」
 ズァッ!
「こんなもんかな……小さくなあれ!」
 ぴょんっ
 ベキッ!
「ぐうっ!」
「……偽物掴まされたかな。ま、いっか。鈴仙のばーか!」
「てゐっ! 待ちなさいっ!」


◆永遠亭(二)
「あら、久し振りね」
「八意様に逢いたくて」
「そんな姉が心配で」
 じー
 にこにこ
「……小槌は?」
「白兎に渡しました!」
 ドヤァ
「……じゃあこの話はお終いね」
「はい、私も目的は果たせましたし。失礼させて頂きます」
「では私も」
 すっく
 すたすた
「待ちなさい豊姫」
 ひょい

「玉兎は返してもらうわね」
「ちっ」


◆是非曲直庁
 すっ キョロキョロ
 すっ パタン
「では……大きくなあれ」
 ペタン

 ペタンペタン

 ペタン……

「黒……いえ、効果が遅いだけですね。これは、白なのです……」


◆妖怪の山
「大きくなあれ」
 こつっ
「んー……。大きくなあれ」
 こつっ
「どう、見えた?」
「ダメね。もー、文の写真ってば遠距離ばっかりなんだもん」
「くっ、椛め……」
「パンツばっかり撮ってるから警戒されたんでしょ」


◆守矢神社
「信者の皆さんいきますよ! 大きくなあれっ! 大きくなあれっ!」
 ぶんっ
 ぶんっ

「ねぇ、早苗は何やってるの?」
「信仰を大きくさせてるんだってさ。流石はあんたの子孫だね」
「いや、あんたの巫女でしょ。私はあんな事しないし」

 ぶんっ(ぷるんぷるん)
 ぶんっ(ばいんばいん)


◆渡る者の途絶えた橋
「面白い物を見せてあげるよ。小槌よ、金銀財宝を出せっ!」
 ぽんっ!
 ひらひらひら
「何これ……。『支払いは次のお年玉でお願いします』?」
「くくくっ……。なっ! 笑い過ぎて腹がよじれるだろ!」
 バンバン
「……ごめんなさい。こんな時、どう嫉妬していいか分からないの」
「笑えばいいと思うよ。私みたいにね」

「……エフッエフッエフッ」
「えっ?」


◆命蓮寺
「行くわよ雲山! 大きくなあれ!」
 ぶんっ
 ぐぐぐぐっ!
「小さくなあれ!」
 ぶんっ
 しゅるしゅるしゅる……
「きゃー凄いっ、雲山大好きっ!」
 いちゃいちゃ

「……聖?」
「微笑ましいですね、星。まったく、微笑ましい……」
「っ! 皆っ、聖を取り押さえろっ! 今すぐだ!」
「えぇ、無理だよ! ぬえ頼んだっ!」
「えっ、ちょっと水蜜っ! みんなっ!」
 ドドドドドドドドド……

「ぬ、ぬええぇぇぇぇぇん!」


◆神霊廟
(大きくなあれ! 大きくなあれ!)
 ぺちっ
 ぺちっ
「布都、何をしているの?」
「太子様のお胸が少しでも大きくなればと槌を振っております」
「必要ありません」
「屠自古や邪仙に負けて、太子様は悔しくないのですか!」
ぺちっ!
「悔しい? 何がですか?」
 ぎゅっ
「胸の膨らみがなんだと言うのです。そんな嫉み、妬み、修行が足りない証拠ですよ」
「太子様……」
 ドタドタドタ
 ガラガラッ ガタンッ
「ねぇねぇ豊聡耳様聞きましたぁ!? 布都ちゃんったらついに豊郷耳様よりお胸が大き……」
「こら邪仙! 少し黙れっ!」
 ドッタンバッタン
 ゆっさゆっさ
 ぼいんぼいん

「……」
「……」


◆草の根ネットワーク秘密基地
「今日は先の異変の神輿、針妙丸様をお呼びしている」
 ワー
 パチパチ
 やんややんや
「ささ、針妙丸様。存分に槌の魔力をお使い下さい」
「疲れるし、やだ」
「ふむ……少々お耳を拝借」
 すすっ
 ひそひそ
「……それは本当ですか?」
「もちろん。影狼さん、こちらへ」
「へっ、私ですか?」
 おずおず
 びくびく
「……では、行きます。大きくなあれ!」
 ポンッ
 もさもさもさっ ばさっ ぴょこんっ
「キタぞ! もふもふだ! ケモ耳としっぽだ!」
「えっ? あれっ、なんで変化して!?」
「ささ、針妙丸様、彼女の頭の上へ」
「うむ」
 しゅたっ
 もふもふもっふもふもっふ
 ……もふもふもふもふもふもふもっ!

「あぁ、これは良いもふもふですねぇ」


◆天界
「ねー衣玖。この槌何かしら」
「さぁ。強力な魔力を感じますが、正体はさっぱりですね」
「うーん」
 ぶんっ ぶんっ
 ……もくもくもくっ
「おっ? もしかしてそれは……懐かしいものを持ってるね」
「知っているのか萃香!?」
「うむ。それは我らが鬼の秘宝、打ち出の小槌! ここをこうして」
 ガチャッ
 ジー……パカッ
 キュイーン……
「えっ、これ本当に打ち出の……」
「うわぁっ! すごいっカッコいい! ねっ、ねっ、衣玖!」
「ここから更に……」
 カシャンカシャン ガリガリガリガリ
 ビー……カチッ
 ブッピガァン!
「ふふっ、こんなもんさ」
「うわぁっ! うわぁっ! カッコいい! ねっ、ねっ、衣玖もそう思うでしょ!」
「えっ? あぁ、はい。カッコいいです」
 キャーキャー
 キャッキャッ

「なんだこれ」


◆盆踊り会場
「……パパに逢いたい、えいっ!」
 ぶんっ
 ペカー
「おや、こころ。こんな所に居たのですか。希望の面の調子はどうですか?」
「……ママに逢いたい、えいっ!」
 ぶんっ
 ペカー
「さっきから身体がピカピカ光って……屠自古の悪戯でしょうか」
「……」

「雌雄同体? 私の親はミミズやカタツムリの仲間なの?」


◆ミズナラの木
「いい、スター。全力で行くのよ」
「わかってるわ、サニー」

 カチャッ
 コクコクコク
 カチャッ
 ひょいぱく
 モグモグ
 ペラッ
「レジスタンスかぁ。首謀者はいまだ逃走中、物騒ね……ぐっ!? えっ、何!?」
「抑えたっ! 今よスター!」
「うおををををらぁ! 小さくなあれ!」
 フォンッ
 パーン
 きらきらきら

「ルナ、小さくなったね」
「一回休みとも言うわね」


◆華扇ちゃんの自宅
「ねぇ、小町。こっちに来てよ」
「……無理だよ、解ってるでしょ?」
「……大きくなあれ」
 コツン……
「……窓、大きくならないね」
「……うん」


◆鈴奈庵
「小鈴聞いて! 打ち出の小槌を手に入れたわ!」
 ドーン
「小鈴?」
 ドーン
「あら……もう、居るならちゃんと返事してよ」
 ドーン
「ごめん、ドーンに気を取られてぼうっとしてた」
「うーん、ちょっとインパクトが強すぎたかしら」

 ドーン


◆香霖堂
「何を読んでいるんだい?」
「見れば分かるでしょ」
 ペラッ
 じっ
「見下ろさないでよ」
「君が小さいから、仕方ないじゃないか」
 ぱたん
 すっく
「やだ、小さくなあれ! 小さくなあれ!」
 ぴょんっ べしっ ひらっ
 ぴょんっ べしっ ちらっ
「あ……」
「えっ……。さいってー」
 ふわり
 キィー チリンチリン
 キィー バタン
 チリンチリン

「仕方……ないじゃないか……」


◆どこかの廃屋
「はぁ、はぁ、もう疲れたよ……。逃げ場なんてどこにもない、もう死ぬしか……」

「YATTA! 新しい人生の始まりだ!」
「うわぁっ!」
「YATTA! あなたの人生大逆転!」
「なんっ、何なんだよ一体!」
 ガサガサガサッ
 ガサガサガサッ
「湖で溺れたら助けてあげる!」
「正邪、新しい笑顔よ!」
「もふもふだって触り放題!」
「エアビワーと!」
「エア琴で音楽業界でも引っ張りだこ!」
「リズムにのってダンスマスターにだってなれちゃうかも!」
 サササッ
『う~まら~やし~い!』
 ヒューヒュー
「お前ら、なんで……」
「正邪……」
「姫……」
 ヒューヒュ……
「一緒に居たのに、いつも貴女は一人だった。ねぇ、逆転させてみよう? 貴女の願いを小槌に、私達に聞かせて」
「私の、願い……。もっと素直に……。みんなと、友達に……」

「……っは、なんて言うはずないだろ! ばーか! 私は何処までも逃げて……いや、逃げ切って、もう一度革命を起こしてやる!」
 YATTA!


◆寂びれた神社
「メリーこれ……」
「槌、ね。それにしても随分立派な装飾、何かの儀式に使われていたものかしら」
「いえ、これはきっと打ち出の小槌に違いないわ!」
 ドンッ!
「ねぇ、試してみましょう? いくわよメリー、大きくなあれ!」
 コツン
「どう?」
「……成功よ、蓮子」
「えっ、本当!?」
「私の中で、貴女への気持ちがどんどん大きくなってる」
「メリー……」
「蓮子……」
 ちゅっちゅ


◆寂びれた神社(二)
「蓮子も試してみましょう? 大きくなあれ。大きくなあれ」

「大きくなあれ。大きくなあれ」

「大きくなあれ。大きくなあれ」

「大きくなあれ。大きくなあれ」

「大きくなあれ 大きくなあれ」
「大きくなあれ 大きくなあれ」
「大きくなあれ 大きくなあれ」
「大きくなあれ 大きくなあれ」
「大きくなあれ 大きくなあれ」


「 あはっ 蓮子がいっぱい 」


◆寂びれた神社(三)
メリーは何故か増殖した蓮子と共に幸せな一生を送った。
いつしか二人はちゅっちゅ神として崇められ、信仰を得るようになった。
数十年の月日が流れ、二人は同じ墓の下で眠りについた。
二人は神の世界へ迎えられ、そこで永遠にちゅっちゅし続けるのだ。

蓮子とメリーを失ってなお、世界には蓮メリちゅっちゅが溢れていた。
そう、蓮メリちゅっちゅ教の誕生である。
人々は蓮メリ再誕のその日まで蓮メリちゅっちゅを妄想し、信仰しちゅっちゅ。
ちゅっちゅちゅっちゅ蓮メリ。メリ蓮ちゅっちゅぱ。
蓮ちゅっちゅ?
メリちゅっちゅ?
ちゅぴ……ちゅぱちゅぱ!!
蓮メリちゅっちゅ!!
 【蓮メリちゅっちゅ教エンド】
コメント



1.絶望を司る程度の能力削除
なんぞこれwwwwwww
2.奇声を発する程度の能力削除
なんじゃこりゃw
3.名前が無い程度の能力削除
最後はSAN値が…