寺子屋では冬休みが終わり今日から授業だ。冬休みに入る前に渡した宿題をしっかり全員分回収して見なくてはならない。さて、全員持ってきたのだろうか?
「はい、そしたら冬休みにはいる前に渡した宿題を集めるよ。」
「せんせー、宿題で少しわからないところがあってやってません。」
「せんせー、宿題忘れましたー。」
「みんな、ちょっと待ってね。一気に言われてもわからないから。まず宿題忘れたのは?」
生徒二人が手を挙げていた。まあ、宿題を忘れる子は一人や二人はいる。
「そしたら明日までに持ってきてね。明日忘れたらきつーいお仕置きするからね、わかった?」
宿題を忘れた二人は明日絶対忘れない世に明日の時間割がかかれている紙にしっかりと書いていた。
「よし、そうしておけば明日は忘れないな。じゃあ、次に宿題で解らなかったところがあって出来なかった人は?」
この質問には、私が思っていたより多くの生徒が手を挙げた。その生徒を忘れないようにチェックしておいた。
「今、手を挙げなかった人はほぼ完璧だね。今、手を挙げた人も一緒に出して。その人達はやっていなかったところを、わからなかったから、やっていないにするから。」
生徒達が次々に出し始めた。私は全員分五十音順になるように並べると一つ名前が書かれていない宿題があった。
「宿題に名前書き忘れている人いるよ。自分だと思ったら取りに来てね。」
生徒はみんな自分のではないと思い取りに来なかった。
「えーとね、この順番だと水谷くんじゃないかな? 水谷君ちょっと来て確認してみて。」
「あ、僕のです。ごめんなさい。」
「これからは書き忘れないようにしてね。そしたら今日持ってきている人の分はこれで全部ね。そしたら今日は冬休み前にやってたことの復習から始めようね。」
生徒達は教科書やノートを取りだし授業を受ける体制に入った。
「そしたら水谷君、冬休み前にどこまでやったか覚えてる?」
水谷君は必死に前回やったところがどこか探していた。
「えーと、分数のかけ算までやりました。」
「うん、そうだね、ありがとう。そしたらまずこの問題わかるかな? みんな解いてみてね。解きおわったら先生に手を挙げて教えてね。」
黒板に数式を書くと生徒達は必死に解いていた。
「せんせー、出来ました。」
「お、早いな! どれどれ……うん、正解だ。そしたら、この問題も解いてみようか。」
私は早く解き終わった生徒のノートに三問程少し難しい問題を書いてあげた。するとその生徒は喜んで解き始めた。
「それが解き終わった自由にしていていいよ、でもうるさくしたら駄目だからね。他に解き終わった人は、いる?」
すると二、三人一気に手を挙げていた。
「そしたらちょっとここに来てね。……そこで三人で話していても当たっているかわからないでしょう。早くおいで。えーとね、こっちの二人は正解だね。これは……足し算になってないかな? 2/5×5/6だから、先に約分したら簡単に出来るよ。」
その間違えてしまった生徒は急いでやり直していた。すぐに正解したので次の問題を書いてあげた。
周りを見ると大体の生徒が出来ていたので。全員で答え合わせをすることにした。
「この問題はしっかり約分とかけ算がしっかり出来れば合っているわよ。まずは五分の二の五と六分の五の五を、約分して一にしてから分母同士を掛ける。だから一かける六で六。今度は分子同士を掛ける、すると二かける一で二。これで答えは六分の二になったね。でもここで終わったら丸はもらえませんよ。まだしっかり約分できるところは約分して最終的に三分の一が正解。みんな合ってた?」
ほぼ全員が合っていた。間違えた子は少しだけで最後の約分のやり忘れだった。
「そしたら、今から黒板に書く問題を解いてね。答え合わせは今度の授業の時にするから、終わったら自由にしていていいからね。」
私が黒板に問題を書くとみんなすぐに書き写しいる音が聞こえた。そしてすぐに授業の終了のベルがなった。
「宿題忘れた二人は明日しっかり持ってきなさいね。忘れたらお仕置きだからね。」
「はーい。」
「今日の問題は少し難しいから解らなくても自分なりに解いてみるんだぞ。」
生徒達は授業が終わり好きな子同士で帰る約束などをしていた。今日はこれで授業が終わりなのだ。私も職員室に戻り荷物をまとめなくてはいけない。だが、その前に生徒達と帰りの会というものをやらなくてはならない。
「はい、みんないる? すぐに帰りの会を終わらせて帰るよ。連絡が一つだけあるからしっかりと聞いてね。なんだか最近不審者がいるらしいからみんな襲われたりしないように気をつけて帰ってね。連絡はこれだけです。何かある人いるかい? よしそしたら帰るよ。さようなら!」
「さようなら!」
みんな元気よく挨拶をして帰っていった。私も職員室に戻り帰る準備をすることにした。
「お疲れさまです、水橋先生。」
「あ、上白沢先生、お疲れさまです。やっぱり宿題を忘れる子いましたよ。」
「ああ、いましたか。でもやってこないで出すとかよりはましですよ。私の行ったクラスでは一人だけいましたからね。期限を明日までにしたのですがやってきてくれるかどうか。」
「歴史の宿題も多いですからね。でも頑張れば一日で終わる量ですよね。算術はやっていなかったら最低でも二日は掛かるくらい出しましたから今日やっていなかったらまず明日提出は無理だと……。」
「水橋先生の出す量はかなりありますからね。でも基礎問題から応用までしっかりと出すところすごいですね。」
「いや、でもそんなに難しいところは出さなかったつもりですよ。最後に解けない問題はとばしてもいいです(応用のみ)、って書いて置いたので出来ていない子でも宿題は終わらすことの出来る量にはしましたよよ。」
上白沢先生と話をしながら私は帰る準備をしていた。
「あ、上白沢先生、よければこれからお昼一緒にどうですか?」
「あ、いや私はこれがあるから、すみません。また今度一緒に行きましょう。」
――愛妻弁当か……、勇儀の料理するところってあまり見たことない気がするなあ。
「そしたらお先に失礼します。お疲れ様でした。」
私はさっき生徒たちが提出していた宿題を持って職員室を後にした。
――さてともうお昼だな、なにを食べようか……たぶん家に帰っても一から作るんだよな。そんならどこかで食べていくほうが早いな。ひとまずそこらへんのなにか食べることのできそうな店を探そうか。
近くにあった定食屋に入ることにした。中に入ると平日ということもあってかなり空いていた。
――さて、何にしようか、親子丼定食、天丼定食……どうしようか。ん? カツ丼定食もあるのか。うーん悩むな……お、しょうが焼き定食! これだ、これに決まりだ。
「すいませーん、しょうが焼き定食一人前お願いします。あ、あとお水おかわりいただけますか?」
私は注文し終わったあと店の中を見渡した。
――やっぱり少ないな、平日ってこんなものなのだろうか? まあここのつくりから行くと、この程度がちょうどいいのかもしれないな。
「お待たせしました。しょうが焼き定食になります。」
――お、きたきた、柔らかそうなお肉にしっかりとかかったタレそして新鮮なキャベツものすごい食欲をさそう。
「いただいきます!」
豚肉をひと切れ口に持っていくと口の中でしょうがの香りがしっかりしている。そして少しピリッとする辛さとタレの甘さが絶妙なハーモニーを奏でている。私は肉をご飯の上にのせ一緒に食べた。これがまた美味しいのだ。あつあつのもっちりしたご飯とこのやわらかい肉、この絶妙な感じがまた良い。
――おっと、味噌汁の具を確認するのを忘れていた。さて、何だろうか……豆腐、わかめ、ということは豆腐の味噌汁か。
この味噌汁も普通に美味しかった。
満腹になったところで店を出た。後は家に戻って仕事の続きをするだけだ。家までの距離はそんなに無いはずだが今日はなんだか長く感じた。
――こんなに長かったかな? あ、道を間違えているじゃないか。だから長く感じたのか。えーと、家までは……このまま行っても少し遠回りだけど行けるな。
今来た道を引き返すよりこのまま進んだ方が明らかに近かったのでそのまま進むことにした。このまま進めば途中に八百屋などがある商店街があるし今日の晩ご飯のおかずなどを買って帰れてちょうど良いかもしれない。歩いているとその八百屋が見えてきた。
「へい、いらっしゃい! お、水橋先生、今日はもうお帰りかい?」
「一応今日の授業は終わりましたので。」
もうここのおじさんには覚えられているのだ。私はジャガイモ、人参、玉葱を買うと、おじさんは玉葱をおまけしてくれた。次に肉屋に行き豚肉を買った。今日の晩ご飯はカレーライスだ。商店街から家まではもうなれた道だ、迷うことはなかった。家に着きひと休みしてからカレーを作り始めた。
――う、やっぱり玉葱を切るときついな。涙が出ちゃう、だって女の子だもの……じゃなくて、目が痛い。何で古いネタをやったんだろう、少しは料理に集中しないと。全部の具材を切り終え一旦お風呂の掃除をすることにした。
「さてと、続きをやるか。」
お風呂のお湯をためながら続きをすることにした。鍋に具材を入れて煮込む。お風呂のお湯がいい具合にたまったので止めに行った。戻ってきてルーを入れて完成。何とかいつもの夕飯の時間の前には出来た。ご飯も炊きあがってもう準備は完了だ。
――勇儀はまだ帰ってこない。もうそろそろ帰って来ても良い頃なのだが。先にお風呂でも入っていようかな? そのほうがいい、うん、そうしよう。
私は勇儀が帰ってこないので先にお風呂にはいることにした。
――さて、お湯の温かさは大丈夫だよね。……よし、大丈夫。
体を流してから湯船に入った。
「あー、気持ち良い。」
十分に温まりその後髪と体を洗った。体を洗っている途中に勇儀が帰っていた。私はさっさと終わらせてあがった。
「勇儀、お帰り。遅かったのね。」
「ただいま。ちょっと今日は天狗に色々取材されていてね。」
「天狗って文かい?」
「いいや、もう一人の携帯電話を持っているほうのえーと、はたてだったかな。」
「あ、はたての取材ね。そういえば前に言っていたわよね。そしたらご飯出来ているから食べましょう。」
「この、匂いはカレーだな。」
「そうそう、早く食べようよ、勇儀。」
急いでカレーライスを皿に盛りつけた。勇儀と二人でテーブルに座り食べ始めた。まだ熱々のカレーを口に運んだ。かなり辛くしてあるので口の中が痛い。
――辛い! カレーの辛さと熱さでかなり暑くなってきた。
久しぶりにこの辛さのカレーを食べたからかこんなに辛かったかなと私は思った。水がないとこれを食べきるのは少し難しいかな。水を取りに台所へ行った。
「パルスィ、カレーのおかわりあるか?」
「ええ、まだ沢山残っているわ。」
「そしたら、おかわりくれ。」
「はいはい、皿持っていくわよ。」
勇儀のおかわりを多めに盛った後、水と一緒に持っていった。勇儀も二皿目を食べ終わったらさすがに限界が来たようでもう一度おかわりはしなかった。
――はあ、これからまた仕事だわ。さっさと終わらせて寝たいな。
「はい、そしたら冬休みにはいる前に渡した宿題を集めるよ。」
「せんせー、宿題で少しわからないところがあってやってません。」
「せんせー、宿題忘れましたー。」
「みんな、ちょっと待ってね。一気に言われてもわからないから。まず宿題忘れたのは?」
生徒二人が手を挙げていた。まあ、宿題を忘れる子は一人や二人はいる。
「そしたら明日までに持ってきてね。明日忘れたらきつーいお仕置きするからね、わかった?」
宿題を忘れた二人は明日絶対忘れない世に明日の時間割がかかれている紙にしっかりと書いていた。
「よし、そうしておけば明日は忘れないな。じゃあ、次に宿題で解らなかったところがあって出来なかった人は?」
この質問には、私が思っていたより多くの生徒が手を挙げた。その生徒を忘れないようにチェックしておいた。
「今、手を挙げなかった人はほぼ完璧だね。今、手を挙げた人も一緒に出して。その人達はやっていなかったところを、わからなかったから、やっていないにするから。」
生徒達が次々に出し始めた。私は全員分五十音順になるように並べると一つ名前が書かれていない宿題があった。
「宿題に名前書き忘れている人いるよ。自分だと思ったら取りに来てね。」
生徒はみんな自分のではないと思い取りに来なかった。
「えーとね、この順番だと水谷くんじゃないかな? 水谷君ちょっと来て確認してみて。」
「あ、僕のです。ごめんなさい。」
「これからは書き忘れないようにしてね。そしたら今日持ってきている人の分はこれで全部ね。そしたら今日は冬休み前にやってたことの復習から始めようね。」
生徒達は教科書やノートを取りだし授業を受ける体制に入った。
「そしたら水谷君、冬休み前にどこまでやったか覚えてる?」
水谷君は必死に前回やったところがどこか探していた。
「えーと、分数のかけ算までやりました。」
「うん、そうだね、ありがとう。そしたらまずこの問題わかるかな? みんな解いてみてね。解きおわったら先生に手を挙げて教えてね。」
黒板に数式を書くと生徒達は必死に解いていた。
「せんせー、出来ました。」
「お、早いな! どれどれ……うん、正解だ。そしたら、この問題も解いてみようか。」
私は早く解き終わった生徒のノートに三問程少し難しい問題を書いてあげた。するとその生徒は喜んで解き始めた。
「それが解き終わった自由にしていていいよ、でもうるさくしたら駄目だからね。他に解き終わった人は、いる?」
すると二、三人一気に手を挙げていた。
「そしたらちょっとここに来てね。……そこで三人で話していても当たっているかわからないでしょう。早くおいで。えーとね、こっちの二人は正解だね。これは……足し算になってないかな? 2/5×5/6だから、先に約分したら簡単に出来るよ。」
その間違えてしまった生徒は急いでやり直していた。すぐに正解したので次の問題を書いてあげた。
周りを見ると大体の生徒が出来ていたので。全員で答え合わせをすることにした。
「この問題はしっかり約分とかけ算がしっかり出来れば合っているわよ。まずは五分の二の五と六分の五の五を、約分して一にしてから分母同士を掛ける。だから一かける六で六。今度は分子同士を掛ける、すると二かける一で二。これで答えは六分の二になったね。でもここで終わったら丸はもらえませんよ。まだしっかり約分できるところは約分して最終的に三分の一が正解。みんな合ってた?」
ほぼ全員が合っていた。間違えた子は少しだけで最後の約分のやり忘れだった。
「そしたら、今から黒板に書く問題を解いてね。答え合わせは今度の授業の時にするから、終わったら自由にしていていいからね。」
私が黒板に問題を書くとみんなすぐに書き写しいる音が聞こえた。そしてすぐに授業の終了のベルがなった。
「宿題忘れた二人は明日しっかり持ってきなさいね。忘れたらお仕置きだからね。」
「はーい。」
「今日の問題は少し難しいから解らなくても自分なりに解いてみるんだぞ。」
生徒達は授業が終わり好きな子同士で帰る約束などをしていた。今日はこれで授業が終わりなのだ。私も職員室に戻り荷物をまとめなくてはいけない。だが、その前に生徒達と帰りの会というものをやらなくてはならない。
「はい、みんないる? すぐに帰りの会を終わらせて帰るよ。連絡が一つだけあるからしっかりと聞いてね。なんだか最近不審者がいるらしいからみんな襲われたりしないように気をつけて帰ってね。連絡はこれだけです。何かある人いるかい? よしそしたら帰るよ。さようなら!」
「さようなら!」
みんな元気よく挨拶をして帰っていった。私も職員室に戻り帰る準備をすることにした。
「お疲れさまです、水橋先生。」
「あ、上白沢先生、お疲れさまです。やっぱり宿題を忘れる子いましたよ。」
「ああ、いましたか。でもやってこないで出すとかよりはましですよ。私の行ったクラスでは一人だけいましたからね。期限を明日までにしたのですがやってきてくれるかどうか。」
「歴史の宿題も多いですからね。でも頑張れば一日で終わる量ですよね。算術はやっていなかったら最低でも二日は掛かるくらい出しましたから今日やっていなかったらまず明日提出は無理だと……。」
「水橋先生の出す量はかなりありますからね。でも基礎問題から応用までしっかりと出すところすごいですね。」
「いや、でもそんなに難しいところは出さなかったつもりですよ。最後に解けない問題はとばしてもいいです(応用のみ)、って書いて置いたので出来ていない子でも宿題は終わらすことの出来る量にはしましたよよ。」
上白沢先生と話をしながら私は帰る準備をしていた。
「あ、上白沢先生、よければこれからお昼一緒にどうですか?」
「あ、いや私はこれがあるから、すみません。また今度一緒に行きましょう。」
――愛妻弁当か……、勇儀の料理するところってあまり見たことない気がするなあ。
「そしたらお先に失礼します。お疲れ様でした。」
私はさっき生徒たちが提出していた宿題を持って職員室を後にした。
――さてともうお昼だな、なにを食べようか……たぶん家に帰っても一から作るんだよな。そんならどこかで食べていくほうが早いな。ひとまずそこらへんのなにか食べることのできそうな店を探そうか。
近くにあった定食屋に入ることにした。中に入ると平日ということもあってかなり空いていた。
――さて、何にしようか、親子丼定食、天丼定食……どうしようか。ん? カツ丼定食もあるのか。うーん悩むな……お、しょうが焼き定食! これだ、これに決まりだ。
「すいませーん、しょうが焼き定食一人前お願いします。あ、あとお水おかわりいただけますか?」
私は注文し終わったあと店の中を見渡した。
――やっぱり少ないな、平日ってこんなものなのだろうか? まあここのつくりから行くと、この程度がちょうどいいのかもしれないな。
「お待たせしました。しょうが焼き定食になります。」
――お、きたきた、柔らかそうなお肉にしっかりとかかったタレそして新鮮なキャベツものすごい食欲をさそう。
「いただいきます!」
豚肉をひと切れ口に持っていくと口の中でしょうがの香りがしっかりしている。そして少しピリッとする辛さとタレの甘さが絶妙なハーモニーを奏でている。私は肉をご飯の上にのせ一緒に食べた。これがまた美味しいのだ。あつあつのもっちりしたご飯とこのやわらかい肉、この絶妙な感じがまた良い。
――おっと、味噌汁の具を確認するのを忘れていた。さて、何だろうか……豆腐、わかめ、ということは豆腐の味噌汁か。
この味噌汁も普通に美味しかった。
満腹になったところで店を出た。後は家に戻って仕事の続きをするだけだ。家までの距離はそんなに無いはずだが今日はなんだか長く感じた。
――こんなに長かったかな? あ、道を間違えているじゃないか。だから長く感じたのか。えーと、家までは……このまま行っても少し遠回りだけど行けるな。
今来た道を引き返すよりこのまま進んだ方が明らかに近かったのでそのまま進むことにした。このまま進めば途中に八百屋などがある商店街があるし今日の晩ご飯のおかずなどを買って帰れてちょうど良いかもしれない。歩いているとその八百屋が見えてきた。
「へい、いらっしゃい! お、水橋先生、今日はもうお帰りかい?」
「一応今日の授業は終わりましたので。」
もうここのおじさんには覚えられているのだ。私はジャガイモ、人参、玉葱を買うと、おじさんは玉葱をおまけしてくれた。次に肉屋に行き豚肉を買った。今日の晩ご飯はカレーライスだ。商店街から家まではもうなれた道だ、迷うことはなかった。家に着きひと休みしてからカレーを作り始めた。
――う、やっぱり玉葱を切るときついな。涙が出ちゃう、だって女の子だもの……じゃなくて、目が痛い。何で古いネタをやったんだろう、少しは料理に集中しないと。全部の具材を切り終え一旦お風呂の掃除をすることにした。
「さてと、続きをやるか。」
お風呂のお湯をためながら続きをすることにした。鍋に具材を入れて煮込む。お風呂のお湯がいい具合にたまったので止めに行った。戻ってきてルーを入れて完成。何とかいつもの夕飯の時間の前には出来た。ご飯も炊きあがってもう準備は完了だ。
――勇儀はまだ帰ってこない。もうそろそろ帰って来ても良い頃なのだが。先にお風呂でも入っていようかな? そのほうがいい、うん、そうしよう。
私は勇儀が帰ってこないので先にお風呂にはいることにした。
――さて、お湯の温かさは大丈夫だよね。……よし、大丈夫。
体を流してから湯船に入った。
「あー、気持ち良い。」
十分に温まりその後髪と体を洗った。体を洗っている途中に勇儀が帰っていた。私はさっさと終わらせてあがった。
「勇儀、お帰り。遅かったのね。」
「ただいま。ちょっと今日は天狗に色々取材されていてね。」
「天狗って文かい?」
「いいや、もう一人の携帯電話を持っているほうのえーと、はたてだったかな。」
「あ、はたての取材ね。そういえば前に言っていたわよね。そしたらご飯出来ているから食べましょう。」
「この、匂いはカレーだな。」
「そうそう、早く食べようよ、勇儀。」
急いでカレーライスを皿に盛りつけた。勇儀と二人でテーブルに座り食べ始めた。まだ熱々のカレーを口に運んだ。かなり辛くしてあるので口の中が痛い。
――辛い! カレーの辛さと熱さでかなり暑くなってきた。
久しぶりにこの辛さのカレーを食べたからかこんなに辛かったかなと私は思った。水がないとこれを食べきるのは少し難しいかな。水を取りに台所へ行った。
「パルスィ、カレーのおかわりあるか?」
「ええ、まだ沢山残っているわ。」
「そしたら、おかわりくれ。」
「はいはい、皿持っていくわよ。」
勇儀のおかわりを多めに盛った後、水と一緒に持っていった。勇儀も二皿目を食べ終わったらさすがに限界が来たようでもう一度おかわりはしなかった。
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