Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

失敗

2013/12/31 02:57:41
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彼女は苛立っていた。

確かに異変の際には利用しようとした、それは否定しない。

多少は誇張も入っていたかもしれない。

だが、嘘を言った覚えは無く、持ちつ持たれつの関係だったはずだ。

お互い巫女に退治されて縁は切れたと思った。

それなのにこんな風に毎日嫌がらせされるなんて。

自分の見る目の無さを悔やむしかなかった。



失敗



やれ、私が寒いといえば風を浴びせてきた。

やれ、私が眠いと言えばのべつ幕無しに話しかけてきた。

飯を作ってきたこともあった。

それがとてもおいしくなかったのでまずいと言えば、彼女は喜んだ。

もう作らないでくれと言っても全然聞かないのだ。

だから言ってやったのだ。

お前なんか大嫌いだと。

一生顔も見たくないと。

そうしたら彼女はようやくわかったのであろう、足早に去っていった。

耳が赤かったのは怒っていたからに違いない。

これで静かになると思い、正邪はわずかな寂しさに気づかないふりをした。



針妙丸は狂喜乱舞していた。

「まさか、『大好きだ、一生私のそばに居て欲しい』だなんて。早く指輪を探して帰らないと」

彼女は知らない。

天邪鬼は性質が真逆なだけで、決して嘘をつく妖怪ではないのだということを。
天邪鬼は人の嫌がることが好きなだけで自分が嫌がることは嫌いに決まってるだろ
そうじゃないとただのドMじゃないか!(by正邪)
びく
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
あー、確かにありそうな勘違い
2.電柱治削除
この期の展開に期待ですね