今日は美鈴に呼ばれて紅魔館へ行くことになった。なんでも前に行った《気まま旅》のオフ会だとか言っていた。しかしもう外も涼しくなってきた。もう一〇月だから仕方のないことだ。
――それにしてもあの《気まま旅カ》からもう二ヶ月も経っているのよね。今年はなんだか時が流れるのが早い気がする。あの旅をテレビで放送したのは一ヶ月くらい前だと確か美鈴が言っていた。人気あるのかしらねあの旅は。
そんなことを考えているうちに紅魔感が目の前に迫ってきた。門のところには美鈴が立っていた。
「久しぶり美鈴、そういえばあの《気まま旅》ってどのくらい人気なの?」
「お久しぶりです。あの《気まま旅》ですか? 確かにとりの調べだと幻想郷での視聴率が二二・三パーセントだったから五人に一人は見ていることになるのでまあまあの人気っていうところですかね。」
「以外に見ている人いるのね。そうだ他のメンバーはもう来ているの?」
「えーと、文さん以外もう来てますよ……というか鈴仙さんだけですが。」
「そしたら私も先に中に入っているわね。」
「分かりました、部屋は例の場所なので。」
パルスィは門を通って館に入っていった。屋敷の中は赤でほぼ統一されていて、メイド妖精が忙しく働いていた。目的の部屋を見つけるのに迷ってしまって近くにいたメイド妖精に部屋を聞いた。長い廊下の先にある部屋に案内された。部屋の扉を開けると中には鈴仙と咲夜が既にいた。
「みなさん、お久しぶりです。」
「お久しぶりです、水橋さん。」
「いやぁ、この部屋に来るまでに迷ってしまってメイド妖精に案内してもらいました。咲夜さんは覚えているの?」
「一応、覚えていますよ。でも、ごく稀に迷う時はありますけど。」
「大変ですよね、広いと。私も永遠亭ですら迷ってしまいますもの。」
――いや、それはスケールが違うでしょう。永遠亭の大きさは大きく見積もってもこの紅魔館の四分の三くらいなのにそれで迷うってただ単に覚えていないだけなんじゃないの?
少しして美鈴と文が入ってきた。これで《気まま旅2》のメンバー全員が揃った。
「みなさん揃いましたね。そしたらオフ会始めますか。」
「美鈴何か飲み物を持ってくるわね。みなさん何にしますか?」
「そしたら紅茶をお願いします。アプリコットの紅茶があればそれにしてください。」
「わたしは……。」
「あんたは烏龍茶でしょ。わかっているわよ。」
美鈴は咲夜に読まれて少し驚いていた。
「私も烏龍茶で。」
「じゃあわたしは鈴仙さんと同じ紅茶でお願いします。」
「えーと美鈴と文さんが烏龍茶で水橋さんと鈴仙さんが紅茶ですね。すぐ持ってきますので少々お待ちを。」
咲夜が部屋を出たかと思うと一分もしないうちに戻ってきた。
「咲夜さん、早くないですか?」
「まあ、気にしない、気にしない。」
咲夜はみんなに頼まれた飲み物を配った。
「えーと、今回の反省点は……ボードをまた何度か忘れるということですね。以後気をつけます。他に何かある人いますかね?」
「ほかはないと思うわ。ひとまず見ましょうよ番組を!」
美鈴たちはにとりに編集してもらったビデオを見た。
「え! あのシーン結局カットしないでそのまま流したの。」
「いいじゃない笑いが取れるし。」
全て見終わるともう一二時を回っていた。みんなお腹がすいてきたのでお昼にすることにした。今日のお昼は美鈴の作る炒飯だった。
「そしたら今から作ってきますね。」
美鈴はそういい紅魔館のキッチンに行った。そこで中華鍋を使い五人分の炒飯を作った。一回で全て持っていけないので近くを歩いていたメイド妖精二人にに頼んで運ぶのを手伝ってもらった。
「お待たせしました! 私の手作りの炒飯ですよ!」
みんなの前に皿に山盛りに入った炒飯を並べた。
「いただきます!」
一口スプーンですくって口に入れると御飯一粒一粒がパラパラになっていてとても美味しかった。
――うん、このご飯一粒一粒が離れていく炒飯これは美味しい。味付けもしっかりと濃くなく薄くなく丁度いい位の加減。そして水分がほぼなくなるまで炒めたご飯、本当にこんなに美味しい炒飯が作れる美鈴が羨ましいわ。
パルスィは山盛りに盛られていた炒飯をあっさりと食べきってしまった。
「ごちそうさまでした。」
他の四人も早く食べ終わっていた。
「美鈴、あなた中華は本当に美味しいわよね。今度教えてよ。」
「そしたら時間があるときにでも。このあとどうしますか?」
「そしたら一応解散でもいいかな? 帰るか帰らないかは各自で決めて。まずはおひらきということで終わりましょう。」
「そしたらみなさんお疲れ様でした。」
――それにしてもあの《気まま旅カ》からもう二ヶ月も経っているのよね。今年はなんだか時が流れるのが早い気がする。あの旅をテレビで放送したのは一ヶ月くらい前だと確か美鈴が言っていた。人気あるのかしらねあの旅は。
そんなことを考えているうちに紅魔感が目の前に迫ってきた。門のところには美鈴が立っていた。
「久しぶり美鈴、そういえばあの《気まま旅》ってどのくらい人気なの?」
「お久しぶりです。あの《気まま旅》ですか? 確かにとりの調べだと幻想郷での視聴率が二二・三パーセントだったから五人に一人は見ていることになるのでまあまあの人気っていうところですかね。」
「以外に見ている人いるのね。そうだ他のメンバーはもう来ているの?」
「えーと、文さん以外もう来てますよ……というか鈴仙さんだけですが。」
「そしたら私も先に中に入っているわね。」
「分かりました、部屋は例の場所なので。」
パルスィは門を通って館に入っていった。屋敷の中は赤でほぼ統一されていて、メイド妖精が忙しく働いていた。目的の部屋を見つけるのに迷ってしまって近くにいたメイド妖精に部屋を聞いた。長い廊下の先にある部屋に案内された。部屋の扉を開けると中には鈴仙と咲夜が既にいた。
「みなさん、お久しぶりです。」
「お久しぶりです、水橋さん。」
「いやぁ、この部屋に来るまでに迷ってしまってメイド妖精に案内してもらいました。咲夜さんは覚えているの?」
「一応、覚えていますよ。でも、ごく稀に迷う時はありますけど。」
「大変ですよね、広いと。私も永遠亭ですら迷ってしまいますもの。」
――いや、それはスケールが違うでしょう。永遠亭の大きさは大きく見積もってもこの紅魔館の四分の三くらいなのにそれで迷うってただ単に覚えていないだけなんじゃないの?
少しして美鈴と文が入ってきた。これで《気まま旅2》のメンバー全員が揃った。
「みなさん揃いましたね。そしたらオフ会始めますか。」
「美鈴何か飲み物を持ってくるわね。みなさん何にしますか?」
「そしたら紅茶をお願いします。アプリコットの紅茶があればそれにしてください。」
「わたしは……。」
「あんたは烏龍茶でしょ。わかっているわよ。」
美鈴は咲夜に読まれて少し驚いていた。
「私も烏龍茶で。」
「じゃあわたしは鈴仙さんと同じ紅茶でお願いします。」
「えーと美鈴と文さんが烏龍茶で水橋さんと鈴仙さんが紅茶ですね。すぐ持ってきますので少々お待ちを。」
咲夜が部屋を出たかと思うと一分もしないうちに戻ってきた。
「咲夜さん、早くないですか?」
「まあ、気にしない、気にしない。」
咲夜はみんなに頼まれた飲み物を配った。
「えーと、今回の反省点は……ボードをまた何度か忘れるということですね。以後気をつけます。他に何かある人いますかね?」
「ほかはないと思うわ。ひとまず見ましょうよ番組を!」
美鈴たちはにとりに編集してもらったビデオを見た。
「え! あのシーン結局カットしないでそのまま流したの。」
「いいじゃない笑いが取れるし。」
全て見終わるともう一二時を回っていた。みんなお腹がすいてきたのでお昼にすることにした。今日のお昼は美鈴の作る炒飯だった。
「そしたら今から作ってきますね。」
美鈴はそういい紅魔館のキッチンに行った。そこで中華鍋を使い五人分の炒飯を作った。一回で全て持っていけないので近くを歩いていたメイド妖精二人にに頼んで運ぶのを手伝ってもらった。
「お待たせしました! 私の手作りの炒飯ですよ!」
みんなの前に皿に山盛りに入った炒飯を並べた。
「いただきます!」
一口スプーンですくって口に入れると御飯一粒一粒がパラパラになっていてとても美味しかった。
――うん、このご飯一粒一粒が離れていく炒飯これは美味しい。味付けもしっかりと濃くなく薄くなく丁度いい位の加減。そして水分がほぼなくなるまで炒めたご飯、本当にこんなに美味しい炒飯が作れる美鈴が羨ましいわ。
パルスィは山盛りに盛られていた炒飯をあっさりと食べきってしまった。
「ごちそうさまでした。」
他の四人も早く食べ終わっていた。
「美鈴、あなた中華は本当に美味しいわよね。今度教えてよ。」
「そしたら時間があるときにでも。このあとどうしますか?」
「そしたら一応解散でもいいかな? 帰るか帰らないかは各自で決めて。まずはおひらきということで終わりましょう。」
「そしたらみなさんお疲れ様でした。」