「お腹減ったわね~、何かないかしらね。」
パルスィは地上に来ていた。何か食べれるところがないか探しながら歩いていた周りには森が広がっているだけである。
――ぐぅ~。パルスィのお腹から大きな音が鳴った。ふと遠くを見るとそこには竜宮焼の文字が書かれたのぼりが立っている。
「竜宮焼ね~。初めて聞く名前ね、食べ物かしら?」
パルスィはもうすでに食べ物のことで頭がいっぱいになっていて食べ物のことしか考えられなくなっている。
パルスィはのぼりのある方に向かって歩き出した。そこには竜宮焼き本舗「衣玖」と書かれていた。パルスィが店の扉を開けると中から長身の美しい女性が出てきた。
「いらっしゃい。何にする?」
「ここのおすすめってなんですか?」
パパルスィはメニューを見たが決められないので店員にお勧めをきいた。
「えーと、お客さん初めてですか? もし初めてならばまずは竜宮焼のあんこ味とクリーム味です。」
店員はおススメを紹介するとすぐに焼けるように準備を始めた。
「じゃあ、クリームとあんこを二個ずつお願いできますか?」
パルスィはよほどお腹が減っていたのか四個も頼んだ。
「焼くのに時間がかかりますけどいいですか?」
「ああ、大丈夫ですよ」
パルスィが返事をするとすぐに焼き始めた。
「え~とお代は四〇〇円になります。」
パルスィは払ったあと店の中を少し眺めていた。
――意外に小さいけど丁度いいんだろうな~。ここの竜宮焼きというのもどんな味なんだろう。
「あの、もしかして地底の方ですか?」
店員はパルスィに聞いた。――なんでわかったんだろう?
「え? ああ、そうだよ。私は水橋パルスィだ。あまりこっちには来ないからどんな食べ物屋があるか知らないんだ。なんかいい店知ってないかい?」
「いい店ですか……。あまりここら辺は食べ物屋ないんですよね。少し遠くになりますが永遠亭っていう所の近くに居酒屋と焼き鳥やがありますよ。そこの二つはあまり仲がよろしくないようですが……。」
と話しているうちにもう出来上がっていた。パルスィは店屋の中で一つ食べてみた。まだ出来立てで熱く手で持つのは少し気を付けなければいけなかった。一口食べると中からクリームがはみ出てきた。
「うん、これはおいしい。タイ焼きみたいな感じで皮までおいしい。昔家の近くにあったタイ焼き屋を思い出すなぁ~。」
店員は少し照れながら笑顔でこちらを見ていた。パルスィは昔タイ焼き屋でよく焼いたときにでる耳をよく食べていたのを思い出し、
「あの、この竜宮焼きの耳って有りますかね?」
パルスィは少し期待をしながら聞いた。
「ああ、耳なら余るほどありますよ。焼いた後たくさんでるんですよ。いりますか?」
店員はぜひ貰って行ってくれるならもっていってほしいという感じを出しながら言った。
「ほしいです! ぜひください。 何円ですか?」
パルスィは耳の代金を払おうとしたが
「あ、耳はタダです。誰も持って行ってくれないんでいつも処分しているんです。」
店員はそういって紙袋に耳を詰めながらいった。
「はい、耳ね。あとおまけに一個チーズ味入れておいたから。あ、チーズ食べれる?」
店員は一個おまけまでつけてくれた。
「チーズは大丈夫です大好きです。本当にいいんですか? ありがとうございます。」
パルスィはなんか得をした感じがした。そして店を後にした。
「――あー、なんか今日は少しついているな~。それにしても小さいころによく言ったタイ焼き屋はまだやっているんだろうか?」
と考えながらパルスィはもう一個竜宮焼きを口に入れた。
「あっつい! 舌を火傷しちゃったかな?」
パルスィは地上に来ていた。何か食べれるところがないか探しながら歩いていた周りには森が広がっているだけである。
――ぐぅ~。パルスィのお腹から大きな音が鳴った。ふと遠くを見るとそこには竜宮焼の文字が書かれたのぼりが立っている。
「竜宮焼ね~。初めて聞く名前ね、食べ物かしら?」
パルスィはもうすでに食べ物のことで頭がいっぱいになっていて食べ物のことしか考えられなくなっている。
パルスィはのぼりのある方に向かって歩き出した。そこには竜宮焼き本舗「衣玖」と書かれていた。パルスィが店の扉を開けると中から長身の美しい女性が出てきた。
「いらっしゃい。何にする?」
「ここのおすすめってなんですか?」
パパルスィはメニューを見たが決められないので店員にお勧めをきいた。
「えーと、お客さん初めてですか? もし初めてならばまずは竜宮焼のあんこ味とクリーム味です。」
店員はおススメを紹介するとすぐに焼けるように準備を始めた。
「じゃあ、クリームとあんこを二個ずつお願いできますか?」
パルスィはよほどお腹が減っていたのか四個も頼んだ。
「焼くのに時間がかかりますけどいいですか?」
「ああ、大丈夫ですよ」
パルスィが返事をするとすぐに焼き始めた。
「え~とお代は四〇〇円になります。」
パルスィは払ったあと店の中を少し眺めていた。
――意外に小さいけど丁度いいんだろうな~。ここの竜宮焼きというのもどんな味なんだろう。
「あの、もしかして地底の方ですか?」
店員はパルスィに聞いた。――なんでわかったんだろう?
「え? ああ、そうだよ。私は水橋パルスィだ。あまりこっちには来ないからどんな食べ物屋があるか知らないんだ。なんかいい店知ってないかい?」
「いい店ですか……。あまりここら辺は食べ物屋ないんですよね。少し遠くになりますが永遠亭っていう所の近くに居酒屋と焼き鳥やがありますよ。そこの二つはあまり仲がよろしくないようですが……。」
と話しているうちにもう出来上がっていた。パルスィは店屋の中で一つ食べてみた。まだ出来立てで熱く手で持つのは少し気を付けなければいけなかった。一口食べると中からクリームがはみ出てきた。
「うん、これはおいしい。タイ焼きみたいな感じで皮までおいしい。昔家の近くにあったタイ焼き屋を思い出すなぁ~。」
店員は少し照れながら笑顔でこちらを見ていた。パルスィは昔タイ焼き屋でよく焼いたときにでる耳をよく食べていたのを思い出し、
「あの、この竜宮焼きの耳って有りますかね?」
パルスィは少し期待をしながら聞いた。
「ああ、耳なら余るほどありますよ。焼いた後たくさんでるんですよ。いりますか?」
店員はぜひ貰って行ってくれるならもっていってほしいという感じを出しながら言った。
「ほしいです! ぜひください。 何円ですか?」
パルスィは耳の代金を払おうとしたが
「あ、耳はタダです。誰も持って行ってくれないんでいつも処分しているんです。」
店員はそういって紙袋に耳を詰めながらいった。
「はい、耳ね。あとおまけに一個チーズ味入れておいたから。あ、チーズ食べれる?」
店員は一個おまけまでつけてくれた。
「チーズは大丈夫です大好きです。本当にいいんですか? ありがとうございます。」
パルスィはなんか得をした感じがした。そして店を後にした。
「――あー、なんか今日は少しついているな~。それにしても小さいころによく言ったタイ焼き屋はまだやっているんだろうか?」
と考えながらパルスィはもう一個竜宮焼きを口に入れた。
「あっつい! 舌を火傷しちゃったかな?」
パルスィはなんの用事で地上に来たのか?とかイクさんは何故店をやっているのか?とか気になります