Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

美鈴とパルスィが行く!外の世界気まま旅

2013/02/04 21:43:17
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二〇一三年一月某日
美鈴はある日パルスィと射命丸と鈴仙を部屋に呼んだ。
そこで美鈴は三人にあることを提案した。
「みんなで外の世界を旅してみない?」
三人は美鈴の意見を聞いてこの企画に参加するか話し合って決めた。
三人ともこの企画に参加することを決めた。
 射命丸はカメラを担当し鈴仙は射命丸の撮影する映像につけるナレーションを担当しパルスィは美鈴と一緒に旅を進めていくという役割分担になった。
「それでは出発!」
と元気に歩き出したがパルスィが
「ねえねえ、あんたどこに行くか決めているの?」
と聞いた。
美鈴はどこに行くかなんて決めていなかったのである。
パルスィは美鈴の反応から目的地を決めていないのがわかったらしくある一つの意見を提案した。
「最初は日本の北海道札幌市からにしない? そこなら私も知っているし。」
というパルスィの意見に他の人たちは乗って初めの目的地は決まった。
そして美鈴たちは札幌に向かって歩き出した。
博麗神社で霊夢に外の世界への道を教えてもらい外の世界へ行った。
最初の目的地の札幌に到着!
現在の時刻は一〇時二三分
 初めに札幌のテレビ塔に向かった。
そこで鈴仙がパルスィに一つ質問をした。
「パルスィさん、札幌テレビ塔ってなんですか?」
「札幌テレビ塔は電波塔で昔はテレビとかいうものの電波を発信していたらしいけど今はほとんどラジオの電波だけのようね。高さは大体一四五メートルくらいだったと思うわ。」
とパルスィが長々と説明をした。
と話しているうちに札幌テレビ塔に着いた。
「さあ札幌テレビ塔に着きましたよ。」
美鈴は常に元気だがパルスィは日ごろ運動をあまりしていないせいか、かなり息が上がっている。
みんなは入場料七〇〇円払ってテレビ塔の展望台にのぼった。
テレビ塔で美鈴たちは遠くの景色を眺めた後、札幌駅に向かってまた歩き出した。
駅に向かっている最中、美鈴のお腹が『ぐぅ~』とかなり大きな音で鳴ったのである。
ちょうど時間もお昼を過ぎていたのでお昼ご飯を食べるところを探した。
射命丸がいいところを知っているというので射命丸がおすすめする店に行くことに決めたのだ。
しかしその店は札幌駅の六番ホームにある店だったので一度改札を通らなければいけない。
次の行き先が決まってないのでどうしようかをみんな悩んでいた。
「誰かサイコロ持っている?持っていたら貸してほしいな。」
とパルスィが言い出した。
「サイコロで出た数字で乗る電車と降りる駅の場所を決めるのはどう?」
といって次の目的地を決める方法を決めた。
鈴仙がサイコロを持っていたのでそれで行先を決めることにした。
「じゃあ偶数が出れば、快速エアポート、奇数が出れば普通電車ね。」
射命丸が決めてサイコロを振ることにした。
美鈴とパルスィで一個ずつサイコロを振った
美鈴は『一』パルスィが『三』合計が『四』
偶数なので快速エアポートに乗ることにした。
次に射命丸と鈴仙がサイコロを振った。
数字は射命丸が『三』で鈴仙が『六』だったので次の行き先は新千歳空港行き快速エアポートで⑨番目の駅、千歳駅で降りることに決まった。
美鈴たちは札幌駅の改札を通り六番ホームに向かった。
六番ホームにあった立ち食い蕎麦の店によってお昼にした。
美鈴と鈴仙は『天ぷらそば』パルスィが『かけそば』射命丸は『きつね蕎麦』にした。
急いで食べた後、一三時一〇分発の新千歳空港行の快速エアポートに乗った。
意外に空いていたので四人で向かい合わせになって座れるように座席を変えて座った。
ホームがかなり寒かったので、電車の中は丁度良い暖かさでまるで天国のような感じだった。
美鈴たちは次の目的地の千歳市について話していた。
「千歳市で有名なものってなんですかね?」
「……。」
しばらくの間沈黙が続いた。
「えー次は新札幌~新札幌です。降り口は左側です。」
と車内アナウンスが流れた。
「まだ新札幌か。あと三つもあるわ。そうだ‼千歳市といえば支笏湖(しこつこ)があったわよね。支笏湖といえばこの日本という所でも有名な湖らしいよ。
あんな湖幻想郷にあったかしら。」とパルスィが言った。
射命丸が支笏湖の豆知識を知っているので三人は聞くことにした。
「支笏湖って『ささえる』っていう字に豊聡耳神子の持っている木笏(きしゃく)の『しゃく』の字と『湖』という字で今は書かれているけど昔は死ぬの『死』に骨折の『骨』に『湖』だったんだ。でも日本語では縁起が良くないとされて今の字になったらしいよ。あと支笏湖ってどのくらい深さあると思う?」
美鈴は一〇mくらいパルスィは五〇mくらい鈴仙は五mくらいと答えた。
「みんなの答えは浅すぎるよ。支笏湖って水深三六三mくらいあるんだよ。だから支笏湖の下に何があるかあまりわからないのだ。でも一つだけわかることがあるの。湖の下はかなり木があって自殺するために湖に身を投げた人は大体上がってこないそうよ。」
という少し怖い豆知識を射命丸が話しているうちに北広島、恵庭、を過ぎて次が千歳になった。
みんなどこに行くか、まだ迷っていた。
結局千歳駅に着いた時には千歳の有名な場所が四か所挙げられていただけでどこに行くか決まっていなかった。
上がっていた場所が『支笏湖』、『鮭のふるさと館』、『苔の洞門』と『向陽台』の四つだ。
なぜ「向陽台」が出たのかは分からないがとりあえず候補に入れておいた。
この四ヵ所から次の行き先を決めることにした。
サイコロで五、⑨出れば支笏湖、二、六、一〇が出れば鮭のふるさと館、三、七、一一が出れば苔の洞門、四、八、一二が出れば向陽台のすることにした。
今回は射命丸がサイコロを振ることにした。
一個目は『三』二個目は『六』合計で⑨。
「⑨は……支笏湖ね。」
目的地を決めたのでみんなで支笏湖に向かうことにした。
しかし支笏湖へ向かうバスは二〇〇九年に廃止されていたので車でしか行けないのでレンタカー屋で車を借りることにした。
免許は一応みんな持っているので安心だ。
車を借りた後、美鈴達は支笏湖に向かうことにした。
射命丸は支笏湖までの道程を知っているので助手席に乗って案内することにした。
運転はかなり慣れている美鈴がすることにした。
支笏湖までは四〇分くらいかかるが美鈴は少し車を飛ばしていたので三〇分くらいで着いた。
支笏湖に着いた後、車を降りて湖の周りを散歩することにした。
「寒いー!」
とみんな言い出した。
今日の千歳市の最低気温はマイナス一一度で最高気温はマイナス五度である。
みんなが寒いというのは無理もない。
散歩をやめてどこか温まれるところを探した。
丁度近くに丸駒温泉があったのでそこで温泉に入ることにした。
丸駒温泉といえば支笏湖を眺めながら入る露天風呂が有名だ。
美鈴たちはこれに入ることに決めたのだ。
去年の一二月頃に水位が上がりすぎて入れなくなっていたが今は一三〇㎝くらいのようだ。
みんなは早く温まりたかったので急いで脱衣所に向かった。
鈴「……皆さん見ないで下さいよ。」
射「皆さんなかなかいい体でいらっしゃいますね。」
美「射命丸さん、カメラは置いといてください。写真なんか撮ったら壊しますよ。」
パ「みんなスタイルよくて妬ましいわ……」
鈴「美鈴さん触らないで下さいよ。」
美「いいじゃないですか、ちょっとくらい。」
という女子中学生のやるようなことを楽しみながら温泉に入っていた。
露天風呂に行くとそこからは支笏湖がきれいに見えその周りにある山もきれいだ。
風不死岳(ふっぷしだけ)も雪が積もっていてきれいだ。
「きれいだね。あの山は。あの山って風不死岳っていうのよね?
風が死ぬことのない山って書くのよね。」
とまた射命丸がちょっとした豆知識を話していると鈴仙が
「なんで千歳ってこんなにも、きれいな山とか湖があるのに漢字がこんなにも不吉な字ばっかり使っているのかしらね?」
なんていうことを言い出した。
そこで文化に詳しいパルスィが語り始めた。
「鈴仙は昔、ここ北海道がアイヌ民族の住んでいたということを知っている?」
「まあ、そのくらいは知っていますよ。」
「じゃあ、アイヌ人の使っていた言葉ってどんな言葉か知っているかい?」
「え?普通に日本語じゃないんですか?」
「いいえ違うわよ。アイヌ人はアイヌ人の言葉『アイヌ語』を持っていたのよ。」
「アイヌ語……ですか~。」
「でもアイヌ人には文字というものがなかったのよ。だから『和人』といわれる日本人が勝手に当て字で漢字をあてたのよ。」
「当て字……ですか。なんか暴走族みたいですね。」
「暴走族……まあいいです。まず『支笏湖』はアイヌ語で『シコツ川の水源の湖』という意味の『シコツ・トー』からきているそうよ。シコツ川は今の千歳川ね。」
「シコツ川の水源の湖ですか。それじゃあ風不死岳はどんな言葉からですか?」
「風不死岳はアイヌ語で『トドマツのあるところ』という意味の『フップ・ウシ』からきているそうよ。」
「トドマツって木ですよね?ということは風不死岳にはトドマツが多かったんですかね?」
「たぶんそうだと思うわ。」
こんなことを話しているうちにみんなかなりのぼせてきた。
みんな温泉からあがって急いで車に向かう準備をした。
みんなが車に乗り込むと美鈴は車をだして千歳の中心に向かって走り出した。帰りは余り飛ばさなかったので四〇分くらいかかった。
千歳に着いたときはすでに一六時を過ぎていた。
「今日はもう、どこかのホテルにでも行って休む?」
と鈴仙が言い出したので千歳駅の近くにあるホテルに泊まることにした。
鈴仙がホテルのフロントで部屋を取っている間に美鈴たちは持ってきた荷物を車から降ろした。
フロントで部屋の鍵を受け取り美鈴たちは部屋に向かった。
部屋の番号は『一三四一』だった。
「なんか嫌だなこの番号……」
とか美鈴は言っていたが仕方がないのでこの部屋に行くことにした。
部屋に入ったらみんな疲れて横になっていた。
その後、部屋でみんな明日の予定を決めていた。
しかし明日には幻想郷に帰らなくてはいけないのであまりまわれない。
そこで明日は最後に千歳神社に行くことだけ決めて残っている時間は適当に行きついた場所を観光することにした。
晩御飯はホテルから出て外で食べることにした。
「なんかいい居酒屋ないかね?」
と探しているとそこに『居酒屋甲子園』という店があった。
とりあえず入ってみることにした。
中はあまり混んでいなく座れたのでここで食べることにした。
まずみんな飲み物を頼んだ。
みんな同じ烏龍茶にした。
そのあと焼き鳥を適当に三二本焼いてもらった。
焼き鳥が来るまで他のものを決めていた。
丁度、きて運ばれてきたのでその時に追加で『スタミナ餃子』と『鮭おにぎり』を四つ頼んだ。
運ばれてきた焼き鳥を一つ食べてみると今まで食べたことのないような美味しさが口の中に広がった。
一本また一本とすぐに全部なくなったので追加で二〇本くらい頼んだ。
追加で頼んでいたスタミナ餃子が来たのでそれを口に入れると中から肉汁がジュワっと出てきて舌を火傷しそうになった。
でもかなりおいしい。
いろいろ食べているうちにお腹もいっぱいになってきた。
結局四人でそこでスタミナ餃子を四皿と鮭おにぎり八個、焼き鳥を六〇本ほど食べた。
お代を払って出るともう二一時を回っていた。
急いでホテルに戻って明日の準備をした。
その後みんなでポーカーをして楽しんだ。
結果は美鈴の一人勝ちとなった。
時間がもう〇時を回っていたのでみんな布団に入って眠りについた。
朝五時三〇分、みんなより早く美鈴が目を覚ました。
美鈴は朝早くから外に行き散歩をしていた。
しかし外の気温はマイナス一〇度を下回っている。
美鈴は三〇分くらい外を散歩した後、部屋に戻ってきた。
戻ってきたときには射命丸とパルスィはすでに起きていたが鈴仙は気持ちのよさそうな顔で寝ていた。
そこで射命丸が
「鈴仙さんにドッキリ仕掛けませんか?」
「どんなドッキリを仕掛けようというのですか?」
と美鈴はやる気である。
パルスィはどちらでもよさそうな答えだった。
「まず皆さんの布団を片付けて、そのあと荷物を鈴仙さんの気づかないようなところに移動する。そして時間のわかるようなものを隠してみんなで部屋の前で待っているというような感じです。」
「よし、それじゃあ実行に移そう。」
と言ってみんな鈴仙を起こさないように布団を片付けて荷物をお風呂の近くに置いておいた。
そして時計を隠してみんな部屋の外に出た。
そのあと五分くらいして鈴仙が起きた。
「う~ん……ってあれ誰もいない!寝すぎたかな?どうしよう時間は何時だ……ってあれ時計がない!まあいいや荷物はどこかにあるかな……って自分の分しかない。
まさか、おいて行かれた?」
とパニックになっている鈴仙の様子を射命丸のおいていたカメラにばっちり写っている。
パニックになった鈴仙の声を聴きながら美鈴たちは部屋の外でくすくす笑っていた。
鈴仙が急いで出る支度をしているとみんな入ってきて
「いや~鈴仙さんなかなかいいのが撮れましたよ。」
と言いながら射命丸はカメラを取った。
「いやぁ~射命丸さん撮っていたんですか~もうやめてくださいね!恥ずかしいですから!」
「いやいやこれがいいんですよ。」
「そんなことはいいから早く朝ご飯食べに行きますよ!」
と美鈴が言ってみんなでホテルの一階にあるレストランに行った。
朝ごはんを食べた後、鈴仙がチェックアウトの手続きをしている間に美鈴たちが荷物を車に積み込んでいた。
チェックアウトも済んだしあとは車に乗って適当に進んで観光するだけである。
まずは車で国道三六号線のほうに進んだ。
そこで美鈴が
「ここを右に曲がるか直進するか左に曲がるか多数決します!」
「じゃあ直進して支笏湖方面にまた行きたい人!」
「……」
誰も手は挙げなかった。
「じゃあ右に曲がって国道三六号線を札幌方面に行きたい人!」
「……」
こちらも誰も手を挙げなかった。
残るは左だけである。
「じゃあ左がいい人。」
「はい!」
みんな元気よく手を挙げていた。
車は左に曲がった。
そして航空自衛隊の前の大きな道路のところで同じ質問をした。
「まっすぐ行きたいひと?」
「……」
「左に曲がって第七師団のある方に向かいたい人?」
「……」
「……じゃあ右のほうに向かいたい人?」
「はい!」
やはりここもみんな同じ方向に手を挙げた。
みんなの意見が一致したので美鈴は右に曲がった。
少し行くと平成二三年度に閉校した真町中学校が見えてきた。
今は高等養護学校への改装工事をやっているらしい。
少し行くと温度計があった温度はマイナス七・四度昨日よりは寒くはないが美鈴たちにとってはかなり寒い。
また少し進むとお風呂屋があった。
名前は『千歳の湯えん』。
美鈴が三人に質問してみた
「ここのお風呂屋の名前なんて読むと思う?」
三人とも少し考えてから答えた。
最初に答えたのは鈴仙だ。
「え~と、『ちさいのゆ』?」
「ちがうよ! もっと考えなきゃ」
次に射命丸が答えた。
「こんな問題私にかかればすぐに解けますよ。答えは『ちとせのゆ』だ!」
「それも違いますよ! 射命丸さん、なんか合っていそうな感じに答えたけど外すのはなんか恥ずかしいですよ。」
残るはパルスィだけだ
「えーと……確か『せんさいのゆ』だったはず。」
「パルスィさんそれ正解ですよ! この字で『せんさい』って読みますよね?」
と問題を出しているうちにまた大きな通りに出た後またさっきと同じように美鈴が
「直進して高速道路を走りたい人?」
「……」
「右に曲がって青葉公園を散歩したい人?」
「はい!」
元気よく鈴仙だけ手を挙げた。
「左に行きたい人?」
「はい!」
パルスィと射命丸が手を挙げていたので二対一で左に行くことにした
左に行くともう右を見ても左を見ても森がある。
……ここは千歳なのか?
と疑いたくなるような感じだった。
大体一・五キロほど走るとスキー場が見えてきたそのまま進んでいくと家が少しずつ増え病院があり交番があり普通の小さな町の光景だったしかし突き当りまで行くとやはり森ばっかりになってしまった。
その後その突き当りを右に曲がり、船のような形をした公園のところを曲がりそのまま直進していくとしょうゆを作っている工場があった。
また少し進むと来る途中にも見たスキー場がある。
来るときは気づかなかったけど近くにピラミッドみたいなところもある。
美鈴がピラミッドのことを話し始めた
「あそこに見えるピラミッドって中は実は工場なんですよ。」
と美鈴もあまりピラミッドのことは知らなかったので少ししか話さなかった。
そうして四人は最後の目的地千歳神社に向かった。
大体一〇分くらいで千歳神社に着いた。
千歳神社でお参りをした後、外の世界に来る前に霊夢と約束していた場所で待っていた。
霊夢が結界を緩めて四人を幻想郷につれ戻した。
その後、四人で今回の旅を一本の番組にすることにした。
それが今では幻想郷で有名な
『美鈴とパルスィが行く外の世界気まま旅』
の始まりである。
初めまして 宇佐美悠香です

今回は美鈴たちが外の世界を旅してみたらという感じで考えました。


実際自分が行ってみたい所もいくつかあります
誰か連れて行ってください(笑)

50%のノンフィクションは
地名・名前の起源・場所の説明 くらいです
50%のフィクションとは
キャラが外の世界に来たこと……など

水橋⇒パルスィ に変更しました
ご指摘ありがとうございます
宇佐美 悠香
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
水橋水橋言うと凄い違和感がある
個人的には絶許で2chでスレが立ってる某声優が頭をよぎる<ヘイ!