霊夢はいつものように霊夢は縁側に座りお茶を啜っていた。それを眺める影ひとつ。
「なんで私は今日もここに来ているのかしら?」
首を傾げて宙をくるりと回る。浮いていたところでなにもない、と境内に降り立つ。
「霊夢さん、こんにちは!今日も元気な射命丸ですよー」
「取材なら却下よ」
「今日は取材じゃないんですが、私はなんでここに来たんでしょう?」
「知らないわよ。お茶くらいなら出すわよ」
「ありがとうございます」
「いれてきてくれるならね」
急須を受けとって台所へ。お湯を沸かす。
「そういえば昨日もやってた気がするわ」
昨日だけでなく一昨日も。と思い返すとここ最近神社に通いつめているなぁ。あ、お湯沸いた。
お茶をいれ霊夢の横に座る。肩が触れあうほどに近い距離。
「おまたせしました」
「別にいいわ」
ずずっずずっと二人ならんでお茶をすする。
ふと隣を見ると目がばっちりと合う。
「なんでこっち見てるんですか」
「なんでこっち見るのよ」
冷たい目で睨んだかと思うとずりずりと腰を上げずに移動し、背後に回りこむ。背中を合わせ。
「って、うわぁ!」
霊夢が急に後ろに反って上を向いたので文は湯呑みに額をぶつける。
「急にやめてくださいよ……」
「目を合わせるあんたが悪い。目が合うとなんか気持ち悪いのよ」
「うわっ、ひどいこと言いますね」
文も負けじと背中を伸ばす。
「ちょっ、文、やめてよ」
「霊夢さんが先にやったんですよーっと」
二人で背中合わせに争う。
ふと、どきどき、心臓がいつもより早く脈打っていることに気が付いて。気になりだすと、気にしないでいようとしても気になって仕方がなくなる。なぜこんなにどきどきしてるのかと考えながらぐいっと背中を伸ばすと反発がない。
そっと顔を覗きこんでみると寝てしまったようで。
この日当たりのよさだと仕方がないかな。横顔を見ているとまたドキリと脈打つ心臓。
「なにか悪いことしましたっけ?」
そっと抱き上げ部屋に寝かせる。
「帰りますか」
まだ冷たい空を飛んでいると、背中に暖かさが残っている気がした。
「なんで私は今日もここに来ているのかしら?」
首を傾げて宙をくるりと回る。浮いていたところでなにもない、と境内に降り立つ。
「霊夢さん、こんにちは!今日も元気な射命丸ですよー」
「取材なら却下よ」
「今日は取材じゃないんですが、私はなんでここに来たんでしょう?」
「知らないわよ。お茶くらいなら出すわよ」
「ありがとうございます」
「いれてきてくれるならね」
急須を受けとって台所へ。お湯を沸かす。
「そういえば昨日もやってた気がするわ」
昨日だけでなく一昨日も。と思い返すとここ最近神社に通いつめているなぁ。あ、お湯沸いた。
お茶をいれ霊夢の横に座る。肩が触れあうほどに近い距離。
「おまたせしました」
「別にいいわ」
ずずっずずっと二人ならんでお茶をすする。
ふと隣を見ると目がばっちりと合う。
「なんでこっち見てるんですか」
「なんでこっち見るのよ」
冷たい目で睨んだかと思うとずりずりと腰を上げずに移動し、背後に回りこむ。背中を合わせ。
「って、うわぁ!」
霊夢が急に後ろに反って上を向いたので文は湯呑みに額をぶつける。
「急にやめてくださいよ……」
「目を合わせるあんたが悪い。目が合うとなんか気持ち悪いのよ」
「うわっ、ひどいこと言いますね」
文も負けじと背中を伸ばす。
「ちょっ、文、やめてよ」
「霊夢さんが先にやったんですよーっと」
二人で背中合わせに争う。
ふと、どきどき、心臓がいつもより早く脈打っていることに気が付いて。気になりだすと、気にしないでいようとしても気になって仕方がなくなる。なぜこんなにどきどきしてるのかと考えながらぐいっと背中を伸ばすと反発がない。
そっと顔を覗きこんでみると寝てしまったようで。
この日当たりのよさだと仕方がないかな。横顔を見ているとまたドキリと脈打つ心臓。
「なにか悪いことしましたっけ?」
そっと抱き上げ部屋に寝かせる。
「帰りますか」
まだ冷たい空を飛んでいると、背中に暖かさが残っている気がした。
お互い、張り合うようにしてじゃれつく姿が微笑ましい