Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

黒百合

2012/12/27 01:23:53
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「おーい、パルスィー!」
「そこで180度回転してから歩きなさい」
「っこうすれば良いのか?」
「違うわよ、後ろを向いたらそのまま前進して欲しいの。上半身が後ろ向いて、下半身が前向いてるとか怖いからやめて」
「そんな瑣末なことはどうでもいい。酒だ!」
「私にとっては重要なことなの」
「まあまあ。飲んでから話そうや」
「オヤジ臭い」
「ということは、パルパルは私の妻になるのか!」
「なるわけない。その発想が恐ろしい。後パルパルやめろ」
「パルパルの言うことはわからん!」
「何故そこでキレ気味になる」
「とりあえず、何事も飲んでから。な?」
「それはアンタだけよ」
「飲まずにどうしろっていうんだ」
「どうもしなければいい」
「なんだとぅ!」
「またキレ気味になったし」
「話は飲んでから。な?」
「何このデジャヴ。ていうか、その様子だともう飲んだんじゃないの」
「酒は飲んでも飲まれるなーってな!」
「鏡を見てから言いなさい」
「パルパルを見たから言う!」
「なにそれ意味分かんないんだけど」
「意見の違いから生まれる夫婦喧嘩はしたくない」
「私が意見を言った覚えはないし、夫婦にもなっていない。後、良い事言ったみたいな顔もしないで」
「否定すると悲しむ人がいるって誰かが言ってたぞ」
「否定せざるを得ない状況を作る人に言われたくない」
「え?誰のことだ?」
「あんたの頭はどれだけおめでたいのよ」
「褒めないでくれ」
「一言も褒めた覚えはないのだけどね」
「嫉妬は褒めるに入るんじゃないのか?」
「そこあたりはどうなるのかしらね。やっと会話が成立したわ」
「さっきから話つながってるじゃないか」
「どう見てもつながってないから」
「言葉のキャッチボールっていうやつ?ちゃんとできてるじゃん」
「残念ながら、私の投げたボールは、何故か別のボールになって戻ってきてるの」
「そうか」

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「酔いが覚めてきたみたいね」
「ああ。ところで、今日は賑やかだな」
「クリスマスだからじゃないの」
「クリスマス……」
「何ぼーっとしてんのよ」
「っは!そうだった。パルスィ、メリークリスマスでコレがプレゼントだ」
「飲みかけの酒じゃないの」
「ちょっと色々あってな」
「はぁ……ちょっと待ってなさい。器持ってくるから」
「おお!飲む気になってくれたか!」
「五月蝿い。戻ってくるまで黙ってなさい」
「ん?紙が落ちたぞー?」

『 一角鬼へ、メリークリスマス
 プレゼントはここの土に埋めた。掘れ。
                         橋姫』
勇儀「ふぉおおおおおおおおおおおおおお」
パルスィ(戻ってきたら土の山ができてるし。掘る位置も前後逆だから、見つかるわけないし)

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黒百合の花言葉は、呪い・恋です。
パルスィにピッタリだと思うのです。
コメント



1.プロピオン酸削除
これは新しい
2.名前が無い程度の能力削除
最後にやられたw
読みやすくて面白かったです