※この作品では独自の設定、登場人物が出てきたり来なかったりします。
また、登場人物の性格、性質、人間関係等が原作とは異なるかもしれません。
以上を了承した上で「自分は平気だよ」と言う方が続きを読んで頂けたら幸いです。
私の名前は宇佐見蓮子、歳は・・・大学生くらいかな?
私はよく男っぽいとか言われるけど気にしない。私は私だ
そして今、私はとんでもないことに気付いて
「はいはい、独り言言わないの」
邪魔が入った
「ちょっとメリー今いいとこ!いいとこだったんだから!!」
「独り言に良いも悪いもないでしょうに」
「今格好よく決めるとこだったのに!!」
「うるさい、蓮根」
「レンコン!?」
彼女はメリー
正確にはマエレベ・・メベレ・・・んん、マエリベリー・ハーン!
どうしてか凄く不機嫌だけどね
「友人に自分の名前を噛まれたり友人が虚空とお喋りしてればこうもなるわよ」
「すみませんでした」
ごめんねメリー、もう噛まないから
「それで、とんでもないことっていうのは?」
「フフン、聞いて驚けっ!結界を越えられる事が確定したのだ!!」
「ホントっ!?」
さっきまでのウンザリモードを意に介さず、いきなり手を引き寄せてきた
・・・何故か指を絡ませて
「のわっ!?てかメリー顔近い!近いって!」
「あ、ごめん蓮子」
「はあ・・・まったく、今すぐ行ける訳でも無いんだから」
「えっ、行き方解ったんじゃないの?」
「ん~・・・ま、先ずは私の話を聞いてくれ」
「短くね」
「メリーの夢の話位はかける」
「うぬぬ・・・」
「こないだメリーが私の仕入れてくる情報の事聞いてきたでしょ?それで思ったんだよ!私たちは・・・」
私達のよく知る世界「幻想郷」
その外側にある結界によって護られた「外の世界」
「現代」や「近未来」とも呼ぶらしい。
魔法とは違う力が存在するその不思議な世界を、私とメリーは二人で探している。
数日前、何時ものように情報をもとに結界の裂目を探していた。
と言ってもほんの数分、メリーが「何も見えない」らしいから切り上げて帰ってきた。
「あーあ、今日もハズレか!他に有力なの有ったかな~?」
「ねえ蓮子、何時も何処でそんなに拾ってくるの?」
「ん?情報の事?それならよく遠くまでいく人に聞いて回ってるよ」
「そうなの?・・・大変じゃない?」
「楽しいから良いんだよ、私に出来ることってこれくらいだし」
私に出来ることは少ない、だから出来ることをするんだ。
「蓮子は凄いと思うよ」
「そんなことないよ」
「んん、凄い」
「そっか、有り難う」
その日はそのまま二人で話をしてから帰った。
誰もいない家について一人、思考の片隅に引っ掛かる何かを考えていた。
そして気付いた
「私達は何で外の世界を知っているんだ?」
それは元から全てがおかしな話だった。
誰も見たことの無い世界を何故皆が当たり前のように話すのか?
そもそもその情報は何処から出てきた?
今日までの間、私は幾つもの資料を読み漁った。
歴史、新聞、図鑑、童話、魔法、妖怪・・・
そして見つけた
幻想郷を管理する妖怪の存在を
「スキマ?」
「そう、スキマ。メリーが見たのもこのスキマの跡かもしれないんだよ!」
「ん~・・・スキマ、なのかなぁ?」
「けど違うにしろこの"八雲紫"には会ってみたい」
「会うったって彼女妖怪でしょ?どうやって・・・」
そう、彼女は妖怪だ
特に彼女は「何処にでも居て何処にも居ない」
そういった類いの妖怪である
けれど、それ以前に彼女はこの世界の管理人だ
「確かにこっちから会いに行くのは難しいね、なんせ干渉の仕様がないんだもん」
「だったらどうしろって言うのよ」
「簡単さ、向こうから来てもらえばいいだろ?」
「・・・手紙でも書くの?」
「手紙と言うか果たし状かな?」
「はあ、・・・」
「何で?」と言わんばかりに眉をよせるメリー
だから彼女にも解るように私は宣言した
「"異変"を起こすよ!」
また、登場人物の性格、性質、人間関係等が原作とは異なるかもしれません。
以上を了承した上で「自分は平気だよ」と言う方が続きを読んで頂けたら幸いです。
私の名前は宇佐見蓮子、歳は・・・大学生くらいかな?
私はよく男っぽいとか言われるけど気にしない。私は私だ
そして今、私はとんでもないことに気付いて
「はいはい、独り言言わないの」
邪魔が入った
「ちょっとメリー今いいとこ!いいとこだったんだから!!」
「独り言に良いも悪いもないでしょうに」
「今格好よく決めるとこだったのに!!」
「うるさい、蓮根」
「レンコン!?」
彼女はメリー
正確にはマエレベ・・メベレ・・・んん、マエリベリー・ハーン!
どうしてか凄く不機嫌だけどね
「友人に自分の名前を噛まれたり友人が虚空とお喋りしてればこうもなるわよ」
「すみませんでした」
ごめんねメリー、もう噛まないから
「それで、とんでもないことっていうのは?」
「フフン、聞いて驚けっ!結界を越えられる事が確定したのだ!!」
「ホントっ!?」
さっきまでのウンザリモードを意に介さず、いきなり手を引き寄せてきた
・・・何故か指を絡ませて
「のわっ!?てかメリー顔近い!近いって!」
「あ、ごめん蓮子」
「はあ・・・まったく、今すぐ行ける訳でも無いんだから」
「えっ、行き方解ったんじゃないの?」
「ん~・・・ま、先ずは私の話を聞いてくれ」
「短くね」
「メリーの夢の話位はかける」
「うぬぬ・・・」
「こないだメリーが私の仕入れてくる情報の事聞いてきたでしょ?それで思ったんだよ!私たちは・・・」
私達のよく知る世界「幻想郷」
その外側にある結界によって護られた「外の世界」
「現代」や「近未来」とも呼ぶらしい。
魔法とは違う力が存在するその不思議な世界を、私とメリーは二人で探している。
数日前、何時ものように情報をもとに結界の裂目を探していた。
と言ってもほんの数分、メリーが「何も見えない」らしいから切り上げて帰ってきた。
「あーあ、今日もハズレか!他に有力なの有ったかな~?」
「ねえ蓮子、何時も何処でそんなに拾ってくるの?」
「ん?情報の事?それならよく遠くまでいく人に聞いて回ってるよ」
「そうなの?・・・大変じゃない?」
「楽しいから良いんだよ、私に出来ることってこれくらいだし」
私に出来ることは少ない、だから出来ることをするんだ。
「蓮子は凄いと思うよ」
「そんなことないよ」
「んん、凄い」
「そっか、有り難う」
その日はそのまま二人で話をしてから帰った。
誰もいない家について一人、思考の片隅に引っ掛かる何かを考えていた。
そして気付いた
「私達は何で外の世界を知っているんだ?」
それは元から全てがおかしな話だった。
誰も見たことの無い世界を何故皆が当たり前のように話すのか?
そもそもその情報は何処から出てきた?
今日までの間、私は幾つもの資料を読み漁った。
歴史、新聞、図鑑、童話、魔法、妖怪・・・
そして見つけた
幻想郷を管理する妖怪の存在を
「スキマ?」
「そう、スキマ。メリーが見たのもこのスキマの跡かもしれないんだよ!」
「ん~・・・スキマ、なのかなぁ?」
「けど違うにしろこの"八雲紫"には会ってみたい」
「会うったって彼女妖怪でしょ?どうやって・・・」
そう、彼女は妖怪だ
特に彼女は「何処にでも居て何処にも居ない」
そういった類いの妖怪である
けれど、それ以前に彼女はこの世界の管理人だ
「確かにこっちから会いに行くのは難しいね、なんせ干渉の仕様がないんだもん」
「だったらどうしろって言うのよ」
「簡単さ、向こうから来てもらえばいいだろ?」
「・・・手紙でも書くの?」
「手紙と言うか果たし状かな?」
「はあ、・・・」
「何で?」と言わんばかりに眉をよせるメリー
だから彼女にも解るように私は宣言した
「"異変"を起こすよ!」
ちょっと読みにくかった。
でも、勢いがあってとても良いと思います。
世界観が出来上がってるのは、節々から伝わってくるし。
設定から逸脱したものは読まれにくいけれど、
それだけに珍しくもあるので、
完結させればファンがつくかも。
そんな茨の道を進むあなたの心が折れないように、
小さく応援しておきます。
がんばって。