Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

小ネタ2つ

2012/10/08 22:14:44
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■ 坂五郎の話
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 いつの時代だったか、幻想郷の人里に坂五郎という名の男がおった。年のほどは二十とちょっとである。彼は生涯に一度だけ、橙という化け猫に出会ったことがある。
 坂五郎は毎朝かならず薪集めに里のそとへ出ておった。それを毎日欠かさぬ様子から人々は彼を真面目な男だと思っておった。坂五郎は自分では真面目でも何でもないつもりであったが、きびきびしていることには間違いがなかった。
 けれども坂五郎のように薪集めにそとへ出るのは大変なことであった。彼が決まって向かうのは魔法の森の手前である。魔法の森は妖怪や妖精に好まれている場所であったが、そこにさえ入らなければ問題あるまいと彼は思っていた。幸か不幸か彼はまだ人をとって喰うような妖怪には出会っていなかった。実際その場所は、魔法の森にこそ近いが、他の危険な場所からとおく離れておった。なので間違えても竹林に迷い込んだり、妖怪の山を登る羽目になったりはしなかった。
 坂五郎が人里から出てしばらく歩き、手前に魔法の森の先端を見つけたら、そこから道を外れて林に入る。坂五郎が家で使っている薪は大抵ここらで手に入れたものであった。
 その日も坂五郎はその場所で薪集めをしていた。ところが今日のところは細い棒きればかりしかなく、薪にくべられるような太い木は見つからなかった。家には薪の余りがたんとあるので見つけられなくても問題なかった。しかし彼は毎朝かならず薪を持って帰っている。今日もその通りにしないとなんだか調子がわるかった。
 坂五郎は薪を集めるために林の奥へと入っていった。もちろん魔法の森になどは近づかない。方向はきちんと分かっておった。多少奥にいっても迷うことはないと踏んでいた。
 どうしたことか薪はいっこうに集まらない。今日はもうだめかもしれないと思いながら坂五郎はずんずん奥へと進んでいった。するとあるところで突然林が終わった。奇妙に開けた場所に出たかと思うと、目の前には民家があった。
 はて、こんな場所などあったものだろうか。坂五郎は疑問に思った。古ぼけた民家が建ち並んでおり、集落であると分かる。しかしこんな場所に集落があるとは坂五郎は知らなかった。なんでもこの地域のもっと古い頃には集落もたくさんあったと聞いているが、昔の話だと思っていた。
 見ず知らずの場所にきたことは坂五郎の興味をたいへん刺激した。ちょっとばかりお邪魔をして様子をみてみようと思い立った彼は、薪のことも忘れて民家へ近づいていった。
「おうい。誰かいるか」
 坂五郎はそう問いかけてみた。すると声がかえってきた。
「はあい」
 女の子の声であったが、ぼんやりしていてよく分からなかった。
「誰だかいるのか。家にいるのか」
「家にいるよ。入ってきてもいいんだよ」
 そう言われたので坂五郎は得意になって目の前の民家に入った。土間へ上がり込んだが、座敷の前で踏みとどまった。
「おうい。入ったぞ、上がっていいのか」
「上がっていいよ」
 声はまだぼんやり響いており、まるで遠くから聞こえてくるようであった。おおかた部屋の奥にいるのであろうと坂五郎は決めつけた。そうしてわらじを脱いで背負っていた薪入れの籠を置き座敷にあがった。
 この座敷には誰もいなかったので、坂五郎は声の主を見つけるために廊下を渡ってべつの部屋を見に行った。ところがどこの部屋にも人っ子一人見当たらなかった。いったいどうしたことだろうかと困っているところに、女の子の声が聞こえてきた。
「ちがうよ。その家じゃないわ」
「なんだ家が違うのか。それなら早く言ってくれよ」
「奥の家だよ。はやく入ってきておくれ」
 土間まで引き返した坂五郎はわらじをはいて籠を担ぎ直した。外へ出て奥の家へ向かおうとしたが、目につくだけでも家は四軒ほど建っている。坂五郎はすっかり参った調子でまた言った。
「おうい。奥の家ってどの家だ」
「奥だよ奥。ずっと奥だよ」
 声は遠くから発せられているせいか、うっすらとして聞こえてくる。たしかにずっと奥にいるようであった。坂五郎は難儀なものだと思いながら次々と家を無視して奥へ向かった。
 二軒、三軒、四軒と越えていったが、家はまだ建っている。ずいぶん大きな集落だと坂五郎は感心する。しかし人の声は耳に入ってこない。何やら様子が変であると気付いたが、構わず進みつづけた。
 何軒も越え、ひょっとすると通り過ぎたのではないかと不安になってきたところに、またしても女の子の声が聞こえた。
「目の前の家だよ。はやくおいで」
 坂五郎は目の前の家とやらを見つめた。見てくれは他の家と変わりなかった。
「おうい。本当にこの家であっているのか」
「そうだよ。ここだよ。この家だよ」
 声は今までよりハッキリ大きく聞こえてくるので、間違いはなさそうであった。坂五郎は中へ入るために土間の入口へと近づいていったが、そのとき鼻をくすぐる匂いを感じた。土間をのぞいてみると竃に火が炊かれており、釜が泡を吹いていた。米を炊いているようである。そのすぐ横には大なべがあって豚汁が湯気をたてていた。人参や長ネギや豚肉が黄金のダシに浮いており、非常にうまそうである。また台所のまな板の上には、包丁と切ったばかりの沢庵がまとめられていた。
 坂五郎はこれを見ているとたまらず腹が空いてきたが、許しなく喰うわけにもいかないのでそばを離れた。わらじを脱いで籠を置き、座敷へとあがった。
 座敷の上には囲炉裏があったが、囲炉裏の周りに茶碗や小鉢などが非常にたくさん並べられていた。真新しいものから端が欠けているもの様々であった。これで馳走を食うつもりだろうかと思った。
「おうい、入ったぞ」
「奥にきて。奥にいるよ」
「奥ってのはどこの部屋だ」
「見れば分かるわよ。奥の部屋ね」
 言われなくとも奥へ向かうつもりであった坂五郎は、ずんずん廊下を渡っていった。が、その折々で左右に見かける座敷の珍妙なことは、彼の目を何度となく奪った。
 例えば、反物ばかりが飾ってある座敷があった。反物に疎い坂五郎であっても、ちらと見た刹那に唸るようなものまでそこにはあった。また、酒の大量に並べられている座敷もあり、その中には里で見かける銘柄もあった。いったいこの屋敷は何なのだろうと坂五郎が考えはじめたところで、女の子の姿を見かけることになる。
 女の子は座敷の中央にちょこなんと正座しておる。かわいらしい制服調の衣服を身につけておったが、坂五郎を注目させたのはそんなところではなかった。なんと女の子は頭から猫の耳を生やしておった。そうして背後で何かひょこひょこしておるかと見れば、同じく猫の尻尾であった。いずれも黒い毛を豊満に生やしておる。彼女はここらで橙と呼ばれている化け猫の妖怪であったが、坂五郎はそんなことを一片たりとも知らなかった。
「マヨイガへようこそ」
 橙は笑顔でそう言ったが、坂五郎はギョっとして後ずさった。坂五郎はまた残念なことにマヨイガという言葉も初耳であった。化け猫の口から発せられた言葉であるから、おおかた幽霊屋敷の呼び名の一つであろうと見当つけた。
 坂五郎は一目散に逃げ出した。土間までもどったとき、わらじをはいたが籠は忘れてしまっていた。坂五郎はそのまま家から出ると道をまっしぐらに引き返した。
 さて血相を欠いた坂五郎が人里までもどり、みなにこのことを報告したとき、大いに笑われたという。それも無理ないことである。彼はせっかくマヨイガに迷いこむことができたのに、何も持ちかえらずに帰ってきたのであるから。
 マヨイガにある品物を持ち帰ると、その人は幸福になるという言い伝えである。坂五郎はそんな話を聞かされたとき大層悔しがったそうな。彼はそのあと何度かあの集落を探しにむかったが、二度と見つけられなかった。あんまり後ろ髪を引かれるせいか、黒猫を見つけたときなどお前は橙かと尋ねてまわるようになったくらいである。
 惜しいことをした坂五郎であるが、マヨイガから帰った数日後、マヨイガに忘れていった籠が家の前に置かれていたそうな。籠には薪になる良質な木枝がどっさり詰め込まれておったが、そこには猫の毛が絡まっていたという。

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■ 健蔵の話
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 幻想郷には稗田阿礼の子孫がおる。今は九代目で稗田の阿求という名前であった。
 稗田家の近所には高倉家なる家名の家があったが、これはそこに住む高倉健蔵という男の話である。
 高倉家ではある日、朝から家の大掃除を行うことになった。そこで音頭をとったのは主人である高倉健蔵であった。彼は家の構造はたいてい把握しておったので、大掃除は流れるように進んでいった。その調子でいけば夕方頃には終わる予定であった。
 昼頃、健蔵は女中の一人に呼ばれた。
「なんだかお部屋があるのですが」
 健蔵は訝しみながら女中に案内されて、お部屋とやらに向かった。健蔵の書斎の奥、本棚の正面まで辿り着いたとき、彼はさらなる戸惑いをうけた。
「なんだ、本棚がどうかしたのか」
「いえまあ、とにかくご覧ください。そしたら分かります」
 健蔵が本棚を見てみると、掃除のため斜めに動かされており壁から離れておった。本は全て除けられておった。別段なにもないではないか、もしや本棚が傷んでいたのであろうかと思いながらもっと近づいたとき、ようやく女中の言葉が分かった。
 本棚の裏には壁ではなく扉があった。押し引きする型の扉でやや小ぶりであった。うっちゃっておかれていたせいで埃を大層かぶっておった。健蔵はこんなものは始めて見た。家は古来から受け継がれたもので、書斎もその例に漏れず。なるほど彼の知らぬ部屋があったとしても不思議ではない。
「このお部屋も掃除しますか」
「そうだな。ワシがやっておこう」
 健蔵は女中を立ち退かせた。そうして扉をしきりと観察したのち開けてみることにした。扉は手前側に開くようであったから、本棚をもっとずさらせねばならかった。そうして彼は扉を開けた。
 内部は暗く、かすかにカビの臭いが漂っておった。健蔵はランプを持ち出して照らしながら内部に踏み込んだ。部屋の全貌をみてみると何のことはない、木箱や籠がそこかしこに重ねられてまとめて白くなっておる。倉庫も同然の様子であった。思いの外面白くなかったので、健蔵は肩を落とすこととなった。また、こんな場所を掃除するのは非常に手間に思えた。
 仕方がないので、今日のところは、ここらの品物をぱっと見てさっさと戻ることに決めた。埃を踏みしめながらギイギイ軋む床を渡って、箱をくるむ紙の大仰な字を読んだり、無造作に置かれた反物を惜しんだりした。そうこうしていると、彼はある籠に目をとめた。
 その籠はほかの籠とまったく変わり映えがしなかったが、そのとき健蔵は大いに魅了されたという。彼はたまらず籠に飛びついて、埃かぶったそれを開いた。
 籠の中には手紙と着物一式が入っておった。健蔵はまず手紙を手に取って読んでみた。手紙に踊る文字は古臭くて読むのに難儀するものであったが、健蔵はなんとか読み取ってみせた。なんでも手紙を書いたのは四世代ほど前の先祖であるらしく、名を高倉藤満(とうまん)という。
 藤満が書き残すところによるとこうである。自分は稗田の当主をよく知っているが、奴は昔のことをいくらか覚えていると会う度に話してくる。あんまりしつこいのである日つっぱねて、それが拍子に喧嘩になってしまった。そのときにいらぬ約束をした。ずっと先の時代に化けて出てきてやるから、その様を見て俺であると言い当てろなど、口を滑らせてしまったのだ。しかし自分の霊体が素直に化けて出てくるとは自分でも到底考えつかない。その頃には記憶をすっかり忘れてしまっていないとも限らない。そこで子孫の者に代役を頼みたい。この手紙を読んでいるであろう子孫の者よ、ここに同封されておるであろう自分の着物を着こんで、稗田の子孫に出会って確かめてみてはくれないであろうか。
 手紙を読み切った健蔵は我が子孫のあきれ果てる考えにたまらず失笑をした。だが少し考えなおしてみると、これはなかなか面白いことだと思った。さっそく同封の着物を広げて見回してみたが、さすが長年すておかれただけあり虫喰い穴が目立つ。だが鉄色でわらび柄のそれは着れないこともなかった。帯や足袋につっかけ、ご丁寧に扇子まで揃えてある。気の入りように健蔵はますます面白くなってきた。これはぜひとも先祖の気持ちを叶えてやろうという気持ちが湧いてきた。
 さて健蔵は着物一式の入った籠をもってそそくさ隠し部屋を後にした。この計画は秘密裏に行わないと効力がないように思われたので、籠を隠せる場所を探した。籠は物置のとくに薄暗いところに隠すこととなった。一仕事終えた彼は何食わぬ顔で家族のもとに向かい、籠の事実を伏せつつ隠し部屋のことを知らせた。
 健蔵は遊ぶつもりでいたがやる気もあったので、なんとしても成功させてやろうと思っていた。そこで確実に稗田阿求に出会える瞬間を調べあげて、彼女が定期的に散歩のため外へ出る日をつきとめた。
 その日までに健蔵は入念な準備を行った。古文を読み漁って昔の人の喋り方というものを真似しようと試みた。歩き方や立ち振る舞いなどは、先祖の様子を思い描いた具合からわざとらしい威風堂々としたものにした。また手紙には帯を虚無僧結びにしていたと書いてあったので、それも真似た。
 目的の日がやってきたとき、健蔵は朝から倉庫によって籠を取り出し。我が家を抜け出るとあらかじめ決めておいた隠れ場所に、人知れず潜みこんだ。この隠れ場所は阿求の散歩道に面する場所で、松の生垣が長々と続いておる。つまり健蔵は人さまの庭に潜りこんで、阿求を見つけしだい生垣の中から飛び出てやろうという計画を図ったのである。
 健蔵はぼろぼろの古めかしい恰好に着替えてから生垣の中に隠れ潜んだ。阿求がやってくるまでじっと待った。
 道を見守っていると、稗田家の門から小さな人影が現れて、こちらへだんだんと歩いてくる。稗田家の現当主に違いなかった。緑の着物に鬱金色の上着を羽織った鮮やかな恰好で道を歩いてくるのである。健蔵は距離が縮まるまで待ち、ちょうどよいと感じたところで生垣を飛び出した。
 目の前の阿求が驚いたことはもちろん、周囲にいた人々も目を開いた。健蔵は少々恥ずかしく感じながらもそんなことを隠して、思い描く先祖像のままどっしりと阿求へ近づいた。
 始めに喋りかけたのは阿求のほうであった。
「あの、何か御用でしょうか」
「そなたは稗田家の当主であるか」
「え、ええ、まあ」
 健蔵ははるか昔の人が口にするような、偉大な雰囲気を言葉に込めようと一人密かに奮闘していた。
「そなたが稗田家の当主であるならば、我の姿をみて思い当たるものがあるはずだ」
「貴方の姿ですか。うーんごめんなさい。始めて御目にかかります」
「なんだと。それはおかしいな。そなたは過去の稗田家の記憶を有しているという伝えではないか。にも関わらず我を知らぬと申すなら、法螺吹きということになるな」
 健蔵の煽りに、阿求が少し眉をひそめる。
「それは私だっていくらか過去の記憶を覚えてはいますが、体験した全て何もかもを覚えているわけではありません」
「言いわけとはみっともないな。幻想郷の案内書を書いたその腕も、こうなると怪しくなってくるものよ」
「なんですか貴方はさっきから。分かりました、貴方を思いだしてさしあげます」
 すると阿求は健蔵をじろじろ観察しはじめる。健蔵はというと、これで思いだしてもらえば稗田の力の一端を垣間見れたことになるし、思いだせなかったのならからかって楽しもうという腹積もりであった。そうして阿求の次の発言をじっと待った。
 突然、後方から何ともいえぬ奇声が響いてきた。阿求は驚いて顔をあげ、健蔵もたまげて振り返った。道の向こう側から老婆が叫びながら走ってくるのである。健蔵は思わぬ怪人物にうろたえているうち、あっという間に接近を許してしまった。老婆は口角泡を飛ばしてくる。
「お前は稗田様を殴った奴だ! 小悪党! ついに現れたな!」
「ま、待て。殴ってなんかいない」
 たやすく素の口調に立ちかえっていた健蔵はそう訴えたが、老婆に取りつく島はなし。やたらめったら言葉をぶつけてくるので、健蔵は参ってしまった。そうこうしていると老婆は勝手に帰っていく。これで終わりかと思っているうち再びやってきて、今度はなんと五六人ばかり男を引き連れてきた。
「やれ! 打ちのめせ! 小悪党をこらしめろ!」
 老婆がそんなことを言いながら男集をけしかけてきたときには、さすがの健蔵も肝を冷やした。さっさと道のはずれへ逃げ去ることにした。健蔵はけっきょくその日一日追いかけまわされたそうな。
 あの老婆がいったいなぜ健蔵につっかかったのか、それは老婆の家系に答えがあった。実は老婆の実家も古くから稗田家の近所にあって、かつては深い付き合いをしていたそうである。そのため家には稗田家に関する言い伝えがたくさん残っており、その中にこんな話があった。
"あるとき、ふとどきなる男、稗田様に言いがかりをつけ争いを起こす。その男、鉄色の長襦袢を身に付け、帯は虚無僧結びを下手に結ぶ。しかし虚無僧にあらず。どこの馬の骨ともつかぬ。稗田様のみならず稗田の家系までも侮辱せしめた者なり"
 これが果たして高倉の先祖、高倉藤満のことを記述したものであるかは不明である。だが老婆の家系が執念深く言い伝えを守り、このときまで男の特徴を覚えていたことは面白いことと言える。そして言い伝えそのままの姿をしたがためにとばっちりを受けた健蔵も、はなはだ愉快な話である。
 ところで、あとで健蔵は稗田阿求に高倉家のことをこっそりと尋ねてみたそうな。阿求は高倉家のたの字も覚えていなかったという。
タイトルの通り小ネタが2つです。
遠野物語を読んだらたいそう面白うございました。その雰囲気をひきずったまま書いたのがこれでございます。
本当はその遠野物語のごとく、何十編と書くつもりでおりましたが、2つ書いたらすっかり満足いたしました。
オリキャラに関してはモブだと思っていただいて結構でございます。
今野
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
これぞ民話といったところ。
空気がうまい。
2.名前が無い程度の能力削除
オリキャラ視点からの東方キャラ、という図式は割と好物ですが、
橙も阿求も瞬間的にしか出てこないのに、これは魅力的ですね。
3.yosey削除
雰囲気いいなあ。
阿求が欠片も覚えてなかったのも、なんだかいいなあ。