私は昨日開かれていた博麗神社恒例の人妖交えた大規模な宴会に参加していた。
宴会は時間が経てば、酒に酔う者も出てきて乱痴気騒ぎになったり、スペルカードを放ったりと、ツッコミ役などのストッパーが存在しなくなってくる。
この様がどのくらい酷いのか、特に酷かった例を著してみることにする。
・西行寺幽々子と八雲紫
この二人の場合、大抵紫の方が酒に酔う。
紫の友人は鬼の伊吹萃香、博麗神社の巫女である博麗霊夢、とかなり飲む面子が多い。
それに対して、幽々子の方はあまり飲まないのかめったに酔わない。
従者である魂魄妖夢と八雲藍の二人は、とっくの昔に酔いつぶれてしまっている。
したがって、通常は次のような絡みになる。
「おぅい~、ゆ~ゆ~こ~…ひっく。」
「……」
「なによぅ~、元気ないわね~?」
「…お酒臭い」
「だって宴会だもの! 飲まなきゃ損よ」
「むー…」
このように、幽々子の方はやんわりと酒を拒否するようだ。
しかし、この間の二人の絡みは特に酷かった。
「ちょっと…? 私はあんまり飲みたくないって…」
「今日は一緒に飲むわよ~! 幽々子も酔っちゃいなさ~い!」
「や、やめっ…むううぅぅ…!」
「…………」
「どう? おいしいでしょ~?」
「ふ、ふふっ……ふふふふ……」
「幽々子?」
「幽霊といったら、壁抜けくらいできないと名が廃るってモノよね!!」
「へ?」
「ちょっと神社で壁抜けしてくるわぁ! あはははは……」
その後、泥酔しきった幽々子は神社の壁をスイスイと抜け、場を賑わせた。
しかし、どうやら壁抜けが出来るのは『本体だけ』のようで、彼女が着ていた着物は壁抜けをすることが出来なかった。
つまり…一枚壁を抜けた後はずっと全裸で大衆の前を歩いていたということになる。
もちろん泥酔しきっている彼女にそんな事を知る術は無く……
「うわあああああぁぁぁん!! だから嫌だったのに何で飲ませたのよー!!!」
我に帰った幽々子は落ちていた着物を素早く着て、大泣きしていた。
だんだん可哀想になってきたが、私が出て行っても余計ややこしくなりそうなのでずっと静観していることにした。
「い、いやぁ…幽々子が酒癖悪いことすっかり忘れてて…ね?」
「紫のばかっ!! もう知らない!!」
この後幽々子は全速力で白玉楼へ、紫はその後を謝罪しながらついていった。
一方、妖夢と藍の二人は宴会の後片付けを手伝わされていたという。
宴会は時間が経てば、酒に酔う者も出てきて乱痴気騒ぎになったり、スペルカードを放ったりと、ツッコミ役などのストッパーが存在しなくなってくる。
この様がどのくらい酷いのか、特に酷かった例を著してみることにする。
・西行寺幽々子と八雲紫
この二人の場合、大抵紫の方が酒に酔う。
紫の友人は鬼の伊吹萃香、博麗神社の巫女である博麗霊夢、とかなり飲む面子が多い。
それに対して、幽々子の方はあまり飲まないのかめったに酔わない。
従者である魂魄妖夢と八雲藍の二人は、とっくの昔に酔いつぶれてしまっている。
したがって、通常は次のような絡みになる。
「おぅい~、ゆ~ゆ~こ~…ひっく。」
「……」
「なによぅ~、元気ないわね~?」
「…お酒臭い」
「だって宴会だもの! 飲まなきゃ損よ」
「むー…」
このように、幽々子の方はやんわりと酒を拒否するようだ。
しかし、この間の二人の絡みは特に酷かった。
「ちょっと…? 私はあんまり飲みたくないって…」
「今日は一緒に飲むわよ~! 幽々子も酔っちゃいなさ~い!」
「や、やめっ…むううぅぅ…!」
「…………」
「どう? おいしいでしょ~?」
「ふ、ふふっ……ふふふふ……」
「幽々子?」
「幽霊といったら、壁抜けくらいできないと名が廃るってモノよね!!」
「へ?」
「ちょっと神社で壁抜けしてくるわぁ! あはははは……」
その後、泥酔しきった幽々子は神社の壁をスイスイと抜け、場を賑わせた。
しかし、どうやら壁抜けが出来るのは『本体だけ』のようで、彼女が着ていた着物は壁抜けをすることが出来なかった。
つまり…一枚壁を抜けた後はずっと全裸で大衆の前を歩いていたということになる。
もちろん泥酔しきっている彼女にそんな事を知る術は無く……
「うわあああああぁぁぁん!! だから嫌だったのに何で飲ませたのよー!!!」
我に帰った幽々子は落ちていた着物を素早く着て、大泣きしていた。
だんだん可哀想になってきたが、私が出て行っても余計ややこしくなりそうなのでずっと静観していることにした。
「い、いやぁ…幽々子が酒癖悪いことすっかり忘れてて…ね?」
「紫のばかっ!! もう知らない!!」
この後幽々子は全速力で白玉楼へ、紫はその後を謝罪しながらついていった。
一方、妖夢と藍の二人は宴会の後片付けを手伝わされていたという。