「ホットケーキ椛」
睡眠というまどろみに包まれているとどこからもなく甘い香りが届き目が覚める。
薄く目を開け、肌掛けの中で小さく寝返りをうって再び眠ろうと目を閉じてみるが。
なんだか肌寒い、まだ寝たいというのに。
視線をめぐらせると隣で寝ているはずの犬走椛がいないことに気づいた。
ダブルのベッドの半分が空いているわけだから肌寒いわけだ。
仕方がないので体を起こし大きく伸びをする。
春が近づいてきたとはいえ朝早く起きるブン屋としてはまだまだ寒さが厳しい。
シャツを1枚羽織ってベッドから這い出てきれいに直す。
ほうっておいても椛が後で直してくれるだろうが、このぐらい私がしてもバチは当たらないでしょう。
部屋を抜け出しキッチンへ。
近づくほどに甘い香りが強くなり、眠気でぼやけた頭を起こしてくれる。
徐々に覚醒に向かっているらしくお腹がぐぅっと音を上げた。
きっとおいしい食事を椛が用意してくれているはずですが、この甘い香りは何でしょうか?
開けっ放しにされているドアをくぐり、ダイニングへと移動する。
キッチンと一体になったダイニング。
その中央にあるテーブルにはすでにコーヒーが入ったサーバーが置かれており、香ばしいにおいを部屋に漂わせていた。
「おはようございます、椛」
「あ、おはようございます文さん」
いつもの格好にエプロンをつけた椛がキッチンからこちらに顔を向けている。
どうやらまだ料理の途中らしく、フライパンが火にかけられている様だ。
「またシャツだけなんですか? 文さん、風邪を引きますよ?」
「そういいながらも暖炉に火をくべているあたり矛盾を感じますよ?」
寝起きや寝る前はどうしてもシャツだけで生活することが多く、それが椛が家に居るようになっても変わっていなかったりする。
癖というやつなのだが、仕事に疲れて帰ってきてさっさと寝てしまいたい性分仕方がないと思うのだが。
「それより椛、この甘い香り……今朝の朝食は何ですか?」
「ふふふっ、甘い香りに誘われておきてきましたね?」
思わずぬ指摘に苦い顔をしてしまう。
いつもなら椛が起こしにくるか好きなだけ寝て起きて来るため完全に読まれてしまっているらしい。
「今日の朝ごはんはホットケーキですよ~」
「ホットケーキですか、ずいぶん懐かしい響きですね」
「偶然目に付いて思わず買っちゃったんです、店主の方がお勧めのシロップも教えてくれたんですよ?」
言われてみればテーブルに琥珀色の液体の入ったビンが置かれている。
きれいな色をしており、振って見ると中で液体が姿を変え興味深い。
「ほほう、ハチミツなどに比べれば粘度が低いのですね」
「"めーぷるしろっぷ"というらしいです、とても甘くて外の世界ではホットケーキにこれをかけて食べるのだとか」
「それは是非とも食べて見なければなりませんね」
下手すれば新聞の記事になる。
幻想郷に空前のホットケーキブームが訪れるかもしれない。
それを自分の手で作り出せると考えるとわくわくする。
これだから新聞記者はやめられないぜ!
「文さーん? シロップの味見はホットケーキが出来上がってからにしてくださいよ?」
「むっ、まだ蓋には手にかけてないですよ!?」
ビンを振る動作から蓋に手をかけようとしている所で椛に横槍をさされてしまった。
な、なぜ蓋を開けようとしていることがばれたのでしょうか。
「もうすぐ出来上がりますから、コーヒーでも飲んで待っていてください」
「わかりました、別に楽しみで待てない子供じゃないですから素直にそうさせていただきますよ」
「はいはい、そうしてください」
いつもと同じ場所に座りいつも使っているマグにコーヒーを入れる。
全部椛が覚えて準備してくれていることに感謝を覚えつつ、コーヒーに砂糖をミルクを入れて一口飲下す。
仄かな酸味と僅かな苦味に頭が冴え渡っていく。
今日も1日がんばらなければいけない。
「はい、出来ましたよ。これで足りますかね?」
「ん、ありがとうございます。足らないようなら職場から何かくすねて来ますよ」
「またそんな事いって……魔理沙さんの悪い癖でも移りましたか?」
椛が両手にホットケーキが積み上げられたお皿を持ってきてくれる。
軽いタワー上に焼かれているそれを見て足りないことはないと確信はしたのだが。
「あの、椛」
「はい、なんですか?」
「大変申し上げにくいのですが、もしかして朝食はこれだけですか?」
ホットケーキ、シロップ、コーヒー。
椛は自身にココアを淹れてきているのだがそれはいい。
何が問題かと言うと
「あのこれ、甘くて飽きませんか?」
「そうですかね? たまには良いんじゃないですか?」
少し話を変えよう。
この家の食事は椛が居座るようになってから彼女が完全に管理している。
それは社員食堂も里でおばあさんが切り盛りしている定食屋も驚くほどの腕前で、さらに栄養管理も完璧。
毎日3食飽きないメニューで出される健康食っぷりなのだが……
それがこれだ、ホットケーキタワー。
糖分の塊といっても過言ではない。
もしかしてもしかするとこれは何か椛を怒らせるようなことをしてしまったのではないのでしょうか?
というかシロップだけでこれを食せというのか、飽きるだろうさすがに。
「やっぱり足りませんか? 急いで追加を焼いたほうが良いですかね?」
違うそこじゃない。
「いやいやいや! そうじゃないんです! これで全部だって言うなら良いんですよ、ほら冷めないうちに食べましょう」
「え? そうですか……?」
「そうです、そうなんです。はい、いただきます!」
更なる高みを目指そうとするタワーの建造を阻止して崩しにかかる。
フォークでぐさりと刺してみるも、切り取るには少々、いやかなり分厚い。
これはどう食べるべきでしょうか……。
お世辞にも行儀が良いとは言えないまま固まってしまい、椛のほうをチラリと盗み見るとなんと器用に切り崩して食べている。
かぶりつくのはさすがに乙女として気が引ける、ここは椛のように上手に食べることを心がけるとしましょう。
最高に気を使いながら食事を開始する。
シロップをかけて切り分けると外はさっくり、中はふんわりなホットケーキ一口分。
地盤がかなりやわらかいので傾いて倒れてしまわないかが問題なのだがまだ大丈夫だろう。
口に含んでみるとなるほど、メープルシロップはハチミツとは違い澄んだ甘さを持っている。
大変美味であるが後何口分あるのだろうか。
考えただけですでに胸焼けがするのですが。
「甘くておいしいですね、このメープルシロップというのは」
「ああ、はい、そうですね……」
若干げんなりと答える。
確かに甘くておいしいのだが。
コーヒーはブラックにしておくべきだったと後悔しているというのにココアを平然とこの食事のお供に選ぶ椛は何者なのだろうか。
実は甘党だったのかもしれない、そんなことをうかがわせることはなかったはずなのだが。
「それに見てくださいよ、このラベルに書かれてる紅葉の葉っぱのマーク! 私ですよ私!」
「え? あ、本当ですね」
まったく気がつかなかったがビンのラベルには紅葉の葉がデザインされている。
もしやこれがきっかけで椛にやたら気合が入っているのだろうか?
「もしかして椛、これがうれしくて今日の朝食はホットケーキだけなんですか?」
「え? ああいや、その……」
図星だと思っての問いかけだというのになぜか椛は言いにくそうに押し黙ってしまった。
あれ、何か外したろうか? 椛のテンションを見る限り当たりに間違いないと思ったのですが。
俯き身を捩じらせている。
よほど言いにくいのかと思い答えなくても良いと助け舟を出すか考えているとぽつぽつと椛が語りだした。
「いえ、その、ホットケーキが偶然目に付いたのは本当なのですが、メープルシロップを買ったのはですね……」
そこで一度言葉を区切ると椛がこちらを上目で見たりそらしたりを何度も繰り返しだす。
何だというのでしょうか?
「えっと、その、実は――」
文さんに少しでも私を見てほしいなって
やたら小さな声でそうつぶやいた。
普段なら聞こえないであろう小さな音はなぜかやたら大きく聞こえる。
耳を真っ赤にして、色白な頬を紅葉の葉のように赤く染めた彼女の姿がやけに脳裏に焼きつく。
「あ、別に深い意味はないんです! ただ、最近文さん忙しそうであまり二人きりの時間がないからちょっと寂しいなって……」
いわれてみれば最近は忙しかった。
帰れば疲れ果てて食事もままならず寝てしまうし、(名誉のため言っておくが自分の分に作られたものはすべて食べきっている)先ほど言ったようにおきてくるのも遅く朝食をとればすぐに出かけなければいけない。
確かに最近椛とゆっくり会話を交わした記憶もなく、寂しい思いをさて居たのだろう。
「そう、ですか……」
しかし、悪いことをしたなという気持ちと一緒にもうひとつの感情が心の中で渦巻いており、それが大きくなっていくのを感じる。
いやこっちが本心かもしれない。
「ふふふ、椛はかわいいですね」
「えっ!? な、なんですか急に!」
「寂しいなら素直に言ってくれれば良いんですよ、こんなことしなくても一緒に居る時間などいくらでも作れるのですよ」
立ち上がり向かいに座る椛の腕を掴んで引き寄せる。
テーブルが邪魔だが十分なぐらいに顔が近づいた。
数日今以上に仕事に追われるかもしれないが、今日1日ぐらい椛と二人で過ごすのも良いだろう。
そんなことを思いながら、真っ赤な顔でうろたえる椛を見つめゆっくりと悪戯に顔を近づけるのだった。
睡眠というまどろみに包まれているとどこからもなく甘い香りが届き目が覚める。
薄く目を開け、肌掛けの中で小さく寝返りをうって再び眠ろうと目を閉じてみるが。
なんだか肌寒い、まだ寝たいというのに。
視線をめぐらせると隣で寝ているはずの犬走椛がいないことに気づいた。
ダブルのベッドの半分が空いているわけだから肌寒いわけだ。
仕方がないので体を起こし大きく伸びをする。
春が近づいてきたとはいえ朝早く起きるブン屋としてはまだまだ寒さが厳しい。
シャツを1枚羽織ってベッドから這い出てきれいに直す。
ほうっておいても椛が後で直してくれるだろうが、このぐらい私がしてもバチは当たらないでしょう。
部屋を抜け出しキッチンへ。
近づくほどに甘い香りが強くなり、眠気でぼやけた頭を起こしてくれる。
徐々に覚醒に向かっているらしくお腹がぐぅっと音を上げた。
きっとおいしい食事を椛が用意してくれているはずですが、この甘い香りは何でしょうか?
開けっ放しにされているドアをくぐり、ダイニングへと移動する。
キッチンと一体になったダイニング。
その中央にあるテーブルにはすでにコーヒーが入ったサーバーが置かれており、香ばしいにおいを部屋に漂わせていた。
「おはようございます、椛」
「あ、おはようございます文さん」
いつもの格好にエプロンをつけた椛がキッチンからこちらに顔を向けている。
どうやらまだ料理の途中らしく、フライパンが火にかけられている様だ。
「またシャツだけなんですか? 文さん、風邪を引きますよ?」
「そういいながらも暖炉に火をくべているあたり矛盾を感じますよ?」
寝起きや寝る前はどうしてもシャツだけで生活することが多く、それが椛が家に居るようになっても変わっていなかったりする。
癖というやつなのだが、仕事に疲れて帰ってきてさっさと寝てしまいたい性分仕方がないと思うのだが。
「それより椛、この甘い香り……今朝の朝食は何ですか?」
「ふふふっ、甘い香りに誘われておきてきましたね?」
思わずぬ指摘に苦い顔をしてしまう。
いつもなら椛が起こしにくるか好きなだけ寝て起きて来るため完全に読まれてしまっているらしい。
「今日の朝ごはんはホットケーキですよ~」
「ホットケーキですか、ずいぶん懐かしい響きですね」
「偶然目に付いて思わず買っちゃったんです、店主の方がお勧めのシロップも教えてくれたんですよ?」
言われてみればテーブルに琥珀色の液体の入ったビンが置かれている。
きれいな色をしており、振って見ると中で液体が姿を変え興味深い。
「ほほう、ハチミツなどに比べれば粘度が低いのですね」
「"めーぷるしろっぷ"というらしいです、とても甘くて外の世界ではホットケーキにこれをかけて食べるのだとか」
「それは是非とも食べて見なければなりませんね」
下手すれば新聞の記事になる。
幻想郷に空前のホットケーキブームが訪れるかもしれない。
それを自分の手で作り出せると考えるとわくわくする。
これだから新聞記者はやめられないぜ!
「文さーん? シロップの味見はホットケーキが出来上がってからにしてくださいよ?」
「むっ、まだ蓋には手にかけてないですよ!?」
ビンを振る動作から蓋に手をかけようとしている所で椛に横槍をさされてしまった。
な、なぜ蓋を開けようとしていることがばれたのでしょうか。
「もうすぐ出来上がりますから、コーヒーでも飲んで待っていてください」
「わかりました、別に楽しみで待てない子供じゃないですから素直にそうさせていただきますよ」
「はいはい、そうしてください」
いつもと同じ場所に座りいつも使っているマグにコーヒーを入れる。
全部椛が覚えて準備してくれていることに感謝を覚えつつ、コーヒーに砂糖をミルクを入れて一口飲下す。
仄かな酸味と僅かな苦味に頭が冴え渡っていく。
今日も1日がんばらなければいけない。
「はい、出来ましたよ。これで足りますかね?」
「ん、ありがとうございます。足らないようなら職場から何かくすねて来ますよ」
「またそんな事いって……魔理沙さんの悪い癖でも移りましたか?」
椛が両手にホットケーキが積み上げられたお皿を持ってきてくれる。
軽いタワー上に焼かれているそれを見て足りないことはないと確信はしたのだが。
「あの、椛」
「はい、なんですか?」
「大変申し上げにくいのですが、もしかして朝食はこれだけですか?」
ホットケーキ、シロップ、コーヒー。
椛は自身にココアを淹れてきているのだがそれはいい。
何が問題かと言うと
「あのこれ、甘くて飽きませんか?」
「そうですかね? たまには良いんじゃないですか?」
少し話を変えよう。
この家の食事は椛が居座るようになってから彼女が完全に管理している。
それは社員食堂も里でおばあさんが切り盛りしている定食屋も驚くほどの腕前で、さらに栄養管理も完璧。
毎日3食飽きないメニューで出される健康食っぷりなのだが……
それがこれだ、ホットケーキタワー。
糖分の塊といっても過言ではない。
もしかしてもしかするとこれは何か椛を怒らせるようなことをしてしまったのではないのでしょうか?
というかシロップだけでこれを食せというのか、飽きるだろうさすがに。
「やっぱり足りませんか? 急いで追加を焼いたほうが良いですかね?」
違うそこじゃない。
「いやいやいや! そうじゃないんです! これで全部だって言うなら良いんですよ、ほら冷めないうちに食べましょう」
「え? そうですか……?」
「そうです、そうなんです。はい、いただきます!」
更なる高みを目指そうとするタワーの建造を阻止して崩しにかかる。
フォークでぐさりと刺してみるも、切り取るには少々、いやかなり分厚い。
これはどう食べるべきでしょうか……。
お世辞にも行儀が良いとは言えないまま固まってしまい、椛のほうをチラリと盗み見るとなんと器用に切り崩して食べている。
かぶりつくのはさすがに乙女として気が引ける、ここは椛のように上手に食べることを心がけるとしましょう。
最高に気を使いながら食事を開始する。
シロップをかけて切り分けると外はさっくり、中はふんわりなホットケーキ一口分。
地盤がかなりやわらかいので傾いて倒れてしまわないかが問題なのだがまだ大丈夫だろう。
口に含んでみるとなるほど、メープルシロップはハチミツとは違い澄んだ甘さを持っている。
大変美味であるが後何口分あるのだろうか。
考えただけですでに胸焼けがするのですが。
「甘くておいしいですね、このメープルシロップというのは」
「ああ、はい、そうですね……」
若干げんなりと答える。
確かに甘くておいしいのだが。
コーヒーはブラックにしておくべきだったと後悔しているというのにココアを平然とこの食事のお供に選ぶ椛は何者なのだろうか。
実は甘党だったのかもしれない、そんなことをうかがわせることはなかったはずなのだが。
「それに見てくださいよ、このラベルに書かれてる紅葉の葉っぱのマーク! 私ですよ私!」
「え? あ、本当ですね」
まったく気がつかなかったがビンのラベルには紅葉の葉がデザインされている。
もしやこれがきっかけで椛にやたら気合が入っているのだろうか?
「もしかして椛、これがうれしくて今日の朝食はホットケーキだけなんですか?」
「え? ああいや、その……」
図星だと思っての問いかけだというのになぜか椛は言いにくそうに押し黙ってしまった。
あれ、何か外したろうか? 椛のテンションを見る限り当たりに間違いないと思ったのですが。
俯き身を捩じらせている。
よほど言いにくいのかと思い答えなくても良いと助け舟を出すか考えているとぽつぽつと椛が語りだした。
「いえ、その、ホットケーキが偶然目に付いたのは本当なのですが、メープルシロップを買ったのはですね……」
そこで一度言葉を区切ると椛がこちらを上目で見たりそらしたりを何度も繰り返しだす。
何だというのでしょうか?
「えっと、その、実は――」
文さんに少しでも私を見てほしいなって
やたら小さな声でそうつぶやいた。
普段なら聞こえないであろう小さな音はなぜかやたら大きく聞こえる。
耳を真っ赤にして、色白な頬を紅葉の葉のように赤く染めた彼女の姿がやけに脳裏に焼きつく。
「あ、別に深い意味はないんです! ただ、最近文さん忙しそうであまり二人きりの時間がないからちょっと寂しいなって……」
いわれてみれば最近は忙しかった。
帰れば疲れ果てて食事もままならず寝てしまうし、(名誉のため言っておくが自分の分に作られたものはすべて食べきっている)先ほど言ったようにおきてくるのも遅く朝食をとればすぐに出かけなければいけない。
確かに最近椛とゆっくり会話を交わした記憶もなく、寂しい思いをさて居たのだろう。
「そう、ですか……」
しかし、悪いことをしたなという気持ちと一緒にもうひとつの感情が心の中で渦巻いており、それが大きくなっていくのを感じる。
いやこっちが本心かもしれない。
「ふふふ、椛はかわいいですね」
「えっ!? な、なんですか急に!」
「寂しいなら素直に言ってくれれば良いんですよ、こんなことしなくても一緒に居る時間などいくらでも作れるのですよ」
立ち上がり向かいに座る椛の腕を掴んで引き寄せる。
テーブルが邪魔だが十分なぐらいに顔が近づいた。
数日今以上に仕事に追われるかもしれないが、今日1日ぐらい椛と二人で過ごすのも良いだろう。
そんなことを思いながら、真っ赤な顔でうろたえる椛を見つめゆっくりと悪戯に顔を近づけるのだった。
毎度毎度コメントありがとうございます
唐突に思い浮かんで書いた短編でしたので楽しんでいただけたなら幸いです!
>>2さん
晩御飯にホットケーキだと…? 我が家ではホットケーキは朝食以外で食べないものとされていたのでなんだか斬新な響きです…w
コメントありがとうございます!
>>正体不明さん
よく考えれば小麦に砂糖、バターに追い討ちをかけるようにして砂糖シロップメープルをかけるわけですから太りますよね…w
コメントありがとうございました!