満月の夜、竹林を黒髪にウサギの耳が生えワンピースを着た少女が、一人歩いている。
ヒタ ヒタ ヒタ
「ん?」
背後に、気配を感じて振り返る。
「誰かいるの?」
問いかけるが、誰からも返事が無い。
「気のせいかな?」
立ち止まっていた所から、歩き出す。が…
ヒタ ヒタ ヒタ
「誰?!」
再度、気配を感じ振り向くが…
………………
誰もいない。
「な、なんなの」
堪らず、走り出すウサギの少女。だが…
ヒタヒタヒタヒタヒタ
足音も、少女を追いかけてくる。
「なんなのよ!」
走る少女
追いかける足音
やがて…
「は!! しまった!! ここは…」
少女の逃げた先には、崖がそびえ立っていた。
どうやら、逃げているつもりが誘い込まれたようだ。
ヒタ ヒタ ヒタ
「ひっ! ど、どこか隠れるとこは…」
隠れる所を探すが、あるのは人が一人隠れるのがやっとの大きさの岩しか無い。
こんな所に隠れても、すぐに見つかってしまう。
しかし、他に隠れる所も無く、岩の後ろにウサギの少女は隠れる。
ヒタ ヒタ ヒタ
「……………………」
ヒタ ヒタ…
足音が止まった。
「……くっ…くっ…くっ…それで隠れたつもりか」
ウサギの少女が隠れた岩に、近づく影が一つ、その影には大きな二本の角が生えている。 片方の角には、リボンらしき物が着けてある。
「くっくっくっ…悪戯ウサギには…お仕置をしなければな……ジュルッ」
岩に近づきながら影は、涎をすすり唇を舐める。
「ふっふっ、なぁ~に痛いのは最初だけだ。 すぐにこの角を、愛して止まなくなる」
片手を岩に置き、もう一方の手で角を撫でる。
「さあ…お尻をこちらに……向けるのだ!!」
角を振りかざし、岩の後ろに回りこむ、だが…
「なに?!」
岩の後ろには、ウサギの少女の姿は無く、穴が一つ開いていた。
「くっ…くっ…くっ…この穴の中か。 この程度で逃げられると思っているのか」
穴の中を覗き込み、不敵な笑みを作り。
「待っていろ!! 逃がしはせんぞ!!」
叫び、穴の中に突入するが…
「ぬっ? くっ、狭いな…だが、通れない程ではないわ!」
角と胸が引っ掛り、なかなか進めないでいる。
途中まで穴に入るも、引っ掛り進めないで尻を振っている。
すると、その尻に近づく影が一つ。
「………………………………」
その影は、ワンピースを着て黒髪にウサギの耳を生やしている。
さっきまで、追われていたウサギの少女だ。
ウサギの少女は、ふりふり動いている尻に近づき…
「ふはははは!! 待っていろ! 必ずお前を、我が角の錆にしてくれる!!」
「………………………………」
ウサギの少女の気配に気づく事無く、叫んでいる元追跡者を眺め、声を出さず不敵に笑う。
「………………………………」
ウサギの少女の耳が、寄り合い捻り合う。
二つの耳が合わさり、一つになる。 それは、大きな一本の角のように見えた。
「は~はっはっはっ!!」
「………………………………」
少しずつ進み始めた尻に、ウサギの少女は耳角の狙いを定め、一息に…
「caved!!」
突き刺した。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」
ざぶとん3枚やったげて
っていうかけーね何やってんのけーねw