あくる日の門番は、皆出かけてお留守番
門番だけがお留守番、メイド達もお留守番
「まぁそんな訳でして、今日は美鈴様が一日メイド長に任命されました」
「誰の命令? 咲夜さん? 」
「無論、我らが主であるレミリア・スカーレット様です」
「あー、うん。分かってたけどね」
メイド長(一日)は溜息を付く
『きっと咲夜さんには言ってないんだろうなぁ』と考えながら、メイド長(本物)が帰ってきたときに見られた場合の言い訳を瞬時に101通り思いつく
そして想像・・・・・・・・全部ナイフで駄目だった
「勿論、一日とは言えメイド長なのでこのメイド長専用のメイド服を着てください」
「うわ、咲夜さん以外で鼻血出す娘なんて始めて見た」
メイドが取り出したるはメイド服、しかもメイド長専用
現メイド長基準のメイド服は上級者専用の危険な服、常にグレイズしっぱなしで高得点
穿いてないメイド長(一日)は敵も見方もデストロイ、見えるけど見えない弾幕は反則です
「着るの手伝いましょうか? 」
「別に着替える必要ないと思うんだけど」
「その場合、紅魔館のメイド達は全員仕事をボイコットします」
「普通のメイド服は駄目なの? 」
「それは・・・・・・・いえ・・・・・それはそれで・・・・・・・・・どうしましょう? 」
「私に聞かれても分からないし」
「少々お待ちください」
そう言ってメイドが去った後、残されたのはメイド長専用メイド服
遠くから何かと何か、具体的に言えば魂同士が激突する喧騒が聞こえる
『普通のメイド服上等じゃねぇか固羅! 』
『そんなんじゃ足りないんだよ母氣! 』
『なら、テンコーさせれば良いのではないだろうか! 』
『『 自然派は黙って自然に還れ! 』』
『テンコー!? 』
外から聞こえる喧騒に、メイド長(一日)は懐かしそうに昔を思い出す
「懐かしいなぁ、エゴとエゴのぶつかり合い」
思い出すのは数十年前、今のメイド長(現役)がまだ幻想郷にも居なかったときの事
『パチェ、貴女もメイド服を着なさい! いえ、着て下さい! 』
『全力でお断りよ』
『ならせめて小悪魔だけでも! 』
『お断りします』
『め、美鈴は着てくれるよね!? 』
『勿論、お断りします』
『フラン! 貴女だけが頼りなの! 』
『お姉様、私が壊す前に壊れちゃったのね』
『・・・・・・・こ、こうなったらお前ら全員運命操作でメイド服着せてやるー! 』
『ヤる? 』
『ヤりましょう』
『ヤりますか』
『うん! ヤるー! 』
『な、何をすアー! 』
そんな昔の紅魔館
結局普通のメイド服を着る事になったら、紅魔館が突然崩壊してそれどころではなくなった
門番だけがお留守番、メイド達もお留守番
「まぁそんな訳でして、今日は美鈴様が一日メイド長に任命されました」
「誰の命令? 咲夜さん? 」
「無論、我らが主であるレミリア・スカーレット様です」
「あー、うん。分かってたけどね」
メイド長(一日)は溜息を付く
『きっと咲夜さんには言ってないんだろうなぁ』と考えながら、メイド長(本物)が帰ってきたときに見られた場合の言い訳を瞬時に101通り思いつく
そして想像・・・・・・・・全部ナイフで駄目だった
「勿論、一日とは言えメイド長なのでこのメイド長専用のメイド服を着てください」
「うわ、咲夜さん以外で鼻血出す娘なんて始めて見た」
メイドが取り出したるはメイド服、しかもメイド長専用
現メイド長基準のメイド服は上級者専用の危険な服、常にグレイズしっぱなしで高得点
穿いてないメイド長(一日)は敵も見方もデストロイ、見えるけど見えない弾幕は反則です
「着るの手伝いましょうか? 」
「別に着替える必要ないと思うんだけど」
「その場合、紅魔館のメイド達は全員仕事をボイコットします」
「普通のメイド服は駄目なの? 」
「それは・・・・・・・いえ・・・・・それはそれで・・・・・・・・・どうしましょう? 」
「私に聞かれても分からないし」
「少々お待ちください」
そう言ってメイドが去った後、残されたのはメイド長専用メイド服
遠くから何かと何か、具体的に言えば魂同士が激突する喧騒が聞こえる
『普通のメイド服上等じゃねぇか固羅! 』
『そんなんじゃ足りないんだよ母氣! 』
『なら、テンコーさせれば良いのではないだろうか! 』
『『 自然派は黙って自然に還れ! 』』
『テンコー!? 』
外から聞こえる喧騒に、メイド長(一日)は懐かしそうに昔を思い出す
「懐かしいなぁ、エゴとエゴのぶつかり合い」
思い出すのは数十年前、今のメイド長(現役)がまだ幻想郷にも居なかったときの事
『パチェ、貴女もメイド服を着なさい! いえ、着て下さい! 』
『全力でお断りよ』
『ならせめて小悪魔だけでも! 』
『お断りします』
『め、美鈴は着てくれるよね!? 』
『勿論、お断りします』
『フラン! 貴女だけが頼りなの! 』
『お姉様、私が壊す前に壊れちゃったのね』
『・・・・・・・こ、こうなったらお前ら全員運命操作でメイド服着せてやるー! 』
『ヤる? 』
『ヤりましょう』
『ヤりますか』
『うん! ヤるー! 』
『な、何をすアー! 』
そんな昔の紅魔館
結局普通のメイド服を着る事になったら、紅魔館が突然崩壊してそれどころではなくなった
すごい運命の壁を感じた。