Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

幻想郷会話録4

2011/11/15 21:05:14
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※会話文のみです。あらかじめご了承ください。





1.アリスと魔理沙と紫と霊夢

「霊夢に勝ったの?」
「ああ、久々に!せっかくだし、今夜は飲むぜ!乾杯!」

「魔理沙に負けたの?」
「うん……ちょっと油断して、一方的にね……完敗……」

2.魔理沙とにとり

「新しい発明品、できたんだって?」
「うん、今回のはすごいよ!これを頭にかけて念じるだけで、雨乞いしたときの3倍は、ザーザー雨を降らせられる!」
「ほう、そいつは本当にすごそうだな」
「ふふん、そうでしょ?もっと褒めてもいいよ?」
「で、何ていう名前なんだ?」
「かけるだけで雨を降らせる、科学の結晶とも言えるこの帽子!名付けて『サンバイザ―』だよ!」

3.てゐと永琳

「ねえ、永琳」
「何かしら?てゐ」
「何で鈴仙が2人いて、お互いに睨み合ってる訳?」
「私の造った新薬の効果よ。でも、どうも自分同士相容れないらしくて……」
「なるほど。あれが本当の『冷戦状態』って訳ね」

4.霊夢と魔理沙

「ねえ、魔理沙。最近聞いた言葉なんだけど『かにばりずむ』って何か知ってる?」
「何だ霊夢、そんな言葉も知らないのか?(おお、私も丁度昨日パチュリーに聞いてきたとこだったぜ。タイミング良かった)」
「知らなくて悪かったわね。それで、何なのよ?」
「ふふん。『かにばりずむ』ってのは、カーニバルっていう祭りで流れる、音楽のリズムのことだぜ」

5.霊夢と魔理沙と小悪魔とパチュリー

「紫に聞いたら『かにばりずむ』ってカーニバルのリズムとは全然違うって言うじゃない。嘘つき。で、結局何のことなのよ。紫は何故か嫌がって教えてくれないし」
「はっはっは。あんな冗談も見抜けないとは思わなかったぜ、霊夢(私も昨日騙されてたのに気付いて、パチュリーから本当の意味を聞いてきたとこだったぜ。タイミング良かった)」
「見抜けなくて悪かったわね。それで、何なのよ?」
「ふふん。『かにばりずむ』ってのは『蟹を殻ごとバリバリとリズム良く食べる』、略して『蟹バリズム』だぜ」

「……何で、本当のことを教えてあげないんです?パチュリー様」
「知らない方が幸せな事もあるのよ。覚えておきなさい、小悪魔」

6.妖夢と幽々子

「私が目指しているのは、師匠のように、立派な剣士になって幽々子様の生活を守ることです」
「私が目指しているのは、日々に支障のないように、立派な犬歯になって自分の食生活を守ることだわ」

7.レミリアとフラン

「ペンが無くてもかけるものなーんだ」
「うちの壁」
(ドカ!!……ポロポロ)
「……その発想はなかったわ」

8.レミリアとフラン2

「オールが無くてもこげるものなーんだ」
「うちの壁」
(カッ!……フシュー……)
「うちをどんどん壊さないで!!」

9.小悪魔とパチュリー

「パチュリー様の占いって、月や太陽の動きを見て行うんですよね」
「そうね。いわゆる占星術」
「それって、昔からやっていたんですか?」
「いえ、最近里の賢者から教わったばかりよ」
「『せんせいじゅつ』だけにですか!?」

10.魔理沙とチルノ

「チルノ、英語は得意か?」
「も、もちろん!」
「じゃあ『年』を英語で言ってみてくれ」
「いやー!」
(……しまった!これじゃ分かってるのか拒否されたのか区別できないぜ!)

11.魔理沙とチルノ2

「じゃ、じゃあもう一問いくぞ」
「おう!」
「『家』を英語で言うと?」
「Yeah!」
(は……外れは外れだが、「Yeah」の発音は完璧だぜ!)

12.小町と映姫

「四季様は、休暇にやるならどんな遊びが好きなんですか?」
「囲碁かオセロかチェスです」
「さすが。見事に白黒ついたものばっかりですねえ」

13.小町と映姫2

「じゃあ四季様は、甘いものなら何が好物なんですか?」
「ブラックチョコかホワイトチョコですね」
「それはちょっと白黒つけすぎじゃないですか!?」

14.天子と霊夢

「ちょ、ちょっと!お昼出してくれるのは嬉しいけど、私こんなに食べられないわよ!」
「いっぱいあった方が豪華でしょ?『てんこ』なだけに、てんこ盛りにしてみたんだけど」
「上手くない!それに、私の名前は『てんし』!!」

15.空と燐とナズーリン

「もし、私とお燐の間に子供が出来たら、何て名付けよっか?」
「……オクーリン?」
「私と名前がもろ被りで迷惑だから、やめてくれないか?」

16.大妖精と小悪魔

「もし、私とこあちゃんの間に子供ができたら、どんな子になるのかな?」
「うーん、私達って、色んな意味で正反対だもんね」
「私が『大』で、こあちゃんが『小』」
「それに、妖精と悪魔」
「ということは、それが全部組み合わさると、生まれてくるのは……」
「……凡人?」

17.リグルとミスティア

「永遠亭のお医者さんからは、私と同じ匂いがする」
「ああ、永琳さんのことね。何で?」
「だって、あの人の名前『ヤゴころえいりん』でしょ?ということは、あと少し待てばトンボに」
「ならないと思うわよ?」

18.ぬえと村紗

「うちでやる交友会の招待状、全部出してきてくれた?」
「ええ。一枚残らず出してきたわ」
「ありがと。でも、ちゃんとこの名簿に載ってるところに配ってきたのよね?」
「さあ?適当にばらまいてきちゃったから、誰が来るかなんて分からないわ」
「あんたが配ってきただけに、招待が不明って訳ね……」

19.魔理沙とパチュリー

「よおパチュリー、遊びに来たぜ……って、何飲んでるんだ?」
「栄養剤よ。あんまり効果があるとも思えないけど、一応試してみようかと思って」
「ほう。『サプリ・ノーレッジ』ってわけだな」

20.パチュリーと咲夜

「今日は楽しかったわ。魔理沙やアリスと夜店を回って、色々珍しいものを食べて、射的や輪投げをやって、花火も見て」
「ふふ、楽しめたようで何よりですわ」
「ええ」
「まさに『マツリ・ノーレッジ』というわけですわね」

21.小悪魔とパチュリー

「忍者ものの本って、結構面白いのね。最初はどうかと思ったけど、中々奥が深いわ」
「そうなんですか」
「あまりに面白いから、本格的に忍者を体験したいとすら思ったもの。霊夢の神社まで行って、賽銭でも盗んでみようかしら?」
「それは忍者がやることではないと思いますけど、どうせ忍者をやるなら、目指すは『ハットリ・ノーレッジ』ですね」

22.リグルと幽香

「幽香さん、最近外の世界のダンスを覚えたそうですね」
「ええ。ちょっと暇だったものだから」
「どんなダンスを覚えたんですか?」
「うふふ、『フラワーマスター』だけに、フラはマスターしたわ!」

23.穣子と魔理沙と静葉

「ヒャッハ―!今年もモミジが綺麗に色づいたわ―!!」
「……お前の姉さん、どうしたんだ?」
「気にしないで。この時期はいつもあんな感じだから」
「ああ……紅葉が綺麗で、気分まで高揚してるのか」

24.文と椛

「……!」
「……!!」

「うーん、今日もどこからか、私の新聞を褒め称える、嬉しい"歓声"が聞こえてきますね♪」
「そうですか?私には、文さんのやじ馬根性丸出しな『感性』を疑う声と、どうせ出すならもっとちゃんと記事を『完成』させてから出しやがれ、という罵声に聞こえるんですが」
「も、椛が手厳しいです……」

25.早苗とルーミア

「外の世界にいた時、好きだったアイスがあるんです。すごくさっぱりしてて、後味が良くって……」
「そうなのかー」
「でも、何ていう名前だったか忘れちゃったんです。何故か、ルーミアさんと話してれば思い出せるような気がしたんですけど」
「爽なのかー」

26.藍と紫

「という訳で、今日は結界にちょっとした異状が見られています。具体的には……」
「何だか要領を得ないわねえ。かいつまんで説明して頂戴」
「では失礼して。(もぐ)けっかいの、ここにょぶぶんにでひゅねえ(むぐ)ひょっとしたいじょうが(もぐもぐ)」
「貝をつまむんじゃないの!」

27.魔理沙とチルノと霊夢

「チルノ、最近、自分で作った氷を人里で売ってるんだって?」
「うん!あたい自慢の氷だから、皆喜んでくれてるよ!」
「なるほど。氷精だけに『氷』の『小売り』ってわけね」
「……」
「……」
「……氷だけに、見事なスベりっぷりだな」
「う、うるさい!」

28.映姫と小町

「私のキャラというと、どうにも説教しか浮かばないイメージがありますが」
「はい」
「実際、私よりも八雲紫の式の方が、よほど説教魔なのですよ」
「はあ。あたいには、そんなイメージ湧かないですがねえ」
「たしかにそう見えるかもしれません。ですが彼女はああ見えて、意外にも毎日の様に、自らの式をコンコンと説教しているのですよ。そう……狐だけに!」
「……」
(チラッ、チラッ)
「ご自分で思われてる程上手くないですからね、四季様」
(ガーン!!……シュン)
(四季様可愛いなあ)

29.こいしとさとり

「お姉ちゃんって、結構長く生きてるけど、まだ一度も結婚したことないよね」」
「ええ」
「やっぱり、お姉ちゃんの能力が原因なの?」
「? どういうこと?」
「だって、お姉ちゃんの能力って『独身術』でしょ?」
「私が使うのは『読心術』ですよ!」

30.ミスティアと文

「あ、文さん。うちの屋台寄ってきません?良いネタ入ってますよ」
「おや、ミスティアさん。それじゃあ、せっかくですから、少し寄らせて頂くとしましょうか」
「いらっしゃい!いやあ、この前チルノと一緒に紅魔館の方へ飛んでたんですけどね、そしたらまあ、ちょっとびっくりするようなことがありまして」
「『ネタ』って、話のですか!?」

31.幽香とリグル

「百のつく言葉って、色々あるわよね。百鬼夜行に百面相に」
「あと、この子とかですか?」
「ひ!?い、いやあああ!!百足ー!!」
「……行っちゃった。幽香さんって、意外と虫苦手なのかな。でも、可愛いのになあ、このムカデ君」





おわれ
文「私的には、百代(はくたい)の長きに渡って読み継がれるような記事を書きたいものだと」
椛「現代を生きる人達にすら読まれてないのに?」
文「も、椛が手厳しいです……」

―――――――――――――

ワレモノ中尉です。どもども。

幻想郷会話録シリーズも、今回で第4段となりました。長いものですね。
正直こんなに続けられるとは全く考えていませんでしたが、我ながらよくやってきたものです。
今作でこのシリーズのネタも、ついに合計100本となりまして……。
小ネタを積み重ねていくのも結構大変でしたが、100本達成できたのは素直に嬉しいですね。

そして何よりも、いつも『○○のネタが面白かった』という、嬉しいコメントをいただいている読者の方に感謝。

少しでも楽しんでいただければ幸いです。それでは。
ワレモノ中尉
[email protected]
http://yonnkoma.blog50.fc2.com/
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
相変わらずの言葉遊びで読んでてとても楽しかったです
その発想力が本当に凄いなぁ…
2.名前が正体不明である程度の能力削除
パチュリーww
3.名前が無い程度の能力削除
ハットリ・ノーレッジがなんともwww流石のセンスでした。
4.削除
所々ツボに入って、つい声を出して笑ってしまいました。
言葉遊びの発想力が羨ましい限りです。
5.名前が無い程度の能力削除
チラチラがーん映姫様の可愛さは留まることを知らないな