「それよりも甘い口付けを。」
十六夜咲夜様へ。
御久しぶりに手紙を書きます。
ずいぶんと寒くなりつつありますが、体調を崩さず元気にしているでしょうか?
私の回りでは、庭先に植えたコスモスが綺麗な花を咲かせたり。
稔りの神様に野菜を分けてもらったりと、割と平和な生活を送っております。
さて、10月31日に我が家に遊びに来ることは可能でしょうか?
美味しい料理を振舞いたいと思って準備を進めております。
もしこれるようでしたらお返事をください。待っています。
アリス。
☆★☆
日が傾き庭先のコスモスがどれも茜色に輝いている。
すっかり日が沈むのが早くなった最近では、この絶景も長くは続かない。
何が失敗だったかというと私は時間を指定し忘れた事だと思う。
ゆえにこうして一人寂しくコスモスを眺め待ちぼうけを食らっているわけだが。
第一返事が来ていない。
それにもかかわらず料理を作り、昼過ぎから庭先に出てみたり窓際で人影を探してみたりして1日をつぶしかけているのだ。
惚れた弱みだと思っているが、われながらすごいものだと思う。
どうしてこう彼女に執着しているのか。
何度目かわからないコスモスへの挨拶を終え、家に戻る。
後ろでにドアを閉め、ため息を一つ。
そのままズルズルと、ドアを背にひざを抱えるようにして座り込む。
流石に急すぎたのだろうか?
31日に来いといっておきながら、その手紙を届けたのは29日。
紅魔館の門番に手渡した。
ちゃんと届いてるのかすら怪しい……(これに関しては門番の評判を聞いて、というだけの判断な為実際に彼女が本当に仕事に対して不真面目なのかはわからないが)
それ以前に門番は門番であり手紙を届けてはくれるのだろうか?
そんな自問自答を繰り返し、挙句の果てには手渡さなかった自分が悪いのではないかと言う自己嫌悪に陥ったあたりで家のドアが控えめにノックされた。
「は、はい!!!」
思わず声が裏返り、立ち上がった拍子にドアノブに肩を強打する。
痛みに悶え、慌てるとろくな事が無いという事を改めて思いながら。
再びノックされるドアを開けると、そこには完全で瀟洒なメイドが完成された立ち姿で微笑んでいた。
☆★☆
「ちょっと待ってて、今スープを温めるから」
咲夜をテーブルに案内し、ガスコンロに火をつける。
近場にいる上海人形達にスープボウルとスプーンを2つずつ持ってきてもらっておく。
テーブルには編み籠の中に切られたバゲットが並んでいるし、サラダなどの料理もすんでいる。
後はスープが温まるのを待つだけだ。
「シャンハーイ」
綺麗な黄金色をしたスープを見つめていると上海たちがティーカップを持って近づいてくる。
お茶の準備をと言いたいのだろうが、今回は必要ないだろう。
「あ、やっぱりお願いするわ。紅茶のストレート」
「シャンハーイ!」
そう言うと嬉しそうにカップを掲げ群れに戻っていく上海。
その先にはすでに茶葉とティーポットを準備している上海が待ち構えている。
なんとも気の利く子達だ。
感心して見つめているとスープからいい匂いが立ち込め始める。
そろそろ良い頃合だろう。
ガスコンロの火を止め、スープボウルにスープを盛り付ける。
鍋のふたを閉めスープを運ぼうと手を伸ばすと、後ろから伸びた腕に手を重ねるようにしてスープボウルを取られてしまった。
「さ、咲夜? 座っててくれて良いのに……」
「あまり待つばかりというのは性に合わないのよ」
後ろから抱きしめられるように体を密着させられる。
服を隔てて咲夜の息遣いを感じ、それと同時に彼女から漂う香りに胸が早鐘を打ち鳴らす。
甘い痺れを感じ、体に力が入らなくなってきたあたりで咲夜が体を離した。
気付けばスープボウルは二皿とも彼女の両手に納まっている。
見事にしてやられてしまったようだ。
「では冷めないうちにいただきましょう?」
「そうね、いただきます」
「いただきます」
丁度咲夜と向かい合うようにすわり、お互いスプーンに手をかけスープを啜る。
「パンプキンスープ?」
「ええ、豊穣の神様に立派なカボチャを譲ってもらったのよ」
手紙を咲夜に出した日にカボチャをもらい、今日のことを企画したのだ。
突然すぎるのはわかっていたけれど、どうせなら鮮度のいいうちに調理したいという、ちょっとした我が侭も入っていたり。
「そうだったの。素材の味が引き出されていて美味しいわ、味もしつこくないしパンにもよく合う」
真剣な眼差しでスープの味を評価する咲夜に思わず顔が熱くなる。
「でも、あなたの作る料理にはかなわないわ」
「そんなこと無いわよ、アリスだって十分上手じゃない」
「持ち上げても何もでないわよ」
スープを飲みながら不毛な戦いを起こす。
なぜだか咲夜はやけに私を押したがるのだ。
私から言わせてもらえば、そんなもの咲夜と比べてしまえばどれも未熟なものだと言うのに。
スープを飲むその動きすら洗礼されていて、無駄が無い。
綺麗な指先が銀色のスプーンを持ち上げ、それがスープを口元まで運んで行く。
こんな些細な動きでさえ美しさを持たすことのできる彼女が私を褒めても、比べてしまえばその差が大きいことは歴然としているだろう。
「どうしたの? スープが冷めてしまうわ」
「え? あ、ごめんなさい、なんでもないの。少し考え事」
気付けばいつの間にか考え込んでいたらしく、手の動きが止まっていたようだ。
不思議そうに小首をかしげる彼女に笑って取り繕い食事を再開する。
「スープ、付いてるわ」
食事を再開した私に対して、咲夜はそういうと手を伸ばした。
伸ばされた手。
その指先が唇の下を拭いそのまま彼女の口の中へと吸い込まれていく。
小さな水音と共に彼女はにっこり微笑んでこちらをみて見せる。
「え!? あれ!? そ、そんな自分で取れるのにっ!!」
「ふふふ、じゃあ次からは言われる前に気付きましょうね?」
普段と変わらない笑みでこちらを見る咲夜。
なんだというのだ、こちらは恥ずかしくて死にそうだと言うのに。
なんで彼女はあそこまで平然としていられるのか。
そんな事を思いながら、恥ずかしさにスカートを握り締め上目遣いに彼女の様子を伺う。
と、彼女の口元にパンくずが付いていることに気づいた。
これは仕返しをする絶好のチャンスではないか……?
「咲夜こそパンくず、付いてるわよ」
先ほどの彼女のように少し腰を浮かせ、手を伸ばしてそれを摘み取るとひょいっと口に放り込む。
得意げな顔で座り込み、彼女を見る。
「……」
するとまるで何が起こったのかわからないと言った風に目を見開き、数秒してから顔を真っ赤に染め私から目線をそらした。
恥ずかしそうに胸元で手を握り締め、斜め下を見つめている。
なんだこれ、見ている私も死ぬほど恥ずかしいのだけれど?
思わず咳払いなんかしてみちゃったりしたが、ぜんぜん恥ずかしさは紛れず、むしろされるよりぜんぜん恥ずかしい。
なんというかこのままでは当初の計画をこなす前に私が恥か死してしまいかねないので、少し早いが上海に出てきてもらうとしよう。
上海と打ち合わせしてある合図を送り、彼女に命令を下す。
ふよふよと危うげにテーブルまで飛んでくると、私達の間に上海が歩き出る。
やはり頭が重いのか、ふらふらと今にも倒れてしまいそうだ。
「……カボチャ?」
「そうよ」
上海はカボチャの被り物をして今私達の前にいる。
目と口の部分をくりぬいたハロウィン仕様のカボチャをかぶり上海がふらふらと歩いているのだ。
「今日はハロウィンというお祭りらしいわ、それの置物みたいなものらしいのよ」
「可愛いわね。でも置物じゃないの?」
「最初はそう思ったのだけれど、この小ささが丁度上海の頭にぴったりだったのよ」
くるくる回りながらも何とか咲夜の前まで上海がたどり着くと、その手に持った物を差し出す。
「これは?」
「チョコレートよ。ハロウィンはお菓子をあげるお祭りだそうよ」
知識披露ではないが、どこぞのおせっかいな魔法使いが教えてくれたことだ。
もちろんこれを口実に会えば? と言う話なのだが。
「そうなの」
そういうとチョコレートを受け取り咲夜が席を立つ。
そのまま私の横まで歩いてくると、私と同じ目線に屈み込む。
「咲夜?」
話しかけてみるも一切反応を見せず、彼女は包みをはがすと一口サイズのチョコレートを口に含んだ。
ころころと口の中で転がしているのか頬が時々膨らんだりしている様が普段とのギャップを感じさせ可愛らしい。
その顔に惚けて見つめていると、突然顎に手を添えられそのまま持ち上げられ少し上を向かせられる。
驚き目を目を見開き、思わず固まっているとそこに咲夜が覆いかぶさるように近づいてきて。
逃げるまもなく唇を奪われた。
こじ開けるように舌が唇を割き、口の中に入ってくると、続けて甘い液体が流し込まれる。
どろどろと粘ついたチョコレートが口内を満たし、苦しくなり首を小さく振るとようやく咲夜が離してくれた。
二人の間に細く糸が引かれプツンと途切れる。
「お菓子のお返しはこれでいいかしら?」
と、咲夜は楽しげに微笑みながら言った。
あといくつチョコレートがあっただろうか。
しかしチョコよりも甘いものがこんな身近にあるなんて……
あぁ、そういえばこれでは紅茶が必要ないではないか……
まだまだ、私達の時間は始まったばかりだ。
『Trick and Treat
お菓子を貰いつつ悪戯するぞ』
十六夜咲夜様へ。
御久しぶりに手紙を書きます。
ずいぶんと寒くなりつつありますが、体調を崩さず元気にしているでしょうか?
私の回りでは、庭先に植えたコスモスが綺麗な花を咲かせたり。
稔りの神様に野菜を分けてもらったりと、割と平和な生活を送っております。
さて、10月31日に我が家に遊びに来ることは可能でしょうか?
美味しい料理を振舞いたいと思って準備を進めております。
もしこれるようでしたらお返事をください。待っています。
アリス。
☆★☆
日が傾き庭先のコスモスがどれも茜色に輝いている。
すっかり日が沈むのが早くなった最近では、この絶景も長くは続かない。
何が失敗だったかというと私は時間を指定し忘れた事だと思う。
ゆえにこうして一人寂しくコスモスを眺め待ちぼうけを食らっているわけだが。
第一返事が来ていない。
それにもかかわらず料理を作り、昼過ぎから庭先に出てみたり窓際で人影を探してみたりして1日をつぶしかけているのだ。
惚れた弱みだと思っているが、われながらすごいものだと思う。
どうしてこう彼女に執着しているのか。
何度目かわからないコスモスへの挨拶を終え、家に戻る。
後ろでにドアを閉め、ため息を一つ。
そのままズルズルと、ドアを背にひざを抱えるようにして座り込む。
流石に急すぎたのだろうか?
31日に来いといっておきながら、その手紙を届けたのは29日。
紅魔館の門番に手渡した。
ちゃんと届いてるのかすら怪しい……(これに関しては門番の評判を聞いて、というだけの判断な為実際に彼女が本当に仕事に対して不真面目なのかはわからないが)
それ以前に門番は門番であり手紙を届けてはくれるのだろうか?
そんな自問自答を繰り返し、挙句の果てには手渡さなかった自分が悪いのではないかと言う自己嫌悪に陥ったあたりで家のドアが控えめにノックされた。
「は、はい!!!」
思わず声が裏返り、立ち上がった拍子にドアノブに肩を強打する。
痛みに悶え、慌てるとろくな事が無いという事を改めて思いながら。
再びノックされるドアを開けると、そこには完全で瀟洒なメイドが完成された立ち姿で微笑んでいた。
☆★☆
「ちょっと待ってて、今スープを温めるから」
咲夜をテーブルに案内し、ガスコンロに火をつける。
近場にいる上海人形達にスープボウルとスプーンを2つずつ持ってきてもらっておく。
テーブルには編み籠の中に切られたバゲットが並んでいるし、サラダなどの料理もすんでいる。
後はスープが温まるのを待つだけだ。
「シャンハーイ」
綺麗な黄金色をしたスープを見つめていると上海たちがティーカップを持って近づいてくる。
お茶の準備をと言いたいのだろうが、今回は必要ないだろう。
「あ、やっぱりお願いするわ。紅茶のストレート」
「シャンハーイ!」
そう言うと嬉しそうにカップを掲げ群れに戻っていく上海。
その先にはすでに茶葉とティーポットを準備している上海が待ち構えている。
なんとも気の利く子達だ。
感心して見つめているとスープからいい匂いが立ち込め始める。
そろそろ良い頃合だろう。
ガスコンロの火を止め、スープボウルにスープを盛り付ける。
鍋のふたを閉めスープを運ぼうと手を伸ばすと、後ろから伸びた腕に手を重ねるようにしてスープボウルを取られてしまった。
「さ、咲夜? 座っててくれて良いのに……」
「あまり待つばかりというのは性に合わないのよ」
後ろから抱きしめられるように体を密着させられる。
服を隔てて咲夜の息遣いを感じ、それと同時に彼女から漂う香りに胸が早鐘を打ち鳴らす。
甘い痺れを感じ、体に力が入らなくなってきたあたりで咲夜が体を離した。
気付けばスープボウルは二皿とも彼女の両手に納まっている。
見事にしてやられてしまったようだ。
「では冷めないうちにいただきましょう?」
「そうね、いただきます」
「いただきます」
丁度咲夜と向かい合うようにすわり、お互いスプーンに手をかけスープを啜る。
「パンプキンスープ?」
「ええ、豊穣の神様に立派なカボチャを譲ってもらったのよ」
手紙を咲夜に出した日にカボチャをもらい、今日のことを企画したのだ。
突然すぎるのはわかっていたけれど、どうせなら鮮度のいいうちに調理したいという、ちょっとした我が侭も入っていたり。
「そうだったの。素材の味が引き出されていて美味しいわ、味もしつこくないしパンにもよく合う」
真剣な眼差しでスープの味を評価する咲夜に思わず顔が熱くなる。
「でも、あなたの作る料理にはかなわないわ」
「そんなこと無いわよ、アリスだって十分上手じゃない」
「持ち上げても何もでないわよ」
スープを飲みながら不毛な戦いを起こす。
なぜだか咲夜はやけに私を押したがるのだ。
私から言わせてもらえば、そんなもの咲夜と比べてしまえばどれも未熟なものだと言うのに。
スープを飲むその動きすら洗礼されていて、無駄が無い。
綺麗な指先が銀色のスプーンを持ち上げ、それがスープを口元まで運んで行く。
こんな些細な動きでさえ美しさを持たすことのできる彼女が私を褒めても、比べてしまえばその差が大きいことは歴然としているだろう。
「どうしたの? スープが冷めてしまうわ」
「え? あ、ごめんなさい、なんでもないの。少し考え事」
気付けばいつの間にか考え込んでいたらしく、手の動きが止まっていたようだ。
不思議そうに小首をかしげる彼女に笑って取り繕い食事を再開する。
「スープ、付いてるわ」
食事を再開した私に対して、咲夜はそういうと手を伸ばした。
伸ばされた手。
その指先が唇の下を拭いそのまま彼女の口の中へと吸い込まれていく。
小さな水音と共に彼女はにっこり微笑んでこちらをみて見せる。
「え!? あれ!? そ、そんな自分で取れるのにっ!!」
「ふふふ、じゃあ次からは言われる前に気付きましょうね?」
普段と変わらない笑みでこちらを見る咲夜。
なんだというのだ、こちらは恥ずかしくて死にそうだと言うのに。
なんで彼女はあそこまで平然としていられるのか。
そんな事を思いながら、恥ずかしさにスカートを握り締め上目遣いに彼女の様子を伺う。
と、彼女の口元にパンくずが付いていることに気づいた。
これは仕返しをする絶好のチャンスではないか……?
「咲夜こそパンくず、付いてるわよ」
先ほどの彼女のように少し腰を浮かせ、手を伸ばしてそれを摘み取るとひょいっと口に放り込む。
得意げな顔で座り込み、彼女を見る。
「……」
するとまるで何が起こったのかわからないと言った風に目を見開き、数秒してから顔を真っ赤に染め私から目線をそらした。
恥ずかしそうに胸元で手を握り締め、斜め下を見つめている。
なんだこれ、見ている私も死ぬほど恥ずかしいのだけれど?
思わず咳払いなんかしてみちゃったりしたが、ぜんぜん恥ずかしさは紛れず、むしろされるよりぜんぜん恥ずかしい。
なんというかこのままでは当初の計画をこなす前に私が恥か死してしまいかねないので、少し早いが上海に出てきてもらうとしよう。
上海と打ち合わせしてある合図を送り、彼女に命令を下す。
ふよふよと危うげにテーブルまで飛んでくると、私達の間に上海が歩き出る。
やはり頭が重いのか、ふらふらと今にも倒れてしまいそうだ。
「……カボチャ?」
「そうよ」
上海はカボチャの被り物をして今私達の前にいる。
目と口の部分をくりぬいたハロウィン仕様のカボチャをかぶり上海がふらふらと歩いているのだ。
「今日はハロウィンというお祭りらしいわ、それの置物みたいなものらしいのよ」
「可愛いわね。でも置物じゃないの?」
「最初はそう思ったのだけれど、この小ささが丁度上海の頭にぴったりだったのよ」
くるくる回りながらも何とか咲夜の前まで上海がたどり着くと、その手に持った物を差し出す。
「これは?」
「チョコレートよ。ハロウィンはお菓子をあげるお祭りだそうよ」
知識披露ではないが、どこぞのおせっかいな魔法使いが教えてくれたことだ。
もちろんこれを口実に会えば? と言う話なのだが。
「そうなの」
そういうとチョコレートを受け取り咲夜が席を立つ。
そのまま私の横まで歩いてくると、私と同じ目線に屈み込む。
「咲夜?」
話しかけてみるも一切反応を見せず、彼女は包みをはがすと一口サイズのチョコレートを口に含んだ。
ころころと口の中で転がしているのか頬が時々膨らんだりしている様が普段とのギャップを感じさせ可愛らしい。
その顔に惚けて見つめていると、突然顎に手を添えられそのまま持ち上げられ少し上を向かせられる。
驚き目を目を見開き、思わず固まっているとそこに咲夜が覆いかぶさるように近づいてきて。
逃げるまもなく唇を奪われた。
こじ開けるように舌が唇を割き、口の中に入ってくると、続けて甘い液体が流し込まれる。
どろどろと粘ついたチョコレートが口内を満たし、苦しくなり首を小さく振るとようやく咲夜が離してくれた。
二人の間に細く糸が引かれプツンと途切れる。
「お菓子のお返しはこれでいいかしら?」
と、咲夜は楽しげに微笑みながら言った。
あといくつチョコレートがあっただろうか。
しかしチョコよりも甘いものがこんな身近にあるなんて……
あぁ、そういえばこれでは紅茶が必要ないではないか……
まだまだ、私達の時間は始まったばかりだ。
『Trick and Treat
お菓子を貰いつつ悪戯するぞ』
この二人も可愛いけど、上海もかなり可愛いw
二人がチュッチュしてればいいんです!
でも咲アリなら仕方ない
打たれ弱い咲夜さんと乙女一直線なアリスさん…いやはや、素晴らしいのです
ちゅっちゅシーンはアイスもいい思います!
やはりチョコなのですか、なぜチョコなのですか、飴のほうが長く楽しめるじゃーないですか!!
いやでも確かにちゅっちゅしてりゃいいきもしてきた。
コメントありがとう御座います!
>>2さん
そうだね、そう思うよ。愚問だったぜ…
ついでに言うとあれだよね、こう舌をからませてるわけだからね、いいよねいろいろとね、うん!
コメントありがとう御座います!
>>3さん
でも俺は飴ちゅっちゅ派なんだあああ!!!
ってもすげぇこだわりがあるわけじゃないけどさ、なんか良いじゃん、ゆっくり溶けるはずの飴が二人の体温合わさって早く溶ける。
でも流石に溶けきるまではつらいから、どっちかが相手の口の中に飴押し込んで口を離す、するとなめていた飴が相手の口に!!
ってしちゅが。
コメント有りがとうでした!
>>4さん
なんか咲アリないなぁとか思って書いてたら、いつの間にいっぱい投下されてて俺の駄文ががががgってなったよ、驚きだね!
まぁ美味しいから良いんだよ、良いんだよ。
咲夜さんは何打かんだいって心臓ばくばくなんだよ、アリスさんはもうこれでも勝手ぐらい紅いんだよ、想いも顔も。
コメントありがとう御座いましたです!
>>5さん
その絵をkwsk
アイスか!それは良いな!皆5さんをあがめるんだ!!
こいつが神です!!
コメントありがとうっ!
>>6さん
スープとか大好きだからパンプキンスープも好きなんだぜ。え?聞いてない?そうか。
そのうちミネストローネを咲夜さんがアリスに振舞うSSでも書くかもしれない。
チョコちゅっちゅはなんか苦しくなりそうだよね、チョコ濃厚だから、薄まってきたらこっちのもんなんだろうけど。
コメントありがとうだぜ…!!