ちょっと其処の君、僕の話を聞いてくれないか?そうか、ありがとう。お茶をごちそうするよ。
この世には必ず何処か奇妙なる事柄が幾つにも在ってね、更に此処幻想郷と言う場所はその奇妙に輪をかけて奇妙珍妙なモノばかりなんだ。
あぁそうだ奇妙珍妙だ、常識が非常識で非常識が常識の世界だ、少女が空を飛び妖怪が平然と出歩く世界だ。
まぁ、でも今日お話しするのは取るに足りないちょっとした話なんだがね。
あ、ちょっと話変わりますけど君はたれぞから知られたくない秘密を持っているかね?ふむん、それは多分ない、か。まぁ良いでしょ。
ある場所にね、非常に手癖の悪い魔女がいたんだ……魔女の手癖の悪さは普通?君それは言っちゃあいけないよ、それに君の言う手癖の悪さよりも尚達が悪い。その魔女はね、何時ものように陽気にやってきては「借りてくぜ」と言って人様の大切な魔導書や人形を持って行く。それも借りるとは名ばかりの強盗行為だ。彼女自身に聞くと「死ぬまで借りるだけなんだぜ」と言って相手にならない。
どうだい?これで取り敢えずはその魔女の手癖の悪さが少しは分かっただろう。
まぁ話したいのはその手癖の悪さじゃない、その魔女の性格です。非常にずぼらを装ってます、家も散かっている。ただね、これは演技なんだよ、演じてるんだよずぼらな自分を。
粗野で横暴と見せかけてその実たれより繊細でお淑やかなんだよ、これね、彼女の前で面と向かって言うとマスタースパークって言うのを撃ってくるからね、気をつけないと。
え?何で粗野で乱暴より繊細でお淑やかの方が人気でそうだし可愛いのになんでわざわざ嫌われ役を買って出るのかって?そりゃあ君、彼女はそういう風に見られるのが嫌いなんだよ、彼女の友達に何でもそつなくこなす天才肌の巫女がいてね、その巫女を彼女はライバル視しているんだ。まぁ何事にも好敵手を持つことは大事だよ。
何を考えたか、彼女は天才に追いつくためには何か乱暴になることが大事だと勘違いしたのか、家を飛び出したあたりでそのような言葉づかいをし始めたんだ。
年端もいかない少女が親元離れて一人で暮らすにもそう言う言葉づかいは必要だったのかな、男口調に磨きをかけて行くが、そりゃあもう毎日自宅で「だぜ」を連呼している姿は抱きしめたくなるよ。
考えてくれ、僕の肩にも届かない身長の女の子が精一杯背伸びして「だぜ!」とか言ってきたら君、色々吹っ飛ぶんじゃないか?まぁ僕は大人ですから我慢するけどね。
でもね?やっぱりまだまだ甘えたい盛りの女の子、安心できる相手は僕だけなのかよく「こーりん」って言って遊びに来てるんだ。こりゃあ君、甘えさせたくなるよ。
でもこの姿、僕以外のたれかがここに居るとしてくれないんだ、そりゃ当り前だ、外では『粗野で乱暴』で通っているのだから。
ただこの演技が全て上手く行くなんてのはお話しの世界だけですよ、当たり前ですがね。
本当の姿がばれたのは遂二年ほどの前だがね、神社で飲み会をするんだけど彼女は何時も参加するんだ、参加して大酒を飲み、大酒を飲んだらそりゃあべろんべろんに酔うな。彼女はお酒、結構弱いんだよ。
で、酔って結構凄いことやる人いるよね、彼女その類の子で同じ席に居た人形遣いのお嬢さんのスカートを掴んでこう言ったらしい「だっこして~」って、その神社の巫女に聞いた時僕の鼻の血管は全て破裂して心配されたのはいい思い出だよ。え?鼻血でてる?おや本当だ、ティッシュティッシュ………とこれで良し。鼻声ですまないが続けるよ。
人形遣いの方は大人でね「冗談はやめなさいよ」と言ったんだけど彼女は「だっこして」を連発するんだ、すると普段からは想像もできない可愛さに中てられたのか人形遣いも耐えきれなくなって彼女をだっこしたんだ、するとあの子は「うふふ~きもちいい~」って蕩け切った声を出したそうだよ、もうヤバくない?色々と。
で問題はその翌日だった、彼女が二日酔いに耐えながらも何時帰って来たか分からない自宅から這い出て外の空気を吸おうと思った時だよ、人形遣いや紅魔館のメイドや魔女、果ては隙間の大妖怪までが彼女の家にやってきて「だっこしてあげようか?」と詰め寄ったらしい。当然昨日のことなんか憶えてるわけもなく怒るが、ある物を出されて黙らざるを得なくなったんだ、新聞だ。
この幻想郷で新聞は結構な情報量を持っている。僕のお勧めは文々。新聞だが、この一面にすっぱ抜かれたのさ『普通の魔法使い改め甘えんぼ魔法使い』たしかこんな見出しだった。
まぁ、この日から彼女をやけに優しい目で見る人や妖怪が増えて来たね、でもそれを彼女に感づかれたり面と向かって言うとマスタースパークさ。
ん?おい、何処へ行こうと言うんだ?彼女の家へ行ってその事を言ってくるだって?僕の言う事をちゃんと聞いたのか?………何、聞いたからこそ試してみたい、か。はぁ、どうして人間はそんな馬鹿なのかね、良いよ、言って来て消し炭になればいいさ。
この世には必ず何処か奇妙なる事柄が幾つにも在ってね、更に此処幻想郷と言う場所はその奇妙に輪をかけて奇妙珍妙なモノばかりなんだ。
あぁそうだ奇妙珍妙だ、常識が非常識で非常識が常識の世界だ、少女が空を飛び妖怪が平然と出歩く世界だ。
まぁ、でも今日お話しするのは取るに足りないちょっとした話なんだがね。
あ、ちょっと話変わりますけど君はたれぞから知られたくない秘密を持っているかね?ふむん、それは多分ない、か。まぁ良いでしょ。
ある場所にね、非常に手癖の悪い魔女がいたんだ……魔女の手癖の悪さは普通?君それは言っちゃあいけないよ、それに君の言う手癖の悪さよりも尚達が悪い。その魔女はね、何時ものように陽気にやってきては「借りてくぜ」と言って人様の大切な魔導書や人形を持って行く。それも借りるとは名ばかりの強盗行為だ。彼女自身に聞くと「死ぬまで借りるだけなんだぜ」と言って相手にならない。
どうだい?これで取り敢えずはその魔女の手癖の悪さが少しは分かっただろう。
まぁ話したいのはその手癖の悪さじゃない、その魔女の性格です。非常にずぼらを装ってます、家も散かっている。ただね、これは演技なんだよ、演じてるんだよずぼらな自分を。
粗野で横暴と見せかけてその実たれより繊細でお淑やかなんだよ、これね、彼女の前で面と向かって言うとマスタースパークって言うのを撃ってくるからね、気をつけないと。
え?何で粗野で乱暴より繊細でお淑やかの方が人気でそうだし可愛いのになんでわざわざ嫌われ役を買って出るのかって?そりゃあ君、彼女はそういう風に見られるのが嫌いなんだよ、彼女の友達に何でもそつなくこなす天才肌の巫女がいてね、その巫女を彼女はライバル視しているんだ。まぁ何事にも好敵手を持つことは大事だよ。
何を考えたか、彼女は天才に追いつくためには何か乱暴になることが大事だと勘違いしたのか、家を飛び出したあたりでそのような言葉づかいをし始めたんだ。
年端もいかない少女が親元離れて一人で暮らすにもそう言う言葉づかいは必要だったのかな、男口調に磨きをかけて行くが、そりゃあもう毎日自宅で「だぜ」を連呼している姿は抱きしめたくなるよ。
考えてくれ、僕の肩にも届かない身長の女の子が精一杯背伸びして「だぜ!」とか言ってきたら君、色々吹っ飛ぶんじゃないか?まぁ僕は大人ですから我慢するけどね。
でもね?やっぱりまだまだ甘えたい盛りの女の子、安心できる相手は僕だけなのかよく「こーりん」って言って遊びに来てるんだ。こりゃあ君、甘えさせたくなるよ。
でもこの姿、僕以外のたれかがここに居るとしてくれないんだ、そりゃ当り前だ、外では『粗野で乱暴』で通っているのだから。
ただこの演技が全て上手く行くなんてのはお話しの世界だけですよ、当たり前ですがね。
本当の姿がばれたのは遂二年ほどの前だがね、神社で飲み会をするんだけど彼女は何時も参加するんだ、参加して大酒を飲み、大酒を飲んだらそりゃあべろんべろんに酔うな。彼女はお酒、結構弱いんだよ。
で、酔って結構凄いことやる人いるよね、彼女その類の子で同じ席に居た人形遣いのお嬢さんのスカートを掴んでこう言ったらしい「だっこして~」って、その神社の巫女に聞いた時僕の鼻の血管は全て破裂して心配されたのはいい思い出だよ。え?鼻血でてる?おや本当だ、ティッシュティッシュ………とこれで良し。鼻声ですまないが続けるよ。
人形遣いの方は大人でね「冗談はやめなさいよ」と言ったんだけど彼女は「だっこして」を連発するんだ、すると普段からは想像もできない可愛さに中てられたのか人形遣いも耐えきれなくなって彼女をだっこしたんだ、するとあの子は「うふふ~きもちいい~」って蕩け切った声を出したそうだよ、もうヤバくない?色々と。
で問題はその翌日だった、彼女が二日酔いに耐えながらも何時帰って来たか分からない自宅から這い出て外の空気を吸おうと思った時だよ、人形遣いや紅魔館のメイドや魔女、果ては隙間の大妖怪までが彼女の家にやってきて「だっこしてあげようか?」と詰め寄ったらしい。当然昨日のことなんか憶えてるわけもなく怒るが、ある物を出されて黙らざるを得なくなったんだ、新聞だ。
この幻想郷で新聞は結構な情報量を持っている。僕のお勧めは文々。新聞だが、この一面にすっぱ抜かれたのさ『普通の魔法使い改め甘えんぼ魔法使い』たしかこんな見出しだった。
まぁ、この日から彼女をやけに優しい目で見る人や妖怪が増えて来たね、でもそれを彼女に感づかれたり面と向かって言うとマスタースパークさ。
ん?おい、何処へ行こうと言うんだ?彼女の家へ行ってその事を言ってくるだって?僕の言う事をちゃんと聞いたのか?………何、聞いたからこそ試してみたい、か。はぁ、どうして人間はそんな馬鹿なのかね、良いよ、言って来て消し炭になればいいさ。
それと「だ」と打つべきが「た」になってる所がいくつかあります。
話よりもそれが気になって……。
文体の選択がまずいのでは。読点の多用がだらしない語りを見せていたり。