「は?」
私は開口一番そんな声をあげてしまった。
私の目の前にいるのは地底の妖怪である古明地さとりである。
この妖怪はうちに来たかと思えば「責任とってください」。と言ってきたのだ。
私はさとりに何かしたかと記憶を探ってみるが心当たりが全くない。
なので、さとりにどういうことか説明してもらおうと口を開いた。
「霊夢さん、私にあんなことをしておいてそれを忘れるなんてひどいです」
が、それはさとりの言葉で遮られた。
「ちょっと待って。それっていつの話よ」
「私とあなたが初めて会った日のことです」
初めて会った日のことと言われても、あの時はさとりを弾幕勝負で倒しただけで責任を取らなければいけないことをした記憶はない。なので、さとりの言葉を待つ。
「私が紫さんのスペルを使用した時、霊夢さんは私に触れるか触れないかといった距離まで近づいたじゃないですか」
ああ、そういえばあの時はさとりの近くにいれば弾が当たらないということが勘で分かったから、回避するためにさとりに近づいたのだった。
「家族以外の人にあんなに接近されたのは初めてだったんです。あの時は平静を装ってスペルを発動し続けていましたが内心はとても恥ずかしかったんです。あれ以来、あなたのことばかり考えるようになってしまったんです。だから、私をこんな気持ちにさせてしまった責任をとってください」
上目遣いで私に近づいてくるさとり、その表情を見て私は不覚にもドキッとしてしまった。
「ちょ、ちょっと待って、あんたの言いたいことは分かったけど……。私は博麗の巫女で誰かと恋人になるとかそういうことは考えたこともないから。そういうのはよく分からない」
「別にかまいません。私があなたに教えてあげます」
さとりの顔が私に近づいてくる。このまま何の抵抗もしなければさとりとキスしてしまう。
「霊夢さん……ん……」
さとりの唇が間近に迫ってくる。後ちょっとというところで私は我に帰りさとりをひきはがすことに成功する。
拒まれたのがショックだったのだろうさとりは茫然としてしまい、おぼつかない足取りで神社を後にしようとした。
私はさとりが神社を出る前に声をかける。
「さとり、悪いけど私はあんたのことをよく知らないから、今はあんたの気持ちに応えることはできないわ」
「そう……ですか」
「でも、私はあんたがどんな奴か知らないからこそあんたのことを知るために友達なりたいと思うわ。」
「え……」
「私はあんたのことを嫌ったりはしないからいつでも遊びに来ていいわよ。」
私がこう言うとさとりは笑顔になり口を開いた。
「霊夢さん今度遊びに行くときはお菓子を持っていきます。そして、私のことを好きになってもらいます」
さとりはそう言って神社を後にした。
それから、さとりはお菓子を持ってやってくるようになった。
お菓子を持ってきた何気ない話とか期待していいんですか!
さとりんオメガ可愛ぇ
そもなくば焦熱地獄行きや!!
……(チラッ
スクロールバーが動かない
続きはまだですか
いいね!続き希望
紛らわしい。
続きを期待しちゃってもいいですか?
現在執筆中です。
>>2様
誰もこういう話を書かないので書いてみました。
>>3様
現在執筆中です。
>>奇声を発する程度の能力様
もっと悶えさせるような文章を書けるようになりたいと思います。
>>5様
EXは難しくてあまりやらないので意味がよく分かりません。ごめんなさい。
>>唯様
私の中のチルノは近付かれたくらいで好きになるような子じゃないので……。
>>7様
ありがとうございます。
>>8様
現在執筆中です。
>>9様
現在執筆中です。
>>10様
修正しました
>>11様
期待してもいいですよ。