Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

秋分来たから何かしない?

2011/09/23 06:35:33
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「来たよ来たよ来た来た来た来ましたぁぁぁぁ!」
「……どうしたのよ穣子」
「どうしたのよ……って、気付かないの!? 姉さん!」
「……え?」
「今日よ今日! 今日が何の日か知ってるでしょ!?」
「いや」
「いやじゃなくて」
「知らん」
「知らんじゃなくて」
「知らんもんは知らん」
「はぁ……まったくコレだから姉さんは……」
「ええと、九月二十三日……?」
「そうよ、気付かない?」
「……」
「分かるでしょ」
「……」
「気付かなかったら私の姉失格よ」
「……」
「九月二十三日よ……?」
「……あっ!」
「ほら、何の日?」










「両性愛を祝う日ね!」
「その発想は無かった」










「嘘嘘、嘘よ冗談冗談」
「……そうよね。流石に秋静葉ともあろうものが分かんなかったらまずいよね」
「うん、テニスの日でしょ?」
「もういい加減ボケるのはやめて欲しい~」
「あれ、違ったっけ?」
「はぁ……まったく……」
「ちょっと待って、調べてくる」
「……なにで?」
「ウィキペ○ィア」
「……」
「待っててね」
「……」






「あっ、分かった!」
「はい、何!?」
「不動産の……」
「秋分の日じゃぼけぇーーーーー!」




――――――――――――――――――――




「はぁ、はぁ、はぁ……」
「大丈夫?穣子」
「あんまり大丈夫じゃない……」
「どうしたのよ、いきなり大声出して」
「姉さんがあまりにも自覚なさ過ぎるからよ……」
「自覚?」
「そう、自覚」
「……」
「……」
「穣子」
「何?」
「両性愛について自覚するようなことは……」
「秋分の日だって言ってるでしょ!」
「あ、そっち?」
「私達は秋姉妹よ!? そっちに決まってるじゃない!」
「ふ~ん」
「大体両性愛って何よ!」
「同性愛と異性愛との混合状態だとかなんとか」
「よく知ってるわね……」
「うん、凄いでしょ」
「……」
「……」
「あぁ、胃が痛い……」
「はい、胃腸薬」
「いらんわぁ!」
「冷たいなぁ」
「……」
「……」
「今のボケは中々よかったよ姉さん」
「いや、別にボケたわけじゃないし」
「まぁそれはともかく……姉さん」
「何?」
「ちょっと考えて欲しいわけですよ」
「何を?」
「前も話してたけど」
「うん」
「私達、人気が無いわけですよ」
「その話もう飽きたんだけど……」
「いいから聞いて」
「え~」
「この前は姉さんも乗り気だったじゃないですか」
「……最初だけね」
「可愛い妹のためにも、是非」
「自分で言うか」
「是非」
「……しょうがないなぁ」
「……」
「……」
「で……今日は秋分の日」
「うん」
「私達の時代が始まる日」
「いや、それは言い過ぎじゃ……」
「私達の時代が始まる日」
「いや、だから」
「私達の時代が始まる日」
「いやだからちょっとお前人の話聞け」
「こんなことでいいの!?」
「……何が」
「だから、この数少ないタイミングを失ってもいいの?」
「いや、別にもう人気とかどーでも……」
「ダメですよねやっぱり」
「だから話聞けって」
「現実を見ないとか適当なことを言ってる場合じゃないの」
「いや、それは分かるけど」
「今、私達が立ち上がらなきゃダメなのよ」
「いや、そんなこと誰も望んでないから」
「目指しましょう! 幻想郷ナンバーワン!」
「……ちょっと落ち着け」




――――――――――――――――――――




「この前の引き続きだけど」
「……はぁ」
「個人的に考えてきた」
「ふ~ん」
「行きますよ」
「……りょ~かい」

「まず、この画面を見て」
「……何? この表」
「前回の人気投票結果」
「……へぇ」
「私達は……えっと、ココ」
「コレね?」
「うん、大妖精って子を挟んでる」
「ふ~ん」
「ちなみに、この子は二面の中ボス」
「私達より強いじゃない」
「妖精の癖に生意気よね」
「……」
「……」
「まぁ、とりあえずこの表で言いたいことは何?」
「ええとね…ココ、見てくれる?」
「……古明地?」
「うん」
「あ、姉妹?」
「そのと~り」
「うわ、コレ凄いじゃない」
「スカーレット姉妹に迫る勢いよ」
「人気あるのね~」
「でしょ?」
「……」
「……」
「……で?」
「分からんのか姉さん」
「いや、こんな表見せられても」
「だ~か~ら~こういう人気のある姉妹ってどうよ!?」
「どうよって言われても……」
「悔しくないの!?」
「多分ココで返答してもまた無視されるんだろーなー」
「彼女たちを追い抜かすためにはどうすればいいか!」
「うん」
「秋分の日を上手く利用するのよ!」
「へー」
「と言うワケで一緒に考えましょう」
「……え、何も考えてないの?」
「私達は姉妹なのよ」
「……うん」
「一緒に考えなきゃ」
「面倒くさいなぁ~」
「頑張りましょう」




――――――――――――――――――――




「秋分の日……」
「秋分の日……」
「……」
「……」
「ダメだわ穣子、何も出てこない」
「姉さん、もうちょっと頑張ろう?」
「いや、飽きた」
「まだ一分半しか経ってないんだけど……」
「第一その古明地姉妹って、何者?」
「古明地?」
「さっきの表の姉妹よ」
「ああ、アレね?」
「下調べとかはしてきてるんでしょ?」
「うん」
「特徴とかにはちょっと興味がある」
「分かった」

「まず、人の心を読み取れるだかなんだか」
「読心術?」
「いや、能力らしいよ」
「え……能力?」
「そう、能力」
「……」
「……」
「私達って、なんか物凄く損してない?」
「言わないで姉さん」
「紅葉なんて司れたってねぇ……」
「姉さん」
「きれいだなーで終わるわけだしねぇ……」
「姉さん」
「スカーレット姉妹も確か凄い能……」
「姉さん!!」
「何よ穣子」
「人の話を聞かないのは私のキャラだからやめて」
「アレわざとだったのか……」
「まぁ、私達にはコレと言った素晴らしい能力は無いのは事実だよね」
「まぁね」
「ここはもうこれしかないっしょ」
「……何?」



「キャラ」
「出たよ」




――――――――――――――――――――




「私達にはキャラ性が足りない」
「そういえば秋分の日の話はどこ言った」
「キャラ考えましょう」
「……」
「私だって、日々を適当に過ごしているワケじゃない」
「そうか……?」
「キャラ作りのために頑張ってる」
「え、マジで?」
「おっちょこちょいみたいな感じとか」
「……あ、だから服が後ろ前……?」
「頭イイ的な感じとか」
「……あ、だから眼鏡かけてたの……?」
「実はぱんつはいてない」
「逆にそれはどういうキャラ……?」
「どうだ」
「どうだとか言われても」
「……」
「……」
「今の表現で喜んでくれる人はいるのかしら」
「いないと思う」
「あえてふんどしとかマニアックな方向に」
「何を考えているお前」
「全裸でサービス」
「誰にだよ」
「……」
「……」
「今のツッコミは中々よかったよ姉さん」
「いや、別に狙ったわけじゃないし」
「天然?」
「いや、そんなこと聞かれても……」
「そういえばこの前のときもなんか芸人で身を立てていく……的なこと言われたよね」
「誰にだ」
「そういう路線も面白いかもね」
「いやいやいや」
「いっそのことデビューでもしてみる?」
「ちょっと待って」
「……何?」
「あの、聞いた話なんだけど……」
「うん?」

「スカーレット姉妹も漫才やってたらしいよ」
「またスカーレット姉妹か……」
「なんだか優勝したことがあるとかどうとか」
「そういえば昔東方M-1ってのやってたわね……」
「いやぁ、やっぱり勝てないね」
「うぅ~……」
「諦めようか、私達」
「いや、でも、秋分の日だし、せめて古明地に勝ちたいし……」
「無理無理、現実を見よう」
「いやいや、現実を見ないのが私だし」
「この話、もう飽きたわ~」
「いやいや、秋分の日の話で秋分の日ネタなのに秋分の日まったく関係ないまま終わってくのは問題があると思う」
「……確かに」
「何が何でもひねり出さないと意味が無いのよ」
「現実って厳しいな」
「……」
「……」
「れっつとらい」
「仕方ないな」




――――――――――――――――――――




「どう?なんか思いついた?穣子」
「ううん、何にも……」
「大体さぁ」
「……?」
「七夕とか、お月見だとかってのなら、話になる」
「うん」
「ほら、花火とか月が綺麗だ~とかさ」
「うん」
「秋分の日だよ?」
「……うん」
「朝と夜の時間が大体同じになる日だよ?」
「……」
「何すれって話」
「……待てよ」
「あ、なんか私の話聞いてなかったっぽいな」
「月が綺麗……?」
「……」
「そうか、その手があったよ!」
「なんか思いついたみたいね……」
「姉さん!」
「何?」
「紅葉を操って美しい的な何かをやろう!」
「意外に普通だったー」
「せっかくの能力、無駄にしちゃいけないよ!」
「まぁ、私達にはコレと言った素晴らしい能力は無いのは事実だよね……て言ってたの誰だっけ」
「私です」
「普通に認めたな」
「とにかく」
「……」
「やろうよ、紅葉パーティー」
「まぁ、私の能力を応用すれば、紅葉を作り出すことも可能だし……」
「完璧じゃない。ってか出来たんだ」
「うん、一応」
「せっかくだから役立てようよ、それ」
「面倒くさいなぁ……」
「私達が飛躍するチャンスよ!?」
「そうかなぁ……」
「どっちにしろ秋分の日に何かやらなきゃ、私達の今日と言う日は終わらないんだから」
「……分かったわ」
















「じゃあ、来年の秋分の日に向けて猛特訓よ!」
「そういうオチかー!」















「っていうのじゃちょっとオチが弱いと思うから」
「あ、続くの? コレ」
「うん。このままじゃ結局私達何もして無いじゃん」
「……そうね」
「と言うわけでせっかくだから」
「……?」



















「両性愛をしましょう!」
「そういうオチかー!」
ちょっと「九月二十三日」で調べたら色々乗っててですね……なんかやっちゃったって感じです。

両性愛をウィ○ペディアで検索すると、学校の倫理でやってるようなことが展開されてました。
両性愛をしましょう!とは普通使いません。文法的におかしいですが、まぁ穣子はそんなこと知らんよなぁ。

もし、何か「間違い」や「設定ミス」などを見つけた場合には早々に報告……
せずに、そのモヤモヤを脳内にとどめたまま時がたつか衝撃を与えるかなどで忘れてください。一トンハンマーなら貸してあげます。持ってませんが。

細かいことは気にしない方向で……(誤字・脱字は別ですが)



一応色々伏線を張ってますが、まぁ皆様が飽きれば消えます。(シリーズ的な意味で)
せせると
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
両性愛wwww
穣子落ち着けwwww
2.奇声を発する程度の能力削除
二人の会話がジワジワと来るww
3.名前が無い程度の能力削除
秋姉妹は大好ぶry
大好きです
4.名前が無い程度の能力削除
両刀ってことですね