「ねぇ、姉さん」
「……何?それはシャレのつもり?」
「いや、違うけど……」
「キャラ作りのつもりではないでしょうね」
「だから違うって」
「そんな安易なキャラは許さないわよ、穣子」
「……だから違うってば!」
「違うの?」
「ちょっと話があるのよ!」
「ふーん、話ね……」
「大事な話よ」
「よし、大事な妹の話とあらば聞かないわけにもいくまいな」
「……姉さんもちょっと無理してない?」
「キャラよ」
「キャラね」
――――――――――――――――――――
「で、話なんだけどさ……」
「何」
「いや、姉さんも悩んでることだと思ったんだけど……」
「何さ」
「さっき言ってた、その、キャラ的な話で……」
「……」
「……」
「人気無いものね、私達」
「だよね」
「で、それはキャラがたってないからだと」
「うん、そう!そう思ったんだけど」
「キャラ、あるじゃない」
「……え?」
「人気が無い」
「いや、それはキャラというかなんというか……」
「いや、立派なキャラでしょ」
「立派でも何でもない!」
「……」
「……」
「まぁ、考えてみるのもアリか」
「一回ちゃんと考えてみましょうよ、姉さん」
「そうね」
「うん」
――――――――――――――――――――
「で、個人的に考えてきました」
「流石我が妹」
「では行きますよ」
「りょーかい」
「一つ目、姉妹キャラ。姉妹であることを前面に出し……」
「没。スカーレット姉妹とかいる」
「……何それ」
「フランとレミリア。結構可愛いよ。まず勝てない」
「……めもめも」
「次」
「りょーかい」
「……」
「二つ目、ロリキャラ。ほら、背ちっちゃいし頑張ればなんとか……」
「没。フラン」
「またか」
「次」
「……りょーかい」
「……」
「三つ目、監……」
「没」
「まだ言ってない」
「多分話の流れ的にフラン」
「おい」
「しかも結構無理してる理由だと思う」
「うーん……」
「どうするの」
「……」
「……」
「くっ……手ごわいな、フラン……」
「無理ってことね」
「いや、諦めたらそこで試合終了」
「どうすんのよ」
「そいつ倒す」
「まじか」
「勝てる相手かどうか知らんけど」
「100%無理ね」
「……え、そんなに強いの?」
「裏ボスと一・二面じゃ差がありすぎる」
「……諦めたらそこで試合終了」
「だから無理なんだって」
「たとえ1%でも勝てる確率がある限り、私は諦めない」
「100%無理って言ったでしょ」
「打倒フラン!待ってろよフラン!」
「聞いてねえよコイツ」
――――――――――――――――――――
「で、どうだった?」
「うん、姉さん、あの後調べてみたんだけど……」
「勝てそう?」
「無理」
「でしょうね」
「いや、あれチートじゃない?」
「一応倒せるらしいけど」
「考えらんない」
「あの強さだしね……」
「はぁ……」
「……」
「と、いうことで」
「……まだ何か?」
「単純な力勝負じゃ勝てそうも無いので」
「……」
「キャラで勝負しましょう」
「またその話かよ」
「さっきは運悪くフランとかぶっちゃったけど」
「三つ目は多分無理やりだったと思うけど……」
「別に考えてみたのよ」
「もう流石我が妹、とか言うのやめよう」
「いい?聞いてね」
「……分かった」
「一つ目、金持ち。絶対に他にはいないと思うから……」
「私達お金持ってないわよ」
「宝くじで一発当てりゃあいい」
「残念」
「……え?」
「お金関係なら勝てない奴いる」
「まじか」
「博麗霊夢。巫女よ」
「誰それ」
「そんなことも知らないの?」
「うん」
「あんた一回ボコボコにされてるじゃん」
「……?」
「だんまくごっこで」
「……」
「……」
「……思い出した」
「どう?」
「とりあえず、そいつには私も勝てないと思う」
「そうね」
「貧乏なんだろうなぁ」
「それがキャラだからね」
「ちっ……」
「次行きなさい次。私はもうどうでもいいけど」
「りょーかい、次ね」
「……」
「二つ目、アイドル。ぶっちゃけ幻想郷にこれといったアイドルがいない」
「確かに」
「いることにはいるらしいけどね」
「私達と同じレベルだからどうでもいい」
「だよね」
「……でも、私達がアイドルとか無理だと思う」
「いや、努力すればいいじゃない」
「努力ね……」
「そう、頑張ればどんな夢も叶う」
「いや、努力関係なら勝てない奴がいる」
「まじか」
「霧雨魔理沙。魔法使いよ」
「誰それ」
「そんなことも知らないの?」
「うん」
「あんた一回ボコボコにされてるじゃん」
「……?」
「だんまくごっこで」
「……」
「……」
「……思い出した」
「どう?」
「とりあえず、そいつには私も勝てないと思う」
「そうね」
「頑張ってるんだろうなぁ」
「魔法の研究って、めちゃくちゃ大変らしいわよ」
「見た目と中身って違うのね……」
「霊夢とは違っていい意味だけどね」
「……でもさ」
「……?」
「アイドル、関係なくない?」
「まぁそうだけど」
「じゃあいいんじゃない?」
「いや、その前に」
「……?」
「アイドル自体無理でしょ」
「いや、努力すれば夢は……」
「現実を見なさい」
「え、現実……」
「そうよ」
「現実ね……」
「……」
「……」
「あ!」
「何?姉さん」
「現実を見ないキャラっていうのはどう?」
「なるほど」
「多分他にいないわよ?」
「確かにいないわな」
「せっかくだから能力も変えちゃったら?」
「……え?」
「現実を見ない程度の能力」
「いや、それは違うと思う」
「なんで」
「霊夢だって、貧乏な程度の能力ではないでしょ」
「確かに」
「努力する程度の能力とかいたって普通じゃん」
「ふむ」
「最初に言ったフラン」
「……?」
「姉妹である程度の能力だったらどーよ」
「あほやな」
「でしょ?」
「じゃあ、そういうことで」
「……うん、まぁ決まったからいいか」
「これから私は現実を見ない」
「おっけー」
「それがキャラとなって人気も出る」
「よかったわねー」
「……よし!」
「はい、んじゃ頑張ってね」
「次は姉さんの決めなきゃ」
「おい」
「私は決まったから次は姉さんでしょ」
「私はいい」
「さ、案があるから聞いてちょーだい」
「人の話を聞かないキャラに変更しろお前」
――――――――――――――――――――
「じゃ、行くよ」
「現実を見ない感じでね」
「せっかくのキャラだからね」
「前面に出していきなさい」
「んじゃ、姉さんも有名になるために」
「キャラを作りましょう」
「一つ目、強くなる」
「現実見てねーなー」
「姉なんだからもうちょっと強くなって欲しい」
「いや、強い奴は他にもいるでしょ」
「幻想郷一強くなればいい」
「現実見てねーなー」
「どう?このキャラ」
「ちゃんと考えなさい」
「すんません」
「……」
「二つ目、可愛くなる」
「う~ん微妙」
「姉なんだからもうちょっと可愛くなって欲しい」
「姉関係ないだろ」
「あるでしょ」
「それに可愛い奴は他にもいる」
「幻想郷一可愛くなればいい」
「……まぁ私を幻想郷一可愛いと思ってる奴はいると思う」
「人気はゼロなワケじゃないからね」
「次」
「ダメか~」
「……」
「三つ目、下ネタ」
「馬鹿野郎」
「際立った下ネタキャラはいない」
「ふざけんな」
「いいと思うんだけど」
「数少ない、私が好きな人までいなくなる」
「そうかなぁ」
「次!」
「仕方ないなぁ……」
「……」
「四つ目、なし」
「は?」
「キャラが無いことがキャラである」
「現状維持?」
「いや、人気が無いのが私達のキャラだったから」
「それ否定したのあなたじゃなかったっけ」
「過去は気にしない」
「現実も過去も見なかったらあなたは何を見てるの?」
「知らん」
「でしょうね」
「じゃあ決定で」
「いやいやいや」
「何か問題でも?」
「キャラが無いのがキャラだとして」
「うんうん」
「人気出るかしら」
「出ないと思う」
「おい」
「当たり前じゃん」
「何故薦めた」
「……」
「……」
「次」
「おい」
「五つ目、私のことが好きになる!」
「現実がそろそろ欲しいかな」
「ダメ?」
「何故あんたが決める」
「いいと思ったのに」
「百合とかたくさんいるし」
「え、まじで?誰?」
「一説には、まずスカーレット姉妹……」
「またそいつらか」
「とりあえず、却下」
「そうね」
「次お願い」
「りょーかい」
「……」
「ってか、飽きてきた」
「姉さん、それは反則よ」
「だって、話長いんだもん」
「姉さんのためを思ってやってるのに」
「気持ちだけで十分。もういいわ」
「飽きたって……そんな理由で……」
「……」
「……あ!」
「何?穣子」
「すぐ飽きるキャラっていうのはどう?」
「なるほど」
「多分他にいないわよ?」
「確かにいないわな」
「せっかくだから能力も変えちゃったら?」
「……え?」
「すぐ飽きる程度の能力」
「いや、それは違うと思う」
「なんで」
「霊夢だって、貧乏な程度の能力ではないでしょ」
「確かに」
「努力する程度の能……」
「この話さっきもした気がする」
「そうだっけ」
「それは省略しよう」
「……じゃ、えっと……」
「……」
「……私はこれからすぐ飽きる」
「おっけー」
「なんか間抜けな気がするんだけど」
「気のせい気のせい。続けて」
「……それがキャラとなって人気も……出るか?」
「出る出る。続けて続けて」
「……よし!」
「はい、んじゃ頑張ってねー」
「……」
「……」
「全部終わったね……」
「終わったね……」
「で、聞きたいことが一つあるんだ、穣子」
「何?静葉姉さん」
「えーとね……」
「なぁに……?」
「私達、どうやったら本当に人気出ると思う?」
「うん、いますっごくそれ悩んでた」
「……何?それはシャレのつもり?」
「いや、違うけど……」
「キャラ作りのつもりではないでしょうね」
「だから違うって」
「そんな安易なキャラは許さないわよ、穣子」
「……だから違うってば!」
「違うの?」
「ちょっと話があるのよ!」
「ふーん、話ね……」
「大事な話よ」
「よし、大事な妹の話とあらば聞かないわけにもいくまいな」
「……姉さんもちょっと無理してない?」
「キャラよ」
「キャラね」
――――――――――――――――――――
「で、話なんだけどさ……」
「何」
「いや、姉さんも悩んでることだと思ったんだけど……」
「何さ」
「さっき言ってた、その、キャラ的な話で……」
「……」
「……」
「人気無いものね、私達」
「だよね」
「で、それはキャラがたってないからだと」
「うん、そう!そう思ったんだけど」
「キャラ、あるじゃない」
「……え?」
「人気が無い」
「いや、それはキャラというかなんというか……」
「いや、立派なキャラでしょ」
「立派でも何でもない!」
「……」
「……」
「まぁ、考えてみるのもアリか」
「一回ちゃんと考えてみましょうよ、姉さん」
「そうね」
「うん」
――――――――――――――――――――
「で、個人的に考えてきました」
「流石我が妹」
「では行きますよ」
「りょーかい」
「一つ目、姉妹キャラ。姉妹であることを前面に出し……」
「没。スカーレット姉妹とかいる」
「……何それ」
「フランとレミリア。結構可愛いよ。まず勝てない」
「……めもめも」
「次」
「りょーかい」
「……」
「二つ目、ロリキャラ。ほら、背ちっちゃいし頑張ればなんとか……」
「没。フラン」
「またか」
「次」
「……りょーかい」
「……」
「三つ目、監……」
「没」
「まだ言ってない」
「多分話の流れ的にフラン」
「おい」
「しかも結構無理してる理由だと思う」
「うーん……」
「どうするの」
「……」
「……」
「くっ……手ごわいな、フラン……」
「無理ってことね」
「いや、諦めたらそこで試合終了」
「どうすんのよ」
「そいつ倒す」
「まじか」
「勝てる相手かどうか知らんけど」
「100%無理ね」
「……え、そんなに強いの?」
「裏ボスと一・二面じゃ差がありすぎる」
「……諦めたらそこで試合終了」
「だから無理なんだって」
「たとえ1%でも勝てる確率がある限り、私は諦めない」
「100%無理って言ったでしょ」
「打倒フラン!待ってろよフラン!」
「聞いてねえよコイツ」
――――――――――――――――――――
「で、どうだった?」
「うん、姉さん、あの後調べてみたんだけど……」
「勝てそう?」
「無理」
「でしょうね」
「いや、あれチートじゃない?」
「一応倒せるらしいけど」
「考えらんない」
「あの強さだしね……」
「はぁ……」
「……」
「と、いうことで」
「……まだ何か?」
「単純な力勝負じゃ勝てそうも無いので」
「……」
「キャラで勝負しましょう」
「またその話かよ」
「さっきは運悪くフランとかぶっちゃったけど」
「三つ目は多分無理やりだったと思うけど……」
「別に考えてみたのよ」
「もう流石我が妹、とか言うのやめよう」
「いい?聞いてね」
「……分かった」
「一つ目、金持ち。絶対に他にはいないと思うから……」
「私達お金持ってないわよ」
「宝くじで一発当てりゃあいい」
「残念」
「……え?」
「お金関係なら勝てない奴いる」
「まじか」
「博麗霊夢。巫女よ」
「誰それ」
「そんなことも知らないの?」
「うん」
「あんた一回ボコボコにされてるじゃん」
「……?」
「だんまくごっこで」
「……」
「……」
「……思い出した」
「どう?」
「とりあえず、そいつには私も勝てないと思う」
「そうね」
「貧乏なんだろうなぁ」
「それがキャラだからね」
「ちっ……」
「次行きなさい次。私はもうどうでもいいけど」
「りょーかい、次ね」
「……」
「二つ目、アイドル。ぶっちゃけ幻想郷にこれといったアイドルがいない」
「確かに」
「いることにはいるらしいけどね」
「私達と同じレベルだからどうでもいい」
「だよね」
「……でも、私達がアイドルとか無理だと思う」
「いや、努力すればいいじゃない」
「努力ね……」
「そう、頑張ればどんな夢も叶う」
「いや、努力関係なら勝てない奴がいる」
「まじか」
「霧雨魔理沙。魔法使いよ」
「誰それ」
「そんなことも知らないの?」
「うん」
「あんた一回ボコボコにされてるじゃん」
「……?」
「だんまくごっこで」
「……」
「……」
「……思い出した」
「どう?」
「とりあえず、そいつには私も勝てないと思う」
「そうね」
「頑張ってるんだろうなぁ」
「魔法の研究って、めちゃくちゃ大変らしいわよ」
「見た目と中身って違うのね……」
「霊夢とは違っていい意味だけどね」
「……でもさ」
「……?」
「アイドル、関係なくない?」
「まぁそうだけど」
「じゃあいいんじゃない?」
「いや、その前に」
「……?」
「アイドル自体無理でしょ」
「いや、努力すれば夢は……」
「現実を見なさい」
「え、現実……」
「そうよ」
「現実ね……」
「……」
「……」
「あ!」
「何?姉さん」
「現実を見ないキャラっていうのはどう?」
「なるほど」
「多分他にいないわよ?」
「確かにいないわな」
「せっかくだから能力も変えちゃったら?」
「……え?」
「現実を見ない程度の能力」
「いや、それは違うと思う」
「なんで」
「霊夢だって、貧乏な程度の能力ではないでしょ」
「確かに」
「努力する程度の能力とかいたって普通じゃん」
「ふむ」
「最初に言ったフラン」
「……?」
「姉妹である程度の能力だったらどーよ」
「あほやな」
「でしょ?」
「じゃあ、そういうことで」
「……うん、まぁ決まったからいいか」
「これから私は現実を見ない」
「おっけー」
「それがキャラとなって人気も出る」
「よかったわねー」
「……よし!」
「はい、んじゃ頑張ってね」
「次は姉さんの決めなきゃ」
「おい」
「私は決まったから次は姉さんでしょ」
「私はいい」
「さ、案があるから聞いてちょーだい」
「人の話を聞かないキャラに変更しろお前」
――――――――――――――――――――
「じゃ、行くよ」
「現実を見ない感じでね」
「せっかくのキャラだからね」
「前面に出していきなさい」
「んじゃ、姉さんも有名になるために」
「キャラを作りましょう」
「一つ目、強くなる」
「現実見てねーなー」
「姉なんだからもうちょっと強くなって欲しい」
「いや、強い奴は他にもいるでしょ」
「幻想郷一強くなればいい」
「現実見てねーなー」
「どう?このキャラ」
「ちゃんと考えなさい」
「すんません」
「……」
「二つ目、可愛くなる」
「う~ん微妙」
「姉なんだからもうちょっと可愛くなって欲しい」
「姉関係ないだろ」
「あるでしょ」
「それに可愛い奴は他にもいる」
「幻想郷一可愛くなればいい」
「……まぁ私を幻想郷一可愛いと思ってる奴はいると思う」
「人気はゼロなワケじゃないからね」
「次」
「ダメか~」
「……」
「三つ目、下ネタ」
「馬鹿野郎」
「際立った下ネタキャラはいない」
「ふざけんな」
「いいと思うんだけど」
「数少ない、私が好きな人までいなくなる」
「そうかなぁ」
「次!」
「仕方ないなぁ……」
「……」
「四つ目、なし」
「は?」
「キャラが無いことがキャラである」
「現状維持?」
「いや、人気が無いのが私達のキャラだったから」
「それ否定したのあなたじゃなかったっけ」
「過去は気にしない」
「現実も過去も見なかったらあなたは何を見てるの?」
「知らん」
「でしょうね」
「じゃあ決定で」
「いやいやいや」
「何か問題でも?」
「キャラが無いのがキャラだとして」
「うんうん」
「人気出るかしら」
「出ないと思う」
「おい」
「当たり前じゃん」
「何故薦めた」
「……」
「……」
「次」
「おい」
「五つ目、私のことが好きになる!」
「現実がそろそろ欲しいかな」
「ダメ?」
「何故あんたが決める」
「いいと思ったのに」
「百合とかたくさんいるし」
「え、まじで?誰?」
「一説には、まずスカーレット姉妹……」
「またそいつらか」
「とりあえず、却下」
「そうね」
「次お願い」
「りょーかい」
「……」
「ってか、飽きてきた」
「姉さん、それは反則よ」
「だって、話長いんだもん」
「姉さんのためを思ってやってるのに」
「気持ちだけで十分。もういいわ」
「飽きたって……そんな理由で……」
「……」
「……あ!」
「何?穣子」
「すぐ飽きるキャラっていうのはどう?」
「なるほど」
「多分他にいないわよ?」
「確かにいないわな」
「せっかくだから能力も変えちゃったら?」
「……え?」
「すぐ飽きる程度の能力」
「いや、それは違うと思う」
「なんで」
「霊夢だって、貧乏な程度の能力ではないでしょ」
「確かに」
「努力する程度の能……」
「この話さっきもした気がする」
「そうだっけ」
「それは省略しよう」
「……じゃ、えっと……」
「……」
「……私はこれからすぐ飽きる」
「おっけー」
「なんか間抜けな気がするんだけど」
「気のせい気のせい。続けて」
「……それがキャラとなって人気も……出るか?」
「出る出る。続けて続けて」
「……よし!」
「はい、んじゃ頑張ってねー」
「……」
「……」
「全部終わったね……」
「終わったね……」
「で、聞きたいことが一つあるんだ、穣子」
「何?静葉姉さん」
「えーとね……」
「なぁに……?」
「私達、どうやったら本当に人気出ると思う?」
「うん、いますっごくそれ悩んでた」
( 農)〈 あなた様方には、我々がついておりますぞ!
( 農)〈 俺達の秋はこれからだ!
( 圭)〈 呼んだ?
四季折々のキャラクターは伊達では無い!……筈。
そうか秋姉妹のライバルはスカーレット姉妹か…