Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

メリーと蓮子と36号

2011/06/26 22:53:43
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1

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旅行カバンを肩に下げ、切符を握って駅で待つ。

「東京って、面白い場所なのかしら?」

「えぇ勿論、退屈なんてさせないわ」

長ぁい針が、天まで届き、やってきましたヒロシゲは。

「さぁ乗りましょう」

「えぇ」

私と友人乗り込ませ、遠くのかなたへ運んでく。

「速いらしいわねこの電車」

「日本の技術は世界一」

五十三分ひとっ飛び、京から江戸への小旅行。

「短い旅ね、昔より」

「そうよ永い一時間」

あっという間に過ぎ去って。

「着いたわメリー、さぁ起きて」

「急かさないでよあと少し」

二人を遠くの駅に降り立たせ。

「さて、東京観光と洒落こみましょう」

「待ってよ貴方の家は何処」

またもや京都へ戻ってく。




夢の特急ヒロシゲは。

「どうだった?東京は」

「中々良い場所だと思ったわ」

細い車体を滑らせて。

「お盆帰りも良いものね」

「そうでしょ貴方もそう思う?」

若い二人を包み込み。

「来年また来ましょう」

「えぇ来年また二人で」

優しく揺れて江戸から京へ。

「眠いわ蓮子」

「私が支えてあげるわよ」

二人を連れて、戻ってく。

「おやすみれんこ」

「おやすみめりー」

夢の特急ヒロシゲは、眠る二人を起こさない。




幻想特急ヒロシゲは。

「さぁメリー、降りるわよ」

「待ってよ蓮子、あとちょっと」

若い二人を見続ける。

「お帰り蓮子、メリーさん」

「元気にしてたか二人とも」

小じわの増えた両親も。

「ただ今母さん、お父さん」

「お久しぶりですお義母様」

若い二人を出迎える。

「蓮子はあっちじゃどうですか」

「毎日優しくしてくれますお義父様」

幻想特急ヒロシゲは。

「メリー、今日も探すわ結界を」

「分かってるわよ行きましょう」

そんな二人を見続ける。
まぁ、何と言うか、蓮子とメリーは夫婦なんだよ、どっちも女じゃねぇかなんてのはこの際無視してだなぁ、二人はもっとイチャついてろと云々。
投げ槍
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
声に出して読みたい日本語とはこのことか
2.名無し程度の能力削除
テンポが良くて「お義母様」に違和感が無い。…いや元からあるはずがないか。
3.奇声を発する程度の能力削除
良い秘封でした
4.名前が無い程度の能力削除
ものすごくさりげなく夫婦だった
5.名前が無い程度の能力削除
このリズムすごい好きです…滑らかな日本語だぁ。

そして相変わらず蓮メリちゅっちゅ
6.名前が無い程度の能力削除
テンポが実に爽快です。いい秘封でした。
7.名前が無い程度の能力削除
心地の良いリズムで、とても読みやすかったです。
両親公認とは、さすが蓮メリ!いや、メリーが勝手に呼んでいるだけ?
どっちにしろ蓮メリちゅっちゅはすばらしい……!
8.名前が無い程度の能力削除
テンポが素晴らしい
9.非現実世界に棲む者削除
蓮メリ夫婦に違和感は無い。
とてもいいですよね、そういうの。