急いでいた春が終わって、桜も緑色に色づけされ始める。
団扇や扇子は持っていない。暑いのは割と好きだから。
それにしても、急に暑くなった。
あの子達は大丈夫だろうか。
大きな花びらを、必死に咲かせる白百合達。沢山のリリウム。
幻想郷中を飛び回っていた、春の妖精は消えた。
梅雨の頃から力強く咲くリリウムは、彼女との約束の花だ。
リリウムと同じ、白百合の名前を持つ、リリー・ホワイト。
覚えていたら、リリウムの花を沢山咲かせてだって。
向日葵が一杯になるまでの間でいいから、咲かせてあげてだって。
春の名残、梅雨の花。
リリウムの開花と共に、春は終わる。
小鳥が住んでいるあの小屋の屋上で約束した。
私が消えても、私が居たということを少しでも覚えていて欲しいの。
種を蒔いて水をあげた。ほら、咲いたぞ春妖精。
リリー、また思い出して、気が向いたら訪ねにくるといい。
リリー、私が忘れていなかったら、また来年もリリウムを咲かせよう。
リリー、夏になったら、どこかから私の向日葵でも見ていて欲しい。
リリー、春になったら、また会おう。
「いたたたたたたたたたたたたたたたた」
「おーっと、これはすごい! ここへ来て、ものすごい数のいたた!」
射命丸が、テーブルに座るリリーへマイクを向けた。
「審査員をつとめながら、話のネタにされたリリーさん、気分はいかがですか?」
「いやー文句無しの満いたたですよ。リリウムとか、百合の学名を言っちゃう辺りがレベル高いですね」
「気持ちのいいくらいの痛さでしたねーありがとうございます。
では、書いた本人を直撃しましょう。幽香さん、大絶賛だったようですが、どうで……あやや!? もしかして泣いてますか、泣いちゃってますか?」
「う、うれし、泪です」
「あーっと、なみだもその漢字を使いますかー、これは筋金入りだー! それじゃ、今の気持ちを一言お願いします!」
「アヘ顔ダブルピース」
「いただきましたー!」
会場は熱気に包まれた。何のイベントだか全く分からないのだが、おそらく彼女が優勝するに違いない。
流石、幻想郷最強の妖怪である。
団扇や扇子は持っていない。暑いのは割と好きだから。
それにしても、急に暑くなった。
あの子達は大丈夫だろうか。
大きな花びらを、必死に咲かせる白百合達。沢山のリリウム。
幻想郷中を飛び回っていた、春の妖精は消えた。
梅雨の頃から力強く咲くリリウムは、彼女との約束の花だ。
リリウムと同じ、白百合の名前を持つ、リリー・ホワイト。
覚えていたら、リリウムの花を沢山咲かせてだって。
向日葵が一杯になるまでの間でいいから、咲かせてあげてだって。
春の名残、梅雨の花。
リリウムの開花と共に、春は終わる。
小鳥が住んでいるあの小屋の屋上で約束した。
私が消えても、私が居たということを少しでも覚えていて欲しいの。
種を蒔いて水をあげた。ほら、咲いたぞ春妖精。
リリー、また思い出して、気が向いたら訪ねにくるといい。
リリー、私が忘れていなかったら、また来年もリリウムを咲かせよう。
リリー、夏になったら、どこかから私の向日葵でも見ていて欲しい。
リリー、春になったら、また会おう。
「いたたたたたたたたたたたたたたたた」
「おーっと、これはすごい! ここへ来て、ものすごい数のいたた!」
射命丸が、テーブルに座るリリーへマイクを向けた。
「審査員をつとめながら、話のネタにされたリリーさん、気分はいかがですか?」
「いやー文句無しの満いたたですよ。リリウムとか、百合の学名を言っちゃう辺りがレベル高いですね」
「気持ちのいいくらいの痛さでしたねーありがとうございます。
では、書いた本人を直撃しましょう。幽香さん、大絶賛だったようですが、どうで……あやや!? もしかして泣いてますか、泣いちゃってますか?」
「う、うれし、泪です」
「あーっと、なみだもその漢字を使いますかー、これは筋金入りだー! それじゃ、今の気持ちを一言お願いします!」
「アヘ顔ダブルピース」
「いただきましたー!」
会場は熱気に包まれた。何のイベントだか全く分からないのだが、おそらく彼女が優勝するに違いない。
流石、幻想郷最強の妖怪である。
なんか予想外にパンチ食らった気分です、しかもそれが衝撃は強いんだけど痛くないみたいな……
まぁこういうの好きだけどね!!
何が何だかわかりませんが、とりあえず笑いましたw