Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

魔法使いの見た夢

2011/05/27 21:03:38
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蛙の鳴き声の響く夏の夜。
魔法の森に住む魔法使い・・・霧雨魔理沙は、ある夢を見た。
それは、自分のまわりに居る人たちが、その人では無くなってしまう夢。
「外見は変わらなかったが、中身が、全く違った」としか言うことができない。
自分も、自分じゃなくなってしまった様に感じた。
何とも言葉にし難い夢だった。怖い夢だった。
朝起きて、魔理沙は箒に飛び乗り、神社を尋ねた。
夢が、正夢になっていないかを確かめる為に。



      ~博霊神社~



魔理沙は箒から降りると、まず巫女・・・博麗霊夢の姿を探した。
巫女はまだ寝ているのか神社の境内は静寂に包まれていた。
と、突然障子が開かれ、巫女が姿を現した。

「あら、魔理沙。こんな朝早くにお茶啜りにきたの?」

「いや・・・ちょっと確かめに」

「確かめにって何を?」

魔理沙は、少し間をあけてから

「お前は本当に博麗霊夢か?」

と、一言。

「何寝ぼけてるの?当たり前じゃない」

「本当に霊夢か?」

「だから、そうだって言ってるじゃない」

魔理沙は、泣いた。
悲しいからではなく、うれしいから。
いつも通り、変わらない霊夢がそこに居たから。

「わ、わ、魔理沙、何泣いてるのよ!」

「だって・・・だっで・・・いつもと変わらなかったから・・・」

霊夢は、まだ少しよくわかって居なかったが、
魔理沙を静かに抱きしめた。

「何かあったの?それを話してくれないとよくわからないんだけど」

「うん・・・実は夢でな・・・」

魔理沙は、今日見た夢を話した。
皆が皆じゃなくなって、自分も自分がわからなくなって・・・

「ふーん・・・よくわからないわねぇ」

「でも、皆が皆じゃなくなってるのを見たときは怖かったんだぜ?」

「安心しなさい、現実でそうなるのは有り得ない事だから。その人がその人じゃなくなる
ってのはどこぞの月の頭脳の技術を使わないと無理だろうから」

「うん。霊夢を見たら安心した・・・」

「全く、いつもの男勝りな性格はどこに行ったのよ」

「おいおい、私はお淑やかな乙女だぜ?男勝りってどういうことだ?」

二人は顔を見合わせ、笑いあった。
いつも通り過ぎて面白かったから。

「あーあ、何かあの夢一つでこんなに悩んだのが馬鹿馬鹿しいぜ!」

「ホント、あの氷の妖精並みに馬鹿ね」

「おぉ、それは私への宣戦布告?」

「そうだ、と言っておこうかしら」

「よし、なら弾幕勝負だ!」

こうして、普通の魔法使いの普通の日常がまた始まった。
どうも、所詮チルノ並み(以下?)の脳味噌・・・略して所チル脳です。
この作品が初投稿になります。昔っから書くのはいいけど殆どが没作品になってしまってね・・・ふふふ(明後日の方向を見ながら
勿論、今も書くのは大好きだぜ!(他の人に見せられるものは少ないが)
んでも正直、この作品が黒歴史になりそうで・・・てか、絶対なるわー。とか思いながら投稿させて頂きました。
何やってるんですかね自分。もう自分でもよくわからなくなってきてますよ(ぇ
うん、ちょっと頭の中の一部が欠けてるかもしれないけど、これからも少しずつ書いてみようかと思うので、その時はよろしくお願いします(?)。

話はかわって。このストーリーは、自分の何気ない疑問っぽいものから生み出されましてですな・・・整理も何も出来てないのに無理やり作っちゃったから途中からもうどうにでもなーれ☆って感じですねw
でもでも、あんまり叩かないでアドバイスとかしてくださると有難いです。


最後に。誤字脱字などの報告は気づき次第速攻修正しますので。
所チル脳
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
やっぱりいつも通りが一番っ
個人的には冒頭の夢の部分が気になりましたね。もうちょい掘り下げてもよかったかもしれません。
2.所チル脳削除
>>1様
コメントなんてこないと思って油断してたぜ・・・
成程、掘り下げればいいんですね。有難う御座います!
3.名前が無い程度の能力削除
こーゆー雰囲気は好きです