※この作品にはオリキャラが出てきます。大体オリキャラでできています。そういったものが苦手な方はブラウザの戻るをクリックしてください。
また今回、作者の独自解釈やら独自設定など色々な物が混ざっています。その辺もご注意ください。
幻想郷の地底、かつて間欠泉と一緒に怨霊が地上へ湧き上がり、大事になったこの場所である。怨霊が当然の如くはびこるのもここでは珍しい事ではない。むしろ地上に怨霊が行かないようにする事が地底の者達の役割であった。今でもこれは変わらない。その代償に地上の妖怪を地底に来させない、それが地底の者との約束事であった。しかし、元々地上からこちらへ来たがる妖怪などほとんどいないため、異変のせいもあってかその約束はあってないような物となっていたりする。
その約束の範疇外、人間であるその身でこの地底へと商売をしにやってきた焼き八つ目ウナギ屋、頭巾。彼はとある場所を目指して地底の繁華街を進む。
「ふっふんふふん~、ふふんふ~、ふっふっふんふっふん~、ふふんふ~・・・」
鼻歌交じりに彼は歩く。片手にはタオルのかかった桶を抱えて彼が目指すは地底の温泉。夜は彼にとっては仕事の時間であるため、こうして身体を休めたりするのは自然と昼間になる。
目的の場所にたどり着き、番頭の妖怪に金を払い、脱衣を済ませて風呂に入る。
「ん、よし。一人・・・かな?」
一通り辺りを見回した後、浴場で体の垢を落とす。その後湯船に入り一気に肩までつかる。地底の温泉は灼熱地獄が近いせいか、人間にとっては少々熱いが、彼は暫く地底で生活する間に慣れてしまったようだ。
「ふぅ~、しかし、これだけ広いのに一人ってのはなんだか贅沢な気分になるなあ。」
おもわずため息と独り言が出てくる。
「いいお湯だねー、おにーさん。」
「そうですねえ・・・そういえばこの温泉、効能とかあるんですかね~。結構入っているのに実はあんまり詳しく知らないんですよね。」
「ん~、わたしもわかんないや♪」
「そうです・・・か・・・!?」
いくらか会話を交わしたところで頭巾が気づき、思いっきり横を向く。彼の横にいたのは一人の妖怪少女、無意識を操る妖怪古明地こいし。
「っどわあああああ!?こいしさん!?一体いつから!!」
思わず立ち上がって後ずさる頭巾。
「えっとね~。ふっふんふふん~、ふふんふ~♪ふっふん・・・えーとどうだっけ?あ、おにーさん丸見えだよ~?」
こいしは頭巾を見上げながら返事を返した。
「うわわっ・・・ってそこから!?」
頭巾は慌てて湯船に座り込み前を隠す。
「うん~、皆ももうすぐ来るよ~」
「よし、出よう。」
頭巾は湯船に肩まで浸かった状態で温泉の入り口へと進む・・・が。
「おーい、こいしちゃーん。もう先に入ってるのかい?突然消えちゃったけど・・・あれ?あんたも来てたの。」
ここに現れたのは黒谷ヤマメ、その後ろには星熊勇儀やキスメ、水橋パルスィ達の姿も見える。皆当然ながら風呂に相応しい格好をしている。
「ごゆっくり~・・・」
頭巾は横に浮かべておいた桶からタオルを取り出し腰に巻いてすーっと彼女達の隣をすり抜けて脱衣所へ向かう。しかし、その足は脱衣所の一歩手前で止まってしまう。彼の身体に糸のような物が巻きついて、彼をそれ以上進ませない。
「おいおい、そんなに急いでどこに行くんだい?まるで逃げるみたいに。」
ヤマメはそう言って頭巾を縛る糸をくいっと引っ張る。
「逃げるだなんてとんでもない。丁度もうあがるとこで・・・おうわぁぁぁぁああああ」
ヤマメは「ごちゃごちゃうるさーい!」と掛け声そのまま糸を思いっきり引っ張り背負い投げのような感じで頭巾をお風呂へ放り投げる。どぱーん、と景気のいい音と共に頭巾は頭から先ほどの場所、こいしの隣へと頭から温泉に突っ込む。
「ぐう・・・大体どこから出してるんですか。その糸・・・」
浮上して、ヤマメの方を睨みつける。が、すぐに恥ずかしそうに視線をそらす。
「え?知りたい?ほれほれ、どこから出すか教えてあげるからこっち見なよ。」
「はっはっは!何、気にする事もないだろう!混浴なんだから。」
地底の温泉に、男女の境などない。そもそも気にしない者が多い上に、気にする輩は温泉などには来ずに自宅の風呂に入るためである。しかし、頭巾は自分の家が無い。そのためこういう場所に来る他ないのだ。
「いいじゃない、見放題よ?というかそんなだからむっつり助平なんて烙印押されるのよ。」
パルスィはそれらのやり取りを特に気にする事なくキスメと身体を洗い合っている。
「・・・どうせむっつり助平でまだまだ子供ですよ」
言いながら頭巾は彼女達に背中を向けて顔を半分湯船につけて、口で泡をぶくぶくさせた。
「お姉ちゃんはまだかなあ?」
こいしが脱衣所の方を見ながらぼそっと呟く。
「えええ・・・?さとりさんまで来るんですか?」
頭巾はその言葉を聞いて再び浮上する。
「うん~、もうちょっとしたら来るんじゃないかな?」
「よ・・・用事を思い出し・・・」
再び風呂から上がろう立ち上がった頭巾だが、そのまままた顔の半分まで湯船に浸かり、露天風呂の壁の方に顔を向け、地底の天井を仰ぐ。そういえばどうやって雪やら雨やら降ってるんだろうなあとかそんな事を頭に浮かべる。
「あらあら。私が来るのがそんなに嫌でしたか?店主さん。ちょっとショックですね。」
言いながらくっくと笑いをこらえているようだ。
「もう・・・いいですっ。」
観念したのか頭巾は体を壁の方から温泉の真ん中の方へと向ける。
「いいね、開き直ったか。」
「あらやだ、見られてるわよ。ヤマメ」
「ありゃ助平の目だよパルスィ」
「あっ、ちょっとまえかがみだー。」
「キスメさんまで・・・開き直ったらこれですよ・・・」
言ってまた、顔を半分沈める。
「・・・なぁ、そろそろ聞いてもいいかい?あんたが地底に来た理由をさ。もうわかってる奴だっているだろうけど。」
勇義は樽を浮かべてに酒の準備をしている。
「うーむ。まあ、今日は・・・話しましょうかね。丁度良い面子ですし。」
「確かに丁度いい面子ですねえ。丁度いい状況ですし。・・・ふふっ」
さとりはくすくすとこらえきれないかのように笑う。
「・・・?うーん。まぁ、理由は二つあって、基本的には師匠の焼き鳥撲滅運動の一環とかその辺ですね。そしてもう一つは、地獄に限りなく近い場所に、身を置けと閻魔様に言われたから・・・です。」
「ふぅん。閻魔の指示だったの。まあ、人間やめる奴には丁度いいのかしらね?」
パルスィは天井を仰ぎながら言う。
「え?頭巾さん人間やめちゃうの?」
キスメは少し驚いた顔をする。
「えぇ、もうその準備はできてるらしいですよ。あとは、人である事への執着を捨てるだけらしいです。・・・というかパルスィさん気づいてたんですね。」
「・・・私も同じクチだからね。気づかないと思った?」
「パルスィさんは時々うちにいらして私に店主さんの事、聞いてましたからね。地底にやって来た時から気にかけられていたみたいですよ?」
「あ~、そういえばそんな感じだった気もするねぇ。」
ヤマメは腕を組み思い出すような動作をする。
「ふぅん、おにーさん人間やめるんだー?人間ってそんなに簡単に辞められるんだ?」
こいしは少しだけ首を傾げて、パルスィの方を見る。
「・・・人間はね。感情が高まり過ぎると、心がそれに耐え切れなくなってね、その心、感情を捨ててしまうの。そして、捨てた心以外の物が増長されて、生きたまま鬼となるの。愛情を捨てた女は憎悪や・・・嫉妬が増長され鬼女に、怒りに身を焼いてしまった人間は、怒りを捨てて優しい赤鬼に。悲しみに包まれ身を濡らした人間は、情に厚い青鬼に。欲にまみれた人間は欲を捨て餓鬼に。」
パルスィはそう言うと、少しだけ悲しい表情をする。
「店主さんは・・・いくつかの心を一気に捨ててしまったようですね。しかも、ほとんど自分の意思で捨てられたようですね・・・。」
さとりも少しだけ、暗い表情になってしまった。
「・・・まあ、人間をやめると言っても、もう少ししてからですね。」
一気に空気がどんよりとしてしまったが、頭巾は気にする事なく、勇義の浮かべた樽からおちょこを一つ取りパルスィに酒を注ぎ、さらにもう一つ取り、さとりに同じく酒を注ぐ。
「すぐに人間を辞めない理由は・・・やっぱり嫌かい?妖怪やら鬼になるのは。」
勇義はおちょこで酒をあおりながら
「・・・始めはそうでしたね。ですが・・・こちらにやってきて。皆さんと関わっている間に、そんな思いは消えてしまいましたよ。」
「「じゃあなんでまだ人間やめてないの?」」
キスメとこいしが同時に尋ねる。詰め寄られて頭巾は恥ずかしそうに後ずさりながら
「げっ・・・それはその・・・」
と、言いながら少し口ごもるとさとりが「ぷっ」と軽く吹き出した。
「どうせ貴女には先に笑われると思ってましたよお!!!」
そう言って頭巾は頭に乗せていたタオルをさとりにおもいっきり投げる。が、さとりはすっとそれをかわす。
「くっく・・・だって・・・やっぱり。ぶふっ」
頭巾のその様子にこらえ切れなかったようだ。
「もうやだー!あがるぅ~!」
頭巾はそう言って脱衣所に向かおうとするがそんな事は許されなかった様子で、彼の右腕にはヤマメの糸。左腕にはこいしの腕が絡みついた。
「「だ~めっ♪」」
温泉での出来事の後、一同は頭巾の屋台でくつろいでいた。
「あーあ、面白かった。ね!おねえちゃん」
頭巾の屋台のカウンター席は、勇義やヤマメにより改装がなされて、以前より多くの客がカウンターに座れるようになっている。6人座っているが、まだまだ空きがある。
「ふっふ、そうね。店主さんはやっぱり面白いです。」
くすくす笑いながらさとりはこいしに返事をし、頭巾の方を見る。
「もうやだー。人間なんてやめてやるー!」
頭巾はカウンターの中で一升瓶を思いっきり煽る。
「キャラが壊れてるわよ、あんた。いいじゃない、別に・・ぷっ・・・ぶふっ」
ヤマメが何か言おうとしてこらえ切れず一人吹き出す。
「・・・でもそんなに気にする事かなー?」
キスメはそう言ってパルスィの方を見る。
「知らないわよ。私はこいつみたいに自分の意思でいつでも人間やめれた感じじゃないし。」
パルスィは自分で注文した枝豆をつまみにのんびりと飲んでいる様子だ。
「・・・しかし、もう少し大人になってから人間やめたい、ねぇ。また微妙な理由だねえ。もっとご大層な理由でも用意してなよ。」
と、勇義。今度はいつも持っている巨大な盃で飲んでいる。
「いやいや、この商売やる上であんまり見た目が子供っぽいのはちょっと・・・せめて20代半ばに見えるくらいになってからとか・・・」
「ひーっひっひ!大人!大人だってよ!!・・・あー、おかしい。でも20って言ったらあんたにとっちゃあまだ先じゃない。大体あたしらの見た目なんて肉体より精神的なもんよ?」
と、ヤマメ。カウンターテーブルをバンバン叩いてそこに突っ伏した後少し落ち着いて言葉を紡ぐ。
「え?そうなんですか?」
「・・・一概にそうとも言えないわよ。あんたは人化の術みたいのなんだろうけど、私はそんなのナシだし、どちらかと言えば変化した時のまんまだと思うけど。」
と、パルスィ。枝豆を食べた指をぺろりと舐めてから言う。
「にしてもすごい顔だったよね!さっきのおにーさん。」
こいしが言うと何人かが一斉に吹き出した。
「うぅぅ・・・ヤマメさんのせいですからね!」
言って八つ目の串をヤマメに投げつける。ヤマメの頭に刺さったがヤマメはかまわずそのまま笑い続ける。
「ひー・・・死ぬ・・・だってあんた、あそこで「人間やめる前に、もうちょっと大人になりたい。」なんて言ったらそりゃあ私達にこう・・・手とり足とり教えてくださいって言ってるようなもんじゃないか。」
ヤマメはお腹を抱えた状態のまま涙目で言う。周りではパルスィとさとり、キスメや勇義までお腹を抱えて笑っている。
「皆さん笑いすぎですって!」
言って今度は全員に向かって串を投げつける。キスメとパルスィにはそのまま刺さり、さとりはそれをキャッチし、勇義には直撃したのだが、刺さる事なく串が弾かれた。
「くっく・・・だって茹でたタコみたいな顔しておまけに鼻血まで出してる上にあのアホ面・・・ぶふっ。」
と、パルスィ。顔があげられない様子だ。カウンターに突っ伏したままヒクヒクしている。
「鼻血はすっ転んで顔面打ったからですよ!」
「ほんとに~?」
キスメが一旦顔を上げて尋ねる。
「本当です!」
「・・・あー、おかしい。そうですよ。店主さんはちょっと興奮して鼻血を噴出したから転んだだけですからね。殿方なら仕方のない事です。」
今度はさとりである。だいぶ落ち着いたようでまだ突っ伏しているパルスィの皿から枝豆を一房取る。
「いやいやいや、やめてくださいよ。違いますって!貴女が言ったら冗談になりませんよ!?貴女ただでさえこの世の中で最もそういう冗談言ってはいけない存在じゃないですか!」
「いやー、ありゃ面白かったわ。いつかの天狗の新聞の奴も大概いい顔してたけど、アレ程じゃあなかったねえ。」
と、勇義。つまみもそこそこに随分と酒が進んでいるようだ。
「今日はとことん飲んでやる・・・!」
言って頭巾は2本目の一升瓶を開ける。
「良い飲みっぷりだ。なぁに、酒ならいくらでも付き合ったげるさ。」
「ふー・・・やっと落ち着いてきたわ・・・ってさとり!あんた私の枝豆食べすぎよ!」
「あら、そうでしたか?ごめんなさいね。」
そう言うとさとりはにこにこと、パルスィに軽く頭をさげる。
「そういや、あんたが酒強いのも人間辞めかけだったからかねえ?どちらかと言えば鬼に近いわけだし。」
ヤマメも落ち着いてきた様子で、一度深呼吸した後に頭巾に尋ねる。
「どうなんですかねえ。師匠の店で働き始めるまではお酒なんてほとんど飲む機会はなかったし・・・」
「ねぇっおにーさん!おにーさんが人間やめたら殺し合いごっこしよう?おにーさんは強くなるのかなあ?」
「断固拒否します。なんだか普通に嫌な予感しかしません。」
「えー、つまんなーい!ぶー。」
頬をふくらませるこいし。
「だいたい弾幕ごっこでいいじゃないですか。なんでアレより物騒になってるんですか。」
「だってー、たまには殺し合いとかー、殺戮とかーそういうのだってしたいんだもーん」
「しょうがない子だねえ。今度私が思いっきり相手になったげるよ」
胸をどんっと叩いて勇義が言うと、こいしは「やったー!」とバンザイをする。
「・・・自分もこんな風になるのかなあ。」
「はっは!喧嘩は地底の華だからね。あんたも人間やめりゃあわかるさ!きっと」
「そういう物なんですかね。」
「そうそう!そういうもんさ!まあ皆が皆こうじゃあないが」
「まあ、そうですね。こちらもいろんな方がいらっしゃいますからねえ。」
「ねえ、店主さん。そろそろ準備もよろしいみたいですし、新しいおつまみを出していただけませんか?」
さとりが言うと横でパルスィが「あんたはさっきからあたしのばっか食べてたでしょーが!!」と言ってさとりの頬をつねる。
「ははは、そうですね。それじゃあご注文をお伺いしますよ。」
頭巾は、にっこりと笑って、伝票を片手にそれぞれから注文を受ける。もっともこの日は、頭巾が酔っ払って暴れだし、その喧騒を聞きつけた他の地底の妖怪たちが大勢寄ってきていつものように大騒ぎになった。そして、最終的に店主を含めたほとんどの者が酔い潰れてしまうまで、その大騒ぎは続くのだった。
皆が酔いつぶれた後の宴会場、星熊勇儀は一人、盃を煽り地底の天井を見つめる。その耳元で、声が一つ。
「・・・随分と、楽しそうだったじゃあないか。勇義。」
「はっは!違いない。・・・萃香も一緒に飲みゃあよかったのに」
「こっちはこっちで手が離せなかったのさ。・・・こいつが酔いつぶれてる所なんて初めて見たよ。」
「・・・酒を飲んで、酔えないのは、心の底から楽しい気分になれないって事だろ?いつもいつも、楽しそうに宴会の準備して、それで宴会に混ざって楽しそう飲んでても、いつも最後にゃあたしと二人残っていたからね。」
「くっく、随分と優しいじゃあないか。」
「ふふ、本当ね。」
ここで一つ、声が増えた。
「まあ、なんだかんだ気に入っちまったモンはしょうがないさ。」
「紫も結構気にしてはいたろう?」
「だって、ずいぶんと永く生きてはいるけれど、こんなレアケース中々見れる物じゃあないんですもの。人が人以外の物になれるのだけでも珍しいのに。自分の意思で、しかもあんな理由でここまで堪えていたっていうんですから。」
「くっく、そりゃあ確かにまあ珍しいわな。・・・それも今日までだったみたいだけれどねえ。」
「それよりほら、ちょっと付き合いなよ。今日はもうちょっと飲んでいたいんだ。」
「いいねぇ。どれどれ、今日はつまみもたくさん転がってるじゃあないか。」
「・・・本当ね、どれも美味しそうだこと。あら、盃盃・・・どこいったかしら。ああ、あったあった。」
「それじゃあほれ」
「「「乾杯」」」
コツリ、と盃と盃がぶつかる音が、少し前まで賑やかだったその場所に響き渡った。
頭巾さんなら例え妖怪になっても何時も通りに屋台をやってそうか気がします
また作者様の名前をジェネリックで拝める日を楽しみにしていますね、長文失礼しました
一話から楽しく読ませてもらいました
次の作品も楽しみにしてます
頭巾さんの事をずいぶん気に入ってしまって、終わってしまうというのは寂しいです。
温泉はKENZEN・・・ですね。・・・まえかがみ?
ご馳走様でした。次の作品、楽しみにしてます。
素敵な時間を過ごさせて頂いたことに深く感謝!